妖艶幽玄奇譚

樹々

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第一幕

奇ノ十二『過去と今』

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 ソファーに寝かせた達也の体は、酷い汗を掻いていた。洗面器に水を張り、タオルを浸して濡らすと体を拭いてやるためつなぎのチャックを下ろした。

 大きく広げ、ティシャツを捲った俺は、体中に残っていた赤い跡に目を見開いてしまう。

「紫藤様……!」

 主を呼べば、顔を曇らせている。

「やはり……初めてではないな」

「どう言うことですか?」

「恐らく達也は……」

 しゃがみ込み、眠る達也の顔を撫でた紫藤は囁いた。

「松田真之介であろう」

「……それでは!」

「思えば、珠を選ぶ時、一際強く輝いたのは松田の破壊の珠であったな」

 達也の短い金髪を撫でた紫藤は、耳に填められている三つの赤いピアスにも触れている。

「よもやこのような形で再会しようとは……」

「ではやはり、あの影は……」

「海淵だ。見間違えようもない。あの者の、松田への執着は並々ならぬものがあった故な」

 達也の額を流れ落ちていく汗に触れた紫藤は、タオルを絞ると拭いてやっている。起きている時は喧嘩ばかりする二人だが、達也を一番心配しているのは紫藤だった。



 松田真之介。



 紫藤を除けば、霊媒師の中で最も霊力の高い男だった。人を惹き付けるものを生まれながらに持っていた彼は、他の霊媒師仲間からも慕われていた。

 自分の中に眠る力の強さを理解し、故にあまり力を使うことを良しとはしない男。格式高い武家に生まれた彼は、その身分も嫌っていた。

 人並みに生きられればそれで良い、そんな考え方が、好感を持てた。紫藤のことで世話になったこともある。

 もし、俺が離れることになったならば、彼なら任せられるとさえ、思った相手。

 その松田が、達也になって生まれ変わったのか。

 数奇な巡り合わせに懐かしさがこみ上げる。やはり、紫藤と巡り会ったのは運命だったのだろう。

「清次郎。その様な目で達也を見てはならぬ」

 俺の顔を掴んだ紫藤は、頬を挟むように包んでくる。黒い瞳を見つめた俺は、強い意思を感じとった。

「記憶が戻ってはならぬ」

「……紫藤様」

「達也は達也だ。松田ではない。良いな?」

 強い言葉に、強く頷いた。彼が言いたい事は分かった。

 俺が達也を松田として見てしまうことは、達也の人生を狂わせてしまう。そう、言いたいのだろう。



 達也は達也。



 噛み締めるように自分の心に言い聞かせる。目の前に居るのは、弟のように可愛い、月影達也だ。

「申し訳ありませぬ」

「良い。それよりも……」

 紫藤の視線が下がっていく。横たわる達也を静かに見つめた。

 胸に残された赤い跡。ずっと様子がおかしかったのは、これが原因だったのだろう。

 いつから繋がっていたのだろうか。心配そうに見つめる紫藤の肩をそっと抱いた。気付いてやれなかったことを後悔しているように見えたから。

「……何故……言わなんだ」

 汗を拭ってやりながら、口惜しそうに唇を噛み締めている。

「情が絡んでおります故、言えなかったのでしょう」

「だが! 繋がり続ければ危険であった! 海淵が入り込み、達也の意識を奪い、珠を吐き出させてしまえばもはや止められぬ!」

「紫藤様、お声が大きゅうございます」

 達也が目を覚ましてはいけない、声を潜めて注意した。フルフル唇を震わせた紫藤は、タオルを俺の手に乗せている。

 冷たい水に浸し、ティシャツを脱がせてしまうと背中も拭いてやった。ぐったりとしている体は、酷く憔悴している。

「可哀想に……ずっと抱え込んでいたのですな」

「誰だ、誰と繋がっておるのだ!」

 腕を組んだ紫藤が胡座をかいている。イラだったように紫藤が眉寝を寄せた。

 丁寧に達也の体を拭いていた俺は、瞼を震わせる彼の顔を見て、起きると合図した。松田や海淵の名を、達也に聞かれたくはなかった。

「達也。俺の声が聞こえるか?」

 ひたひたと頬を打てば、瞼が震え、開いた。俺を見上げ、側に座っている紫藤を確認した彼は、小さく吐息を吐き出している。紫藤が側に居ることに安心したようだった。

 短い金髪を撫でてやる。俺を見上げると、少し笑ってくれた。

「俺……?」

「包み隠さず話せ。それは誰にやられたのだ?」

 膝立ちになった紫藤が達也の顔もとへ寄った。それ、と指差された胸元に顔を赤くしている。

「これ……は……」

「お主の意思ではないことは分かっておる。正直に、話すが良い」

 紫藤は精一杯、優しい声を出している。額に残っていた汗を拭ってやりながら、落ち着くよう頬を撫でてやった。

「わかんねぇ……」

「分からぬ?」

「……夢……なのか、現実、なのか……。声も出せなくて……! 服着てても関係ねぇんだ……! 勝手に……触られて……!」

「達也!」

 胸に抱き込んでやった。震えている体を宥めてやる。

「俺……訳がわかんなくて……! 体に……変な跡……残るし……! こんなの……言えねぇし……!」

「顔は見えなんだか?」

「……いっつも……影で……! でも……さっきのは……!」

「もう、良い……」

 紫藤の手が達也の目から溢れた涙を拭った。

 意地っ張りで、強情で、甘えることがなかなかできない達也の涙は、紫藤を動かした。しなやかな白い腕が伸び、達也を抱き締めている。

「すまなんだ。二度と触れさせぬ」

「……蘭兄」

「私を信じよ」

 達也の涙が紫藤の肩に流れ落ちていく。

 大きく震えている達也の手が、紫藤の服を握り締めた。肩に顔を埋めている。

「……怖い……」

 小さな声が紫藤の胸に納まった。

「怖い……怖いよ……蘭兄……!」

 しがみついた達也は、何度も怖いと呟いた。

 その彼を紫藤が受け止めてやっている。

「大事ない。誰が渡すものか」

 震える達也を受け止めた紫藤は、不器用な手で彼の頭を撫でていた。



***



 眠りが浅かったのだろう。体を拭いてやった後、達也は再び寝入っている。ソファーに寝かせてやると、穏やかな呼吸で眠り続けた。紫藤が側に居るからか、その眠りは深かった。

「探さねばなるまい」

「……紫藤様」

「達也が接触した者の中に、海淵が居ると考えられる」

「しかし達也はこちらへ来て間がないのですよ? 接触のしようが……」

 そこまで言って、気が付いた。紫藤の目も強く光り、頷いている。

「そうだ。あの者だ」

「しかしそうと決まった訳では……」

「可能性は高い。いや、確実であろう」

 ソファーに座ったまま、しなやかな足を組んでいる。眠る達也を見つめながら、腕も組んだ。

「これ以上、接触させてはならぬ。あの者のためにもな」

「もしあの方の記憶が戻ったら……」

「記憶が戻ることはない」

 紫藤は白髪を掻き上げている。隣に座っている俺に顔を寄せ、耳に囁いた。

「人は死に、魂となり、あの世へ行った後、また現世に戻る。その時は、魂は浄化されると言われておる」

「つまり、記憶があるはずがないと?」

「そうだ」

「ですが、達也を襲った海淵は……」

 海淵の名は極力小さく囁いた。紫藤も達也を気にしながらいっそう、声を潜めている。

「そうだ、海淵であった。考えたくはないが……」

「紫藤様?」

 俺の肩に頭を乗せ、考え込んでいる。

「いや……しかし……」

 ブツブツと呟きながら状況を整理しているようだった。それを黙って見守り続ける。

 霊に関しては、俺は細かに感じることはできない。こう言う時、せめて見えるだけの力が欲しいと思ってしまう。紫藤と魂を一つにしていても、力を与えられない限り見ることができないから。

 深く眠る達也と、ブツブツ考え続ける紫藤と、二人を見守っていた俺は、鳴り響く電話の音に顔を上げた。紫藤の頭をそっと戻し、立ち上がる。受話器を持ち上げた。

「はい、紫藤でございます」

〔もしもし? 土井様でしょうか?〕

「これは大場様。どうかなさいましたか?」

 紫藤に聞こえるように話した。彼が振り返る。軽く頷きながら話した。

「幸人様、でございましょうか」

〔はい、そうです。弟の様子が……少し変なのです。紫藤様に変わって頂けないでしょうか?〕

「少々お待ちを」

 紫藤はもう、歩いてきていた。俺は達也の様子を確認した。電話の音にも起きずに眠っている。

 受話器を渡すと、俺も会話を聞くため耳を寄せた。

「どうした?」

〔紫藤様ですね。弟が、隼人が、黒い影が見えると言って震えているのです〕

「……影、か」

 紫藤と視線を交わし合う。不安は当たっていたようだ。

「悪霊ではないと?」

〔はい。頂いた札を寝室に貼っていますので、霊は入ってこないと喜んでいたのですが……〕

 幸人の声が曇っていく。

〔この頃、少し様子がおかしいのです。まるでどこか遠くを見ているかのような顔をして。私を通し、誰かを見ているような目で見るのです〕

 そして、と彼は続けた。

〔二時間ほど前に、急に意識を失って倒れたのです。知らせを聞いて病院に駆け付けましたが、何も異常はないと……〕

「今はどこにおる?」

〔家に連れ帰っています〕

「では、札を貼った部屋の中だな?」

〔はい〕

「何か呟いてはおらなんだか?」

 受話器に耳を寄せていた俺は紫藤を見つめた。彼も俺を見つめ、目を細めている。

〔そう言えば……私を「兄じゃ」と……〕

「ならぬ」

 紫藤の言葉に、幸人が戸惑っているのが分かった。

〔ならぬ、とは?〕

「よいか、幸人よ。よく聞くが良い」

 俺はキッチンの方へ行くと置いていた丸椅子を取ってきた。そこに紫藤を座らせてやる。

「お主の弟と、達也を、今後一切、会わせてはならぬ」

〔……何故ですか?〕

「理由は言えぬ。いや、知らぬ方が良い。兄であるお主が、弟を守ってやれ」

〔それはもちろんですが……私には何も見えないのです〕

「分かっておる。見えずとも、支えてはやれよう。弟の心を離すでないぞ?」

 紫藤は諭すように続けている。俺は時折達也が目を覚ましていないかと確認するため、ソファーを振り返っては会話に耳を傾ける。

「今、お主等のもとへ行ってやることはできぬ」

〔ではどうすれば……影が見えると怯える弟をどうやって守ってやれば良いのです?〕

 少し、咎めるような、棘を感じた言葉に紫藤は目を伏せた。助けを求めている兄の心が、分かるのだろう。

 達也の側を離れる訳にはいかなかった。繋がろうとしていた影は断ち切っているとはいえ、どうなるか分からない。

 ただ、繋がろうとしていた先ははっきりした。

「私が与えた札はあるか?」

〔はい〕

「では、ここから隼人の影を排除する」

〔……排除する、とは何でしょう?〕

「現代は便利になったものだ。力を伝える手段は多くある」

 紫藤は俺に目配せした。頷き、達也のもとへ歩いていく。眠っている彼を抱き上げ、部屋へと連れて行った。敷きっぱなしになっていた布団の上に寝かせてやる。

「少し、離れるが安心しなさい。ここは紫藤様の家、なんぴとたりとも、入れはせぬ」

 頭を撫でてやった俺は紫藤のもとへ戻る。万が一のために達也の部屋のドアは少し開けておいた。

「準備は良いか?」

 紫藤は右手を翳している。札が一枚出てくると、握っている受話器に絡みついた。

「では、始める。弟の手を離すでないぞ」

 紫藤の白髪が緩やかに波打った。邪魔にならないよう、静かに見守る。

 目を瞑った彼は、全ての神経を集中させた。

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