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第1章
第23話 密会してみた
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あの密会から数日後、二年生の教室にクロード先輩がやってきた。
「ウィルフリッド、少しいいか?」
あまりにも深刻な顔に茶化すこともできず、従うしかなかった。
他のクラスメイトも同じようで、一瞬にして教室内の雰囲気が変わった。
そんな中で唯一、カーミヤだけは楽しそうに笑っていた。
「休み時間なのにすまないな」
「平気ですよ。俺も話したいことがあったので」
連れられたのは先日カーミヤと密会した空き教室だった。
「話とはカーミヤのことだ」
「だと思いました。俺もその件です」
「話が早くて助かる。彼女は親睦パーティー以降、言動がおかしくなってしまった」
「そうですね。それについては俺も気になっていて」
「俺を受け入れてくれるようになったのは素直に嬉しいのだが、やはり調子が狂うというか」
ん?
「これまでウィルフリッドからのアドバイス通り、一緒に出掛けたり、共通の話題を見つけたりしてきたが、彼女から積極的になってくれることはなかった」
「……はぁ」
「だから、昨夜は嬉しかったのだ」
顔は火照っているのに背筋からは冷や汗が流れた。
「えっと……。それはつまり一線を越えた、と?」
「超えそうになって、踏みとどまった」
いやいや。そんな渾身のドヤ顔をされても。
「行為に及んでいないだけで一夜を共にしたのは事実だ。絶対に言うなよ。きみだから打ち明けているだけで、他の誰にも見られていないし、話してもいない」
俺は父の言葉を思い出した。
あれは九歳の頃だ。「貴族たるもの純潔であれ」と教わり、社交界での居場所がなくなり、家名にも傷がつくから絶対に女性に手を出すな、ときつく言いつけられた。
俺でもこの対応なのだから公爵家の令息と令嬢が、婚約者同士とはいえ婚前交渉とあっては一大事だ。
あの転生女がそこまで考えているとは思えない。
未遂で済んだとはいえ、クロード先輩は危険を承知の上で事に及びそうになったということなのか。
「それは、おめでとうございます?」
「ありがとう。ではなくてだな。なんというか、彼女は私を愛しているのではなく、何か別の目的があって肌を重ねたがったのではないかと思ってしまって」
知らねぇぇぇえぇぇ!!
叫びたくなる気持ちをぐっと抑えて涼しい顔で答える。
「カーミヤ嬢に限ってそのようなことがあるのでしょうか」
彼女がすでに別人であるということは伝えられない。
これまでのカーミヤ・クリムゾン公爵令嬢はもうこの世界には存在しない。今のカーミヤはカーミヤ嬢の見た目をしているだけで、カーミヤ嬢ではない人だ。
自分で言ってても混乱しそうだ。
きっと彼女は悪役令嬢に転生していると気づき、破滅する運命から逃れるために体の関係を持とうと画策したのだろう。
「それよりも婚前交渉未遂ですよ。そちらは平気なのですか?」
「相手が婚約者だからギリギリセーフだと信じたいな」
「俺の家では多分ギリアウトです」
苦い顔をしたクロード先輩だったが、それは置いておいて、と話題を逸らされた。
「あまり、カーミヤを疑いたくはないが、私を見ているようで見てないような気がしてしまって」
その直感は多分正しい。
彼女はクロード推しとは言っていたが、元のカーミヤ嬢が抱いていた好意とは異なる感情を持っていることは間違いないだろう。
「私の想いを十分に伝えるために、そしてお互いの気持ちを確かめるために青い薔薇を渡したいと思っている」
ここで青い薔薇のワードが出てくると思っていなかった俺は面を食らってしまった。
去年からディードとマーシャルが拘っていた花の名をクロード先輩までもが口にするとは。
「私は本気で彼女を愛している。これまではウィルフリッドの教え通り、彼女と出かけて彼女の好みに合った物を贈ってきた。だが、今回は俺が選んだ物を心からの贈り物としたい。そうなると青い薔薇しかないのだ」
「……はぁ。そもそも青い薔薇って何なんですか?」
「大陸のどこかに咲くと言われている摩訶不思議な薔薇だ。諸説あるが、見つけることすら不可能とも言われている」
「そんなおとぎ話のような物を贈るつもりですか? どこにあるのかも分からないのに?」
「だからこそだ。私は奇跡を起こしてみせる。その時にはウィルフリッドにも私と彼女の未来を祝福して欲しい」
「それはもちろんですが……」
差し出された手を取るとがっちり握手された。
この人は本気だ。
今からでも学園を飛び出しそうな勢いの先輩は思い出したように問いかけてきた。
「ずっと気になっていたのだが、デビュタントの時にリューテシア嬢が身につけていた黒薔薇のブローチは特注か?」
ぎょっとした。
なぜ、クロード先輩がリューテシアのデビュタントを知っているんだ。
動揺を悟られないように硬い表情を崩して笑う。
「えぇ、まぁ。なぜクロード先輩がご存じなのですか?」
「あの日、カーミヤのエスコート役として参加していた。思えば、カーミヤが彼女を意識し始めたのはあの時からだ。赤と黒の令嬢などと周囲も囃し立てたからな」
なるほど。
あのデビュタントから因縁が始まっていたということか。
「もう一つ。ウィルフリッドは黒薔薇のありかを知っているんじゃないのか?」
「大陸の遥か南にある孤島らしいですね。調べれば分かることです」
リューテシアが所有している黒薔薇は実家の庭に生えていた薔薇の色を塗り替えただけのもので、自生している場所に心当たりなんてない。
ここよりも南に行ったことがないのだから知るはずがない。
「そうか。すまなかったな」
先輩との別れ際、教室の曇りガラスの向こう側で人影が揺れた。
先日のカーミヤの言葉が正しいのなら、この場所を知るのはクロード先輩と彼女だけだ。
間違いなくあの女が盗み聞きしていたのだろう。
「先輩、気をつけてくださいね」
「あぁ。お互いに愛する者を幸せにするために奔走しようではないか」
空き教室から出て行ったクロード先輩に続き、廊下に出る。
そこに人影はなかった。
「青い薔薇……青薔薇……ブルーローズ。あれ、このゲームのタイトルってなんだっけ」
幼少期の記憶は曖昧だ。
もしも、この世界にゲームクリアという概念があるのなら、俺はどうなってしまうのだろう。
そんな不安を抱きながら自分の教室に戻ると、リューテシアが一人で待ってくれていた。
「他のみんなは?」
「次は移動教室ですから」
はっとして、すぐに授業に必要な物を準備する。扉の前にはリューテシアが立っていた。
「急ごう。予鈴が鳴ってしまう」
「はい。でも少しだけ」
そう言って、ぴったりと俺の胸に頬を押しつけ、体を密着させるリューテシアにドギマギしてしまう。
「ど、どうした?」
「最近は教室に居られないことが多くなりましたね」
「あ、あぁ。色々と面倒事を押し付けられていてね。でも登下校は毎日一緒だろ?」
「それとこれは別です」
ぷくっと頬を膨らませる婚約者殿が愛おしい。
今日も可愛いし、絶対に明日も可愛い。
「ウィルフリッド、少しいいか?」
あまりにも深刻な顔に茶化すこともできず、従うしかなかった。
他のクラスメイトも同じようで、一瞬にして教室内の雰囲気が変わった。
そんな中で唯一、カーミヤだけは楽しそうに笑っていた。
「休み時間なのにすまないな」
「平気ですよ。俺も話したいことがあったので」
連れられたのは先日カーミヤと密会した空き教室だった。
「話とはカーミヤのことだ」
「だと思いました。俺もその件です」
「話が早くて助かる。彼女は親睦パーティー以降、言動がおかしくなってしまった」
「そうですね。それについては俺も気になっていて」
「俺を受け入れてくれるようになったのは素直に嬉しいのだが、やはり調子が狂うというか」
ん?
「これまでウィルフリッドからのアドバイス通り、一緒に出掛けたり、共通の話題を見つけたりしてきたが、彼女から積極的になってくれることはなかった」
「……はぁ」
「だから、昨夜は嬉しかったのだ」
顔は火照っているのに背筋からは冷や汗が流れた。
「えっと……。それはつまり一線を越えた、と?」
「超えそうになって、踏みとどまった」
いやいや。そんな渾身のドヤ顔をされても。
「行為に及んでいないだけで一夜を共にしたのは事実だ。絶対に言うなよ。きみだから打ち明けているだけで、他の誰にも見られていないし、話してもいない」
俺は父の言葉を思い出した。
あれは九歳の頃だ。「貴族たるもの純潔であれ」と教わり、社交界での居場所がなくなり、家名にも傷がつくから絶対に女性に手を出すな、ときつく言いつけられた。
俺でもこの対応なのだから公爵家の令息と令嬢が、婚約者同士とはいえ婚前交渉とあっては一大事だ。
あの転生女がそこまで考えているとは思えない。
未遂で済んだとはいえ、クロード先輩は危険を承知の上で事に及びそうになったということなのか。
「それは、おめでとうございます?」
「ありがとう。ではなくてだな。なんというか、彼女は私を愛しているのではなく、何か別の目的があって肌を重ねたがったのではないかと思ってしまって」
知らねぇぇぇえぇぇ!!
叫びたくなる気持ちをぐっと抑えて涼しい顔で答える。
「カーミヤ嬢に限ってそのようなことがあるのでしょうか」
彼女がすでに別人であるということは伝えられない。
これまでのカーミヤ・クリムゾン公爵令嬢はもうこの世界には存在しない。今のカーミヤはカーミヤ嬢の見た目をしているだけで、カーミヤ嬢ではない人だ。
自分で言ってても混乱しそうだ。
きっと彼女は悪役令嬢に転生していると気づき、破滅する運命から逃れるために体の関係を持とうと画策したのだろう。
「それよりも婚前交渉未遂ですよ。そちらは平気なのですか?」
「相手が婚約者だからギリギリセーフだと信じたいな」
「俺の家では多分ギリアウトです」
苦い顔をしたクロード先輩だったが、それは置いておいて、と話題を逸らされた。
「あまり、カーミヤを疑いたくはないが、私を見ているようで見てないような気がしてしまって」
その直感は多分正しい。
彼女はクロード推しとは言っていたが、元のカーミヤ嬢が抱いていた好意とは異なる感情を持っていることは間違いないだろう。
「私の想いを十分に伝えるために、そしてお互いの気持ちを確かめるために青い薔薇を渡したいと思っている」
ここで青い薔薇のワードが出てくると思っていなかった俺は面を食らってしまった。
去年からディードとマーシャルが拘っていた花の名をクロード先輩までもが口にするとは。
「私は本気で彼女を愛している。これまではウィルフリッドの教え通り、彼女と出かけて彼女の好みに合った物を贈ってきた。だが、今回は俺が選んだ物を心からの贈り物としたい。そうなると青い薔薇しかないのだ」
「……はぁ。そもそも青い薔薇って何なんですか?」
「大陸のどこかに咲くと言われている摩訶不思議な薔薇だ。諸説あるが、見つけることすら不可能とも言われている」
「そんなおとぎ話のような物を贈るつもりですか? どこにあるのかも分からないのに?」
「だからこそだ。私は奇跡を起こしてみせる。その時にはウィルフリッドにも私と彼女の未来を祝福して欲しい」
「それはもちろんですが……」
差し出された手を取るとがっちり握手された。
この人は本気だ。
今からでも学園を飛び出しそうな勢いの先輩は思い出したように問いかけてきた。
「ずっと気になっていたのだが、デビュタントの時にリューテシア嬢が身につけていた黒薔薇のブローチは特注か?」
ぎょっとした。
なぜ、クロード先輩がリューテシアのデビュタントを知っているんだ。
動揺を悟られないように硬い表情を崩して笑う。
「えぇ、まぁ。なぜクロード先輩がご存じなのですか?」
「あの日、カーミヤのエスコート役として参加していた。思えば、カーミヤが彼女を意識し始めたのはあの時からだ。赤と黒の令嬢などと周囲も囃し立てたからな」
なるほど。
あのデビュタントから因縁が始まっていたということか。
「もう一つ。ウィルフリッドは黒薔薇のありかを知っているんじゃないのか?」
「大陸の遥か南にある孤島らしいですね。調べれば分かることです」
リューテシアが所有している黒薔薇は実家の庭に生えていた薔薇の色を塗り替えただけのもので、自生している場所に心当たりなんてない。
ここよりも南に行ったことがないのだから知るはずがない。
「そうか。すまなかったな」
先輩との別れ際、教室の曇りガラスの向こう側で人影が揺れた。
先日のカーミヤの言葉が正しいのなら、この場所を知るのはクロード先輩と彼女だけだ。
間違いなくあの女が盗み聞きしていたのだろう。
「先輩、気をつけてくださいね」
「あぁ。お互いに愛する者を幸せにするために奔走しようではないか」
空き教室から出て行ったクロード先輩に続き、廊下に出る。
そこに人影はなかった。
「青い薔薇……青薔薇……ブルーローズ。あれ、このゲームのタイトルってなんだっけ」
幼少期の記憶は曖昧だ。
もしも、この世界にゲームクリアという概念があるのなら、俺はどうなってしまうのだろう。
そんな不安を抱きながら自分の教室に戻ると、リューテシアが一人で待ってくれていた。
「他のみんなは?」
「次は移動教室ですから」
はっとして、すぐに授業に必要な物を準備する。扉の前にはリューテシアが立っていた。
「急ごう。予鈴が鳴ってしまう」
「はい。でも少しだけ」
そう言って、ぴったりと俺の胸に頬を押しつけ、体を密着させるリューテシアにドギマギしてしまう。
「ど、どうした?」
「最近は教室に居られないことが多くなりましたね」
「あ、あぁ。色々と面倒事を押し付けられていてね。でも登下校は毎日一緒だろ?」
「それとこれは別です」
ぷくっと頬を膨らませる婚約者殿が愛おしい。
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