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第1章
第2話 仲直りしてみた
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この世界は男性向けゲーム(いわゆるギャルゲー)なのか、女性向けゲーム(いわゆる乙女ゲー)なのか、それが問題だ。
その二つは似て非なるものだ。
俺は主人公なのか、それとも攻略対象なのか。
モブキャラクターではないはずだ。だってこんなにも顔が整っているのだから。
まずは俺がギャルゲーの主人公だと仮定しよう。
すると、婚約者殿はメインヒロインということになる。その他にサブヒロインが多数いるはずだ。
俺はいずれかの女性キャラクターと一線を越えて破滅するルートに入るということになる。つまり、バッドエンド。
そうなると、俺は主人公ではない?
いや、最終的に死亡する主人公がいた前例もある、とギャルゲー好きな友人が言っていたし、一概にそうと決めつけることはできない。
では、反対に乙女ゲーの攻略対象と仮定しよう。
すると、婚約者殿が主人公(ヒロイン)となり、彼女のハッピーエンドを迎えることが目的となる。
間違いなく、俺の他にも攻略対象となる男性キャラクターがどこかにいるはずだ。
ふと、違和感を覚えた。
俺は自分のだらしなさで婚約破棄されて、破滅する運命にあるらしい。
そんな奴が攻略対象になるのだろうか。
これはもしや。
俺は当て馬というやつなのでは……?
え、うそ。こんなに顔が整っているのに。
そうなると、俺はゲーム開始早々に退場したりするのだろうか。
「――様。……ィル……ま!」
乙女ゲームなんてやったことがないから仕様が分からない。
攻略対象の男性は何人いるものなんだ。
ギャルゲーと同じなら、俺は負けヒロインみたいなものなのか。
「ウィルフリッド様!」
「ひゃい!!」
テーブルを乗り出して、俺の顔を覗き込む天使に名前を呼ばれて、素っ頓狂な声を上げてしまった。
場所はブルブラック伯爵家の庭園。そこに置かれた丸テーブルで向かい合って座っていたことを思い出す。
「ご気分が優れないようでしたら、わたしはお暇します。突然、訪問してしまい、申し訳ありません」
「いやいやいやいや! こっちの話なんで気にしないでください! むしろ、何のお構いもできず、すみません」
両手をぶんぶん振り回すと、婚約者殿は遠慮がちに視線を彷徨わせて椅子に座り直してくれた。
俺たちの周りにはうちの使用人と彼女の従者が控えている。
ホームであるブルブラック伯爵家の使用人の方が多いのは当然だった。
キョロキョロする天使が上目遣いで俺を見る。どうやら婚約者殿は人払いをご所望のようだ。
小さな手を彼らに向けると、メイドと執事は下がり、従者だけが残った。
「あの、本当にウィルフリッド様なのでしょうか」
なんて心地の良い声。鈴を転がすような声とは、きっとこの人のために存在するのだろう。
まさに天使。可愛いなんて一言では表せない。
大きな瞳も、手入れされたピンクブロンドの髪も、小さな手も、口も全てが規格外。
こんな女の子に出会ったのは初めてだ。
とはいえ、元は非モテの一般男子代表だ。
子供とはいえこんなにも綺麗な子とお近づきになれるはずがない、と現実逃避するためにこの世界について考え始めたら止まらなくなってしまっていたようだ。
「間違いなく、ウィルフリッドです。変わったことと言えば、剣術の稽古の時に頭を強く打ったことくらいかな」
「まぁ。こぶなどはできていないのでしょうか」
優しい。尊い。
否定すると天使は俺なんかのために安堵の息をこぼしてくれた。
「……初めてお会いした日のことを覚えていらっしゃいますか?」
ウィルフリッド君の記憶をたぐり寄せる。
出会いは六歳の頃らしい。ウィルフリッド君はこんなにも可憐な婚約者殿を邪険に扱った。
具体的には「花になんて興味ない」とか、「紅茶の匂いが臭い」とか、折角の手土産を全て拒否したのだ。
それ以降、この三年間は婚約者という名ばかりの関係が続いていただけで顔を合わせることはなかった。
「もちろんです。あの時はあまりの美しさに緊張してしまいました。ただ、嘘はついていません。僕の伝え方が悪かったのです。すみません」
素直に頭を下げれば、頬を赤らめて「美しいだなんて」とつぶいていた婚約者殿は椅子を倒しながら立ち上がってしまった。
「お顔を上げてください!」
なにもそんなに慌てなくてもいいのに。
「その……嘘ではないというのは、お花やお紅茶のことでしょうか?」
「はい。僕は花に興味がないし、あの紅茶の香りは好みではなかった。だけど、婚約者殿の好みを知ろうともせずに一方的に拒絶したのはこちらの落ち度です」
「一方的に押しつけてしまったのはわたしの落ち度です。ウィルフリッド様の好みを聞くべきでした。折角のご忠告だったのに……」
そんなことないよ!
全面的に俺が悪いんだよ!
もっと俺を貶《けな》してくれていいのに。やっぱりこの子は天使か、女神の生まれ変わりに違いない。
むしろ、俺なんかと一緒に居てはいけない気がしてならない。
「許してくれとは言いません。せめて、謝罪をさせて欲しい。すみませんでした」
「許すだなんて! わたしの方こそ、お気を悪くしてしまい申し訳ありませんでした」
お互いに立ち上がって、頭を下げあう。
この庭園には僕たち二人と従者もとい子守役しかいない。両家の当主がいれば少しは話が変わってくるのかもしれないが、これは単なる子供の仲直りだ。
ほぼ同時に顔を上げると、婚約者殿の長い睫毛が視界に映った。続いてゆっくりと開かれる碧色の瞳に吸い込まれそうになる。
「あっ」
「え!? なに!?」
「い、いえ。その、ウィルフリッド様の笑顔を見るのが初めてで、少し驚いてしまいました」
そうだ!
これまでのウィルフリッド君は彼女に笑いかけるどころか、直視したことがなかったんだった。
「これまでの僕はどうかしていました。何か僕にできることがあれば、遠慮なく言ってください」
「……では、二つだけ」
可愛らしく、人差し指を顎に当てて考えていた婚約者殿は僕にお願い事をしてきた。
「これまで通りの話し方が嬉しいです。なんだか、こそばゆくて」
これまでと言うと、もう少し尊大な態度のことだろうか。
「もう一つは、その婚約者殿というのは嫌です。名前を呼んでいただければ、と」
確かに。失礼なことばかり言っていた。
この二つの願いは素直に聞き入れよう。
「じゃあ……リ、リューテシア。これでいいかな?」
「はい。ウィルフリッド様」
んー。堅苦しい。
もっと砕けた感じがいいな。何よりカタカナで呼びにくい。
「リュシーと呼んでも? 僕のことはウィルで構わないから」
「よ、よろしいのですか!?」
「もちろん。僕たちは婚約者同士だろう?」
すぐにこの言葉を後悔した。
婚約者殿改め、リューテシアは潤ませた瞳で微笑み、「はい!」と答えてくれたのだ。
僕の心臓は打ち抜かれた。そしてこのままではいけないと感じてしまった。
彼女はこのゲームにおけるヒロインで間違いない。だって、こんなにも顔が整っているのだから。
俺はリューテシアを悲しませ続けて婚約破棄という最低の結末を迎えることになり、彼女は新しい道を歩み始める。
そして、俺はどんな形であれ破滅する。
今日までの俺は破滅したくない一心で、お稽古事に一生懸命だったけれど、リューテシアと出会って考え方が変わった。
この子との婚約を解消しよう。
そうすれば、彼女は親同士が勝手に決めた運命の相手から解放されて、自由な恋愛ができる。
なにより、時間を無駄にしなくて済む。
ゲーム通りではないかもしれないけれど、結果的に彼女がハッピーエンドを迎えられるのなら婚約解消は早いに越したことはないだろう。
「リュシー。僕は――」
「ウィル様。わたしはお花が大好きです。特に夏に咲く花が。お紅茶も好きです。お母様が買ってくださった薔薇の香りのものが一番好きです。それから……」
「ちょ、ちょっと、ストップ!」
小首を傾げるリューテシアに両手を向けて、首を振る。
「まずは、わたしの好きなものをお伝えします。ですから、次はウィル様のお好みを教えてください。そうすれば、三年前のようなことにはならないはずですよね?」
純真無垢なその笑顔にやられてしまった。
こんな嬉しそうな顔をされれば、婚約解消をこちらからは言い出せない。
きっと今日は父親に命令されて来たのだろう。「良い機会だから、仲直りして来なさい」とでも言われたのかな。
それでこの対応とは、なんて健気なんだ。
結局、自分のことしか考えていなかった俺は心底、自分が嫌になった。
その二つは似て非なるものだ。
俺は主人公なのか、それとも攻略対象なのか。
モブキャラクターではないはずだ。だってこんなにも顔が整っているのだから。
まずは俺がギャルゲーの主人公だと仮定しよう。
すると、婚約者殿はメインヒロインということになる。その他にサブヒロインが多数いるはずだ。
俺はいずれかの女性キャラクターと一線を越えて破滅するルートに入るということになる。つまり、バッドエンド。
そうなると、俺は主人公ではない?
いや、最終的に死亡する主人公がいた前例もある、とギャルゲー好きな友人が言っていたし、一概にそうと決めつけることはできない。
では、反対に乙女ゲーの攻略対象と仮定しよう。
すると、婚約者殿が主人公(ヒロイン)となり、彼女のハッピーエンドを迎えることが目的となる。
間違いなく、俺の他にも攻略対象となる男性キャラクターがどこかにいるはずだ。
ふと、違和感を覚えた。
俺は自分のだらしなさで婚約破棄されて、破滅する運命にあるらしい。
そんな奴が攻略対象になるのだろうか。
これはもしや。
俺は当て馬というやつなのでは……?
え、うそ。こんなに顔が整っているのに。
そうなると、俺はゲーム開始早々に退場したりするのだろうか。
「――様。……ィル……ま!」
乙女ゲームなんてやったことがないから仕様が分からない。
攻略対象の男性は何人いるものなんだ。
ギャルゲーと同じなら、俺は負けヒロインみたいなものなのか。
「ウィルフリッド様!」
「ひゃい!!」
テーブルを乗り出して、俺の顔を覗き込む天使に名前を呼ばれて、素っ頓狂な声を上げてしまった。
場所はブルブラック伯爵家の庭園。そこに置かれた丸テーブルで向かい合って座っていたことを思い出す。
「ご気分が優れないようでしたら、わたしはお暇します。突然、訪問してしまい、申し訳ありません」
「いやいやいやいや! こっちの話なんで気にしないでください! むしろ、何のお構いもできず、すみません」
両手をぶんぶん振り回すと、婚約者殿は遠慮がちに視線を彷徨わせて椅子に座り直してくれた。
俺たちの周りにはうちの使用人と彼女の従者が控えている。
ホームであるブルブラック伯爵家の使用人の方が多いのは当然だった。
キョロキョロする天使が上目遣いで俺を見る。どうやら婚約者殿は人払いをご所望のようだ。
小さな手を彼らに向けると、メイドと執事は下がり、従者だけが残った。
「あの、本当にウィルフリッド様なのでしょうか」
なんて心地の良い声。鈴を転がすような声とは、きっとこの人のために存在するのだろう。
まさに天使。可愛いなんて一言では表せない。
大きな瞳も、手入れされたピンクブロンドの髪も、小さな手も、口も全てが規格外。
こんな女の子に出会ったのは初めてだ。
とはいえ、元は非モテの一般男子代表だ。
子供とはいえこんなにも綺麗な子とお近づきになれるはずがない、と現実逃避するためにこの世界について考え始めたら止まらなくなってしまっていたようだ。
「間違いなく、ウィルフリッドです。変わったことと言えば、剣術の稽古の時に頭を強く打ったことくらいかな」
「まぁ。こぶなどはできていないのでしょうか」
優しい。尊い。
否定すると天使は俺なんかのために安堵の息をこぼしてくれた。
「……初めてお会いした日のことを覚えていらっしゃいますか?」
ウィルフリッド君の記憶をたぐり寄せる。
出会いは六歳の頃らしい。ウィルフリッド君はこんなにも可憐な婚約者殿を邪険に扱った。
具体的には「花になんて興味ない」とか、「紅茶の匂いが臭い」とか、折角の手土産を全て拒否したのだ。
それ以降、この三年間は婚約者という名ばかりの関係が続いていただけで顔を合わせることはなかった。
「もちろんです。あの時はあまりの美しさに緊張してしまいました。ただ、嘘はついていません。僕の伝え方が悪かったのです。すみません」
素直に頭を下げれば、頬を赤らめて「美しいだなんて」とつぶいていた婚約者殿は椅子を倒しながら立ち上がってしまった。
「お顔を上げてください!」
なにもそんなに慌てなくてもいいのに。
「その……嘘ではないというのは、お花やお紅茶のことでしょうか?」
「はい。僕は花に興味がないし、あの紅茶の香りは好みではなかった。だけど、婚約者殿の好みを知ろうともせずに一方的に拒絶したのはこちらの落ち度です」
「一方的に押しつけてしまったのはわたしの落ち度です。ウィルフリッド様の好みを聞くべきでした。折角のご忠告だったのに……」
そんなことないよ!
全面的に俺が悪いんだよ!
もっと俺を貶《けな》してくれていいのに。やっぱりこの子は天使か、女神の生まれ変わりに違いない。
むしろ、俺なんかと一緒に居てはいけない気がしてならない。
「許してくれとは言いません。せめて、謝罪をさせて欲しい。すみませんでした」
「許すだなんて! わたしの方こそ、お気を悪くしてしまい申し訳ありませんでした」
お互いに立ち上がって、頭を下げあう。
この庭園には僕たち二人と従者もとい子守役しかいない。両家の当主がいれば少しは話が変わってくるのかもしれないが、これは単なる子供の仲直りだ。
ほぼ同時に顔を上げると、婚約者殿の長い睫毛が視界に映った。続いてゆっくりと開かれる碧色の瞳に吸い込まれそうになる。
「あっ」
「え!? なに!?」
「い、いえ。その、ウィルフリッド様の笑顔を見るのが初めてで、少し驚いてしまいました」
そうだ!
これまでのウィルフリッド君は彼女に笑いかけるどころか、直視したことがなかったんだった。
「これまでの僕はどうかしていました。何か僕にできることがあれば、遠慮なく言ってください」
「……では、二つだけ」
可愛らしく、人差し指を顎に当てて考えていた婚約者殿は僕にお願い事をしてきた。
「これまで通りの話し方が嬉しいです。なんだか、こそばゆくて」
これまでと言うと、もう少し尊大な態度のことだろうか。
「もう一つは、その婚約者殿というのは嫌です。名前を呼んでいただければ、と」
確かに。失礼なことばかり言っていた。
この二つの願いは素直に聞き入れよう。
「じゃあ……リ、リューテシア。これでいいかな?」
「はい。ウィルフリッド様」
んー。堅苦しい。
もっと砕けた感じがいいな。何よりカタカナで呼びにくい。
「リュシーと呼んでも? 僕のことはウィルで構わないから」
「よ、よろしいのですか!?」
「もちろん。僕たちは婚約者同士だろう?」
すぐにこの言葉を後悔した。
婚約者殿改め、リューテシアは潤ませた瞳で微笑み、「はい!」と答えてくれたのだ。
僕の心臓は打ち抜かれた。そしてこのままではいけないと感じてしまった。
彼女はこのゲームにおけるヒロインで間違いない。だって、こんなにも顔が整っているのだから。
俺はリューテシアを悲しませ続けて婚約破棄という最低の結末を迎えることになり、彼女は新しい道を歩み始める。
そして、俺はどんな形であれ破滅する。
今日までの俺は破滅したくない一心で、お稽古事に一生懸命だったけれど、リューテシアと出会って考え方が変わった。
この子との婚約を解消しよう。
そうすれば、彼女は親同士が勝手に決めた運命の相手から解放されて、自由な恋愛ができる。
なにより、時間を無駄にしなくて済む。
ゲーム通りではないかもしれないけれど、結果的に彼女がハッピーエンドを迎えられるのなら婚約解消は早いに越したことはないだろう。
「リュシー。僕は――」
「ウィル様。わたしはお花が大好きです。特に夏に咲く花が。お紅茶も好きです。お母様が買ってくださった薔薇の香りのものが一番好きです。それから……」
「ちょ、ちょっと、ストップ!」
小首を傾げるリューテシアに両手を向けて、首を振る。
「まずは、わたしの好きなものをお伝えします。ですから、次はウィル様のお好みを教えてください。そうすれば、三年前のようなことにはならないはずですよね?」
純真無垢なその笑顔にやられてしまった。
こんな嬉しそうな顔をされれば、婚約解消をこちらからは言い出せない。
きっと今日は父親に命令されて来たのだろう。「良い機会だから、仲直りして来なさい」とでも言われたのかな。
それでこの対応とは、なんて健気なんだ。
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