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第1章 転移~小鬼族対戦編
第9話 お尻が痛い。
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さて、今私は戸惑っています。
14年付き合ってきた自分の身体がよく解りません。
「シュン。そろそろ休憩にしようか」
シルから声をかけられて、動きを止める。
「シュンは、とても良く動けるね。これなら、すぐ強くなれるよ。多分風の加護だと思うけど、それにしても良い動きだね」
そう、昨日3時間も歩いて殆ど疲れていなかったから、ちょっとおかしいなとは思ってたんだ。
動きを見るという話で軽く走ったり跳んだりしてたんだけど、凄く速く走れるし、跳ぶとかなり高く跳べる。
それにあんまり疲れない。
自分の身体が自分の身体じゃないみたいに動ける。
跳んだ時はちょっと高さにビックリして着地してから尻餅をついてしまった。
「風の加護? どういうものなの?」
「そういえば、シュンの住んでた所は魔法なんかがないんだったっけ?」
シルが簡単にレクチャーしてくれた。
この世界の加護とは。
まず、加護を受けている属性の魔法習得率、威力補正、耐性補正、詠唱補正、属性効果での身体補正が基本となるそうだ。
加護の種類によって特殊なものもあるらしい。
風の加護は、風属性の各種特典と速度上昇効果があるらしい。
でも聞くと体力向上効果があるわけではないらしい。
「そうなんだよね。僕も風の加護は持ってるんだけど、特に体力が加護を持たない人より多いって訳じゃないから、もしかしたら違う加護かもしれないし、シュンは風以外の加護かスキルがあるのかもしれない」
ということらしい。
ただスキルや加護は安易に調べられる訳じゃないらしいから、今のところ私自身にどういった変化があるのかが全くわからない。
そういえば、ジジイがこっちに来る時にプレゼントがどうとか言ってた気がするけど、これのこと?
説明書くらい渡しておいてほしい。
いや、性格の悪そうなあのジジイの事だから、わざとかもしれない。
絶対会ったら殴る。
それからシルに武器の使い方や魔法についての基礎知識なんかを教えて貰いながら、夕方まで過ごした。
夕方になると、シルは狩りに出るということで、一旦おうちに帰ることになった。
一応は、監視としてシルが付いている事になっている。
なので、お仕事の時間はセフィさんが来てくれることになっているようで、私はまた着せ替え人形と化すのだった。
そんな日常が一ヶ月程過ぎた頃だった。
14年付き合ってきた自分の身体がよく解りません。
「シュン。そろそろ休憩にしようか」
シルから声をかけられて、動きを止める。
「シュンは、とても良く動けるね。これなら、すぐ強くなれるよ。多分風の加護だと思うけど、それにしても良い動きだね」
そう、昨日3時間も歩いて殆ど疲れていなかったから、ちょっとおかしいなとは思ってたんだ。
動きを見るという話で軽く走ったり跳んだりしてたんだけど、凄く速く走れるし、跳ぶとかなり高く跳べる。
それにあんまり疲れない。
自分の身体が自分の身体じゃないみたいに動ける。
跳んだ時はちょっと高さにビックリして着地してから尻餅をついてしまった。
「風の加護? どういうものなの?」
「そういえば、シュンの住んでた所は魔法なんかがないんだったっけ?」
シルが簡単にレクチャーしてくれた。
この世界の加護とは。
まず、加護を受けている属性の魔法習得率、威力補正、耐性補正、詠唱補正、属性効果での身体補正が基本となるそうだ。
加護の種類によって特殊なものもあるらしい。
風の加護は、風属性の各種特典と速度上昇効果があるらしい。
でも聞くと体力向上効果があるわけではないらしい。
「そうなんだよね。僕も風の加護は持ってるんだけど、特に体力が加護を持たない人より多いって訳じゃないから、もしかしたら違う加護かもしれないし、シュンは風以外の加護かスキルがあるのかもしれない」
ということらしい。
ただスキルや加護は安易に調べられる訳じゃないらしいから、今のところ私自身にどういった変化があるのかが全くわからない。
そういえば、ジジイがこっちに来る時にプレゼントがどうとか言ってた気がするけど、これのこと?
説明書くらい渡しておいてほしい。
いや、性格の悪そうなあのジジイの事だから、わざとかもしれない。
絶対会ったら殴る。
それからシルに武器の使い方や魔法についての基礎知識なんかを教えて貰いながら、夕方まで過ごした。
夕方になると、シルは狩りに出るということで、一旦おうちに帰ることになった。
一応は、監視としてシルが付いている事になっている。
なので、お仕事の時間はセフィさんが来てくれることになっているようで、私はまた着せ替え人形と化すのだった。
そんな日常が一ヶ月程過ぎた頃だった。
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