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2章 学園生活
11 コレット・コルケットはわからない 2
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この二人は、一体どんな関係なのだろう。
コレットの疑問は、日に日に深まっていく。
アーロンがマリアベルに懸想しているのはよくわかる。
けれど、マリアベルはどうなのか。
彼のことを嫌っているとは思えない。では、好きなのだろうか。そんな感じにも見えない。
幼馴染だという話だから、もしやこの年にして熟年夫婦のようなものなのだろうか?
デレデレの夫と、もう慣れっこだからいちいち反応しない妻。
うん、それならわからなくもない。
婚約者ではないと聞いているが、幼馴染という話だし、婚約内定みたいなものなのかもしれない。
うんうんなるほど。それなら合点がいく……いくかなあ!?
毎日毎日、アーロンの「ベル大好き」とそれをスルーするマリアベルを見せつけられるコレット。
もはや、ただ見守るだけではいられなくなった。
ある日の放課後、魔研活動中。
魔法特待生というだけあり、コレットもマリアベルも魔研では大人気。
マリアベルに関しては、魔法の使い方が独特すぎてもはや本人がメンバーの研究対象になっているし、コレットも治癒や支援の魔法について様々なことを聞かれる。
それでもなんとか二人で話せそうなタイミングを狙い、コレットはマリアベルに話しかけた。
「あの、マリアベル様」
「どうしたの、コレット」
「マリアベル様とアーロン様は、どういったご関係なんですか……?」
「えっと……アーロン様とは幼馴染で……」
幼馴染の一言で済ませるには、アーロン様からの気持ちが大きすぎませんか、と思いながらも、コレットはマリアベルの話を聞き続ける。
「私がまだ5歳ぐらいだったころ、マニフィカ領で魔物が大量発生して……。そのとき、支援をしてくれたのがアークライト家だったの。一時的にアークライト家に預かってもらったこともあったから、アーロン様とはその頃からの付き合いになるわ」
「そんなころからの……。それで、その……実はアーロン様と婚約……なさってたりは……。内定状態とか……」
「? してないわよ」
あっけからんと答えるマリアベル。コレットは、
してないんだあ……!
あれで本当に婚約してないんだあ……!
とデレデレのアーロンを頭に描きながら、思った。
「ああ、でも……。結婚して欲しい、とは言われたわ」
「え!? そ、それって……」
されてるじゃないですか、プロポーズ! やっぱりそういうことなんですね!
マリアベルが平然としすぎていてわかりにくいだけで、二人はやはり婚約者のようなものだったのだ。
コレットの中の疑問が、ようやく解決されたような気がした。
しかし。
「ただ、私は突然変異のようなもので、マニフィカ家は魔力量の高い家系ではないから……。私と結婚しても、アーロン様のご期待には応えられないと思うから、受けるわけにもいかなくて」
「……えっと、それは、どういう……?」
「アーロン様は、武のアークライト家に魔力の高い妻を迎えて、魔法の力も高めたいのだと思うの」
コレットは、平民の出だ。
だから、貴族の婚姻のことはよくわからない。
だが、マリアベルの見方もなんとなく理解はできる。
武の名門に、魔法使いの血を取り入れ、武術と魔法の両面から家を強化していく。
そのために魔法の名手であるマリアベルが、嫁として選ばれた。
うん、わかるわかる。
わかるし、その線も完全に間違いではないと思うが……アーロンのあの態度は、魔力量の高い妻が欲しいだけには見えない。
「近々正式に婚約の話をすると言っていたけれど……。まだ来ないし、やっぱり私では不十分とされたんじゃないかしら」
やっぱりそうよね、そういう家系じゃないもの、とマリアベルは一人納得した様子で頷いている。
マリアベルの中では、アークライト家は魔法の力を高めようとしている、そして自分ではそのために迎える妻として不適当であった、という話になっているようだ。
ここまでマリアベルの考えを聞いてきた中で、コレットの中には1つの疑問が浮かんでいた。
彼女はあくまで、自分は魔力の高い家系ではない、アーロンの期待には応えられない、と思っているだけ。
結婚したくない、彼との子供なんて嫌だ、といった言葉は、1つも出てきていないのだ。
「あ、あのう……。1つお聞きしたいのですが、マリアベル様自身は、アーロン様とのご結婚や、その……子供を持つことを、嫌だとは、思っていないのですか?」
「ええ。貧乏伯爵家とはいえ、これでも貴族だもの。破談続きではあったけど……嫁いで子を持つ覚悟は、少しはしているつもりだわ」
「マリアベル様……」
ちょっと寂しそうに微笑むマリアベルに、コレットの胸がつきりと痛んだ。
同じ特待生で、お弁当仲間で。だから近しい存在のように感じてしまうが、マリアベルは貴族のご令嬢。
やはり平民のコレットとは、婚姻に関する考え方や覚悟が違うのだ。
マリアベルはきっと、家同士で話がまとまったのなら、よく知らない男の元にだって嫁ぐのだろう。
この学院に入ってから、顔も知らない相手と結婚した貴族の話だって聞くようになった。
きっとマリアベルにも、そうなる覚悟はあるのだ。
だが、それはそれとして、コレットは「そういうことではなく……!」という気持ちにもなっていた。
コレットが聞きたいのは、マリアベルという個人がアーロンとの結婚を受け入れられるのかどうかだったのだが、「貴族だから大丈夫!」と回答されてしまった。
もう少し話を聞きたいところだったが、魔研のメンバーがマリアベルに声をかけたことで、話は中断された。
魔法の実技を披露して欲しい、と連れ出されるマリアベルに、いってらっしゃい、とコレットは手を振って見送る。
アーロンの気持ちは誰がどう見ても明らかなのに、肝心のマリアベルは魔法使いとしての自分目当てのプロポーズだと思っていて。
けれど、名門公爵家の嫡男ともなれば、恋心だけで動くわけがないと思われるのも、仕方がない気がして。
マリアベルが彼との結婚そのものを嫌がる様子がないのも、彼に気持ちがあるからなのか、貴族としての意識があるからなのか、いまいち読めなくて。
コレット・コルケットは、貴族たちのことがやっぱりよくわからない。
コレットの疑問は、日に日に深まっていく。
アーロンがマリアベルに懸想しているのはよくわかる。
けれど、マリアベルはどうなのか。
彼のことを嫌っているとは思えない。では、好きなのだろうか。そんな感じにも見えない。
幼馴染だという話だから、もしやこの年にして熟年夫婦のようなものなのだろうか?
デレデレの夫と、もう慣れっこだからいちいち反応しない妻。
うん、それならわからなくもない。
婚約者ではないと聞いているが、幼馴染という話だし、婚約内定みたいなものなのかもしれない。
うんうんなるほど。それなら合点がいく……いくかなあ!?
毎日毎日、アーロンの「ベル大好き」とそれをスルーするマリアベルを見せつけられるコレット。
もはや、ただ見守るだけではいられなくなった。
ある日の放課後、魔研活動中。
魔法特待生というだけあり、コレットもマリアベルも魔研では大人気。
マリアベルに関しては、魔法の使い方が独特すぎてもはや本人がメンバーの研究対象になっているし、コレットも治癒や支援の魔法について様々なことを聞かれる。
それでもなんとか二人で話せそうなタイミングを狙い、コレットはマリアベルに話しかけた。
「あの、マリアベル様」
「どうしたの、コレット」
「マリアベル様とアーロン様は、どういったご関係なんですか……?」
「えっと……アーロン様とは幼馴染で……」
幼馴染の一言で済ませるには、アーロン様からの気持ちが大きすぎませんか、と思いながらも、コレットはマリアベルの話を聞き続ける。
「私がまだ5歳ぐらいだったころ、マニフィカ領で魔物が大量発生して……。そのとき、支援をしてくれたのがアークライト家だったの。一時的にアークライト家に預かってもらったこともあったから、アーロン様とはその頃からの付き合いになるわ」
「そんなころからの……。それで、その……実はアーロン様と婚約……なさってたりは……。内定状態とか……」
「? してないわよ」
あっけからんと答えるマリアベル。コレットは、
してないんだあ……!
あれで本当に婚約してないんだあ……!
とデレデレのアーロンを頭に描きながら、思った。
「ああ、でも……。結婚して欲しい、とは言われたわ」
「え!? そ、それって……」
されてるじゃないですか、プロポーズ! やっぱりそういうことなんですね!
マリアベルが平然としすぎていてわかりにくいだけで、二人はやはり婚約者のようなものだったのだ。
コレットの中の疑問が、ようやく解決されたような気がした。
しかし。
「ただ、私は突然変異のようなもので、マニフィカ家は魔力量の高い家系ではないから……。私と結婚しても、アーロン様のご期待には応えられないと思うから、受けるわけにもいかなくて」
「……えっと、それは、どういう……?」
「アーロン様は、武のアークライト家に魔力の高い妻を迎えて、魔法の力も高めたいのだと思うの」
コレットは、平民の出だ。
だから、貴族の婚姻のことはよくわからない。
だが、マリアベルの見方もなんとなく理解はできる。
武の名門に、魔法使いの血を取り入れ、武術と魔法の両面から家を強化していく。
そのために魔法の名手であるマリアベルが、嫁として選ばれた。
うん、わかるわかる。
わかるし、その線も完全に間違いではないと思うが……アーロンのあの態度は、魔力量の高い妻が欲しいだけには見えない。
「近々正式に婚約の話をすると言っていたけれど……。まだ来ないし、やっぱり私では不十分とされたんじゃないかしら」
やっぱりそうよね、そういう家系じゃないもの、とマリアベルは一人納得した様子で頷いている。
マリアベルの中では、アークライト家は魔法の力を高めようとしている、そして自分ではそのために迎える妻として不適当であった、という話になっているようだ。
ここまでマリアベルの考えを聞いてきた中で、コレットの中には1つの疑問が浮かんでいた。
彼女はあくまで、自分は魔力の高い家系ではない、アーロンの期待には応えられない、と思っているだけ。
結婚したくない、彼との子供なんて嫌だ、といった言葉は、1つも出てきていないのだ。
「あ、あのう……。1つお聞きしたいのですが、マリアベル様自身は、アーロン様とのご結婚や、その……子供を持つことを、嫌だとは、思っていないのですか?」
「ええ。貧乏伯爵家とはいえ、これでも貴族だもの。破談続きではあったけど……嫁いで子を持つ覚悟は、少しはしているつもりだわ」
「マリアベル様……」
ちょっと寂しそうに微笑むマリアベルに、コレットの胸がつきりと痛んだ。
同じ特待生で、お弁当仲間で。だから近しい存在のように感じてしまうが、マリアベルは貴族のご令嬢。
やはり平民のコレットとは、婚姻に関する考え方や覚悟が違うのだ。
マリアベルはきっと、家同士で話がまとまったのなら、よく知らない男の元にだって嫁ぐのだろう。
この学院に入ってから、顔も知らない相手と結婚した貴族の話だって聞くようになった。
きっとマリアベルにも、そうなる覚悟はあるのだ。
だが、それはそれとして、コレットは「そういうことではなく……!」という気持ちにもなっていた。
コレットが聞きたいのは、マリアベルという個人がアーロンとの結婚を受け入れられるのかどうかだったのだが、「貴族だから大丈夫!」と回答されてしまった。
もう少し話を聞きたいところだったが、魔研のメンバーがマリアベルに声をかけたことで、話は中断された。
魔法の実技を披露して欲しい、と連れ出されるマリアベルに、いってらっしゃい、とコレットは手を振って見送る。
アーロンの気持ちは誰がどう見ても明らかなのに、肝心のマリアベルは魔法使いとしての自分目当てのプロポーズだと思っていて。
けれど、名門公爵家の嫡男ともなれば、恋心だけで動くわけがないと思われるのも、仕方がない気がして。
マリアベルが彼との結婚そのものを嫌がる様子がないのも、彼に気持ちがあるからなのか、貴族としての意識があるからなのか、いまいち読めなくて。
コレット・コルケットは、貴族たちのことがやっぱりよくわからない。
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