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1章 突然のプロポーズまでの道のり
10 勘違いと、これから始まるアプローチ
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「僕と、結婚して欲しい」
「はい?」
パーティーも終えて一安心!
最初の山場は超えたわね!
とほっとしていたマリアベル。
隣に座る人からの突然のプロポーズに、こんな言葉しか返せなかった。
ケッコンシテホシイ?
けっこんしてほしいとは、どういう意味だろう。
聞き取れた言葉は間違っていないと思うのだが、その意味が理解できない。
「あの、アーロン様。けっこんしてほしい、とは?」
けっこんしてほしい、という言葉の意味がわからなかったので、そのまま聞き返した。
するとアーロンは、ずうんと肩を落とし、両手で顔を覆いながら、
「結婚して……」
と弱弱しく言った。
質問への返事があったはずなのに、マリアベル、さらなる混乱に陥る。
「ええと……? 結婚して、というのは、結婚して欲しい、という意味ですか?」
「結婚して欲しいという意味です」
「?」
「結婚して……」
「それはつまり?」
「僕と結婚して……」
「???」
けっこん? けっこん? なんで?
マリアベルも鈍すぎるかもしれないが、この状況で突然のプロポーズでは、「え?」となってしまうのも、無理はないかもしれない。
貴族同士らしく、家を通してお話とか、婚約を見据えて会うとか、そんなことは一度だってしていないのだ。
まあ、二人は幼いころから何度も何度も、それはもう数えきれないぐらいに会っており、仲もよく、アーロンがマリアベルに懸想していることもバレバレで。
周囲の者からすれば、婚約内定も同然だったのだが。
アーロンがマリアベルに向ける恋情に気が付いていないのは、マリアベル本人ぐらいのものかもしれない。
マリアベルは、幼いころからアーロンに愛され続けているものの、婚約といった話は一度もされていない。
ゆえに彼女は、ちょっと感覚が麻痺していた。
何度言われても理解できないマリアベルと、半ばヤケになっているアーロン。
こんな応酬を繰り返すうちに、マリアベルは気が付く。
もしかして、アーロンは――!
「アーロン様。それは、私と結婚したいという意味ですか?」
「そうだよ!」
「……!」
マリアベル、ようやくちょっと静かになった。
結婚。その言葉を噛みしめているようにも見えて、アーロンはちょっと安心する。
わかってくれた! 届いた! オーケーしてもらえるかもしれない! と。
「……ベル。驚かせてしまって、ごめん。これから、マニフィカ家に正式に婚約を申し込む。だから……」
婚約を、受けてくれませんか。
そう続けようとしたアーロンを、マリアベルがさえぎった。
「お待ちください、アーロン様。……私では、あなたのご期待に応えられないかもしれません」
「そんなこと……!」
貧乏なことや、育ちゆえに教育が不足していることでも気にしているのだろうか。
貧乏なのはよく知っているし、教育ならこれから王立学院で受けることができる。
魔法の才に秀でた彼女なら、強さを重んじるアークライト家だって大歓迎だ。
だから、期待に応えられないなんてことはない。
不足しているものなど、ないのだ。
そう、思ったのだが。マリアベルは、アーロンの想像の斜め上をいく。
「マニフィカ家は、魔力の強い家系ではないのです」
「え?」
「私は、突然変異のようなもので……。私と結婚して子供を持っても、魔法適正の高い子が産まれるとは限りません」
「……なんの話?」
「武のアークライト家に、魔法の力を取り入れたいのですよね? 魔力の強い女を妻に迎えれば、剣と魔法、どちらにも秀でた子が誕生するかもしれないから」
「え、いや、チガウ……」
彼らの関係を知っている者からすれば、マリアベルが突拍子もないことを言っているようにも思える。
しかし、意外と彼女の見方も間違ってはいない。
二人は、貴族なのだから。
自分の親にすら話を通さず、恋愛感情一本で、突然のプロポーズをかましたアーロンのほうが、貴族らしくない行動をとったともいえる。
アークライト公爵家は、武の名家。
武器の扱いに長けた家に、魔力の強い女性を妻として迎え入れ、魔法方面も強化したい。
そのために、魔法使いとして優秀なマリアベルが嫁候補に選ばれた。
アーロンがマリアベルに向ける気持ちを知らなければ、そんな取り方をされたって、なんらおかしくはないのだ。
「チガウ……チガウ……ううっ……」
きれいな顔をしょぼしょぼとさせて、ぷるぷると震えながら涙目になるアーロン。
違うんだ。僕はきみのことが好きなんだ。魔力目当てなんかじゃない。きみのことが、好きなんだよー!
心の中で必死にそう叫ぶが、公爵家嫡男としてはかなりやらかしたことやら、マリアベルに自分の好意がまったく伝わっていなかったことやらで、もういっぱいいっぱいで。
その日、マリアベルに好きだと伝えることはできなかった。
アークライト家の馬車が、マニフィカ邸に到着する。
もう日が沈みかけており、あたりはオレンジ色に染まっていた。
先に馬車をおりたアーロンが、マリアベルに向かって手を差し出す。
彼女は、少し迷う様子を見せてから、アーロンの手に自分のそれを重ねた。
マリアベルの手に触れたまま、アーロンが切り出す。
「……ベル。今日の話、僕は真面目に進めたい」
「……結婚、ですか? でも、私は……」
マリアベルの魔力の高さや、魔法を扱う才能は、突然現れたもの。
だから、自分と結婚しても、期待通りの子が産まれるかどうかわからない。
そう言いたいのだろう。
戸惑うマリアベルの手を、アーロンが両手で包み込むと、彼女に正面から向き合い、そのはちみつ色の瞳でマリアベルをとらえた。
マリアベルの空色の瞳には、アーロンが映り込む。
「真剣なんだ。今度はちゃんと家を通して、婚約を申し込む。だから……」
「だから……?」
僕から、離れていかないで。
他の男のところになんて、行かないで。
そんなことを言うのは、流石に情けないように思えて。
アーロンは、続く言葉を飲み込んだ。
「……いや。ベル、今日は疲れているところに、急にごめんね。ゆっくり休んで? 婚約の話は、学園生活に慣れてから考えてくれてもいいから。……週明け、また迎えに来るよ」
「……はい」
去り際の彼は、いつも通りの柔和な笑みを浮かべていた。
「はい?」
パーティーも終えて一安心!
最初の山場は超えたわね!
とほっとしていたマリアベル。
隣に座る人からの突然のプロポーズに、こんな言葉しか返せなかった。
ケッコンシテホシイ?
けっこんしてほしいとは、どういう意味だろう。
聞き取れた言葉は間違っていないと思うのだが、その意味が理解できない。
「あの、アーロン様。けっこんしてほしい、とは?」
けっこんしてほしい、という言葉の意味がわからなかったので、そのまま聞き返した。
するとアーロンは、ずうんと肩を落とし、両手で顔を覆いながら、
「結婚して……」
と弱弱しく言った。
質問への返事があったはずなのに、マリアベル、さらなる混乱に陥る。
「ええと……? 結婚して、というのは、結婚して欲しい、という意味ですか?」
「結婚して欲しいという意味です」
「?」
「結婚して……」
「それはつまり?」
「僕と結婚して……」
「???」
けっこん? けっこん? なんで?
マリアベルも鈍すぎるかもしれないが、この状況で突然のプロポーズでは、「え?」となってしまうのも、無理はないかもしれない。
貴族同士らしく、家を通してお話とか、婚約を見据えて会うとか、そんなことは一度だってしていないのだ。
まあ、二人は幼いころから何度も何度も、それはもう数えきれないぐらいに会っており、仲もよく、アーロンがマリアベルに懸想していることもバレバレで。
周囲の者からすれば、婚約内定も同然だったのだが。
アーロンがマリアベルに向ける恋情に気が付いていないのは、マリアベル本人ぐらいのものかもしれない。
マリアベルは、幼いころからアーロンに愛され続けているものの、婚約といった話は一度もされていない。
ゆえに彼女は、ちょっと感覚が麻痺していた。
何度言われても理解できないマリアベルと、半ばヤケになっているアーロン。
こんな応酬を繰り返すうちに、マリアベルは気が付く。
もしかして、アーロンは――!
「アーロン様。それは、私と結婚したいという意味ですか?」
「そうだよ!」
「……!」
マリアベル、ようやくちょっと静かになった。
結婚。その言葉を噛みしめているようにも見えて、アーロンはちょっと安心する。
わかってくれた! 届いた! オーケーしてもらえるかもしれない! と。
「……ベル。驚かせてしまって、ごめん。これから、マニフィカ家に正式に婚約を申し込む。だから……」
婚約を、受けてくれませんか。
そう続けようとしたアーロンを、マリアベルがさえぎった。
「お待ちください、アーロン様。……私では、あなたのご期待に応えられないかもしれません」
「そんなこと……!」
貧乏なことや、育ちゆえに教育が不足していることでも気にしているのだろうか。
貧乏なのはよく知っているし、教育ならこれから王立学院で受けることができる。
魔法の才に秀でた彼女なら、強さを重んじるアークライト家だって大歓迎だ。
だから、期待に応えられないなんてことはない。
不足しているものなど、ないのだ。
そう、思ったのだが。マリアベルは、アーロンの想像の斜め上をいく。
「マニフィカ家は、魔力の強い家系ではないのです」
「え?」
「私は、突然変異のようなもので……。私と結婚して子供を持っても、魔法適正の高い子が産まれるとは限りません」
「……なんの話?」
「武のアークライト家に、魔法の力を取り入れたいのですよね? 魔力の強い女を妻に迎えれば、剣と魔法、どちらにも秀でた子が誕生するかもしれないから」
「え、いや、チガウ……」
彼らの関係を知っている者からすれば、マリアベルが突拍子もないことを言っているようにも思える。
しかし、意外と彼女の見方も間違ってはいない。
二人は、貴族なのだから。
自分の親にすら話を通さず、恋愛感情一本で、突然のプロポーズをかましたアーロンのほうが、貴族らしくない行動をとったともいえる。
アークライト公爵家は、武の名家。
武器の扱いに長けた家に、魔力の強い女性を妻として迎え入れ、魔法方面も強化したい。
そのために、魔法使いとして優秀なマリアベルが嫁候補に選ばれた。
アーロンがマリアベルに向ける気持ちを知らなければ、そんな取り方をされたって、なんらおかしくはないのだ。
「チガウ……チガウ……ううっ……」
きれいな顔をしょぼしょぼとさせて、ぷるぷると震えながら涙目になるアーロン。
違うんだ。僕はきみのことが好きなんだ。魔力目当てなんかじゃない。きみのことが、好きなんだよー!
心の中で必死にそう叫ぶが、公爵家嫡男としてはかなりやらかしたことやら、マリアベルに自分の好意がまったく伝わっていなかったことやらで、もういっぱいいっぱいで。
その日、マリアベルに好きだと伝えることはできなかった。
アークライト家の馬車が、マニフィカ邸に到着する。
もう日が沈みかけており、あたりはオレンジ色に染まっていた。
先に馬車をおりたアーロンが、マリアベルに向かって手を差し出す。
彼女は、少し迷う様子を見せてから、アーロンの手に自分のそれを重ねた。
マリアベルの手に触れたまま、アーロンが切り出す。
「……ベル。今日の話、僕は真面目に進めたい」
「……結婚、ですか? でも、私は……」
マリアベルの魔力の高さや、魔法を扱う才能は、突然現れたもの。
だから、自分と結婚しても、期待通りの子が産まれるかどうかわからない。
そう言いたいのだろう。
戸惑うマリアベルの手を、アーロンが両手で包み込むと、彼女に正面から向き合い、そのはちみつ色の瞳でマリアベルをとらえた。
マリアベルの空色の瞳には、アーロンが映り込む。
「真剣なんだ。今度はちゃんと家を通して、婚約を申し込む。だから……」
「だから……?」
僕から、離れていかないで。
他の男のところになんて、行かないで。
そんなことを言うのは、流石に情けないように思えて。
アーロンは、続く言葉を飲み込んだ。
「……いや。ベル、今日は疲れているところに、急にごめんね。ゆっくり休んで? 婚約の話は、学園生活に慣れてから考えてくれてもいいから。……週明け、また迎えに来るよ」
「……はい」
去り際の彼は、いつも通りの柔和な笑みを浮かべていた。
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