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3.味噌煮込みうどん(愛知)
エンドルフィン
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杉野館の玄関脇には、朝顔の鉢が置かれている。朝市の馴染みの店で種をおまけしてもらい、千影が種を撒いたのは梅雨になる前のことだった。
夏の日差しのおかげで、朝顔の蔓はぐんぐんと伸びている。夕方に水をやるのは、いつもこの時間。陽が落ちてからだ。
ついこのあいだ可愛い芽が出たばかりと思っていたのに、気づくと黒い出格子に蔓が器用に絡まっていた。今では、もうすっかり立派な緑のカーテンになっている。
水やりを終え、中に入ろうとしたとき、向こうから歩いてくる陽汰の気づいた。
「おかえりなさい」
「戻りましたー」
陽が沈んだとはいえ、まだ蒸し暑さが残る時間だ。陽汰はハンカチで汗を拭っている。
「そろそろ咲きそうですね」
陽汰がまじまじと朝顔の蕾を観察している。
「どうやら、青色の朝顔みたいです」
朝顔の蕾がわずかに綻んで、花の部分が確認できる。
「もしかして、花の色が分からないまま育ててたんですか?」
「おまけしてくれた店主の方に、一応は聞いてみたんですけど。よく分わからないと言われまして……。たぶん、青か紫か……もしかしたら白かもしれないって」
「なんだそれ。いい加減だなぁ」
表情を緩める陽汰を見て、千影は安心した。同時に、何となく違和感を感じた。元気がないように思うのだ。
そんな風に思うようになったのは、つい最近のこと。
残業続きの毎日が終わって、ようやく落ち着いたと思ったはずが、どういうわけか陽汰に覇気がない。
夏バテだろうか、と考えたこともあったけれど、食欲が落ちている様子はない。
変わったことといえば、やたら濃い味を好むようになった。以前にも増して、こってりした脂っぽい献立を好むようになったのだ。
夕食を先に終えた陽汰は、持ち帰った仕事があるとかで、貫井や結野よりも先に自室に戻って行った。
食堂を出て行く彼の背中を見届けた千影は、思い切って貫井に訊いてみた。あくまでの気がする程度なのだけれど、と付け加える。
「陽汰の元気がない? 気のせいじゃないか?」
ホッケの塩焼きに箸をつけながら、貫井がきっぱりと答える。
「そうでしょうか……」
「そうだよ」
ていねいに骨と身の部分を分けながら、貫井が「元気ない説」を否定する。
「千影ちゃんは、どうしてそう思うの?」
桜えびと玉ねぎのサラダをもしゃもしゃと食べながら、結野が千影を気遣ってくれる。
「なんとなく、そう思うんです。声のトーンとか、ふとした表情とか……」
「うーん、そういえば、そんな気もするかなぁ」
「夏バテじゃないか?」
「ご飯を食べる量は変わってないんです。今日も豚汁をおかわりしていましたし……」
「だったら、元気だろう」
豚バラ肉と根菜がたっぷり入った豚汁を、もりもりとおかわりしていた。ちなみに今日の献立は、貫井に食べたいものを聞いて参考にさせてもらった。
------------------------------------
【今日の夕食】
・ごはん(白米)
・ホッケの塩焼き
・茄子の煮びたし
・桜えびとスライス玉ねぎのさっぱりサラダ
・具だくさん豚汁
※ごはんと豚汁はおかわり自由です
------------------------------------
「最近、献立に行き詰って皆さんに食べたいものを聞くことがあるんですけど」
「うん、今日は貫井さんに聞いたんだよね? ホッケすごく美味しいよ。身がホクホクしてて、俺も好きだなぁ」
結野が子供みたいにニコニコしながらホッケの塩焼きを口に運んでいて、思わず癒される。
「ありがとうございます。……それで、陽汰さんにも聞いてみたんですけど。やたらメニューが脂っこいというか、濃い味をリクエストされまして」
「若いからじゃないか?」
陽汰とわりと年の差がある貫井は、年齢説を唱える。
「それにしても、行き過ぎなような気がして……」
「たとえば、どういうメニューなの?」
結野に促され、陽汰からリクエストされたメニューを思い出しながら羅列してみる。
「えっと、チャーシューの脂身多めの丼ぶりとか、背脂まみれの油そばとか、ベーコンとにんにく多めでアヒージョ並みにオリーブオイルたっぷりのペペロンチーノとか、濃厚なデミグラスソースをさらに煮詰めて濃くしたソースをかけたハンバーグとか……」
「聞いてるだけで喉が渇くな」
思わず貫井が顔を顰める。
「とにかく味が濃くて、脂っこいものを欲するみたいなんです」
「それって……もしかして、エンドルフィンじゃないかな?」
思いついた、という感じで結野が声をあげる。
「エンドルフィン?」
「何だそれは」
千影と貫井の声が思わず合わさる。
「脂と塩が幸せホルモンを呼ぶらしいんですよ。その幸せホルモンをエンドルフィンっていうみたいなんですけど。脳内麻薬の一種で、疲れとかイライラを軽減させてくれるみたいですね」
「疲れとか、イライラですか……」
「いまの企画広報部はさ、とりあえず人員は集めたものの、陽汰の負担は大きいんじゃないかな? 彼なりに気を使ったり、人知れず頑張ったりしてるのかもね」
結野の言葉を反芻する。
そういえば今日、貫井や結野を置いて先に自室に戻ったのは、持ち帰った仕事をするためだ。
「まぁ、それはあるかもな。もしくは、少し落ち着いた今になって、どっと疲れが出た可能性もある考えられるぞ」
「とにかく、陽汰にとって今が、ちょっとしんどい時期なのは間違いないだろうね」
「社会人やってりゃ、必ずそういう時期があるもんだ」
「そういう、ものですか……」
こういうとき、社会人の先輩である貫井の言葉は説得力がある。
「しばらくしたら、また元気になるだろ。あのときは大変だったなって、後になって笑い話になるのがほとんどだから」
貫井にも、そういう経験があるのかもしれない。
陽汰が元気になるまで、濃い味のこってりメニューを作って応援しよう。幸せホルモンのエンドルフィンで、彼にエールを送るのだ。
もちろん、健康のために行き過ぎないようにする。拳を小さくぎゅっと握りながら、千影は健康に配慮したこってりメニューを考え始めたのだった。
夏の日差しのおかげで、朝顔の蔓はぐんぐんと伸びている。夕方に水をやるのは、いつもこの時間。陽が落ちてからだ。
ついこのあいだ可愛い芽が出たばかりと思っていたのに、気づくと黒い出格子に蔓が器用に絡まっていた。今では、もうすっかり立派な緑のカーテンになっている。
水やりを終え、中に入ろうとしたとき、向こうから歩いてくる陽汰の気づいた。
「おかえりなさい」
「戻りましたー」
陽が沈んだとはいえ、まだ蒸し暑さが残る時間だ。陽汰はハンカチで汗を拭っている。
「そろそろ咲きそうですね」
陽汰がまじまじと朝顔の蕾を観察している。
「どうやら、青色の朝顔みたいです」
朝顔の蕾がわずかに綻んで、花の部分が確認できる。
「もしかして、花の色が分からないまま育ててたんですか?」
「おまけしてくれた店主の方に、一応は聞いてみたんですけど。よく分わからないと言われまして……。たぶん、青か紫か……もしかしたら白かもしれないって」
「なんだそれ。いい加減だなぁ」
表情を緩める陽汰を見て、千影は安心した。同時に、何となく違和感を感じた。元気がないように思うのだ。
そんな風に思うようになったのは、つい最近のこと。
残業続きの毎日が終わって、ようやく落ち着いたと思ったはずが、どういうわけか陽汰に覇気がない。
夏バテだろうか、と考えたこともあったけれど、食欲が落ちている様子はない。
変わったことといえば、やたら濃い味を好むようになった。以前にも増して、こってりした脂っぽい献立を好むようになったのだ。
夕食を先に終えた陽汰は、持ち帰った仕事があるとかで、貫井や結野よりも先に自室に戻って行った。
食堂を出て行く彼の背中を見届けた千影は、思い切って貫井に訊いてみた。あくまでの気がする程度なのだけれど、と付け加える。
「陽汰の元気がない? 気のせいじゃないか?」
ホッケの塩焼きに箸をつけながら、貫井がきっぱりと答える。
「そうでしょうか……」
「そうだよ」
ていねいに骨と身の部分を分けながら、貫井が「元気ない説」を否定する。
「千影ちゃんは、どうしてそう思うの?」
桜えびと玉ねぎのサラダをもしゃもしゃと食べながら、結野が千影を気遣ってくれる。
「なんとなく、そう思うんです。声のトーンとか、ふとした表情とか……」
「うーん、そういえば、そんな気もするかなぁ」
「夏バテじゃないか?」
「ご飯を食べる量は変わってないんです。今日も豚汁をおかわりしていましたし……」
「だったら、元気だろう」
豚バラ肉と根菜がたっぷり入った豚汁を、もりもりとおかわりしていた。ちなみに今日の献立は、貫井に食べたいものを聞いて参考にさせてもらった。
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【今日の夕食】
・ごはん(白米)
・ホッケの塩焼き
・茄子の煮びたし
・桜えびとスライス玉ねぎのさっぱりサラダ
・具だくさん豚汁
※ごはんと豚汁はおかわり自由です
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「最近、献立に行き詰って皆さんに食べたいものを聞くことがあるんですけど」
「うん、今日は貫井さんに聞いたんだよね? ホッケすごく美味しいよ。身がホクホクしてて、俺も好きだなぁ」
結野が子供みたいにニコニコしながらホッケの塩焼きを口に運んでいて、思わず癒される。
「ありがとうございます。……それで、陽汰さんにも聞いてみたんですけど。やたらメニューが脂っこいというか、濃い味をリクエストされまして」
「若いからじゃないか?」
陽汰とわりと年の差がある貫井は、年齢説を唱える。
「それにしても、行き過ぎなような気がして……」
「たとえば、どういうメニューなの?」
結野に促され、陽汰からリクエストされたメニューを思い出しながら羅列してみる。
「えっと、チャーシューの脂身多めの丼ぶりとか、背脂まみれの油そばとか、ベーコンとにんにく多めでアヒージョ並みにオリーブオイルたっぷりのペペロンチーノとか、濃厚なデミグラスソースをさらに煮詰めて濃くしたソースをかけたハンバーグとか……」
「聞いてるだけで喉が渇くな」
思わず貫井が顔を顰める。
「とにかく味が濃くて、脂っこいものを欲するみたいなんです」
「それって……もしかして、エンドルフィンじゃないかな?」
思いついた、という感じで結野が声をあげる。
「エンドルフィン?」
「何だそれは」
千影と貫井の声が思わず合わさる。
「脂と塩が幸せホルモンを呼ぶらしいんですよ。その幸せホルモンをエンドルフィンっていうみたいなんですけど。脳内麻薬の一種で、疲れとかイライラを軽減させてくれるみたいですね」
「疲れとか、イライラですか……」
「いまの企画広報部はさ、とりあえず人員は集めたものの、陽汰の負担は大きいんじゃないかな? 彼なりに気を使ったり、人知れず頑張ったりしてるのかもね」
結野の言葉を反芻する。
そういえば今日、貫井や結野を置いて先に自室に戻ったのは、持ち帰った仕事をするためだ。
「まぁ、それはあるかもな。もしくは、少し落ち着いた今になって、どっと疲れが出た可能性もある考えられるぞ」
「とにかく、陽汰にとって今が、ちょっとしんどい時期なのは間違いないだろうね」
「社会人やってりゃ、必ずそういう時期があるもんだ」
「そういう、ものですか……」
こういうとき、社会人の先輩である貫井の言葉は説得力がある。
「しばらくしたら、また元気になるだろ。あのときは大変だったなって、後になって笑い話になるのがほとんどだから」
貫井にも、そういう経験があるのかもしれない。
陽汰が元気になるまで、濃い味のこってりメニューを作って応援しよう。幸せホルモンのエンドルフィンで、彼にエールを送るのだ。
もちろん、健康のために行き過ぎないようにする。拳を小さくぎゅっと握りながら、千影は健康に配慮したこってりメニューを考え始めたのだった。
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