26 / 27
番外編(side健)
7
しおりを挟む
気がついたら朝。
起きたらまずそんなことを思う日も多い中、今日は気がついたら奈緒、だった。
彼女を腕の中に収め、逃げないようにしっかりと抱きしめた状態で眠っていたようだ。
本能というのは本当にすごいと感心した。
まだ腕の中ですやすやと眠る奈緒の顔をそっと眺める。
素顔の彼女は・・・やはり可愛い。
はぁ・・・マジで好みだ。
それに体の相性も申し分なく、それでいて彼女の本性も俺好み。
ただプライドが高いっていう点がちょっと難ありだが。
そうこう考えるうちに奈緒が目を覚ました。
「ん・・・え・・・あっ。」
彼女の考えが手に取る様にわかる。
目が覚めたら、何かに包まれている状態でそれを確認したら俺だった。
とそんなところだろう。
奈緒は顔を赤く染めながら、布団の中に潜っていく。
「おはよう、奈緒。」
優しく彼女に声をかけ、潜り込んだ彼女を引きずり出す。
「う・・・おはよ。健ちゃん、ずっと起きてたの?」
「いや、さっき俺も起きたばっかり。」
「そっか。」
会話が続かない。
それと言うのも奈緒がやけにぎこちなくて緊張していたからだ。
「奈緒。なんでそんなに俺から逃げるんだ?」
「だ、だって・・・ねぇ。まさか・・・こんなことになるなんて・・・。」
ブツブツと呟くように言う奈緒に、少しイラついた。
どう考えても俺と付き合う気はなかったと言っているようで。
「奈緒にとって昨日の事はただの成り行きの事だって言いたいのか?」
突き放すように鋭い言葉を奈緒に向けた。
奈緒を驚いたように目を見開き、俺を見上げた。
「健ちゃん?」
「それとも、奈緒は最初から軽いノリで俺を誘ってきたのか?」
奈緒を傷つけているということはわかっている。
けれどそんな思いとは裏腹に言葉が次々と繰り出される。
「結局、奈緒は俺の事、マジじゃなかったってことか。はっ、やってらんねぇっ。」
苛立ちに任せて、ベッドから降り立ち服を着始める。
「健ちゃん、待って!違う。そんなんじゃない。」
奈緒が必死に言いながらベッドから飛び出すと、俺の背中に抱きついてきた。
「放せよ、奈緒。」
「絶対、いや!放すと健ちゃん、ここから出て行くでしょ?だから絶対に放さない!」
奈緒はギュッと俺を抱きしめてきた。
はぁ・・・絶対にコイツ、素っ裸だってこと忘れてるな・・・。
あたってるんだよ、胸が。
さすがに怒りも引き潮のように去って行った。
変わりに押し寄せてくるのは、男の欲望。
俺の体にまわした奈緒の腕をさっと掴み、体から切り離すと体全体の方向を180度変えた。
そして奈緒の体を抱き上げ、そのままベッドへと落ちて行く。
「ちょ、健ちゃん!?」
奈緒は驚いて俺を見上げている。
「放れないんだろ?だったらくっ付いてるしかねぇよな?でも奈緒がそんな格好なのにただくっ付いてるだけなんてガキじゃあるまいし・・・なぁ?」
「そ、それってまさか・・・。」
顔を少し引き攣らせながら奈緒が恐々と俺の行動を窺っている。
その表情に思わず吹き出してしまった。
呆気に取られる奈緒を軽く小突く。
「冗談だって。それに焦る必要もないだろう。俺達、一応付き合う事になったんだし。とりあえず今は奈緒の体力回復の為に何か食うか。」
その言葉を聞いて、奈緒はどこかほっとしていた。
安心するのは早いぞ、奈緒。
食後の運動ってもんがある。
まぁ、本人には当然、知らせる気はないけどな。
しかし・・・ここまで俺って性欲が強い方だったか?
少し遅い朝食を奈緒の家で食べることになった。
とにかくまた奈緒には驚かされた。
ちゃんとまともな料理が出来るのだ。
本当に奈緒は自分を隠すのがうまい。
そして料理の味付けがまた俺に合っててちょうどいいときた。
これだけ相性が良ければ、もう言うことないだろう・・・。
それにしても奈緒の元カレ達は一体、奈緒の何が不満だったのか・・・。
過去に会った奈緒の男達を思い浮かべ、次第に見えてきた。
おそらく・・・。
「奈緒。おまえさぁ、昨日言ってただろう?過去の男達の別れの原因がどうとかってさ。」
「ああ、そんな話したっけ?」
「おい・・・。」
思わず頭を抱えてしまった。
気がつけばいつもの奈緒に戻っている。
素の奈緒が見れるのは夜だけってことか?
「ったく、いい加減な奴だな。」
「健ちゃんが細かすぎるのよ。私くらいがちょうどいいの。・・・で?」
「ん?」
「だから・・・何かわかったの?」
「なんだ。結局、奈緒も気にしてるんじゃねぇか。」
「だって健ちゃんが言いかけたままだし。」
「相変わらず、かわいい性格だな。」
「あら、ありがとぅ。健ちゃんに褒めて貰えるなんて嬉しいわ。」
「はいはい。それは置いといて、話を戻すぞ。あくまで俺の意見だぞ。例の原因だけどな・・・。」
「うん。」
「結局、おまえの見る目がなかったってことだ。」
「はぁ!?ちょっと健ちゃん。ケンカ売ってんの?」
「まぁ待て。話は最後まで聞く!要は相手に何を一番求めてるかってことだ。」
「求める?」
「そう。恋人に求める条件ってやつだ。理想的なものじゃなくて、現実的に考えて自分に合う相手はこういう奴だってのが誰だって必ずあるはずだろ?奈緒の場合は、それがわかってなかったってことだ。」
「なんでよ!?」
「はぁ・・・まだわからないのか?今までの男達を思い浮かべてみろ。共通点はなんだ?」
「共通点は・・・かわいい男って感じかなぁ。」
ものは言い様だな。
あれはかわいいというよりか弱いだ!
それにかわいいって言われて喜ぶ男がいるか!
まぁ、たまーにいるかもしれないが・・・。
「俺に言わせれば、頼りない男って感じだな。」
「ひっどー。」
「勝手に言っとけ。で、たぶん相手の男達は、おまえに共通したものを求めていた。それは、『頼れる女性』ってやつだ。今まで俺に見せていた部分からすれば、まさしくおまえは彼らにとって最高のパートナーだったはずだ。私に付いて来い!と言わんばかりの行動力だしな。しかしその裏に隠された奈緒自身を知った瞬間、奴らは気付く。俺の求めているものとは違う、と。おそらくそれを一番感じたのがセックスをしている時だったんだろうな。」
「私の何がいけないのよ。そんなに私って・・・ダメだった?」
「そういう意味じゃない。根本的な相性の問題だ。そこで一つ確認しておきたいんだが・・・おまえさ、元彼達とどんなセックスしてたんだ?」
「は?」
「いや細かい話とかじゃなくてだな、ほらいろいろあるだろう?体位とか、雰囲気とか。」
「な、なんでそんなこと答えなくちゃいけないのよ!」
ほんのりと顔を赤く染めながら奈緒が言い返してきた。
ま、当然の反応だな。
普通、彼氏にそんなことを言うわけがないか。
奈緒は視線を俺から逸らし、残りの朝食を無理矢理押し込めるように食べ始めた。
俺もカップに残ったコーヒーを一気に喉へと注ぎ込んだ。
起きたらまずそんなことを思う日も多い中、今日は気がついたら奈緒、だった。
彼女を腕の中に収め、逃げないようにしっかりと抱きしめた状態で眠っていたようだ。
本能というのは本当にすごいと感心した。
まだ腕の中ですやすやと眠る奈緒の顔をそっと眺める。
素顔の彼女は・・・やはり可愛い。
はぁ・・・マジで好みだ。
それに体の相性も申し分なく、それでいて彼女の本性も俺好み。
ただプライドが高いっていう点がちょっと難ありだが。
そうこう考えるうちに奈緒が目を覚ました。
「ん・・・え・・・あっ。」
彼女の考えが手に取る様にわかる。
目が覚めたら、何かに包まれている状態でそれを確認したら俺だった。
とそんなところだろう。
奈緒は顔を赤く染めながら、布団の中に潜っていく。
「おはよう、奈緒。」
優しく彼女に声をかけ、潜り込んだ彼女を引きずり出す。
「う・・・おはよ。健ちゃん、ずっと起きてたの?」
「いや、さっき俺も起きたばっかり。」
「そっか。」
会話が続かない。
それと言うのも奈緒がやけにぎこちなくて緊張していたからだ。
「奈緒。なんでそんなに俺から逃げるんだ?」
「だ、だって・・・ねぇ。まさか・・・こんなことになるなんて・・・。」
ブツブツと呟くように言う奈緒に、少しイラついた。
どう考えても俺と付き合う気はなかったと言っているようで。
「奈緒にとって昨日の事はただの成り行きの事だって言いたいのか?」
突き放すように鋭い言葉を奈緒に向けた。
奈緒を驚いたように目を見開き、俺を見上げた。
「健ちゃん?」
「それとも、奈緒は最初から軽いノリで俺を誘ってきたのか?」
奈緒を傷つけているということはわかっている。
けれどそんな思いとは裏腹に言葉が次々と繰り出される。
「結局、奈緒は俺の事、マジじゃなかったってことか。はっ、やってらんねぇっ。」
苛立ちに任せて、ベッドから降り立ち服を着始める。
「健ちゃん、待って!違う。そんなんじゃない。」
奈緒が必死に言いながらベッドから飛び出すと、俺の背中に抱きついてきた。
「放せよ、奈緒。」
「絶対、いや!放すと健ちゃん、ここから出て行くでしょ?だから絶対に放さない!」
奈緒はギュッと俺を抱きしめてきた。
はぁ・・・絶対にコイツ、素っ裸だってこと忘れてるな・・・。
あたってるんだよ、胸が。
さすがに怒りも引き潮のように去って行った。
変わりに押し寄せてくるのは、男の欲望。
俺の体にまわした奈緒の腕をさっと掴み、体から切り離すと体全体の方向を180度変えた。
そして奈緒の体を抱き上げ、そのままベッドへと落ちて行く。
「ちょ、健ちゃん!?」
奈緒は驚いて俺を見上げている。
「放れないんだろ?だったらくっ付いてるしかねぇよな?でも奈緒がそんな格好なのにただくっ付いてるだけなんてガキじゃあるまいし・・・なぁ?」
「そ、それってまさか・・・。」
顔を少し引き攣らせながら奈緒が恐々と俺の行動を窺っている。
その表情に思わず吹き出してしまった。
呆気に取られる奈緒を軽く小突く。
「冗談だって。それに焦る必要もないだろう。俺達、一応付き合う事になったんだし。とりあえず今は奈緒の体力回復の為に何か食うか。」
その言葉を聞いて、奈緒はどこかほっとしていた。
安心するのは早いぞ、奈緒。
食後の運動ってもんがある。
まぁ、本人には当然、知らせる気はないけどな。
しかし・・・ここまで俺って性欲が強い方だったか?
少し遅い朝食を奈緒の家で食べることになった。
とにかくまた奈緒には驚かされた。
ちゃんとまともな料理が出来るのだ。
本当に奈緒は自分を隠すのがうまい。
そして料理の味付けがまた俺に合っててちょうどいいときた。
これだけ相性が良ければ、もう言うことないだろう・・・。
それにしても奈緒の元カレ達は一体、奈緒の何が不満だったのか・・・。
過去に会った奈緒の男達を思い浮かべ、次第に見えてきた。
おそらく・・・。
「奈緒。おまえさぁ、昨日言ってただろう?過去の男達の別れの原因がどうとかってさ。」
「ああ、そんな話したっけ?」
「おい・・・。」
思わず頭を抱えてしまった。
気がつけばいつもの奈緒に戻っている。
素の奈緒が見れるのは夜だけってことか?
「ったく、いい加減な奴だな。」
「健ちゃんが細かすぎるのよ。私くらいがちょうどいいの。・・・で?」
「ん?」
「だから・・・何かわかったの?」
「なんだ。結局、奈緒も気にしてるんじゃねぇか。」
「だって健ちゃんが言いかけたままだし。」
「相変わらず、かわいい性格だな。」
「あら、ありがとぅ。健ちゃんに褒めて貰えるなんて嬉しいわ。」
「はいはい。それは置いといて、話を戻すぞ。あくまで俺の意見だぞ。例の原因だけどな・・・。」
「うん。」
「結局、おまえの見る目がなかったってことだ。」
「はぁ!?ちょっと健ちゃん。ケンカ売ってんの?」
「まぁ待て。話は最後まで聞く!要は相手に何を一番求めてるかってことだ。」
「求める?」
「そう。恋人に求める条件ってやつだ。理想的なものじゃなくて、現実的に考えて自分に合う相手はこういう奴だってのが誰だって必ずあるはずだろ?奈緒の場合は、それがわかってなかったってことだ。」
「なんでよ!?」
「はぁ・・・まだわからないのか?今までの男達を思い浮かべてみろ。共通点はなんだ?」
「共通点は・・・かわいい男って感じかなぁ。」
ものは言い様だな。
あれはかわいいというよりか弱いだ!
それにかわいいって言われて喜ぶ男がいるか!
まぁ、たまーにいるかもしれないが・・・。
「俺に言わせれば、頼りない男って感じだな。」
「ひっどー。」
「勝手に言っとけ。で、たぶん相手の男達は、おまえに共通したものを求めていた。それは、『頼れる女性』ってやつだ。今まで俺に見せていた部分からすれば、まさしくおまえは彼らにとって最高のパートナーだったはずだ。私に付いて来い!と言わんばかりの行動力だしな。しかしその裏に隠された奈緒自身を知った瞬間、奴らは気付く。俺の求めているものとは違う、と。おそらくそれを一番感じたのがセックスをしている時だったんだろうな。」
「私の何がいけないのよ。そんなに私って・・・ダメだった?」
「そういう意味じゃない。根本的な相性の問題だ。そこで一つ確認しておきたいんだが・・・おまえさ、元彼達とどんなセックスしてたんだ?」
「は?」
「いや細かい話とかじゃなくてだな、ほらいろいろあるだろう?体位とか、雰囲気とか。」
「な、なんでそんなこと答えなくちゃいけないのよ!」
ほんのりと顔を赤く染めながら奈緒が言い返してきた。
ま、当然の反応だな。
普通、彼氏にそんなことを言うわけがないか。
奈緒は視線を俺から逸らし、残りの朝食を無理矢理押し込めるように食べ始めた。
俺もカップに残ったコーヒーを一気に喉へと注ぎ込んだ。
0
お気に入りに追加
172
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
『番外編』イケメン彼氏は警察官!初めてのお酒に私の記憶はどこに!?
すずなり。
恋愛
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の身は持たない!?の番外編です。
ある日、美都の元に届いた『同窓会』のご案内。もう目が治ってる美都は参加することに決めた。
要「これ・・・酒が出ると思うけど飲むなよ?」
そう要に言われてたけど、渡されたグラスに口をつける美都。それが『酒』だと気づいたころにはもうだいぶ廻っていて・・・。
要「今日はやたら素直だな・・・。」
美都「早くっ・・入れて欲しいっ・・!あぁっ・・!」
いつもとは違う、乱れた夜に・・・・・。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんら関係ありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる