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第二話
軍隊<Ⅲ>
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「勇者の一人が倒されて怖じ気づいているのではありませんか?」
いやいやいや、怖じ気づいているのはそれこそあんたの方だろ。
「ここで一体何の話をしていたのですか。それにこの怪しい者は誰なのです?」
既に顔も忘れられてるし。
「この方は聖女様と共に行動をしている勇者様です」
「なに? 聖女様は誘拐されたのでは……では、この者が……敵方と通じているということでは!?」
「軍監殿、落ち着いてください。もしそうだとして何故この場に一人でやってこられましょう」
「そ、それはそうですね……ならば敵に寝返ったと見せて我らに有益な情報を持ってきたと言うことでしょうか!?」
「いや、俺は敵だから」
「は?」
「だから、俺は紋様族の側に付いたんだよ」
「な!? いくら勇者だからとあまりふざけたことを仰るようであればただでは済ませませんよ」
「ふざけてないよ。俺はここに停戦を提案しに来たんだ」
「何をバカなことを亜人など下等な存在に何故力を貸すのです!」
「人間がいつも正しいって思ってないからじゃないかな」
「な!? お、おい! 誰か、今すぐこの者を拘束するのです!」
天幕の外に向かって大きな声で兵士を呼ぶ軍監。
その声に数名の兵士が入ってくるが、隊長が手で制止するように命令をする。
「あんたは武器の一つも持っていない使者を拘束するほど怖いのか?」
「な!? ば、バカなことを言うんじゃありませんっ!」
まあカトリナを見て腰を抜かしているくらいだから、怖いかもしれないな。
「軍監殿、このお方はドガ砦でワイトを、そして昨日はワイバーンを倒すほどの手練れです。今ここの戦力では取り押さえるどころか全滅するかもしれません」
「ワイトやワイバーンごとき、自分にもさほどの難敵ではありませんよ」
なんか負けず嫌いな発言をしながらローブ姿の男が一人天幕に入ってきた。
あー、そういえばもう一人いらっしゃいましたね……。
「停戦など有り得ません。的の位置さえ分かれば自分が一人で戦っても構いません。紋様族など物の数ではありません」
凄い自信だな。でもあんたあの間欠泉の道を越えられるのかよ。
「所詮は下等な人間もどき、全て自分の経験値としていただく。どうせ奴らの半端な魔法などこの杖があれば効きませんから」
「聞いてもいないのに、自分のこと語り始めたよ」
伝説級の杖か……確かにちょっと厄介かもしれない。
一体どんな効果があるのか。
「それに自分は既に中位の魔法も使え、範囲魔法で吹っ飛ばせばあっという間ですよ」
どうせ自身ではなく杖の力だっていうのに、よくもまあ自慢げだな。
「そうか……では交渉は破談、全面的に戦争をするんだな」
「戦争ですか……もしかしたら、いやもしかしなくても一方的かもしれませんけどね。くくく……」
今になって本性を見せ始めたのか、魔法使いの勇者は不敵な笑みを浮かべて語った。
「そういうことです。さあ使者殿にはお帰り願いましょう」
虎の威を借る狐の如く、急に強気になる軍監。
「……そういう命令ならば仕方がない」
腕を組み、目を瞑って苦渋の表情を見せつつも隊長さんは俺にそう言った。
「あんた等にちゃんとした大義名分はあるんだろうな」
「魔王軍に手を貸す紋様族を討伐する。それに決まっているでしょう」
軍監が笑みを浮かべながらそう語った。
「一応言っていくが、魔王軍に手を貸した証拠なんて何処にもないからな」
「いいえ、件のネクロマンサーがそう証言をしているのです」
「なに!?」
ウソだろ……。いやネクロマンサーと何か取引でもしたのか?
そもそも死人使いの話なんて信用に足るとは思えないが。
「それこそネクロマンサーに手を貸す亜人なんて居ないだろ! あんな死体有りきの魔術師に協力するなんて何時自分が死体にされるか分からないんだ近くで眠りたくもない」
「実際にそういう証言があるのです。それとも我らがウソをついているとでも?」
よく言うぜ。ねつ造なんてどうとでも出来るじゃねーか。
「本当にいいのか? あまり適当なことを言って、もし魔王のみ耳に入ったらタダじゃ済まなくなるかもしれないぞ」
「な!? き、き、貴様、もしや魔王とも繋がっているのですか!」
ほんの少し揺さぶるだけでビビるなら素直に引き籠もっていれば良いのに。
「いや知らない。会ったこともないし」
「勇者殿、これ以上の騒動となりますと庇いきれなくなります。申し訳ありませんがお帰りください」
さすがの険悪ムードに隊長さんが止めに入ってくれた。
「しょうがない。あ、でも部隊長さん、ワイバーンの頭はちゃんと回収しておいた方が良いぜ」
「それはわかりました」
「ただいまー」
俺は陣から出て歩いてセレーネとデルの元に戻った。
追跡されていないかサーチをしてみたが、どうやら大丈夫の様子。
「それで、どうだった?」
「残念ながら破断したよ」
「そう……」
破断に分かりやすいほど落ち込む様子のデル。
紋様も灰色になっている。
「すまんな。面倒なのが何人か居てさ、そいつらが妙に強気なんだよ」
「それじゃあ、どうするの……戦うことになるの?」
「うんにゃ、夜襲を掛ける!」
「な!? 結局戦うんじゃない!」
「違う……落書きだ!」
「はあ!?」
いやいやいや、怖じ気づいているのはそれこそあんたの方だろ。
「ここで一体何の話をしていたのですか。それにこの怪しい者は誰なのです?」
既に顔も忘れられてるし。
「この方は聖女様と共に行動をしている勇者様です」
「なに? 聖女様は誘拐されたのでは……では、この者が……敵方と通じているということでは!?」
「軍監殿、落ち着いてください。もしそうだとして何故この場に一人でやってこられましょう」
「そ、それはそうですね……ならば敵に寝返ったと見せて我らに有益な情報を持ってきたと言うことでしょうか!?」
「いや、俺は敵だから」
「は?」
「だから、俺は紋様族の側に付いたんだよ」
「な!? いくら勇者だからとあまりふざけたことを仰るようであればただでは済ませませんよ」
「ふざけてないよ。俺はここに停戦を提案しに来たんだ」
「何をバカなことを亜人など下等な存在に何故力を貸すのです!」
「人間がいつも正しいって思ってないからじゃないかな」
「な!? お、おい! 誰か、今すぐこの者を拘束するのです!」
天幕の外に向かって大きな声で兵士を呼ぶ軍監。
その声に数名の兵士が入ってくるが、隊長が手で制止するように命令をする。
「あんたは武器の一つも持っていない使者を拘束するほど怖いのか?」
「な!? ば、バカなことを言うんじゃありませんっ!」
まあカトリナを見て腰を抜かしているくらいだから、怖いかもしれないな。
「軍監殿、このお方はドガ砦でワイトを、そして昨日はワイバーンを倒すほどの手練れです。今ここの戦力では取り押さえるどころか全滅するかもしれません」
「ワイトやワイバーンごとき、自分にもさほどの難敵ではありませんよ」
なんか負けず嫌いな発言をしながらローブ姿の男が一人天幕に入ってきた。
あー、そういえばもう一人いらっしゃいましたね……。
「停戦など有り得ません。的の位置さえ分かれば自分が一人で戦っても構いません。紋様族など物の数ではありません」
凄い自信だな。でもあんたあの間欠泉の道を越えられるのかよ。
「所詮は下等な人間もどき、全て自分の経験値としていただく。どうせ奴らの半端な魔法などこの杖があれば効きませんから」
「聞いてもいないのに、自分のこと語り始めたよ」
伝説級の杖か……確かにちょっと厄介かもしれない。
一体どんな効果があるのか。
「それに自分は既に中位の魔法も使え、範囲魔法で吹っ飛ばせばあっという間ですよ」
どうせ自身ではなく杖の力だっていうのに、よくもまあ自慢げだな。
「そうか……では交渉は破談、全面的に戦争をするんだな」
「戦争ですか……もしかしたら、いやもしかしなくても一方的かもしれませんけどね。くくく……」
今になって本性を見せ始めたのか、魔法使いの勇者は不敵な笑みを浮かべて語った。
「そういうことです。さあ使者殿にはお帰り願いましょう」
虎の威を借る狐の如く、急に強気になる軍監。
「……そういう命令ならば仕方がない」
腕を組み、目を瞑って苦渋の表情を見せつつも隊長さんは俺にそう言った。
「あんた等にちゃんとした大義名分はあるんだろうな」
「魔王軍に手を貸す紋様族を討伐する。それに決まっているでしょう」
軍監が笑みを浮かべながらそう語った。
「一応言っていくが、魔王軍に手を貸した証拠なんて何処にもないからな」
「いいえ、件のネクロマンサーがそう証言をしているのです」
「なに!?」
ウソだろ……。いやネクロマンサーと何か取引でもしたのか?
そもそも死人使いの話なんて信用に足るとは思えないが。
「それこそネクロマンサーに手を貸す亜人なんて居ないだろ! あんな死体有りきの魔術師に協力するなんて何時自分が死体にされるか分からないんだ近くで眠りたくもない」
「実際にそういう証言があるのです。それとも我らがウソをついているとでも?」
よく言うぜ。ねつ造なんてどうとでも出来るじゃねーか。
「本当にいいのか? あまり適当なことを言って、もし魔王のみ耳に入ったらタダじゃ済まなくなるかもしれないぞ」
「な!? き、き、貴様、もしや魔王とも繋がっているのですか!」
ほんの少し揺さぶるだけでビビるなら素直に引き籠もっていれば良いのに。
「いや知らない。会ったこともないし」
「勇者殿、これ以上の騒動となりますと庇いきれなくなります。申し訳ありませんがお帰りください」
さすがの険悪ムードに隊長さんが止めに入ってくれた。
「しょうがない。あ、でも部隊長さん、ワイバーンの頭はちゃんと回収しておいた方が良いぜ」
「それはわかりました」
「ただいまー」
俺は陣から出て歩いてセレーネとデルの元に戻った。
追跡されていないかサーチをしてみたが、どうやら大丈夫の様子。
「それで、どうだった?」
「残念ながら破断したよ」
「そう……」
破断に分かりやすいほど落ち込む様子のデル。
紋様も灰色になっている。
「すまんな。面倒なのが何人か居てさ、そいつらが妙に強気なんだよ」
「それじゃあ、どうするの……戦うことになるの?」
「うんにゃ、夜襲を掛ける!」
「な!? 結局戦うんじゃない!」
「違う……落書きだ!」
「はあ!?」
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