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にゅー帝国にむけて
帝国貴族大集合!
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さてさて。
王様、聖女様、ナージャと陸海軍団長さんの帝国トップ(宰相&側妃さんは離脱したからね)と、王国との会談が終わり、宰相さんから聖女様にブレインを戻した新しい帝国のスタートだ。
まずは、貴族を集めて宰相さんと側妃さんの反逆を報告。王国からたまたま訪れていた医師が、その能力で宰相が聖女に毒を与えていたことを見破ったのだと説明された。
そこで貴族の方々の視線はゲイルに集中。
一部は感謝やら尊敬やらの賞賛の視線。
一部は「余計なことを」な悪意。で、後者はいわゆる王様たちの敵ってこと。
ではここで選別ターイム!
「宰相、側妃に加担し反逆を企てていたものは他にもおろう。グリフィス伯は叛意のある者を退ける魔法が使える。回復した聖女とともに新たな道に進む前に、反逆者を洗い出し我が国の膿を取り除く」
断固とした王様の言葉に貴族たちがいろめきたった。
「陛下!他国のものにそのような重要ことを任せるのですか?我々をお疑いになると⁈」
さっきゲイルに嫌な顔したおっさんだ。
ゲイルはしれっと言い返す。
「やましいことがおありなのですか?何ら恥じることがなければ、これは陛下に対する忠誠を証明する良い機会なのでは?」
「やましいことなど無い!無礼では無いか?」
「では、試してみましょう」
ゲイルがツカツカっとおっさんに近づき触れた。
とたん。
バッチーン!
「ギャッ!な、何だこれは!私を攻撃したのか!」
手を押さえギャアギャア喚くおっさんに、ゲイルはわざとらしく嘆いて見せた。
「ああ…残念です。あなたは叛意をお持ちだったようだ」
「兵よ!拘束せよ!取り調べの間に入れ、見張るように!」
「そんな!私が長年どれほど王家に尽くしてきたか…」
「それはこれから調べよう。大人しく沙汰を待つが良い。連れて行け!」
要するに何の口実もなく貴族全員調べるのは難しいから、怪しい人を選別して調べておくのです。
中にはたまたまゲイルがカッコ良すぎて妬んで弾かれちゃう人もいるかもだけどね。そこは選別後に「罰するべき何かが見つかるか」きちんと調べて貰う。
そして念のため間違えてひっかかった人に文句を言われないように、俺が伏線をはっておきまする。
「あのね、ゲイルの魔法は、陛下だけじゃなくてゲイルに個人的に害意がある人も弾いちゃうんだけど。まさか何のしがらみもないのに他国からの客人、しかも聖女を救った恩人に害意を持つ人がいるはずないですもんね!大丈夫ですよね?」
にこにこっとすれば、優しそうな叔父様が同意してくれた。
「うむ。確かに!まさか恩人に害意など!」
「そうですわ!好意ならばわかりますが、害意など!そのような恩知らずはどのみち…ねえ?」
「ですよねー!」
はい、オッケーです!
サクサクと選別したら、高位貴族の三分の一くらいはアウトだった。
彼らは別室に拘束され、帳簿や手紙なと事細かに調べられる。怪しいことがなければヨシ。怪しい点が見つかれば処分だ。
ちょっと予想外にひっかかったので、王様が落ち込んでる。せっかくの門出にそんな顔してたらダメでしょ!
仕方ないなあ…
「うわあ!王様!半分以上も10年も聖女様と王様がまた力を取り戻すのを待っていてくれた方々がいらっしゃるんですね!凄い!」
パチパチ!
するとお兄様も俺の意を汲んでのってくれた。
「確かに。宰相様と側妃様、さらにはその後ろの公国の諫言にのらずこの10年ずっと陛下に尽くす忠義、見上げたものです。良き臣下をお持ちですね」
王様、聖女様、ナージャと陸海軍団長さんの帝国トップ(宰相&側妃さんは離脱したからね)と、王国との会談が終わり、宰相さんから聖女様にブレインを戻した新しい帝国のスタートだ。
まずは、貴族を集めて宰相さんと側妃さんの反逆を報告。王国からたまたま訪れていた医師が、その能力で宰相が聖女に毒を与えていたことを見破ったのだと説明された。
そこで貴族の方々の視線はゲイルに集中。
一部は感謝やら尊敬やらの賞賛の視線。
一部は「余計なことを」な悪意。で、後者はいわゆる王様たちの敵ってこと。
ではここで選別ターイム!
「宰相、側妃に加担し反逆を企てていたものは他にもおろう。グリフィス伯は叛意のある者を退ける魔法が使える。回復した聖女とともに新たな道に進む前に、反逆者を洗い出し我が国の膿を取り除く」
断固とした王様の言葉に貴族たちがいろめきたった。
「陛下!他国のものにそのような重要ことを任せるのですか?我々をお疑いになると⁈」
さっきゲイルに嫌な顔したおっさんだ。
ゲイルはしれっと言い返す。
「やましいことがおありなのですか?何ら恥じることがなければ、これは陛下に対する忠誠を証明する良い機会なのでは?」
「やましいことなど無い!無礼では無いか?」
「では、試してみましょう」
ゲイルがツカツカっとおっさんに近づき触れた。
とたん。
バッチーン!
「ギャッ!な、何だこれは!私を攻撃したのか!」
手を押さえギャアギャア喚くおっさんに、ゲイルはわざとらしく嘆いて見せた。
「ああ…残念です。あなたは叛意をお持ちだったようだ」
「兵よ!拘束せよ!取り調べの間に入れ、見張るように!」
「そんな!私が長年どれほど王家に尽くしてきたか…」
「それはこれから調べよう。大人しく沙汰を待つが良い。連れて行け!」
要するに何の口実もなく貴族全員調べるのは難しいから、怪しい人を選別して調べておくのです。
中にはたまたまゲイルがカッコ良すぎて妬んで弾かれちゃう人もいるかもだけどね。そこは選別後に「罰するべき何かが見つかるか」きちんと調べて貰う。
そして念のため間違えてひっかかった人に文句を言われないように、俺が伏線をはっておきまする。
「あのね、ゲイルの魔法は、陛下だけじゃなくてゲイルに個人的に害意がある人も弾いちゃうんだけど。まさか何のしがらみもないのに他国からの客人、しかも聖女を救った恩人に害意を持つ人がいるはずないですもんね!大丈夫ですよね?」
にこにこっとすれば、優しそうな叔父様が同意してくれた。
「うむ。確かに!まさか恩人に害意など!」
「そうですわ!好意ならばわかりますが、害意など!そのような恩知らずはどのみち…ねえ?」
「ですよねー!」
はい、オッケーです!
サクサクと選別したら、高位貴族の三分の一くらいはアウトだった。
彼らは別室に拘束され、帳簿や手紙なと事細かに調べられる。怪しいことがなければヨシ。怪しい点が見つかれば処分だ。
ちょっと予想外にひっかかったので、王様が落ち込んでる。せっかくの門出にそんな顔してたらダメでしょ!
仕方ないなあ…
「うわあ!王様!半分以上も10年も聖女様と王様がまた力を取り戻すのを待っていてくれた方々がいらっしゃるんですね!凄い!」
パチパチ!
するとお兄様も俺の意を汲んでのってくれた。
「確かに。宰相様と側妃様、さらにはその後ろの公国の諫言にのらずこの10年ずっと陛下に尽くす忠義、見上げたものです。良き臣下をお持ちですね」
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