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俺、またしてもお披露目会?!
俺のドッカーン
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精神的な面は、まだまだ鍛えることが必要なようですが。
魔法の方はちょっといい感じかもしれない。
だって、ヒールだって制御はできてないけどすんごいの出たし。
細かな調整は無理かもだけど、ドッカーンしていいならイメージでいけるんじゃない?
そう思っていた時もありました。
「はぁ?ドッカーンは制御しなくていいからできそう?
なにいってるの?!はああああ?!
そんなわけないでしょお!
制御無しでドッカンされたら、死人がでるよ?
この辺一帯、焼け野原だ?
なに?貴族壊滅でもさせるつもりなの?」
むちゃくちゃ怒られた。
ここまで怒ったバイツー先生、初めて見た。
先生、こんなにハキハキしゃべれるんだね。
「聞いてる?
確かにサフィちゃんは、魔力が多いし、ほぼ全属性が使えるよ。
だけど、慢心しちゃダメ!
だからこそ、繊細な制御が必要なんだ。
それを間違えると、サフィちゃんだってただでは済まないし、大切な人を失っちゃうかもしれないよ。
そんなの、嫌でしょ?」
大切な人を失う?!
「だめ!そんなのいやだ!」
「そうでしょ?ゲイルにも注意されなかった?」
「……されてた。焦るなって。ちょっとずつしろっていってた……」
「だよね。焦っていいことなんて、ひとつもない」
凄く真剣な声に、表情。
先生は、真摯に俺のことを心配して怒ってくれてるんだ。
俺ってば!
ちょっと前にそれで失敗して、沢山心配かけたとこなのに!
情けなくてたまらない。
すぐに調子に乗っちゃうんだ。それでみんなに迷惑かけちゃう。
迷惑かけるだけならまだしも、もし怪我させちゃったりしたら、自分で自分が許せない!
俺、どうしてこうなんだろう。
ゲイルとかお兄様とか、みんなを自分のせいで失うかもって思ったら、自分の駄目さかげんに涙が出てきた。
……ぐすっ……ぐす……っ。
もう!この身体になってから、ちょっと何かあると勝手に涙がでちゃう!
泣きたくないのに!
そんな俺に、バイツー先生は優しいお顔で俺の頭をくしゃくしゃっと撫ぜた。
「よかった。理解してくれたみたいだね。
大丈夫。必ずお披露目会には間に合わせるから。
焦らず、一歩一歩頑張ろう?」
「……はい。あせらないで、ちょっとずつやる。
ぜったいに、ぜんりょくしない」
「うんうん。そうだねー。
さあ、サフィちゃん。元気だそうねえ?
君はとっても優秀な生徒さんなんだよ?僕が特別に先生を引き受けちゃうくらいなんだもん!
だからきっとすぐにできるようになるよお。
そうしたら、君は沢山の人の希望になれる」
俺は、魔法に関する意識を改めた。
最初は丁寧に基本を大事にって思ってたのに、おっきなヒールが出たりして、なんでもできるみたいに思っちゃったんだ。
違うのに。
アスリートだって、どんな仕事だって、基本が大事。そこからのスタートなんだ。
でないと、土台がないから、必ずどこかで躓く。
武道だって、芸術だって、なんだって同じ。
そんな大切なことを忘れてたなんて…。
俺、みんなに優しくされて、甘やかされて、それに甘えちゃってた。
甘えてるだけじゃ、ダメ。やれることはやるのが、俺なのに。
よおっし!
「ぼく、がんばりますので!きびしくおしえてください!」
「いいのお?ほんっとーに厳しくしちゃうよおお?」
バイツー先生が、イヒヒと猫のように目を細めた。
「やっぱり、ふつうにきびしくで!
きびしすぎないくらい、きびしいかんじで!
おねがいします!」
「あはははは!了解!がんばろうねえ!」
俺たちはしっかりと握手を交わした。
バイツー先生の修行は、またしても最初は精神統一。
ろうそくは上手にできるようになったから、つぎは…。
「ろうそくを沢山、だね!」
また!またしてもろうそく!!
雷魔法には風魔法を使う。
なので風魔法を使って精神集中訓練を行うんだって。
「いっせきにちょう!」
「?どういう意味?」
「いしを1こなげただけで 2わのとりがとれること!おとく!」
「ああ!そういうこと!サフィちゃんって、たまに面白いこと言うよねえ!」
そうかなあ?
バイツー先生は、ロウソクを横並びに並べて。それに火をつけた。
「ロウソクが5つあるでしょ。左から順に、風魔法で消してごらん?」
「りょうかい!」
俺はロウソクの方に集中して、指先からひゅうって風を出すようにイメージ。
ヒュウっと風がロウソクに向かって吹いていく。
パタンパタンパタン。
あれ?火を消すんじゃなくって、ロウソクごと倒れちゃった!しかも、3ぼんも!
「以外と難しいでしょお?
あのね。これには、色々なことを同時にしなきゃいけないの。
まずは、風を糸のように細く流すイメージ。
その位置をろうそくの先端に集中させるイメージ。
あとは、ちょうどロウソクの火に届き、消えるくらいの強さの風にするイメージ。
風が強すぎてもダメだし、範囲が広すぎてもダメ。
1つ1つ、確認してやってごらん?」
うーんと。
まずは、指から出すときにまっすぐに、ちょうど指の細さくらいでビームみたいに…。
そして、指さす方向に…。
強さも…これくらいかな?
「エイッ!」
ヒョウッ。
「………?」
風は出たけど、弱すぎたみたい。ロウソクの炎を揺らして終わってしまった。
じゃあ、もうちょっと強く……。
「とうっ!」
ヒュウッ!
あ!消えた!やったあ!消えた!
………2番目と3番のろうそくがだけど!!
くっそう!意外と調整が難しい!!
「えいっ!」
「とうっ!」
「うりゃっ」
「みゅうっ!」
!!!できた!!1番目のロウソクの炎だけ、ヒュッと消せた!
もう一回!いくぞーっ!
「みゅうっ!!」
消えた!
「やったあ!せいこう!!
せんせー!きえた!きえました!
みゅう、がいいかんじ!しゅうちゅうできる!!」
満面の笑みを浮かべ振り返ると、先生は口元を抑えて震えていた。
ちゃんと見てた?!
「か、かわゆ…!
ん……っふっ……く…っ、ご、ごめんっ…っ。
見てたっ!見てたよおおおおっ!
あのかけ声…っんふっ…サフィちゃんにっ…ちょうどいいのかもねえ?」
慌てたように言うのが怪しい。頑張ってできるようになったから、ちゃんと見ててほしい!
「いろいろためしてみた。あれがいいかんじ。
あれでいこうとおもいます!」
「とってもかわい…いや、とってもいいとおもうよお!
みいんな、サフィちゃんのかわ…カッコよさにびっくりしちゃうんじゃない?」
とちゅうで何回か「川」がどうの言っているが、どういう意味だろう?
「つぎは『かわ』しますか?」
「へ?『かわ』する?なにそれ?」
「え?せんせーが『かわ』っていった」
ええー、言ったっけ、と首をかしげる先生。
ちょっと忘れんぼさんになっているのかも?
若く見えるけど、もう50歳近いんだもんね。そんなこともあるのかもしれない。
触れないでおいてあげよう。
にこ。
俺は慈悲の笑みを口元に浮かべた。
「じゃあ、なにしますか?」
「えっとねえ…」
その後は、順番に消していったり、1個とばしで消していったり、
2個まとめて、3個まとめて、みたいに色々なパターンを練習。
ド〇えモンの指鉄砲みたい!たのしー!!!
確かに大変なんだけど、先生の訓練ってちょっと遊びみたいで面白い!
最初は難しかったけど、慣れたらコツを掴めてすぐにできるようになった!
おっきいのを出す時には「どっかーん!」がいいことも分かった。
大きな雷を出すには、大きな風をおこさなきゃだから。
お披露目会では「どっかーん!」をご披露することになるだろう。
魔法の方はちょっといい感じかもしれない。
だって、ヒールだって制御はできてないけどすんごいの出たし。
細かな調整は無理かもだけど、ドッカーンしていいならイメージでいけるんじゃない?
そう思っていた時もありました。
「はぁ?ドッカーンは制御しなくていいからできそう?
なにいってるの?!はああああ?!
そんなわけないでしょお!
制御無しでドッカンされたら、死人がでるよ?
この辺一帯、焼け野原だ?
なに?貴族壊滅でもさせるつもりなの?」
むちゃくちゃ怒られた。
ここまで怒ったバイツー先生、初めて見た。
先生、こんなにハキハキしゃべれるんだね。
「聞いてる?
確かにサフィちゃんは、魔力が多いし、ほぼ全属性が使えるよ。
だけど、慢心しちゃダメ!
だからこそ、繊細な制御が必要なんだ。
それを間違えると、サフィちゃんだってただでは済まないし、大切な人を失っちゃうかもしれないよ。
そんなの、嫌でしょ?」
大切な人を失う?!
「だめ!そんなのいやだ!」
「そうでしょ?ゲイルにも注意されなかった?」
「……されてた。焦るなって。ちょっとずつしろっていってた……」
「だよね。焦っていいことなんて、ひとつもない」
凄く真剣な声に、表情。
先生は、真摯に俺のことを心配して怒ってくれてるんだ。
俺ってば!
ちょっと前にそれで失敗して、沢山心配かけたとこなのに!
情けなくてたまらない。
すぐに調子に乗っちゃうんだ。それでみんなに迷惑かけちゃう。
迷惑かけるだけならまだしも、もし怪我させちゃったりしたら、自分で自分が許せない!
俺、どうしてこうなんだろう。
ゲイルとかお兄様とか、みんなを自分のせいで失うかもって思ったら、自分の駄目さかげんに涙が出てきた。
……ぐすっ……ぐす……っ。
もう!この身体になってから、ちょっと何かあると勝手に涙がでちゃう!
泣きたくないのに!
そんな俺に、バイツー先生は優しいお顔で俺の頭をくしゃくしゃっと撫ぜた。
「よかった。理解してくれたみたいだね。
大丈夫。必ずお披露目会には間に合わせるから。
焦らず、一歩一歩頑張ろう?」
「……はい。あせらないで、ちょっとずつやる。
ぜったいに、ぜんりょくしない」
「うんうん。そうだねー。
さあ、サフィちゃん。元気だそうねえ?
君はとっても優秀な生徒さんなんだよ?僕が特別に先生を引き受けちゃうくらいなんだもん!
だからきっとすぐにできるようになるよお。
そうしたら、君は沢山の人の希望になれる」
俺は、魔法に関する意識を改めた。
最初は丁寧に基本を大事にって思ってたのに、おっきなヒールが出たりして、なんでもできるみたいに思っちゃったんだ。
違うのに。
アスリートだって、どんな仕事だって、基本が大事。そこからのスタートなんだ。
でないと、土台がないから、必ずどこかで躓く。
武道だって、芸術だって、なんだって同じ。
そんな大切なことを忘れてたなんて…。
俺、みんなに優しくされて、甘やかされて、それに甘えちゃってた。
甘えてるだけじゃ、ダメ。やれることはやるのが、俺なのに。
よおっし!
「ぼく、がんばりますので!きびしくおしえてください!」
「いいのお?ほんっとーに厳しくしちゃうよおお?」
バイツー先生が、イヒヒと猫のように目を細めた。
「やっぱり、ふつうにきびしくで!
きびしすぎないくらい、きびしいかんじで!
おねがいします!」
「あはははは!了解!がんばろうねえ!」
俺たちはしっかりと握手を交わした。
バイツー先生の修行は、またしても最初は精神統一。
ろうそくは上手にできるようになったから、つぎは…。
「ろうそくを沢山、だね!」
また!またしてもろうそく!!
雷魔法には風魔法を使う。
なので風魔法を使って精神集中訓練を行うんだって。
「いっせきにちょう!」
「?どういう意味?」
「いしを1こなげただけで 2わのとりがとれること!おとく!」
「ああ!そういうこと!サフィちゃんって、たまに面白いこと言うよねえ!」
そうかなあ?
バイツー先生は、ロウソクを横並びに並べて。それに火をつけた。
「ロウソクが5つあるでしょ。左から順に、風魔法で消してごらん?」
「りょうかい!」
俺はロウソクの方に集中して、指先からひゅうって風を出すようにイメージ。
ヒュウっと風がロウソクに向かって吹いていく。
パタンパタンパタン。
あれ?火を消すんじゃなくって、ロウソクごと倒れちゃった!しかも、3ぼんも!
「以外と難しいでしょお?
あのね。これには、色々なことを同時にしなきゃいけないの。
まずは、風を糸のように細く流すイメージ。
その位置をろうそくの先端に集中させるイメージ。
あとは、ちょうどロウソクの火に届き、消えるくらいの強さの風にするイメージ。
風が強すぎてもダメだし、範囲が広すぎてもダメ。
1つ1つ、確認してやってごらん?」
うーんと。
まずは、指から出すときにまっすぐに、ちょうど指の細さくらいでビームみたいに…。
そして、指さす方向に…。
強さも…これくらいかな?
「エイッ!」
ヒョウッ。
「………?」
風は出たけど、弱すぎたみたい。ロウソクの炎を揺らして終わってしまった。
じゃあ、もうちょっと強く……。
「とうっ!」
ヒュウッ!
あ!消えた!やったあ!消えた!
………2番目と3番のろうそくがだけど!!
くっそう!意外と調整が難しい!!
「えいっ!」
「とうっ!」
「うりゃっ」
「みゅうっ!」
!!!できた!!1番目のロウソクの炎だけ、ヒュッと消せた!
もう一回!いくぞーっ!
「みゅうっ!!」
消えた!
「やったあ!せいこう!!
せんせー!きえた!きえました!
みゅう、がいいかんじ!しゅうちゅうできる!!」
満面の笑みを浮かべ振り返ると、先生は口元を抑えて震えていた。
ちゃんと見てた?!
「か、かわゆ…!
ん……っふっ……く…っ、ご、ごめんっ…っ。
見てたっ!見てたよおおおおっ!
あのかけ声…っんふっ…サフィちゃんにっ…ちょうどいいのかもねえ?」
慌てたように言うのが怪しい。頑張ってできるようになったから、ちゃんと見ててほしい!
「いろいろためしてみた。あれがいいかんじ。
あれでいこうとおもいます!」
「とってもかわい…いや、とってもいいとおもうよお!
みいんな、サフィちゃんのかわ…カッコよさにびっくりしちゃうんじゃない?」
とちゅうで何回か「川」がどうの言っているが、どういう意味だろう?
「つぎは『かわ』しますか?」
「へ?『かわ』する?なにそれ?」
「え?せんせーが『かわ』っていった」
ええー、言ったっけ、と首をかしげる先生。
ちょっと忘れんぼさんになっているのかも?
若く見えるけど、もう50歳近いんだもんね。そんなこともあるのかもしれない。
触れないでおいてあげよう。
にこ。
俺は慈悲の笑みを口元に浮かべた。
「じゃあ、なにしますか?」
「えっとねえ…」
その後は、順番に消していったり、1個とばしで消していったり、
2個まとめて、3個まとめて、みたいに色々なパターンを練習。
ド〇えモンの指鉄砲みたい!たのしー!!!
確かに大変なんだけど、先生の訓練ってちょっと遊びみたいで面白い!
最初は難しかったけど、慣れたらコツを掴めてすぐにできるようになった!
おっきいのを出す時には「どっかーん!」がいいことも分かった。
大きな雷を出すには、大きな風をおこさなきゃだから。
お披露目会では「どっかーん!」をご披露することになるだろう。
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はじめまして。初めて書いてみたオリジナル異世界BL。可哀想な主人公が、それに負けずに力業で幸せになるのが好きです。ハピエン主義なので、完全無双のハピエンになります。誤字脱字など、ご容赦くださいませ(;・∀・)→ご指摘があれば修正いたしますので!ご都合主義の作者の自己満足小説です。作者豆腐メンタルのため、ご不満のある方は「そっ閉じ」でお願いいたします。。。お楽しみいただけましたら、ぜひぽちっとイイネをお願いいたします♡コメントもぜひ♡
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