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お披露目会、大成功!…だよね?!
俺と王様の真面目な話
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こうして無事にお約束も決まり。
頑張ったみんなへのねぎらいもおわり。
俺はやりきった感にみちみちながら、ゲイルの元に。
魔力測定の結果にはぶるぶるだったけど
王家が完全に俺とゲイルのバックについてくれるし!
ってことは、ふけーとか、断罪とかはもう心配いらないし!
「けっかおーらいですな!」
うんうん。
俺的には、あちこちに専用のゲートまで作ってくれて、いわば「別荘ふえた」ようなもの。
公爵家の権力と財力に加え、王家の権力やらゲイルのチートやら。
俺の未来は明るい!!
るんるんモードになって、うむうむよきよき、としてると。
「サフィラス。
ちと大切な話があるのだが…いいかな?」
王様が「サフィ」ではなく「サフィラス」と俺に呼びかけた。
その改まった様子に、俺はピリリと気持ちを引き締め、ゲイルの膝にしっかりと座り直して。
すー。
はー。
「いいです」
公爵家の3人がさっきから何か決意したような顔してる。
レオンお兄様と王妃様が、気づかわしげな視線を彼らに送っている。
大事なお話なんだよね。
王様は、公爵にむかって頷くと、俺に話を始めた。
「実は…サフィラスの過去について、グランディール公爵から全て聞いておる。
生まれてからのことを全て、だ」
「え?こうしゃくから?」
俺は驚いた。
だって、俺の冷遇って、公爵にとっては一番隠したいことなんじゃないの?
「サフィラスに起こったことの全ての責任は公爵にあると。
その責任をとり、サフィラスのお披露目が終わり次第、宰相の職から辞す、宰相を辞めるというのだ。
また、サフィラスが成人したのち、サフィラスさえ望むのであれば長男のライオネルではなく、サフィラスを後継に据えたいと。それについてはライオネルとリオネルの了承も得ておる」
は?なにそれ?!
「サフィラス。私は、宰相の職を辞すのは待て、と公爵に伝えた。
後継についても、まずは、サフィラスに話をしてからではないのか、と」
うんうん。勝手にお仕事辞められちゃったら困る!
宰相って偉いよね?
絶対に身近にいたら役に立つじゃん!
「そもそも、こうしゃくさいしょうって いましりました」
俺の言葉に、さすがにみんな苦笑した。
「………フィオネル…」
王様が呆れた声で公爵を見た。
「…………私の不徳の致すところだ…。サフィラス…本当にすまなかった…」
その間も俺の頭はできるかぎり高速回転していた。
宰相って、王様の補佐みたいな人だよね?
法律とか決めたり、政策とかも決めたりするんでしょ?
そんなこと、この人出来たの?
人のこころとか、わからなさそうじゃない?
「こうしゃく さいしょうできたの?
ひとのこころとか みんなのこととか ちゃんとみてた?
おうちのことも みれないのに くにのことちゃんとみれた?」
俺の言葉に公爵が「うっ!」と息をのみ胸をおさえた。
そうだよね。思い当たることがあるでしょ。
「ぼくのことも おうちのことも ちゃんとみてたら あんなにならなかった。
ぼくには もうゲイルがいる。
でも、ぼくみたいにゲイルがいないこもたくさんいる。
みてもらえないこもたくさんいるはず。
こうしゃくがたすけて。おうさまといっしょにがんばって」
そう。
俺は今はもう幸せだ。
ゲイルというお父様もいるし、ふかふかのお布団においしいごはん。
毎日幸せなんだ。
だけど、きっと俺みたいに顧みられない子は沢山いる。
俺みたいに気付いてもらえなかった子も沢山いるんだと思う。
王様と宰相なら、救えるでしょ?
だから、俺の願いは…
「ちゃんとひとをみて。めをそらさないで。
さいしょうって ほうりつとか せいさくとかきめるひとでしょ。
おこもりして、しょるいだけみてたら いいほうりつできない。
だいじなのは ひと。くにのひと ひとりひとりを しっかりみて。
たくさんのひとをたすけてほしい。
それがぼくのおねがい」
生意気なことを言っている自覚はある。
でも「5歳の子供が偉そうに」なんていう人はいなかった。
たどたどしい俺のお願いを、みんな黙って聞いてくれた。
当事者である公爵はもちろん、王様たちも、ゲイルも。
護衛の人たちはみんな「うんうん」と力強く頷いている。
色々な人と接する機会が多いだろうし、心当たりがあるのかもしれない。
公爵が口をぎゅっと引き結んだ。
「……そうだな。サフィラスの言うことは正しい。
私には人が見えていなかった。
宰相だというのに、書類や数字を重視し過ぎていたようだ。
大切なのは、人か…。その通りだ。
幼子に教えらえるとは…」
「くにをうごかすのは ひとでしょ?
ひとをみなきゃ くにがだめになるとおもう。
こうしゃくは せっかくさいしょうなんだから、
おうさまといっしょに いいほうりつをたくさんつくって。
こくみんをしあわせにするって やくそくして」
「うむ。約束しよう。私はサフィラスのように苦しむ子のないよう全力を尽くそう。
陛下と共に、国民の幸せに尽力しよう」
その瞳に決意の色を浮かべる公爵。
よし。結論はでたな。
俺は王様に改めて向き直った。俺の決断を伝えるために。
「こういうことなので。
このひと、さいしょうはやめません。おしごとしてもらいます」
そして今度は、公爵に向かって通告する。
「さいしょうをがんばって、おきゅうりょうをかせいでください。
ぼく、10さいまでこうしゃくのおかね たくさんつかうつもり。
ぼくのためにたくさんかせいで」
王様の目が真ん丸になった。
黙って感心したようにうんうん言っていたゲイルが小さくボソッと
「いいこと言ってると思ったら、そっちが本音か!」
とつぶやいた。
いや、全部本音だし!
みんなを助けて、お給料もかせぐ。一石二鳥でしょう。
憤慨する俺に、公爵が言った。
「…サフィラスの望むものは全て与えよう。なんでも言うといい」
「いや、極端だな、お前!甘やかしすぎんな!サフィがダメになるだろ!ほどほどに甘やかせ!」
思わず突っ込むゲイルに、呆れたようにレオンお兄様が言う。
「サフィ、困った大人たちだねえ」
「ほんと。こうしゃくはこまったおとな。ゲイルはさいこうのおとな」
「ブレないね、サフィ…。ゲイル至上主義?」
あったりまえでしょー!
上手くまとまった、と思っていたら、王様がここで爆弾投下。
「ところで、公爵の爵位はどうする?欲しいか?サフィラス」
「そんなのいらない。ぼくゲイルのあとつぎ!ゲイルのおうちをつぐので。そんなのはライリオにあげてください」
にべもない言葉に王様は大笑い。
「ハッハッハ!そんなの、だそうだぞ公爵!サフィにとってはゲイルの後継、伯爵位の方が価値があるようだ。嫌われたな、公爵!」
「………仕方がありません」
ニヤニヤするゲイルとがっかりする公爵。息子にあげるっていってんだから、喜べよ!
するとライリオが、何故か公爵位を俺に推しまくってきた。
「公爵って、王族に次ぐ最高位なんだよ?オススメだよ?」
「サフィが継いでくれたらしっかりと僕たちがサフィを支えるから!僕、なんでも手伝うよ」
「うん。そんなに大変じゃないよ。お仕事が嫌なら、地位だけ貰ったらどうだろうか?」
「いらない」
「「ええ?!」」
リオネルが、幼児にでもいうように俺をいいくるめようとする。
「サフィの好きな権力だよ?お金もあるんだよ?好きなものが買えるんだよ?」
「いや、その言い方ではサフィラスが金の亡者みたいだよね?リオ。
サフィラス、私たちが仕事をするから、サフィラスはなんでも好きなことをしていいんだよ?
公爵として座っているだけでも大丈夫だ。私がしっかりと稼ぐから」
この子たち、俺のことなんだと思ってるの?
償いのつもりで公爵家を譲ろうとしてるみたいだけど、そもそも公爵家なんぞいらないんだってば!
俺は10歳まで利用させてくれたらそれでいいの!
俺たちの攻防を、みんな面白そうに見てる。
ゲイル、息子がピンチだよ!かわいい後継をとられそうだよ!笑ってる場合じゃないよ!
頼りにならない保護者に見切りをつけ、俺は自分の力でライリオの攻撃を退けた。
「いらない。ぼくはこうしゃくけとはむかんけい。ゲイルのむすこ。ゲイルのあとをついで はくしゃくになる!
しんぱいしなくても、10さいまでけんりょくとおかねりようする!りけんをむさぼりますので!」
後でこっそり王様が俺に耳打ちした。
「これで良いのか、サフィ?」
辛かったね、とか言わず
何がいいのかも言わず
ただ深い色の瞳で「良いのか?」と聞いてくれる王様を、俺は好きだなあと思った。
同情とか、そういうのはいらないんだ。
分かってるぞ、みたいなのも要らない。だってわかりっこないんだもん。
許してやれ、ともいわず。
ひとこと「良いのか?」って聞く王様。
うん。
いいんだよ、これで。
王様は公爵をきっちりしっかり教育し直してね。
公爵の地位はいらない。
俺、今幸せだもん。ゲイルの息子がいいんだよ。
俺はいろんな気持ちを詰め込んで、王様に囁いた。
「これがいいの」
頑張ったみんなへのねぎらいもおわり。
俺はやりきった感にみちみちながら、ゲイルの元に。
魔力測定の結果にはぶるぶるだったけど
王家が完全に俺とゲイルのバックについてくれるし!
ってことは、ふけーとか、断罪とかはもう心配いらないし!
「けっかおーらいですな!」
うんうん。
俺的には、あちこちに専用のゲートまで作ってくれて、いわば「別荘ふえた」ようなもの。
公爵家の権力と財力に加え、王家の権力やらゲイルのチートやら。
俺の未来は明るい!!
るんるんモードになって、うむうむよきよき、としてると。
「サフィラス。
ちと大切な話があるのだが…いいかな?」
王様が「サフィ」ではなく「サフィラス」と俺に呼びかけた。
その改まった様子に、俺はピリリと気持ちを引き締め、ゲイルの膝にしっかりと座り直して。
すー。
はー。
「いいです」
公爵家の3人がさっきから何か決意したような顔してる。
レオンお兄様と王妃様が、気づかわしげな視線を彼らに送っている。
大事なお話なんだよね。
王様は、公爵にむかって頷くと、俺に話を始めた。
「実は…サフィラスの過去について、グランディール公爵から全て聞いておる。
生まれてからのことを全て、だ」
「え?こうしゃくから?」
俺は驚いた。
だって、俺の冷遇って、公爵にとっては一番隠したいことなんじゃないの?
「サフィラスに起こったことの全ての責任は公爵にあると。
その責任をとり、サフィラスのお披露目が終わり次第、宰相の職から辞す、宰相を辞めるというのだ。
また、サフィラスが成人したのち、サフィラスさえ望むのであれば長男のライオネルではなく、サフィラスを後継に据えたいと。それについてはライオネルとリオネルの了承も得ておる」
は?なにそれ?!
「サフィラス。私は、宰相の職を辞すのは待て、と公爵に伝えた。
後継についても、まずは、サフィラスに話をしてからではないのか、と」
うんうん。勝手にお仕事辞められちゃったら困る!
宰相って偉いよね?
絶対に身近にいたら役に立つじゃん!
「そもそも、こうしゃくさいしょうって いましりました」
俺の言葉に、さすがにみんな苦笑した。
「………フィオネル…」
王様が呆れた声で公爵を見た。
「…………私の不徳の致すところだ…。サフィラス…本当にすまなかった…」
その間も俺の頭はできるかぎり高速回転していた。
宰相って、王様の補佐みたいな人だよね?
法律とか決めたり、政策とかも決めたりするんでしょ?
そんなこと、この人出来たの?
人のこころとか、わからなさそうじゃない?
「こうしゃく さいしょうできたの?
ひとのこころとか みんなのこととか ちゃんとみてた?
おうちのことも みれないのに くにのことちゃんとみれた?」
俺の言葉に公爵が「うっ!」と息をのみ胸をおさえた。
そうだよね。思い当たることがあるでしょ。
「ぼくのことも おうちのことも ちゃんとみてたら あんなにならなかった。
ぼくには もうゲイルがいる。
でも、ぼくみたいにゲイルがいないこもたくさんいる。
みてもらえないこもたくさんいるはず。
こうしゃくがたすけて。おうさまといっしょにがんばって」
そう。
俺は今はもう幸せだ。
ゲイルというお父様もいるし、ふかふかのお布団においしいごはん。
毎日幸せなんだ。
だけど、きっと俺みたいに顧みられない子は沢山いる。
俺みたいに気付いてもらえなかった子も沢山いるんだと思う。
王様と宰相なら、救えるでしょ?
だから、俺の願いは…
「ちゃんとひとをみて。めをそらさないで。
さいしょうって ほうりつとか せいさくとかきめるひとでしょ。
おこもりして、しょるいだけみてたら いいほうりつできない。
だいじなのは ひと。くにのひと ひとりひとりを しっかりみて。
たくさんのひとをたすけてほしい。
それがぼくのおねがい」
生意気なことを言っている自覚はある。
でも「5歳の子供が偉そうに」なんていう人はいなかった。
たどたどしい俺のお願いを、みんな黙って聞いてくれた。
当事者である公爵はもちろん、王様たちも、ゲイルも。
護衛の人たちはみんな「うんうん」と力強く頷いている。
色々な人と接する機会が多いだろうし、心当たりがあるのかもしれない。
公爵が口をぎゅっと引き結んだ。
「……そうだな。サフィラスの言うことは正しい。
私には人が見えていなかった。
宰相だというのに、書類や数字を重視し過ぎていたようだ。
大切なのは、人か…。その通りだ。
幼子に教えらえるとは…」
「くにをうごかすのは ひとでしょ?
ひとをみなきゃ くにがだめになるとおもう。
こうしゃくは せっかくさいしょうなんだから、
おうさまといっしょに いいほうりつをたくさんつくって。
こくみんをしあわせにするって やくそくして」
「うむ。約束しよう。私はサフィラスのように苦しむ子のないよう全力を尽くそう。
陛下と共に、国民の幸せに尽力しよう」
その瞳に決意の色を浮かべる公爵。
よし。結論はでたな。
俺は王様に改めて向き直った。俺の決断を伝えるために。
「こういうことなので。
このひと、さいしょうはやめません。おしごとしてもらいます」
そして今度は、公爵に向かって通告する。
「さいしょうをがんばって、おきゅうりょうをかせいでください。
ぼく、10さいまでこうしゃくのおかね たくさんつかうつもり。
ぼくのためにたくさんかせいで」
王様の目が真ん丸になった。
黙って感心したようにうんうん言っていたゲイルが小さくボソッと
「いいこと言ってると思ったら、そっちが本音か!」
とつぶやいた。
いや、全部本音だし!
みんなを助けて、お給料もかせぐ。一石二鳥でしょう。
憤慨する俺に、公爵が言った。
「…サフィラスの望むものは全て与えよう。なんでも言うといい」
「いや、極端だな、お前!甘やかしすぎんな!サフィがダメになるだろ!ほどほどに甘やかせ!」
思わず突っ込むゲイルに、呆れたようにレオンお兄様が言う。
「サフィ、困った大人たちだねえ」
「ほんと。こうしゃくはこまったおとな。ゲイルはさいこうのおとな」
「ブレないね、サフィ…。ゲイル至上主義?」
あったりまえでしょー!
上手くまとまった、と思っていたら、王様がここで爆弾投下。
「ところで、公爵の爵位はどうする?欲しいか?サフィラス」
「そんなのいらない。ぼくゲイルのあとつぎ!ゲイルのおうちをつぐので。そんなのはライリオにあげてください」
にべもない言葉に王様は大笑い。
「ハッハッハ!そんなの、だそうだぞ公爵!サフィにとってはゲイルの後継、伯爵位の方が価値があるようだ。嫌われたな、公爵!」
「………仕方がありません」
ニヤニヤするゲイルとがっかりする公爵。息子にあげるっていってんだから、喜べよ!
するとライリオが、何故か公爵位を俺に推しまくってきた。
「公爵って、王族に次ぐ最高位なんだよ?オススメだよ?」
「サフィが継いでくれたらしっかりと僕たちがサフィを支えるから!僕、なんでも手伝うよ」
「うん。そんなに大変じゃないよ。お仕事が嫌なら、地位だけ貰ったらどうだろうか?」
「いらない」
「「ええ?!」」
リオネルが、幼児にでもいうように俺をいいくるめようとする。
「サフィの好きな権力だよ?お金もあるんだよ?好きなものが買えるんだよ?」
「いや、その言い方ではサフィラスが金の亡者みたいだよね?リオ。
サフィラス、私たちが仕事をするから、サフィラスはなんでも好きなことをしていいんだよ?
公爵として座っているだけでも大丈夫だ。私がしっかりと稼ぐから」
この子たち、俺のことなんだと思ってるの?
償いのつもりで公爵家を譲ろうとしてるみたいだけど、そもそも公爵家なんぞいらないんだってば!
俺は10歳まで利用させてくれたらそれでいいの!
俺たちの攻防を、みんな面白そうに見てる。
ゲイル、息子がピンチだよ!かわいい後継をとられそうだよ!笑ってる場合じゃないよ!
頼りにならない保護者に見切りをつけ、俺は自分の力でライリオの攻撃を退けた。
「いらない。ぼくはこうしゃくけとはむかんけい。ゲイルのむすこ。ゲイルのあとをついで はくしゃくになる!
しんぱいしなくても、10さいまでけんりょくとおかねりようする!りけんをむさぼりますので!」
後でこっそり王様が俺に耳打ちした。
「これで良いのか、サフィ?」
辛かったね、とか言わず
何がいいのかも言わず
ただ深い色の瞳で「良いのか?」と聞いてくれる王様を、俺は好きだなあと思った。
同情とか、そういうのはいらないんだ。
分かってるぞ、みたいなのも要らない。だってわかりっこないんだもん。
許してやれ、ともいわず。
ひとこと「良いのか?」って聞く王様。
うん。
いいんだよ、これで。
王様は公爵をきっちりしっかり教育し直してね。
公爵の地位はいらない。
俺、今幸せだもん。ゲイルの息子がいいんだよ。
俺はいろんな気持ちを詰め込んで、王様に囁いた。
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