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俺、えりりんと貴族教育する!
俺、無理かも。実技ってなんだっけ?
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……今、俺はおおいに困惑していた。
これまで、学習の方は全く問題なく進んでいたから、正直舐めていた。
前世で貴族の作法みたいなやつはなんとなく分かってたし、なんか小難しい貴族特有の言い回しやなんかも、異世界ものである程度把握してたから、余裕だと思ってたんだ。
なんか、足を片方引いて、胸元に手をあてて腰を折ればいいんだろ?
え?ボウ・アンド・スクレープ?
うん、それそれ。なんか美味しそうな名前だね。
名前だけだけど。
片膝ついて頭を垂れる、ってのもあったよね。
って!!!
知ってるのと実際にやるのって、違うんだねー!
うん!それならそうと早く言って欲しかった!
なんか、イメージではできてるの。
自分ではちゃんとやってるつもりなんだよ。
だけどさあ!
この身体!
よく考えたら、俺がこの身体を動かすようになってから、まともに動いてなかった!
だって、ほぼほぼ部屋からでてねーもん。
サフィはひとりで屋敷をうろうろしてたけどさ。
俺は「療養」って名目だったのもあるし、部屋からでて使用人たちに「後悔」やらとにかくいろんな思惑含みまくりの態度で腫物に障るように見られそうなのが嫌!
あと俺のお世話したりご飯とか持ってきてくれる新しい使用人のみなさんが、目をキラッキラさせながら「何か御用は?」と俺について回りそう。それはそれで微妙。
だから、貴族教育もエリアスが俺の部屋に通って、俺の部屋でやるっていう異例な対応をとってもらってた。
ぶっちゃけ、運動もできるくらい元気になった、と思ってたけど。
ゲイルが「運動させる」と称して部屋のなかで色々させる「ゲイル機械体操」みたいなのが俺の運動だったんだよね。
片足上げて、みたいなバランス運動、無理だわ!
前世の身体の感覚と、今の身体の感覚がまだまだ理解できてない!
そもそもさ。
貴族の「礼」って、なんなのあれ?
臣下にのバランス試すために、あんな無理な体制を強いるわけ?
王様ってサディストなの?!
ふつうに胸に手をあてて頭下げたら良くない?
片足引いたら、キツいだけだよね?
「はい!もう一回やってみよっかー!」
現実逃避してみましたが。
俺の目の前には、それを許さない「素晴らしいエリアス先生」改め「悪魔のえりりん」が。
あーーー!!!いじわるっ!!!
「……むり。あしいたい」
上目遣いで唇を少しとがらせて…くらえ!必殺!「かわいいサフィ」!
「うんうん。そうだねー。いたいよねー。
でも、サフィは将来冒険者になるんでしょ?冒険者って当たり前だけど貴族より強いんだよ?
貴族が当たり前のようにできる『ボウ・アンド・スクレープ』ができないなんて、恥ずかしいでしょ?
だからね。えりりんは鬼になります。
かわいいかわいいサフィに恥をかかしたくないからね。
さあ!がんばろうねー!」
えりりんはサラリと攻撃をかわした!
「!(うそでしょ!エリアスなのに!!)」
ガーン、と書いてある俺の顔を見て、鬼のえりりんもさすがに心が痛んだようだ。
「……ゲイルが来たら、ヒールしてくれるからねー!」
「…ぼくにひーる、きかない。まりょくおおいから」
「……ゲイルが足を揉んでくれるからねー!」
「おに!えりりん、鬼!」
「!エリアス先生じゃなくて、えりりんって呼んでくれた!」
しまった!喜ばせてしまった!
「あのね。ただ片足を下げればいいってわけじゃないんだよ。
右足は下げるというより、引くって感じかな、
それで右手は体に添える。うん、そうだね。
それで左手を後方へ水平に差し出して…ああ、下がってる!
もっと優雅に!」
「ぷるぷるしないの!かわいいけど!
しっかりとその位置をキープ!
はい、20秒そのままで………」
………死ぬ。腕が痛いし、腹筋壊れそう。
何この態勢。
これ、筋トレも真っ青じゃん!
「ま…まだ…?」
「まだだよー。実際には、相手の許可がでるまではその体制キープになるからねー。そこが、貴族の矜持の見せ所だよ!頑張って!サフィならできる!」
絶対もう20秒たってるでしょ!
1分以上はたってる!嘘つき!!!
「まだ…?!」
「はーい!よく頑張ったねー!」
良い笑顔でパンパンと手を叩くえりりん。
俺はぐったりと床に倒れ込んだ。
「だいぶ上手になってきたよー。
この態勢、けっこうきついんだよね。
でもやればやるほど、必要な筋肉がついてきてバランス感覚も良くなるから。
どんどん上手に楽にできるようになると思うよ?
素晴らしい礼を見せて、公爵たちを驚かせてやろうね!」
「……そのまえに、ぼくしぬかも……」
「大丈夫だよー!死なない死なない!」
床に座り込み、涙目ではあはあと息を整える俺は、えりりんがこう呟いたのを聞き逃さなかった。
「……どうしよ…こんな趣味はないと思ってたんだけど…た…楽しい…。
必死のかおのサフィが可愛すぎてやめられない…」
「………せんせい………」
ジド目の俺に、あわてて顔の前で手をパタパタ振って見せるえりりん。
「い、いや、僕はね、可愛い可愛いサフィに恥じを掻いて欲しくないっていう親心で…!!!!」
「えりりん、あくま。えりりん、へんたい。
ぼくのやさしいエリアスせんせいをかえして。
えりりんどっかいけ」
「ええー?!えりりんはエリアス先生だよー!
サフィちゃん!えりりんはサフィちゃんの為をおもって…」
「だまれ、へんたい」
「!!!サフィちゃんがグレちゃった!」
ショックを受けるえりりん。
と思ったら、なぜかニヤニヤし始めた。
ど、どうした?遂に壊れたのか?主に頭が。
「え?これって………もしかして反抗期?
家族に対する甘えでもあるっていう反抗期ってやつじゃない?!
サフィちゃん、叔父様に甘えてくれてるの?ええ?ホントに?
か、かわいいいいいい!!!
叔父様もサフィちゃんが大好きだよー!!!!!」
「はんこうき、ちがう!」
どういう考え方をしたらそうなる?!
ポジティブにもほどがあるだろ!エリアス!
「サフィーちゃーん!!」
感極まって俺に抱き着くえりりんと、ふうふう言いながらそれを押し返す俺。
「はーなーせー!!」
コンコン、ガチャリ。
「………どういう状態だ、これ……」
ドアを開けて入ってきたゲイルが、団子になっている俺たちを見て固まっていた。
助けろ、ゲイル!
俺は涙目でゲイルに訴える。
「!」
察し、という顔で頷いたゲイルに「さすがゲイル!信じてたよ、俺!」と感動していると
「俺も俺も!!サフィー!ただいまー!!」
と参戦してきた!
何故?!
てか、ノックしたら返事があるまで待とうな?!ノックの意味!!
オッサン2人を括りつけた俺は、疲れ切ってぐったりするまでぎゅうぎゅうされたのだった…。
こんなはずじゃなかったー!!!
俺、チートなんじゃなかったんかー!!!
これまで、学習の方は全く問題なく進んでいたから、正直舐めていた。
前世で貴族の作法みたいなやつはなんとなく分かってたし、なんか小難しい貴族特有の言い回しやなんかも、異世界ものである程度把握してたから、余裕だと思ってたんだ。
なんか、足を片方引いて、胸元に手をあてて腰を折ればいいんだろ?
え?ボウ・アンド・スクレープ?
うん、それそれ。なんか美味しそうな名前だね。
名前だけだけど。
片膝ついて頭を垂れる、ってのもあったよね。
って!!!
知ってるのと実際にやるのって、違うんだねー!
うん!それならそうと早く言って欲しかった!
なんか、イメージではできてるの。
自分ではちゃんとやってるつもりなんだよ。
だけどさあ!
この身体!
よく考えたら、俺がこの身体を動かすようになってから、まともに動いてなかった!
だって、ほぼほぼ部屋からでてねーもん。
サフィはひとりで屋敷をうろうろしてたけどさ。
俺は「療養」って名目だったのもあるし、部屋からでて使用人たちに「後悔」やらとにかくいろんな思惑含みまくりの態度で腫物に障るように見られそうなのが嫌!
あと俺のお世話したりご飯とか持ってきてくれる新しい使用人のみなさんが、目をキラッキラさせながら「何か御用は?」と俺について回りそう。それはそれで微妙。
だから、貴族教育もエリアスが俺の部屋に通って、俺の部屋でやるっていう異例な対応をとってもらってた。
ぶっちゃけ、運動もできるくらい元気になった、と思ってたけど。
ゲイルが「運動させる」と称して部屋のなかで色々させる「ゲイル機械体操」みたいなのが俺の運動だったんだよね。
片足上げて、みたいなバランス運動、無理だわ!
前世の身体の感覚と、今の身体の感覚がまだまだ理解できてない!
そもそもさ。
貴族の「礼」って、なんなのあれ?
臣下にのバランス試すために、あんな無理な体制を強いるわけ?
王様ってサディストなの?!
ふつうに胸に手をあてて頭下げたら良くない?
片足引いたら、キツいだけだよね?
「はい!もう一回やってみよっかー!」
現実逃避してみましたが。
俺の目の前には、それを許さない「素晴らしいエリアス先生」改め「悪魔のえりりん」が。
あーーー!!!いじわるっ!!!
「……むり。あしいたい」
上目遣いで唇を少しとがらせて…くらえ!必殺!「かわいいサフィ」!
「うんうん。そうだねー。いたいよねー。
でも、サフィは将来冒険者になるんでしょ?冒険者って当たり前だけど貴族より強いんだよ?
貴族が当たり前のようにできる『ボウ・アンド・スクレープ』ができないなんて、恥ずかしいでしょ?
だからね。えりりんは鬼になります。
かわいいかわいいサフィに恥をかかしたくないからね。
さあ!がんばろうねー!」
えりりんはサラリと攻撃をかわした!
「!(うそでしょ!エリアスなのに!!)」
ガーン、と書いてある俺の顔を見て、鬼のえりりんもさすがに心が痛んだようだ。
「……ゲイルが来たら、ヒールしてくれるからねー!」
「…ぼくにひーる、きかない。まりょくおおいから」
「……ゲイルが足を揉んでくれるからねー!」
「おに!えりりん、鬼!」
「!エリアス先生じゃなくて、えりりんって呼んでくれた!」
しまった!喜ばせてしまった!
「あのね。ただ片足を下げればいいってわけじゃないんだよ。
右足は下げるというより、引くって感じかな、
それで右手は体に添える。うん、そうだね。
それで左手を後方へ水平に差し出して…ああ、下がってる!
もっと優雅に!」
「ぷるぷるしないの!かわいいけど!
しっかりとその位置をキープ!
はい、20秒そのままで………」
………死ぬ。腕が痛いし、腹筋壊れそう。
何この態勢。
これ、筋トレも真っ青じゃん!
「ま…まだ…?」
「まだだよー。実際には、相手の許可がでるまではその体制キープになるからねー。そこが、貴族の矜持の見せ所だよ!頑張って!サフィならできる!」
絶対もう20秒たってるでしょ!
1分以上はたってる!嘘つき!!!
「まだ…?!」
「はーい!よく頑張ったねー!」
良い笑顔でパンパンと手を叩くえりりん。
俺はぐったりと床に倒れ込んだ。
「だいぶ上手になってきたよー。
この態勢、けっこうきついんだよね。
でもやればやるほど、必要な筋肉がついてきてバランス感覚も良くなるから。
どんどん上手に楽にできるようになると思うよ?
素晴らしい礼を見せて、公爵たちを驚かせてやろうね!」
「……そのまえに、ぼくしぬかも……」
「大丈夫だよー!死なない死なない!」
床に座り込み、涙目ではあはあと息を整える俺は、えりりんがこう呟いたのを聞き逃さなかった。
「……どうしよ…こんな趣味はないと思ってたんだけど…た…楽しい…。
必死のかおのサフィが可愛すぎてやめられない…」
「………せんせい………」
ジド目の俺に、あわてて顔の前で手をパタパタ振って見せるえりりん。
「い、いや、僕はね、可愛い可愛いサフィに恥じを掻いて欲しくないっていう親心で…!!!!」
「えりりん、あくま。えりりん、へんたい。
ぼくのやさしいエリアスせんせいをかえして。
えりりんどっかいけ」
「ええー?!えりりんはエリアス先生だよー!
サフィちゃん!えりりんはサフィちゃんの為をおもって…」
「だまれ、へんたい」
「!!!サフィちゃんがグレちゃった!」
ショックを受けるえりりん。
と思ったら、なぜかニヤニヤし始めた。
ど、どうした?遂に壊れたのか?主に頭が。
「え?これって………もしかして反抗期?
家族に対する甘えでもあるっていう反抗期ってやつじゃない?!
サフィちゃん、叔父様に甘えてくれてるの?ええ?ホントに?
か、かわいいいいいい!!!
叔父様もサフィちゃんが大好きだよー!!!!!」
「はんこうき、ちがう!」
どういう考え方をしたらそうなる?!
ポジティブにもほどがあるだろ!エリアス!
「サフィーちゃーん!!」
感極まって俺に抱き着くえりりんと、ふうふう言いながらそれを押し返す俺。
「はーなーせー!!」
コンコン、ガチャリ。
「………どういう状態だ、これ……」
ドアを開けて入ってきたゲイルが、団子になっている俺たちを見て固まっていた。
助けろ、ゲイル!
俺は涙目でゲイルに訴える。
「!」
察し、という顔で頷いたゲイルに「さすがゲイル!信じてたよ、俺!」と感動していると
「俺も俺も!!サフィー!ただいまー!!」
と参戦してきた!
何故?!
てか、ノックしたら返事があるまで待とうな?!ノックの意味!!
オッサン2人を括りつけた俺は、疲れ切ってぐったりするまでぎゅうぎゅうされたのだった…。
こんなはずじゃなかったー!!!
俺、チートなんじゃなかったんかー!!!
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はじめまして。初めて書いてみたオリジナル異世界BL。可哀想な主人公が、それに負けずに力業で幸せになるのが好きです。ハピエン主義なので、完全無双のハピエンになります。誤字脱字など、ご容赦くださいませ(;・∀・)→ご指摘があれば修正いたしますので!ご都合主義の作者の自己満足小説です。作者豆腐メンタルのため、ご不満のある方は「そっ閉じ」でお願いいたします。。。お楽しみいただけましたら、ぜひぽちっとイイネをお願いいたします♡コメントもぜひ♡
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