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閑話「ある母の話1」
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やっと産まれてくれた、私の可愛い息子。私がかなり年をとって産んだ次男。次に産むときは体を壊すことを覚悟してくださいとお医者様に言われて、本当に体が壊れてしまったけれど、そんなのどうだって良いくらいに嬉しかったの。だけど…。
「お前の体を壊してまであんな子が生まれるなんて…!まるで疫病神ではないか!」
この人は一体何をおっしゃっているのかしら?一緒にお医者様の説明を聞いていたじゃない。
「あ、あなた?次産むときは体を壊すかもと言われていたじゃない?あの子のせいなんてこと、あるわけが…」
「いいやある!我が家はこれまで優秀なものしか生まれてこなかったのだ!人に迷惑をかける生まれ方など誰一人していない!それが…あんな者、疫病神と言わず何と言う?!」
この人は化け物だわ……。
当時はそんなふうに思ってしまったわ。自分が選んだ旦那様なのにね。
でも、それも間違いなかったのだと強く思うわ。
「母さん、お見舞いに来たよ。」
「体は大丈夫か。」
「花さん、あまり起きてちゃだめよ、寝ていなさい。」
今日は珍しく夫、長男の瑠衣、お義母様、そして4歳になった瑠夏がお見舞いに来てくれたの。
時々私はこっそり皆が寝静まった時に部屋を抜け出して瑠夏に会っていたのだけど、今回は皆と一緒に来たのね…
辛いでしょうに。瑠夏は怯えてしまって私と顔も合わせられないくらい震えてる。
あの子がまだ赤ちゃんの時。私はベッドからあまり起き上がることができないほど弱っていて、調子のいいときは部屋から出て瑠夏の様子を見に行こうとしていたのだけど、ことごとく阻止されたの。
でも、たった一度だけ。誰にも見つからないであの子の部屋へ入ることができたの。
そこはあまりにも酷かったわ。
薄っぺらく使い古された布団の上に寝かされている私の赤ちゃん。部屋は物置のようにたくさんの物があって。ほこりだらけの空間に生まれて間もない子を放置しているなんて!
瑠夏は顔を赤くして息もしづらそうにヒューヒューと喘いでいたの。こんなになるまで一体どうして放置されていたのよ!
…そうか、あの人がこの子を疫病神扱いしたからだわ…。
私が守らないと。この体が持つまで。私しか、あの家にこの子を守れる人はいないわ。
それからは救急車を呼んで何とかあの子は一命を取りとめて。夫達からはどうして一人であの部屋に行ったんだと詰められたが、
「私の可愛い息子を放置してどうして私を責められるのですか!母としての務めをなぜ果たさせてくれないのですか!体が弱くともあの子に愛情を与えられるだけのものはあります!そして我が家は溢れかえるほどお金があり、瑠衣にもそうしたように何故ベビーシッターを雇わないのですか!このまま行けば貴方達は私の可愛い息子を殺した殺人犯です!」
滅多に怒らない私が病院内で大声を上げて泣きながら怒鳴ったからだろう、皆目を丸くしてこちらを凝視していたわ。そして夫と瑠衣は渋々といった感じで、お義母様は本当に後悔なさったかのように謝ってくれた。
この一連のことがお義母様には効いたのだろうか。私が頼み込んでやっとですが、あの子の世話をしてくれるようになったの。それでもベビーシッターは雇ってくれなかったが。
そしてそれから数年。私の体は弱いままで部屋から出ることを許されておらず、以前のように出ようとすればどこから見ていたのか、夫が阻止したのよ。
後に私の部屋に監視カメラが置いてあったと分かるのだが、それでも稀にバレないであの子の部屋に行くことができたの。
あの子は私が来るととても嬉しそうに微笑んで小走りできてくれる。
「おかあさん!」
そして、この子の物置部屋は何も変わっておらず、食べ物もあまり食べていないのでしょうね、子供ならばふっくらとした頬が、瑠夏にはない。だから私は必ず食べ物をキッチンから拝借して持っていったわ。
2人で微笑み合いながら美味しいねと言うこの時間が何より幸せだったの。
だけど、ふとした時に気づいたの。この子の腕に痣がある、と。こんな部屋を与えられて満足な食事もさせていないのだからある程度予想できていたことなのに。
私が死ぬ前にどうにかしないと。
その日は瑠夏と一緒に窓を開けて換気して、お布団も干して、物も片付けて…。もっと早くこうしていればよかったのにと後悔してもしたりなかった。
そしてこの家からこの子と逃げたらよかったと…。
それからすぐ。
私はあの子を残して死んでしまった。
しばらくはふよふよと浮かんでいるだけだったの。あの子の様子を見たくてずっと側にいた。私が死んでからというものの、あの人たちからの当たりがますます強くなったようで。
夫と長男は殴る蹴る。お義母様は呪詛のように嫌味をずっと囁いて、物置部屋よりも酷い蔵へ閉じ込めたわ。3日間誰にも会えないまま食事だけ投げ入れられる空間にこの子一人だけ。
初めは謝りながら扉を叩いて泣いていたの。
ごめんなさい、何でもしますから許してください。
でも段々元気がなくなってきて、3日目にはぐったりしていたわ…。
我が子のことなのに、どうして私は何もしなかったのだろうか。もっとできることがあったはずなのに。どうしたらこの家族とは言えない人間たちに報復できるのだろうか、瑠夏を幸せにできるだろうか。そればかり考えていたわ。その時だったのよ、あの方に出会ったのは。
「待て、それ以上負の感情を溜め続けたらお前はお前でなくなるぞ。」
とても心地良い声が聞こえたの。
瑠夏を守るように抱きしめていた私をそっと離して、とても大柄な彼は
「俺のもとへ来ないか。お前の報復を手伝ってやろう。」
とても魅力的な提案をしてくれたのよ。
※※※※※※※※※※
あいや~お久しぶりです皆様。
最初はね、保護猫ちゃんのお世話でてんやわんやだったんですよ?ほんとにね?
でも小説書かなきゃ…(´;ω;`)
この先の展開どうしよう…(´;ω;`)
思いつかないよぉ(´;ω;`)
なんてやっておりましたらここまでになったわけでして。
当然書き溜めもできているわけでなく。
申し訳ございませんっ!!!
しばし閑話で凌がせていただきます。
「お前の体を壊してまであんな子が生まれるなんて…!まるで疫病神ではないか!」
この人は一体何をおっしゃっているのかしら?一緒にお医者様の説明を聞いていたじゃない。
「あ、あなた?次産むときは体を壊すかもと言われていたじゃない?あの子のせいなんてこと、あるわけが…」
「いいやある!我が家はこれまで優秀なものしか生まれてこなかったのだ!人に迷惑をかける生まれ方など誰一人していない!それが…あんな者、疫病神と言わず何と言う?!」
この人は化け物だわ……。
当時はそんなふうに思ってしまったわ。自分が選んだ旦那様なのにね。
でも、それも間違いなかったのだと強く思うわ。
「母さん、お見舞いに来たよ。」
「体は大丈夫か。」
「花さん、あまり起きてちゃだめよ、寝ていなさい。」
今日は珍しく夫、長男の瑠衣、お義母様、そして4歳になった瑠夏がお見舞いに来てくれたの。
時々私はこっそり皆が寝静まった時に部屋を抜け出して瑠夏に会っていたのだけど、今回は皆と一緒に来たのね…
辛いでしょうに。瑠夏は怯えてしまって私と顔も合わせられないくらい震えてる。
あの子がまだ赤ちゃんの時。私はベッドからあまり起き上がることができないほど弱っていて、調子のいいときは部屋から出て瑠夏の様子を見に行こうとしていたのだけど、ことごとく阻止されたの。
でも、たった一度だけ。誰にも見つからないであの子の部屋へ入ることができたの。
そこはあまりにも酷かったわ。
薄っぺらく使い古された布団の上に寝かされている私の赤ちゃん。部屋は物置のようにたくさんの物があって。ほこりだらけの空間に生まれて間もない子を放置しているなんて!
瑠夏は顔を赤くして息もしづらそうにヒューヒューと喘いでいたの。こんなになるまで一体どうして放置されていたのよ!
…そうか、あの人がこの子を疫病神扱いしたからだわ…。
私が守らないと。この体が持つまで。私しか、あの家にこの子を守れる人はいないわ。
それからは救急車を呼んで何とかあの子は一命を取りとめて。夫達からはどうして一人であの部屋に行ったんだと詰められたが、
「私の可愛い息子を放置してどうして私を責められるのですか!母としての務めをなぜ果たさせてくれないのですか!体が弱くともあの子に愛情を与えられるだけのものはあります!そして我が家は溢れかえるほどお金があり、瑠衣にもそうしたように何故ベビーシッターを雇わないのですか!このまま行けば貴方達は私の可愛い息子を殺した殺人犯です!」
滅多に怒らない私が病院内で大声を上げて泣きながら怒鳴ったからだろう、皆目を丸くしてこちらを凝視していたわ。そして夫と瑠衣は渋々といった感じで、お義母様は本当に後悔なさったかのように謝ってくれた。
この一連のことがお義母様には効いたのだろうか。私が頼み込んでやっとですが、あの子の世話をしてくれるようになったの。それでもベビーシッターは雇ってくれなかったが。
そしてそれから数年。私の体は弱いままで部屋から出ることを許されておらず、以前のように出ようとすればどこから見ていたのか、夫が阻止したのよ。
後に私の部屋に監視カメラが置いてあったと分かるのだが、それでも稀にバレないであの子の部屋に行くことができたの。
あの子は私が来るととても嬉しそうに微笑んで小走りできてくれる。
「おかあさん!」
そして、この子の物置部屋は何も変わっておらず、食べ物もあまり食べていないのでしょうね、子供ならばふっくらとした頬が、瑠夏にはない。だから私は必ず食べ物をキッチンから拝借して持っていったわ。
2人で微笑み合いながら美味しいねと言うこの時間が何より幸せだったの。
だけど、ふとした時に気づいたの。この子の腕に痣がある、と。こんな部屋を与えられて満足な食事もさせていないのだからある程度予想できていたことなのに。
私が死ぬ前にどうにかしないと。
その日は瑠夏と一緒に窓を開けて換気して、お布団も干して、物も片付けて…。もっと早くこうしていればよかったのにと後悔してもしたりなかった。
そしてこの家からこの子と逃げたらよかったと…。
それからすぐ。
私はあの子を残して死んでしまった。
しばらくはふよふよと浮かんでいるだけだったの。あの子の様子を見たくてずっと側にいた。私が死んでからというものの、あの人たちからの当たりがますます強くなったようで。
夫と長男は殴る蹴る。お義母様は呪詛のように嫌味をずっと囁いて、物置部屋よりも酷い蔵へ閉じ込めたわ。3日間誰にも会えないまま食事だけ投げ入れられる空間にこの子一人だけ。
初めは謝りながら扉を叩いて泣いていたの。
ごめんなさい、何でもしますから許してください。
でも段々元気がなくなってきて、3日目にはぐったりしていたわ…。
我が子のことなのに、どうして私は何もしなかったのだろうか。もっとできることがあったはずなのに。どうしたらこの家族とは言えない人間たちに報復できるのだろうか、瑠夏を幸せにできるだろうか。そればかり考えていたわ。その時だったのよ、あの方に出会ったのは。
「待て、それ以上負の感情を溜め続けたらお前はお前でなくなるぞ。」
とても心地良い声が聞こえたの。
瑠夏を守るように抱きしめていた私をそっと離して、とても大柄な彼は
「俺のもとへ来ないか。お前の報復を手伝ってやろう。」
とても魅力的な提案をしてくれたのよ。
※※※※※※※※※※
あいや~お久しぶりです皆様。
最初はね、保護猫ちゃんのお世話でてんやわんやだったんですよ?ほんとにね?
でも小説書かなきゃ…(´;ω;`)
この先の展開どうしよう…(´;ω;`)
思いつかないよぉ(´;ω;`)
なんてやっておりましたらここまでになったわけでして。
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