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24.あの二人って似てるよね!
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ギルドに着くと、ギルマスとルドさんに部屋を用意してもらって一緒に聞いてもらうことにした。
「それで、邪神が害がないってどーいうことだおめぇ。」
教会で教えてもらったことを全て話すと、皆目を丸くして言葉をなくしていた。
「邪神が会いに来るだと?!」
「殺人とスタンピードが関係してるだと?!」
だからこの二人耳がキーンってなるんだよぉ…声が大きすぎるから…。
「うるしゃい……」
「あぁ…すまねぇ…。ていうかお前、本当に神子じゃねぇんだよな?神と話したいから話すって……どんな世界線だよ…。」
「僕もわかんないです。ただ神様は気さくなおじいちゃんって感じ。」
『おじいちゃん…ぶふっ……ふふふふ……!』
「でもお前悩みの種じゃねぇか」
「あぅ…それほんとに…申し訳ないと言うか。」
あ、そっかステータス!見てもらえば良いんだ!
「えっと、『ステータスオープン』!」
『あっ、シン…』
名前:シン
年齢:16
属性:全属性(火、水、風、土、光、闇、空間、無、時)
体力:40/52
魔力:∞
称号:創造神の悩みの種(+)、元異世界人、精霊王の愛し子、動物博愛主義(+)、人妻、邪神の愛し子、淫乱気質(+)
「な、なんやこれ…!増えてる…!!」
『あぁ…だから…』
オベロンがなにか言ってるけど聞こえないくらいびっくりしていた僕。ていうか淫乱気質ってなんだよ!!!
「………!!~~~!!!」
ギルマスは頭を押さえて唸ってるし、ルドさんは毎度の如く固まって動かないし…。
旦那様たちは遠い目してるし…。
やってしまった……
見るの怖いけど淫乱気質(+)見てみるか。
ぽちっとな
淫乱気質(夫に攻められた場合のみ)
ああ…。うん。はは。
てか邪神の愛し子って何さ。これオベロンタイプじゃね?
ねぇ神様、良いものって僕のことじゃないですよね?
ああ~憂鬱~!!!
思わずダレン達に抱きついて慰めてもらう僕でした。
「ねぇオベロン。思ったんだけど邪神ってオベロンと同じタイプじゃないよね?愛し子だから妻にするの~!みたいな。」
『うぅ……その節は申し訳ないです………。ですが、どうでしょうか…。もし本当にそうだとしても、私のような強引さはないかと。その2人と婚姻届を出す時、プレートには私たち以外の夫は表示されませんでしたから、その時点では邪神と婚姻関係には無かったです。ですから今はまだ何とも言えません。』
そうなのか…。とりあえず会ってみないことにはわかんないよね……。
「はぁ……。」
「あー、お前が予想以上に規格外なやつだってことはわかった。今一番聞かなきゃいけねぇのはあれだな、殺人とスタンピード。どういうことだ?」
「神様が言うには、犯人が邪神を召喚するために恨みがこもって瘴気を発してる遺体を、結界がある所に放置して、結界を崩して召喚するつもりだったらしいの。でも邪神は思い通りに動いてくれなかった。それから、多分今まで殺してきた遺体を各地に捨ててたみたいで、それが原因でスタンピードが起きてるみたい。結界を崩すために遺体をそこに捨てたのはわかったけど、どうしていろんな場所に捨てるのかまでは分からない。」
「ほぉん、沢山の家族を殺したのは邪神の召喚のためか。んで思惑が外れたと。」
「各地に捨ててたってのは、結界を崩すための練習みたいなもんか?」
「それか上手くいかなかった腹いせ?」
「「うーん…」」
ギルマスとルドさんって見た目厳ついのも相まってちょっと似てるんだよね。今の仕草も双子みたいだったや。
「とりあえず邪神に会えばわかるんじゃないですかね…。多分召喚した人見てると思うんで。なんなら会話もしてるんじゃ?」
僕がそう言うとその場はひとまず収まったようで、僕たちは帰ることにした。神ともなれば僕がいる場所も分かるだろうと僕は家で待機。
短かったけど蜜月だったからその間休んでたダレン、ザックペアは指名依頼があったそうでそちらへ仕事しに行った。
オベロンと僕は家事をしたことのないオベロンのために、家事を一から教えた。
邪神ってどんな人なんだろう、そんなことを考えながら。
「それで、邪神が害がないってどーいうことだおめぇ。」
教会で教えてもらったことを全て話すと、皆目を丸くして言葉をなくしていた。
「邪神が会いに来るだと?!」
「殺人とスタンピードが関係してるだと?!」
だからこの二人耳がキーンってなるんだよぉ…声が大きすぎるから…。
「うるしゃい……」
「あぁ…すまねぇ…。ていうかお前、本当に神子じゃねぇんだよな?神と話したいから話すって……どんな世界線だよ…。」
「僕もわかんないです。ただ神様は気さくなおじいちゃんって感じ。」
『おじいちゃん…ぶふっ……ふふふふ……!』
「でもお前悩みの種じゃねぇか」
「あぅ…それほんとに…申し訳ないと言うか。」
あ、そっかステータス!見てもらえば良いんだ!
「えっと、『ステータスオープン』!」
『あっ、シン…』
名前:シン
年齢:16
属性:全属性(火、水、風、土、光、闇、空間、無、時)
体力:40/52
魔力:∞
称号:創造神の悩みの種(+)、元異世界人、精霊王の愛し子、動物博愛主義(+)、人妻、邪神の愛し子、淫乱気質(+)
「な、なんやこれ…!増えてる…!!」
『あぁ…だから…』
オベロンがなにか言ってるけど聞こえないくらいびっくりしていた僕。ていうか淫乱気質ってなんだよ!!!
「………!!~~~!!!」
ギルマスは頭を押さえて唸ってるし、ルドさんは毎度の如く固まって動かないし…。
旦那様たちは遠い目してるし…。
やってしまった……
見るの怖いけど淫乱気質(+)見てみるか。
ぽちっとな
淫乱気質(夫に攻められた場合のみ)
ああ…。うん。はは。
てか邪神の愛し子って何さ。これオベロンタイプじゃね?
ねぇ神様、良いものって僕のことじゃないですよね?
ああ~憂鬱~!!!
思わずダレン達に抱きついて慰めてもらう僕でした。
「ねぇオベロン。思ったんだけど邪神ってオベロンと同じタイプじゃないよね?愛し子だから妻にするの~!みたいな。」
『うぅ……その節は申し訳ないです………。ですが、どうでしょうか…。もし本当にそうだとしても、私のような強引さはないかと。その2人と婚姻届を出す時、プレートには私たち以外の夫は表示されませんでしたから、その時点では邪神と婚姻関係には無かったです。ですから今はまだ何とも言えません。』
そうなのか…。とりあえず会ってみないことにはわかんないよね……。
「はぁ……。」
「あー、お前が予想以上に規格外なやつだってことはわかった。今一番聞かなきゃいけねぇのはあれだな、殺人とスタンピード。どういうことだ?」
「神様が言うには、犯人が邪神を召喚するために恨みがこもって瘴気を発してる遺体を、結界がある所に放置して、結界を崩して召喚するつもりだったらしいの。でも邪神は思い通りに動いてくれなかった。それから、多分今まで殺してきた遺体を各地に捨ててたみたいで、それが原因でスタンピードが起きてるみたい。結界を崩すために遺体をそこに捨てたのはわかったけど、どうしていろんな場所に捨てるのかまでは分からない。」
「ほぉん、沢山の家族を殺したのは邪神の召喚のためか。んで思惑が外れたと。」
「各地に捨ててたってのは、結界を崩すための練習みたいなもんか?」
「それか上手くいかなかった腹いせ?」
「「うーん…」」
ギルマスとルドさんって見た目厳ついのも相まってちょっと似てるんだよね。今の仕草も双子みたいだったや。
「とりあえず邪神に会えばわかるんじゃないですかね…。多分召喚した人見てると思うんで。なんなら会話もしてるんじゃ?」
僕がそう言うとその場はひとまず収まったようで、僕たちは帰ることにした。神ともなれば僕がいる場所も分かるだろうと僕は家で待機。
短かったけど蜜月だったからその間休んでたダレン、ザックペアは指名依頼があったそうでそちらへ仕事しに行った。
オベロンと僕は家事をしたことのないオベロンのために、家事を一から教えた。
邪神ってどんな人なんだろう、そんなことを考えながら。
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