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第二話
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「コネクト、アース!」
そう言ってみひろが頑丈な鉄のゲートの前に立つ。
『セキュリティ一システム作動。認証を開始します。』
みひろは親指をセンサーに当てる。
この扉は、地球とこちらのデバイスランドを繋ぐ数少ないゲートになっている。
『認証完了。坂木みひろ。ゲートオープン。コネクト、アース』
プシュー
ゲートが開き、暗闇の中へとみひろは進んでいく。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「はぁ。食った食った」
俺は、夕食を取り終え自分の部屋に戻ろうとする。
「おにい!またエロゲすんの?ダメだよ!」
クソっ!俺の幸せの学園生活をエロゲ呼ばわりしやがって!
「エロゲじゃねえよ!ギャルゲだ!」
「でも、えっちなシーンもあるってネットには書いてあったけど?」
こいつにパッケージを見せてしまった俺のミスだ・・・・・・
「あのなぁ。エロゲというのはな、パッケージに18禁マークがちゃんと付いてるんだ。だから、エロゲは高校生の俺が買いに行っても売ってはくれない」
「ほんとにそうなの?クラスの男子はパソコンでえっちなゲームダウンロードしたって言ってたよ」
さ、最近の中学生は進んでるなぁ・・・・・・
よし。こうなったら・・・・・・
「美咲もその男の子みたいにえっちなゲームとかビデオとか見るんじゃないぞ~」
「んなっ!み、観るわけないじゃん!気持ち悪い!」
美咲は顔を真っ赤にして、椅子から立ち上がる。
俺は、美咲から逃げるようにして部屋に戻る。
「やれやれ。やっと開放された・・・・・・」
部屋に戻り扉を開く。
ん?
何やらクローゼットの中からから光が漏れている。
あんな所にライトなんて置いてたっけな・・・・・・
電気をつけて、クローゼットの扉を開く。
プシュー
電車のドアが開くような音とともに、霧が一面広がる。
「な、なんだ!?」
目の前の霧が晴れるとそこには・・・・・・
「ふぅ。これ中から開けられないの?暑かった~」
ハーレム学園生活の中の推しである坂木みひろが汗だくで立っていた。
「な、な、な、なんで!?みひろちゃん!?」
「あ、君がしゅうとくん?よろしくね」
「よろしくって言われても、なんでここにあのみひろちゃんが!?」
「まぁまぁ落ち着いて。説明してあげるからさあ」
この状況で落ち着いてくれって言われて落ち着ける人がいるのだろうか。いるかもしれないが、俺は無理だ。
「おにい!?どしたの大声出して! 」
やばい、これを美咲に見られでもしたら・・・・・・
「と、とにかく家の中じゃなくてどこか人目のつかないところに・・・・・・」
別に、大好きな女の子が画面から出てきたからあんなことやそんなことをする訳では無い。
家族や近所の目につかないところで話をするだけだ。近所には俺と同じ高校の同級生も住んでいるため、冴えない俺がこんな美少女と家でイチャイチャしてたなんて噂が流れたらたまったもんじゃない。
「人目のつかないところ?それならぁ。こっちおいでよ」
そうみひろに言われながらクローゼットの前に連れていかれる。
「コネクト、デバイス」
『認証を開始します。坂木みひろ。認証完了』
「さあ!いくよー!」
俺は強引にみひろに手を引かれクローゼットの中に吸い込まれて行った。
そう言ってみひろが頑丈な鉄のゲートの前に立つ。
『セキュリティ一システム作動。認証を開始します。』
みひろは親指をセンサーに当てる。
この扉は、地球とこちらのデバイスランドを繋ぐ数少ないゲートになっている。
『認証完了。坂木みひろ。ゲートオープン。コネクト、アース』
プシュー
ゲートが開き、暗闇の中へとみひろは進んでいく。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「はぁ。食った食った」
俺は、夕食を取り終え自分の部屋に戻ろうとする。
「おにい!またエロゲすんの?ダメだよ!」
クソっ!俺の幸せの学園生活をエロゲ呼ばわりしやがって!
「エロゲじゃねえよ!ギャルゲだ!」
「でも、えっちなシーンもあるってネットには書いてあったけど?」
こいつにパッケージを見せてしまった俺のミスだ・・・・・・
「あのなぁ。エロゲというのはな、パッケージに18禁マークがちゃんと付いてるんだ。だから、エロゲは高校生の俺が買いに行っても売ってはくれない」
「ほんとにそうなの?クラスの男子はパソコンでえっちなゲームダウンロードしたって言ってたよ」
さ、最近の中学生は進んでるなぁ・・・・・・
よし。こうなったら・・・・・・
「美咲もその男の子みたいにえっちなゲームとかビデオとか見るんじゃないぞ~」
「んなっ!み、観るわけないじゃん!気持ち悪い!」
美咲は顔を真っ赤にして、椅子から立ち上がる。
俺は、美咲から逃げるようにして部屋に戻る。
「やれやれ。やっと開放された・・・・・・」
部屋に戻り扉を開く。
ん?
何やらクローゼットの中からから光が漏れている。
あんな所にライトなんて置いてたっけな・・・・・・
電気をつけて、クローゼットの扉を開く。
プシュー
電車のドアが開くような音とともに、霧が一面広がる。
「な、なんだ!?」
目の前の霧が晴れるとそこには・・・・・・
「ふぅ。これ中から開けられないの?暑かった~」
ハーレム学園生活の中の推しである坂木みひろが汗だくで立っていた。
「な、な、な、なんで!?みひろちゃん!?」
「あ、君がしゅうとくん?よろしくね」
「よろしくって言われても、なんでここにあのみひろちゃんが!?」
「まぁまぁ落ち着いて。説明してあげるからさあ」
この状況で落ち着いてくれって言われて落ち着ける人がいるのだろうか。いるかもしれないが、俺は無理だ。
「おにい!?どしたの大声出して! 」
やばい、これを美咲に見られでもしたら・・・・・・
「と、とにかく家の中じゃなくてどこか人目のつかないところに・・・・・・」
別に、大好きな女の子が画面から出てきたからあんなことやそんなことをする訳では無い。
家族や近所の目につかないところで話をするだけだ。近所には俺と同じ高校の同級生も住んでいるため、冴えない俺がこんな美少女と家でイチャイチャしてたなんて噂が流れたらたまったもんじゃない。
「人目のつかないところ?それならぁ。こっちおいでよ」
そうみひろに言われながらクローゼットの前に連れていかれる。
「コネクト、デバイス」
『認証を開始します。坂木みひろ。認証完了』
「さあ!いくよー!」
俺は強引にみひろに手を引かれクローゼットの中に吸い込まれて行った。
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一話目で十分掴みはあるかと。二話目に進もう!って思えますもん。
ありがとうございます。
またアドバイスお願いします!