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都立冨澤大学附属高校
あいつの呼び出し 晴臣side
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《高校1年生 ・8月》
課題を済ませた俺は、予習の前に少し仮眠でも取ろうとベットに横になっていた
🎵ピコン
部屋のテーブルに置いたスマホから通知を知らせる音がなる
悩んだが、緊急だと困ると判断して
上半身を持ち上げ、スマホを覗き込み相手を確認する
[浩太郎;明日、朝練に付き合え]
「うげ…」
いつもならもう少し柔らかい言い方をする浩太郎に一瞬違和感を感じたが、その理由は容易に想像できた
どうせ俺の節操なしを咎めるつもりだろう
ったく、面倒見が良いと言っても限度がある
どこに幼馴染の性事情に口を出す奴がいるんだ
はぁと溜息を付いた後
どうせ逃げても、後が面倒になるだけだと自分に言い聞かせ、ベットの横の壁を軽く蹴飛ばしてやった
浩太郎と寮の部屋まで隣同士にされられているのは
俺に意見し難い教員共が浩太郎を当てがったのだろうと入寮してすぐに察した
別に問題なんか起こすわけねーっつの
明日がこんなにも憂鬱になることがあるかと眉間の溝を深めて眠りにつくのだった
課題を済ませた俺は、予習の前に少し仮眠でも取ろうとベットに横になっていた
🎵ピコン
部屋のテーブルに置いたスマホから通知を知らせる音がなる
悩んだが、緊急だと困ると判断して
上半身を持ち上げ、スマホを覗き込み相手を確認する
[浩太郎;明日、朝練に付き合え]
「うげ…」
いつもならもう少し柔らかい言い方をする浩太郎に一瞬違和感を感じたが、その理由は容易に想像できた
どうせ俺の節操なしを咎めるつもりだろう
ったく、面倒見が良いと言っても限度がある
どこに幼馴染の性事情に口を出す奴がいるんだ
はぁと溜息を付いた後
どうせ逃げても、後が面倒になるだけだと自分に言い聞かせ、ベットの横の壁を軽く蹴飛ばしてやった
浩太郎と寮の部屋まで隣同士にされられているのは
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