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都立冨澤大学附属高校
俺のこと 晴臣side
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《高校1年生 ・5月》
首席で入学した俺は
入学式の代表挨拶に始まり、
学級委員長、そして
現、生徒会長の中村夏月から声がかけられ、頻度は多くないものの行事の際は生徒会補佐として職務を全うしている
その時は浩太郎が委員長として
対応してくれるのも有り難かった
特進クラスの授業の速さにも慣れてきたが、さすがの俺でも予習や復習をしないと1位を維持するのは難しいだろうと感じていた
根は真面目なのだ、それが負担に感じる訳ではないし、ある程度の点は普段の授業で十分取れる自信がある
しかし、鳳城の後継者として
多忙な父に良い報告をしたい
任せて大丈夫だと安堵されたい
その思いの現れが学年1位の死守
そして、首席での卒業が必ずや達成すべき目標だった
俺が鳳城をもっとデカくしてみせる
そんな野心に関わる事以外は心底どうでも良かった
…しかし、高校生になり嫌でも溜まる性欲に晴臣はどう発散させるのが効率良いか悩んでいた
好きな人、両思い、なんて甘い恋愛は
自分には必要ないと思って育ってきた
今でもその考えは変わっていない
好きな人が出来ようと出来まいと
学生生活が終われば
自分はどっかの良いとこの女性と婚約し結婚するだろう
両親がそうだったように
母は有名1級建築デザイナーの娘だった
母の実家と共同事業を行ったおかけで
今の鳳城があると言っても過言では無い
鳳城の事業が拡大できるような
今までに無い畑違いの業種も有利かもしれない
漠然とした未来だが、きっと自身も同じ道を辿るのだろう
だから恋愛なんて面倒ごと時間は割きたくない
適当に自身で済ませばいいが
将来、許嫁ができた時、自分にだけ女性経験がないのはプライドが許さなかった
俗にいうセフレを思い付いた
面倒事もなく、行為は淡白でも文句を言われる筋合いもない
黙っていても女は寄ってくるもので
すぐに相手は見つかった
一度手を出せば、理性が効かないのは
男のサガだ
どうしようもない
ラッキーなことに高校は寮生活だし
相手も俺と同じような思考の相手だけにすれば特に問題になる事もない
別に学校から父親に
お宅の息子さんの息子が貞操観念ゆるゆるですよと連絡が行くわかけでもないだろう
そんな考えで適当に相手していた
《晴臣は来るもの拒まず、
去るもの追わず》
なんて言われるようになるまでそう時間はかからなかった
首席で入学した俺は
入学式の代表挨拶に始まり、
学級委員長、そして
現、生徒会長の中村夏月から声がかけられ、頻度は多くないものの行事の際は生徒会補佐として職務を全うしている
その時は浩太郎が委員長として
対応してくれるのも有り難かった
特進クラスの授業の速さにも慣れてきたが、さすがの俺でも予習や復習をしないと1位を維持するのは難しいだろうと感じていた
根は真面目なのだ、それが負担に感じる訳ではないし、ある程度の点は普段の授業で十分取れる自信がある
しかし、鳳城の後継者として
多忙な父に良い報告をしたい
任せて大丈夫だと安堵されたい
その思いの現れが学年1位の死守
そして、首席での卒業が必ずや達成すべき目標だった
俺が鳳城をもっとデカくしてみせる
そんな野心に関わる事以外は心底どうでも良かった
…しかし、高校生になり嫌でも溜まる性欲に晴臣はどう発散させるのが効率良いか悩んでいた
好きな人、両思い、なんて甘い恋愛は
自分には必要ないと思って育ってきた
今でもその考えは変わっていない
好きな人が出来ようと出来まいと
学生生活が終われば
自分はどっかの良いとこの女性と婚約し結婚するだろう
両親がそうだったように
母は有名1級建築デザイナーの娘だった
母の実家と共同事業を行ったおかけで
今の鳳城があると言っても過言では無い
鳳城の事業が拡大できるような
今までに無い畑違いの業種も有利かもしれない
漠然とした未来だが、きっと自身も同じ道を辿るのだろう
だから恋愛なんて面倒ごと時間は割きたくない
適当に自身で済ませばいいが
将来、許嫁ができた時、自分にだけ女性経験がないのはプライドが許さなかった
俗にいうセフレを思い付いた
面倒事もなく、行為は淡白でも文句を言われる筋合いもない
黙っていても女は寄ってくるもので
すぐに相手は見つかった
一度手を出せば、理性が効かないのは
男のサガだ
どうしようもない
ラッキーなことに高校は寮生活だし
相手も俺と同じような思考の相手だけにすれば特に問題になる事もない
別に学校から父親に
お宅の息子さんの息子が貞操観念ゆるゆるですよと連絡が行くわかけでもないだろう
そんな考えで適当に相手していた
《晴臣は来るもの拒まず、
去るもの追わず》
なんて言われるようになるまでそう時間はかからなかった
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