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Season1 セオリー・S・マクダウェルの理不尽な理論
#016 アマデウスとサリエリ MindVirus
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8月14日、私立霜陵学園《しりつそうりょうがくえん》、生物室――
潜入調査のセオリーは学園の講堂で講義をすることになった初日。
「マクダウェル博士は、人間をはじめとする生物は遺伝子の言いなりと、冷酷で血も涙もないことを言っているように聞こえます」
公安部からの依頼で講演と授業見学という建前を得て、要は潜入調査というである。
しかし正直セオリーはかなり嫌々だった。
それは講義が一問一答形式で高校生物学の疑問に答えるという物だったのだが――
「はっきり言ってその通りですわ。たとえば鳥が行う子育てや、繁殖における求愛についての『愛情』がないと言っているようで精神的ショックを感じているようですけど、動物の愛に見える行為は錯覚ですわ、『愛情』など一切ありません」
多感な時期があって感情論を交ぜて質問をしてくる。最初は気を回して道徳観も混ぜて返していたが、もう面倒くさくなってきて現実を突きつけている。
「人間の母親が子育てしている時、誰もがそこに愛情を感じ取ることが出来るでしょう。ですが、その時脳内にはオキシトシンというホルモンが分泌され人間は多幸感を感じています」
セオリーが現在対峙しているのは、司会である黒井陽葵という女子生徒で、彼女からの代表質問を受けているのだが、言葉の節々に彼女の感情が露になっている。
「オキシトシンを分泌するメカニズムを作ることによって、子供の生存率を高め、遺伝子の経済性を高めることが出来る。つまりそのメカニズムを作ることで自然淘汰の中で有利に働いた、もしくは幸せを感じる種だけが生き残りました」
「つまり、愛情は錯覚だと?」
セオリーは「もちろん」と頷き、遺伝子に関する身も蓋もない話を更に続ける。
今度は分かりやすい様にセオリーはセックスに対する類似点を引き合いに出した。
「性行為を冷静に良く考えてみるといいですわ。酷く奇妙じゃないかしら? リズミカルに差し入れては引き出すという行為……よくよく冷静に見ると滑稽な行為に見えませんか?」
こういう話をした方が高校生には強く印象に残るようで、恥ずかしがって顔を赤く染め俯いている子や、失笑している子も出てくる。
「結局そこにも性行為を楽しむ又は快楽を得る遺伝子が受け継がれているのです」
それが寧ろ功を奏したのか、皆気付かないうちにセオリーの話を聞き入り始める。
「他にも所得を増やして身を着飾っている人を見ているでしょう? あれは狩りの成果を見せびらかせ、自分の遺伝子を残そうと異性の獲得を狙っているのです」
もっと身近な例を挙げて、一人の厳格そうな教師を指さし、セオリーは尚もぶちまける。
「「怒り」という感情は攻撃準備行動です。これは人間が危機感を感じた時、生存確率を上げるために役立ちました。即ち自分の欲求や生活に危機を感じた時に人は怒るのです」
セオリーは呆れたように肩を竦める。
「つまり感情的で短絡的な怒り方をする人は自分に自信がない臆病者で神経質という事が言えますわね」
司会の人が「そろそろ時間です」という事を耳打ちしてきたので、何だかんだと時間が過ぎてしまっていた事にセオリーは驚いた。
しかしこのままだと生徒たちが社会に対してシコリを残してしまうだろう。
最後にセオリーは少しだけ話をすることにした。
「このように人間社会には利他的に見える利己的行動に満ちています。日本の言葉に『情けは人の為にならず』という言葉があるでしょう? 本当の意味は『巡り巡って自分に帰ってくる』であるという、あれと一緒です」
終盤に近付いてそわそわし生徒たち始める
セオリーは「まぁ、これはそれを流布した人が一番得しているという側面もありますが……」と毒を付いてみる。
生徒たちは失笑したものの、雰囲気からそろそろ潮時だと悟った。
「ここで重要なのはそれが行動上ものであって主観的なものでないという事。人間という種だけが現状、利他的行動を取ることが出来ます」
セオリーは福祉や介護、募金などの支援といった行為などを例に挙げた。
「そして人間一人一人が自分の行動に対してどういう意味を見出すか、子育てや教育についてもどういう意味を見出すかは人それぞれですわ」
長々と語ってセオリーはマイクを置く。一応社交辞令の盛大な拍手を貰って講義の幕は閉じた。
司会の挨拶を待たずにセオリーは足早に講堂を後にする。それは後方で聞き入っている男から感じる悪寒にもう限界だったからだ。
それはあまりの悪寒に化粧室に駆け込んで、空嘔をする程で、セオリーも他人に対してここまでの不快感を覚えたことは無かった。
「……凄まじい気持ち悪さでしたわ」
且又乍而という男はセオリーにとってそういう男だった。ずっと観察するようにセオリーを見つめ、時々薄笑いを浮かべていたのである。
「講演と授業見学はあと2日残っています。それまでに物的証拠を押さえないと……」
そのような男が学び舎で何かを企んでいるかと思うとセオリーは背筋が凍る思いだった
8月14日、放課後。私立霜陵学園美術室――
残照が差し込む美術室。一人の黒髪で清楚な女子生徒が石膏と向き合い、黙々と鏨で軽快でリズミカルな音を奏でている。
私立霜陵学園3年、黒井陽葵。
学年首席で本来大学面接は10月だが、彼女は系列の霜綾学園大学への推薦がほぼ決まっているため、こうして美術室で一人残って卒業制作の彫刻を仕上げている。
「あ……」
一瞬、鎚を振り下ろす手に力が入り、下書きより僅かに欠けてしまった。大丈夫だ。これぐらいなら直せると自分に言い聞かせ、彫刻を再開する。
「何か嫌なことでもあったのかい?」
そんな陽葵を見透かすように背後から声を掛ける者がいる。
銀髪青眼で白い肌、中性的な顔立ちで右目元だけ少し前髪掛かった容姿の男。
静寂なその眼は左手に携えられた書籍の文面を追っている。
その本のタイトルは『アマデウス』。ピーター・シェーファーによる戯曲。
「且又先生。私、あの人嫌いです」
「……あの人というのは、マクダウェル博士の事かい?」
「だって、全てが遺伝子によって運命づけられていると言っているような気がしてならないんです」
且又乍而は本を携えたまま、静かに立ち上がった。
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは大衆から称賛される音楽の才能とは裏腹に、その礼儀知らずな態度と下品な人間性が災いして軽蔑を受けていた」
本を読み進めながら、ゆっくりと室内を徘徊し始める。
「しかしアントニオ・サリエリは彼の才能を理解できると同時に、自分の才能が彼の真価が分かる程度の凡庸な人間だと痛感せられたという」
澄ました顔で且又は話を続ける。
「そのコンプレックスから敬虔なカトリック教徒であったサリエリは、モーツァルトの粗野の振舞いと対照的な神が与えた才能を受け入れることが出来ず、神を拒み、彼を失墜させる計画を立てた」
且又は栞を挟み、そっと『アマデウス』を閉じ、陽葵へと向き直った。
「マクダウェル博士も天賦の才に溢れ数々の功績を残しているが、あの思想故に『狂気的』又は『魔女』と罵る同級生も多かったという」
陽葵の背後へと周り、且又は彼女の肩を抱いた。
「努力という才能で学年首席という地位を手に入れた君には、さぞ腸が煮えくり返る思いだろうね」
陽葵は答えない。その通りだったからだ。
彼女にとって且又はこの世で唯一自分を理解し共感てくれる存在。
一年の時落ちこぼれていた自分に声を掛け、学年首席という地位をくれたのは彼だった。
「さて、君はどうする?」
「先生はいつも分かっていてそういうのだから……」
白々しく微笑む且又にため息を付く陽葵。彼女の答えは決まっていた。
彼女はいつも挑戦者だった。だから今回も同じだ。
「努力は天才を上回るところを見せる。ただそれだけです」
潜入調査のセオリーは学園の講堂で講義をすることになった初日。
「マクダウェル博士は、人間をはじめとする生物は遺伝子の言いなりと、冷酷で血も涙もないことを言っているように聞こえます」
公安部からの依頼で講演と授業見学という建前を得て、要は潜入調査というである。
しかし正直セオリーはかなり嫌々だった。
それは講義が一問一答形式で高校生物学の疑問に答えるという物だったのだが――
「はっきり言ってその通りですわ。たとえば鳥が行う子育てや、繁殖における求愛についての『愛情』がないと言っているようで精神的ショックを感じているようですけど、動物の愛に見える行為は錯覚ですわ、『愛情』など一切ありません」
多感な時期があって感情論を交ぜて質問をしてくる。最初は気を回して道徳観も混ぜて返していたが、もう面倒くさくなってきて現実を突きつけている。
「人間の母親が子育てしている時、誰もがそこに愛情を感じ取ることが出来るでしょう。ですが、その時脳内にはオキシトシンというホルモンが分泌され人間は多幸感を感じています」
セオリーが現在対峙しているのは、司会である黒井陽葵という女子生徒で、彼女からの代表質問を受けているのだが、言葉の節々に彼女の感情が露になっている。
「オキシトシンを分泌するメカニズムを作ることによって、子供の生存率を高め、遺伝子の経済性を高めることが出来る。つまりそのメカニズムを作ることで自然淘汰の中で有利に働いた、もしくは幸せを感じる種だけが生き残りました」
「つまり、愛情は錯覚だと?」
セオリーは「もちろん」と頷き、遺伝子に関する身も蓋もない話を更に続ける。
今度は分かりやすい様にセオリーはセックスに対する類似点を引き合いに出した。
「性行為を冷静に良く考えてみるといいですわ。酷く奇妙じゃないかしら? リズミカルに差し入れては引き出すという行為……よくよく冷静に見ると滑稽な行為に見えませんか?」
こういう話をした方が高校生には強く印象に残るようで、恥ずかしがって顔を赤く染め俯いている子や、失笑している子も出てくる。
「結局そこにも性行為を楽しむ又は快楽を得る遺伝子が受け継がれているのです」
それが寧ろ功を奏したのか、皆気付かないうちにセオリーの話を聞き入り始める。
「他にも所得を増やして身を着飾っている人を見ているでしょう? あれは狩りの成果を見せびらかせ、自分の遺伝子を残そうと異性の獲得を狙っているのです」
もっと身近な例を挙げて、一人の厳格そうな教師を指さし、セオリーは尚もぶちまける。
「「怒り」という感情は攻撃準備行動です。これは人間が危機感を感じた時、生存確率を上げるために役立ちました。即ち自分の欲求や生活に危機を感じた時に人は怒るのです」
セオリーは呆れたように肩を竦める。
「つまり感情的で短絡的な怒り方をする人は自分に自信がない臆病者で神経質という事が言えますわね」
司会の人が「そろそろ時間です」という事を耳打ちしてきたので、何だかんだと時間が過ぎてしまっていた事にセオリーは驚いた。
しかしこのままだと生徒たちが社会に対してシコリを残してしまうだろう。
最後にセオリーは少しだけ話をすることにした。
「このように人間社会には利他的に見える利己的行動に満ちています。日本の言葉に『情けは人の為にならず』という言葉があるでしょう? 本当の意味は『巡り巡って自分に帰ってくる』であるという、あれと一緒です」
終盤に近付いてそわそわし生徒たち始める
セオリーは「まぁ、これはそれを流布した人が一番得しているという側面もありますが……」と毒を付いてみる。
生徒たちは失笑したものの、雰囲気からそろそろ潮時だと悟った。
「ここで重要なのはそれが行動上ものであって主観的なものでないという事。人間という種だけが現状、利他的行動を取ることが出来ます」
セオリーは福祉や介護、募金などの支援といった行為などを例に挙げた。
「そして人間一人一人が自分の行動に対してどういう意味を見出すか、子育てや教育についてもどういう意味を見出すかは人それぞれですわ」
長々と語ってセオリーはマイクを置く。一応社交辞令の盛大な拍手を貰って講義の幕は閉じた。
司会の挨拶を待たずにセオリーは足早に講堂を後にする。それは後方で聞き入っている男から感じる悪寒にもう限界だったからだ。
それはあまりの悪寒に化粧室に駆け込んで、空嘔をする程で、セオリーも他人に対してここまでの不快感を覚えたことは無かった。
「……凄まじい気持ち悪さでしたわ」
且又乍而という男はセオリーにとってそういう男だった。ずっと観察するようにセオリーを見つめ、時々薄笑いを浮かべていたのである。
「講演と授業見学はあと2日残っています。それまでに物的証拠を押さえないと……」
そのような男が学び舎で何かを企んでいるかと思うとセオリーは背筋が凍る思いだった
8月14日、放課後。私立霜陵学園美術室――
残照が差し込む美術室。一人の黒髪で清楚な女子生徒が石膏と向き合い、黙々と鏨で軽快でリズミカルな音を奏でている。
私立霜陵学園3年、黒井陽葵。
学年首席で本来大学面接は10月だが、彼女は系列の霜綾学園大学への推薦がほぼ決まっているため、こうして美術室で一人残って卒業制作の彫刻を仕上げている。
「あ……」
一瞬、鎚を振り下ろす手に力が入り、下書きより僅かに欠けてしまった。大丈夫だ。これぐらいなら直せると自分に言い聞かせ、彫刻を再開する。
「何か嫌なことでもあったのかい?」
そんな陽葵を見透かすように背後から声を掛ける者がいる。
銀髪青眼で白い肌、中性的な顔立ちで右目元だけ少し前髪掛かった容姿の男。
静寂なその眼は左手に携えられた書籍の文面を追っている。
その本のタイトルは『アマデウス』。ピーター・シェーファーによる戯曲。
「且又先生。私、あの人嫌いです」
「……あの人というのは、マクダウェル博士の事かい?」
「だって、全てが遺伝子によって運命づけられていると言っているような気がしてならないんです」
且又乍而は本を携えたまま、静かに立ち上がった。
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは大衆から称賛される音楽の才能とは裏腹に、その礼儀知らずな態度と下品な人間性が災いして軽蔑を受けていた」
本を読み進めながら、ゆっくりと室内を徘徊し始める。
「しかしアントニオ・サリエリは彼の才能を理解できると同時に、自分の才能が彼の真価が分かる程度の凡庸な人間だと痛感せられたという」
澄ました顔で且又は話を続ける。
「そのコンプレックスから敬虔なカトリック教徒であったサリエリは、モーツァルトの粗野の振舞いと対照的な神が与えた才能を受け入れることが出来ず、神を拒み、彼を失墜させる計画を立てた」
且又は栞を挟み、そっと『アマデウス』を閉じ、陽葵へと向き直った。
「マクダウェル博士も天賦の才に溢れ数々の功績を残しているが、あの思想故に『狂気的』又は『魔女』と罵る同級生も多かったという」
陽葵の背後へと周り、且又は彼女の肩を抱いた。
「努力という才能で学年首席という地位を手に入れた君には、さぞ腸が煮えくり返る思いだろうね」
陽葵は答えない。その通りだったからだ。
彼女にとって且又はこの世で唯一自分を理解し共感てくれる存在。
一年の時落ちこぼれていた自分に声を掛け、学年首席という地位をくれたのは彼だった。
「さて、君はどうする?」
「先生はいつも分かっていてそういうのだから……」
白々しく微笑む且又にため息を付く陽葵。彼女の答えは決まっていた。
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