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2章 拠点を作ろう
5話 来客
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女神とスラちゃんの散歩を終え帰宅する。
するとギルドカードから魔力を感じて見てみる。
今から行くで ルージュ
家にいなかったらどうするんだろ。
まぁ、連絡をくれるだけいいか。
一時間ほど経った頃ルージュがきた。
「うぃー、元気してるかー?」
「まぁまぁかな」
「ほなええやん、んで早速やけど頼みがあ…」
「やだよ」
「せめて、内容きいてや!」
「聞いたら受けざるを得ない内容だったら嫌じゃん!」
「そんなことない!そんなことないで!」
「んでな、教育して欲しいねん」
こいつ勝手に言いやがった。
許せん。
「教育?」
「エルが送ってくれたあの3人すごい使えるねん。ウチで教育するよりええんちゃうかなって」
あーそういうこと。
うちの自慢の子達だからね。
今度飯でも奢ってやろう。
「あの3人元気?」
「元気…元気や!」
「なんか問題ありそうな雰囲気じゃん」
「体調はいいで!ただ、飯が不味いって嘆いてたわ」
あー、うちの料理は調味料ふんだんに使ってるしなぁ。
家庭的な料理が多いけど金額的には高級料理に近いからな…
「ならいいや!今度連れて来てあげて」
「わかったわ、んで教育してくれるんか?」
「んー何人?」
「予定は40人ぐらいやな」
「無理無理無理、部屋足りないし洗濯も料理人も足らん」
「そこをなんとか!大工も奴隷も用意するで!」
頭を若干下げて拝むルージュ
「え?奴隷なんかいるの?…」
ドン引き
「そりゃいるやろ」
あっけらかんと言うルージュ
「どんな想像してるかわからんけど借金奴隷って言うて秘密厳守と労働をまとまった金で売ってるんや」
「酷い扱いをしてると捕まるからひどい境遇よ奴はそうおらん」
たまにおるけどなと呟くルージュ
「秘密厳守は助かるな、うち変な奴多いし」
創造魔法なんか知られたら大変だしな。
「よし、決まりや。今から行くで!」
「え?マジ?」
「マジやマジ!いくでー!」
私の手を掴んで走っていくルージュ。
なんで強引なんだコイツは…
街のはずれにある奴隷商館に着いた。
きれいな建物だ。
確かにクリーンなイメージだな。
中に入ると白髪の優しそうなお爺さんがこちらに来る。
「おや、ルージュ様お久しぶりでございます、おや?…そちらの方は初めましてですね。オーティス奴隷商館の館長 スミス・オーティスで御座います。」
綺麗なお辞儀をするお爺さん。
うーん、かっこいい。
「ご丁寧にどうも。初めまして、エル・ユーフィリアです」
「え?エルって家名あったんか?」
「ううん、ないよ。スミスさんがかっこよかったから適当に真似した」
「余計なことすんなや!」
すーぐおこる。
「フォッフォ、面白いお嬢さんですね」
サンタさん以外にフォッフォって笑う人いるんだ…
「こんなふざけて可愛い見た目やけどウチより余裕で強いんや、まだBランクやけどな」
はーとため息をつくルージュ
「それはそれは…興味深いですね。それでご用件は?」
「家事できる女の奴隷…種族はなんでもええよな?ええな!探してんねん。3人…いや…4人や」
聞いておいてひとりで解決すな。
「そうですか、少々お待ち下さいね」
軽くお辞儀をしたお爺ちゃんは奥へと消えていき、すぐ8人ほど奴隷を連れてきた。
「こちらが家事ができる奴隷となります」
獣人やダークエルフっぽい人や額にツノが生えた鬼っぽい人もいる。
「何で選んだらいいんだ…?」
「ワタクシの商館の奴隷はどれも一級品です。フィーリングで選んでいただいて結構です」
ニッコリと笑うお爺ちゃん。
すごい自信!気に入った!!
「じゃあ、鬼っぽい人とキツネっぽい人とダークエルフ?ぽい人で」
サッとフィーリングで決めた。
「3人でええんか?」
「うん、いざとなればわたしがやるし」
「なら、ええか」
「ありがとうございます。お支払はどちらが?」
「ウチや」
ルージュが答えた。
「いいや、私がする。彼女らは私が責任を持つ」
びっくりしたルージュは私の目を見て諦めたように手をヒラヒラした。
「そうですか、貴方のような主人を持てる奴隷は幸せでしょう」
「では、貴方方もしっかりとやるのですよ」
お爺ちゃんは奴隷を一人ひとりをしっかりと見ながら声をかけた。
「一つお願いがあります」
鬼人の一人が急に声を出す。
「ナキリ、あの子は私に任せなさい」
お爺ちゃんが鬼人を止める。
「なんかあるの?」
「すいません、こちらの鬼人であるナキリには同郷の者がおりまして…」
「え?じゃあその子も一緒でいいよ」
言ってくれればいいのに…
「ですが、その鬼人は両手が無いのです、まともに仕事はできません」
なるほど…
うーん、まぁでもうちには穀潰し女神もいるし一人増えても変わらんだろう。
「いいよ、そのナキリさんが気になって仕事できないのも困るし、元々4人の予定だったからその子も連れていくよ」
「それは…ありがとうございます」
「ご主人様感謝します。このナキリの名にかけて奉仕させていただきます。」
深いお辞儀をするナキリ。
重いからやめて欲しい。
支払いを済まし契約魔法(守秘の魔法も含む)を終えた所で奴隷商館を出た。
「うちも大人数になったな…」
着いてくる奴隷達を見て思う。
部屋足りるかな…
家を作ることも考えながらルージュと別れた。
するとギルドカードから魔力を感じて見てみる。
今から行くで ルージュ
家にいなかったらどうするんだろ。
まぁ、連絡をくれるだけいいか。
一時間ほど経った頃ルージュがきた。
「うぃー、元気してるかー?」
「まぁまぁかな」
「ほなええやん、んで早速やけど頼みがあ…」
「やだよ」
「せめて、内容きいてや!」
「聞いたら受けざるを得ない内容だったら嫌じゃん!」
「そんなことない!そんなことないで!」
「んでな、教育して欲しいねん」
こいつ勝手に言いやがった。
許せん。
「教育?」
「エルが送ってくれたあの3人すごい使えるねん。ウチで教育するよりええんちゃうかなって」
あーそういうこと。
うちの自慢の子達だからね。
今度飯でも奢ってやろう。
「あの3人元気?」
「元気…元気や!」
「なんか問題ありそうな雰囲気じゃん」
「体調はいいで!ただ、飯が不味いって嘆いてたわ」
あー、うちの料理は調味料ふんだんに使ってるしなぁ。
家庭的な料理が多いけど金額的には高級料理に近いからな…
「ならいいや!今度連れて来てあげて」
「わかったわ、んで教育してくれるんか?」
「んー何人?」
「予定は40人ぐらいやな」
「無理無理無理、部屋足りないし洗濯も料理人も足らん」
「そこをなんとか!大工も奴隷も用意するで!」
頭を若干下げて拝むルージュ
「え?奴隷なんかいるの?…」
ドン引き
「そりゃいるやろ」
あっけらかんと言うルージュ
「どんな想像してるかわからんけど借金奴隷って言うて秘密厳守と労働をまとまった金で売ってるんや」
「酷い扱いをしてると捕まるからひどい境遇よ奴はそうおらん」
たまにおるけどなと呟くルージュ
「秘密厳守は助かるな、うち変な奴多いし」
創造魔法なんか知られたら大変だしな。
「よし、決まりや。今から行くで!」
「え?マジ?」
「マジやマジ!いくでー!」
私の手を掴んで走っていくルージュ。
なんで強引なんだコイツは…
街のはずれにある奴隷商館に着いた。
きれいな建物だ。
確かにクリーンなイメージだな。
中に入ると白髪の優しそうなお爺さんがこちらに来る。
「おや、ルージュ様お久しぶりでございます、おや?…そちらの方は初めましてですね。オーティス奴隷商館の館長 スミス・オーティスで御座います。」
綺麗なお辞儀をするお爺さん。
うーん、かっこいい。
「ご丁寧にどうも。初めまして、エル・ユーフィリアです」
「え?エルって家名あったんか?」
「ううん、ないよ。スミスさんがかっこよかったから適当に真似した」
「余計なことすんなや!」
すーぐおこる。
「フォッフォ、面白いお嬢さんですね」
サンタさん以外にフォッフォって笑う人いるんだ…
「こんなふざけて可愛い見た目やけどウチより余裕で強いんや、まだBランクやけどな」
はーとため息をつくルージュ
「それはそれは…興味深いですね。それでご用件は?」
「家事できる女の奴隷…種族はなんでもええよな?ええな!探してんねん。3人…いや…4人や」
聞いておいてひとりで解決すな。
「そうですか、少々お待ち下さいね」
軽くお辞儀をしたお爺ちゃんは奥へと消えていき、すぐ8人ほど奴隷を連れてきた。
「こちらが家事ができる奴隷となります」
獣人やダークエルフっぽい人や額にツノが生えた鬼っぽい人もいる。
「何で選んだらいいんだ…?」
「ワタクシの商館の奴隷はどれも一級品です。フィーリングで選んでいただいて結構です」
ニッコリと笑うお爺ちゃん。
すごい自信!気に入った!!
「じゃあ、鬼っぽい人とキツネっぽい人とダークエルフ?ぽい人で」
サッとフィーリングで決めた。
「3人でええんか?」
「うん、いざとなればわたしがやるし」
「なら、ええか」
「ありがとうございます。お支払はどちらが?」
「ウチや」
ルージュが答えた。
「いいや、私がする。彼女らは私が責任を持つ」
びっくりしたルージュは私の目を見て諦めたように手をヒラヒラした。
「そうですか、貴方のような主人を持てる奴隷は幸せでしょう」
「では、貴方方もしっかりとやるのですよ」
お爺ちゃんは奴隷を一人ひとりをしっかりと見ながら声をかけた。
「一つお願いがあります」
鬼人の一人が急に声を出す。
「ナキリ、あの子は私に任せなさい」
お爺ちゃんが鬼人を止める。
「なんかあるの?」
「すいません、こちらの鬼人であるナキリには同郷の者がおりまして…」
「え?じゃあその子も一緒でいいよ」
言ってくれればいいのに…
「ですが、その鬼人は両手が無いのです、まともに仕事はできません」
なるほど…
うーん、まぁでもうちには穀潰し女神もいるし一人増えても変わらんだろう。
「いいよ、そのナキリさんが気になって仕事できないのも困るし、元々4人の予定だったからその子も連れていくよ」
「それは…ありがとうございます」
「ご主人様感謝します。このナキリの名にかけて奉仕させていただきます。」
深いお辞儀をするナキリ。
重いからやめて欲しい。
支払いを済まし契約魔法(守秘の魔法も含む)を終えた所で奴隷商館を出た。
「うちも大人数になったな…」
着いてくる奴隷達を見て思う。
部屋足りるかな…
家を作ることも考えながらルージュと別れた。
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