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転移英雄は見知らぬ星の中で
路地裏の少女
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宴会から数週間、俺達は王国を調査しながらギルドを改造したり、ギルドの依頼をこなした。
相当数の依頼をこなしたが、まだDランクに上がらない。やっぱりEランクが受けれる依頼は重要性が低いのか……。
王都の異変についても何ら進展無し。何も変わらない生活を数週間過ごした。1つ、変わった事とすれば、シャカルナ達Sランク冒険者が2回目の宴会後姿を見せなくなった事か。
まぁ、Sランク冒険者はその強さからか、必要とされる所が多いからそこまで1つの場所に留まれないのだろう。
またいつか会える事を信じて、俺達は自分のする事をこなして行こう!
そう、決意したのが昨日の話。今俺らは、ルナと1人の女の子を抱え、憲兵から逃げ出していた。
「君ぃ!もっと速く逃げるんだぁ!」
「気絶しない速度で走るのもキツイんだよ!」
「コラァ!!待ちなさい!!」
「ほら!来ちゃうよ!早く!」
「あぁ!もう!俺にしっかり掴まれ!飛ぶぞ!そこの嬢ちゃんも!」
「は、はい!」
「掴まったよ!」
「そぉら!!」
2人をしっかり掴み、家を踏み台にジャンプ。その高さは城壁を越え、そのまま国の外に出た。
「着地するぞ!」
「OK!」
「へ?あ、きゃぁぁぁぁ!!」
もの凄い音を立て着陸する。と、最初の速度を維持したまま人気の無い雑木林に身を隠す。
「はぁ……!はぁ……!ここなら大丈夫だろ!」
「お疲れ様、雄一。もう被り物は取っていいと思うよ」
「そっか、これ暑いんだよなぁ!」
顔一面を覆う被り物を脱ぐ。憲兵が見えた時、咄嗟に付けたのは正解だったか。
だけど、自分のやる事をこなして行こうと昨日決意したのに、今やってる事が兵から逃げる事か……。
と、一緒に抱えて逃げた少女が声を掛けてくる。
「その、この度はありがとうございました!お陰で逃げれました!」
「なぁ、頼まれて咄嗟に連れ去ったが、何故君は沢山の憲兵に追われてたんだ?」
「危うく私達はそのまま犯罪者になる所だった。それに足る理由が欲しいな」
「え、えっと、そのぉ……」
「こら、あまり酷い事を言うな」
「はいはい」
まぁ、ルナの言ってる事は分かる。被り物をして、服も変えたから憲兵にはこちらの素性は分からない筈。だが、いきなり出会い頭に『私を憲兵から逃して』と言われたら正常な判断はしづらい。その為、それ相応の答えが欲しい。
と、おどおどしながらその少女は話し始める。
「わ、私、この国に何か違和感を感じて街に出たの……。で、街の中でふと気になって路地裏に言ったら何か怖い魔法陣が沢山書いてあったんです……!」
「「何!?」」
これは知らなかった!この少女、違和感を感じたと言ったが、十中八九この街の異変についてだろう。
「それで、その事を憲兵さんに言ったらね、『アンタは見てはいけない物を見た』って言って襲ってきたんです!だから私、隙を突いて逃げて、その先に貴方達がいたの……」
「成る程、そうゆう事だったのか……」
「その……ごめんなさい!お2人方に迷惑を掛けてしまって!」
「いや、良いさ。そうゆう事情なら仕方ない。見た感じ怪我は無さそう?」
「はい、大丈夫です……」
「そう、なら良かった」
少女を安心させる。
と、ルナが喋り出す。
「雄一、これからどうする?先程の話の限り、兵達も敵側の可能性が高い」
「そうだな……。さっきの逃走時点ではまだ門の兵達には情報が入ってないと仮定して、今すぐ街に戻ってギルドに匿った方が良さそうか」
「そうだね。今のこの子の格好も探してる兵達は覚えてると思うから、私の服を貸そう。私はペンダントに戻っておくか」
ルナはペンダントに戻り、雄一の首に下がる。
「え?さっきのお姉さんはどこ行ったの??」
「今は時間がない。さぁ、この服に着替えてギルドに行くぞ!」
「え、え、分かりましたぁ!」
急いで着替える少女。ぱっと見、先程の少女には見えまい。
着替え終えた少女を連れて門を通る。その際少女には一言も喋らず俯いてるよう言ってある。
「通行証を」
「ギルドカードで」
「最近いつも通るアンタか。分かった。で、そちらの嬢ちゃんは大丈夫か?」
「今日は疲れてるみたいで……。あ、はい通行証」
「了解。じゃあ取り敢えず本人確認を……」
と、ルナはペンダント越しに話す。
「すまない。吐きそうで顔を上げれない。私の声で何とか」
「だが顔を見ないと……」
「今顔の近く来たら噴き出ちゃう」
「わ、分かった!いつも聞く声だ、良いだろう。お大事にな!」
「感謝する」
そのまま門を通る。どうやら情報は入っていない様だ。
はぁ、偽装はやっぱり慣れないな。最近常連になったから覚えてもらえてたから良かったが、咄嗟の偽装は危ない。
「ルナ、わざとらしかったぞ」
「良いじゃないか気付かれてないし」
と、少し歩いた頃、後ろで声が聞こえる。
「おい、この辺りで少女2人と被り物をした男を見なかったか?」
「いや、ここを通る奴にそんなのは居なかったぞ」
「そうか。じゃあその3人組を見つけたら即刻捉えてくれ。俺らはもう一度探してくる」
「了解した」
あっぶない!!後少し遅れていたら捕らえられてた!だが今ここも危ない!悟られない速度でギルドに避難だ!
探す兵達の視線を掻い潜り、進む。
一見してギルドも危なそうだが、ギルドは国に訪れる魔物が関係する災害以外で国と関わる事は無い。そんなギルドは格好の逃げ場だ。
「よし、ギルドも目の前……ってなんだあれは」
ギルドの周りにいたのは複数人の兵だった。
兵達もギルドの中には入れない。だから外で待ち伏せって魂胆か。
「あれ、ずるくないかい?」
「いや合理的だ。あっちもここに来る事は分かってた筈」
「え、じゃあどうしよう!このまま皆んな捕まっちゃうの?」
「大丈夫だよ嬢ちゃん。それ対策にちゃんと裏道があるから」
「そ、そうなの?」
「あぁ、安心してくれ」
そう言い、俺達は反対側の通りを進む。と、そこに小さな民家が見えて来た。
「こ、ここ?」
「そうだ。この事は他の人には内緒だぞ?」
「うん!」
民家に入る。そして、一番端にある棚の上から2段目を触り魔力を込める。すると、魔法陣が展開し、ギルドの2階の一部屋にテレポートした。
「本当、これ考えた奴は面白い脳してるよね。ねぇ雄一」
「そいつは天才なんだろ」
「自分で自分の事そう言うか!」
「だが実際に助かっただろ?」
「まぁそうだけど」
と、ずっとだんまりを決め込んでた少女が興奮気味に喋り出す。
「お、お兄ちゃん達さっきの凄い!カッコよかった!」
「お!分かってくれるか!」
「あーそこのお嬢ちゃんもそっち側だったかぁ」
「だってこうゆうロマンも必要だろ?」
一先ず逃走成功を果たして、緊張が解れる。その時、ロイドが部屋に入ってきた。
「1週間前に作ったばっかりなのに、もう使ったのか裏道を」
「まぁこっちだって事情があるんだよ」
「それは、今連れてる嬢ちゃんの事か?」
「御明察。そこでロイドに折行って話がある」
「……良いだろう聞こうじゃないか。ここでは何だ、ギルド長室に来い」
ロイドに言われ部屋を出る。
外が騒がしい。何か異常が起きる前に事情を聴きたい所だ。
そう考えながら俺達はギルド長室に向かう。
相当数の依頼をこなしたが、まだDランクに上がらない。やっぱりEランクが受けれる依頼は重要性が低いのか……。
王都の異変についても何ら進展無し。何も変わらない生活を数週間過ごした。1つ、変わった事とすれば、シャカルナ達Sランク冒険者が2回目の宴会後姿を見せなくなった事か。
まぁ、Sランク冒険者はその強さからか、必要とされる所が多いからそこまで1つの場所に留まれないのだろう。
またいつか会える事を信じて、俺達は自分のする事をこなして行こう!
そう、決意したのが昨日の話。今俺らは、ルナと1人の女の子を抱え、憲兵から逃げ出していた。
「君ぃ!もっと速く逃げるんだぁ!」
「気絶しない速度で走るのもキツイんだよ!」
「コラァ!!待ちなさい!!」
「ほら!来ちゃうよ!早く!」
「あぁ!もう!俺にしっかり掴まれ!飛ぶぞ!そこの嬢ちゃんも!」
「は、はい!」
「掴まったよ!」
「そぉら!!」
2人をしっかり掴み、家を踏み台にジャンプ。その高さは城壁を越え、そのまま国の外に出た。
「着地するぞ!」
「OK!」
「へ?あ、きゃぁぁぁぁ!!」
もの凄い音を立て着陸する。と、最初の速度を維持したまま人気の無い雑木林に身を隠す。
「はぁ……!はぁ……!ここなら大丈夫だろ!」
「お疲れ様、雄一。もう被り物は取っていいと思うよ」
「そっか、これ暑いんだよなぁ!」
顔一面を覆う被り物を脱ぐ。憲兵が見えた時、咄嗟に付けたのは正解だったか。
だけど、自分のやる事をこなして行こうと昨日決意したのに、今やってる事が兵から逃げる事か……。
と、一緒に抱えて逃げた少女が声を掛けてくる。
「その、この度はありがとうございました!お陰で逃げれました!」
「なぁ、頼まれて咄嗟に連れ去ったが、何故君は沢山の憲兵に追われてたんだ?」
「危うく私達はそのまま犯罪者になる所だった。それに足る理由が欲しいな」
「え、えっと、そのぉ……」
「こら、あまり酷い事を言うな」
「はいはい」
まぁ、ルナの言ってる事は分かる。被り物をして、服も変えたから憲兵にはこちらの素性は分からない筈。だが、いきなり出会い頭に『私を憲兵から逃して』と言われたら正常な判断はしづらい。その為、それ相応の答えが欲しい。
と、おどおどしながらその少女は話し始める。
「わ、私、この国に何か違和感を感じて街に出たの……。で、街の中でふと気になって路地裏に言ったら何か怖い魔法陣が沢山書いてあったんです……!」
「「何!?」」
これは知らなかった!この少女、違和感を感じたと言ったが、十中八九この街の異変についてだろう。
「それで、その事を憲兵さんに言ったらね、『アンタは見てはいけない物を見た』って言って襲ってきたんです!だから私、隙を突いて逃げて、その先に貴方達がいたの……」
「成る程、そうゆう事だったのか……」
「その……ごめんなさい!お2人方に迷惑を掛けてしまって!」
「いや、良いさ。そうゆう事情なら仕方ない。見た感じ怪我は無さそう?」
「はい、大丈夫です……」
「そう、なら良かった」
少女を安心させる。
と、ルナが喋り出す。
「雄一、これからどうする?先程の話の限り、兵達も敵側の可能性が高い」
「そうだな……。さっきの逃走時点ではまだ門の兵達には情報が入ってないと仮定して、今すぐ街に戻ってギルドに匿った方が良さそうか」
「そうだね。今のこの子の格好も探してる兵達は覚えてると思うから、私の服を貸そう。私はペンダントに戻っておくか」
ルナはペンダントに戻り、雄一の首に下がる。
「え?さっきのお姉さんはどこ行ったの??」
「今は時間がない。さぁ、この服に着替えてギルドに行くぞ!」
「え、え、分かりましたぁ!」
急いで着替える少女。ぱっと見、先程の少女には見えまい。
着替え終えた少女を連れて門を通る。その際少女には一言も喋らず俯いてるよう言ってある。
「通行証を」
「ギルドカードで」
「最近いつも通るアンタか。分かった。で、そちらの嬢ちゃんは大丈夫か?」
「今日は疲れてるみたいで……。あ、はい通行証」
「了解。じゃあ取り敢えず本人確認を……」
と、ルナはペンダント越しに話す。
「すまない。吐きそうで顔を上げれない。私の声で何とか」
「だが顔を見ないと……」
「今顔の近く来たら噴き出ちゃう」
「わ、分かった!いつも聞く声だ、良いだろう。お大事にな!」
「感謝する」
そのまま門を通る。どうやら情報は入っていない様だ。
はぁ、偽装はやっぱり慣れないな。最近常連になったから覚えてもらえてたから良かったが、咄嗟の偽装は危ない。
「ルナ、わざとらしかったぞ」
「良いじゃないか気付かれてないし」
と、少し歩いた頃、後ろで声が聞こえる。
「おい、この辺りで少女2人と被り物をした男を見なかったか?」
「いや、ここを通る奴にそんなのは居なかったぞ」
「そうか。じゃあその3人組を見つけたら即刻捉えてくれ。俺らはもう一度探してくる」
「了解した」
あっぶない!!後少し遅れていたら捕らえられてた!だが今ここも危ない!悟られない速度でギルドに避難だ!
探す兵達の視線を掻い潜り、進む。
一見してギルドも危なそうだが、ギルドは国に訪れる魔物が関係する災害以外で国と関わる事は無い。そんなギルドは格好の逃げ場だ。
「よし、ギルドも目の前……ってなんだあれは」
ギルドの周りにいたのは複数人の兵だった。
兵達もギルドの中には入れない。だから外で待ち伏せって魂胆か。
「あれ、ずるくないかい?」
「いや合理的だ。あっちもここに来る事は分かってた筈」
「え、じゃあどうしよう!このまま皆んな捕まっちゃうの?」
「大丈夫だよ嬢ちゃん。それ対策にちゃんと裏道があるから」
「そ、そうなの?」
「あぁ、安心してくれ」
そう言い、俺達は反対側の通りを進む。と、そこに小さな民家が見えて来た。
「こ、ここ?」
「そうだ。この事は他の人には内緒だぞ?」
「うん!」
民家に入る。そして、一番端にある棚の上から2段目を触り魔力を込める。すると、魔法陣が展開し、ギルドの2階の一部屋にテレポートした。
「本当、これ考えた奴は面白い脳してるよね。ねぇ雄一」
「そいつは天才なんだろ」
「自分で自分の事そう言うか!」
「だが実際に助かっただろ?」
「まぁそうだけど」
と、ずっとだんまりを決め込んでた少女が興奮気味に喋り出す。
「お、お兄ちゃん達さっきの凄い!カッコよかった!」
「お!分かってくれるか!」
「あーそこのお嬢ちゃんもそっち側だったかぁ」
「だってこうゆうロマンも必要だろ?」
一先ず逃走成功を果たして、緊張が解れる。その時、ロイドが部屋に入ってきた。
「1週間前に作ったばっかりなのに、もう使ったのか裏道を」
「まぁこっちだって事情があるんだよ」
「それは、今連れてる嬢ちゃんの事か?」
「御明察。そこでロイドに折行って話がある」
「……良いだろう聞こうじゃないか。ここでは何だ、ギルド長室に来い」
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