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ぴっちゃ
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「うぅ~ん…本当に、こちらで良いのでしょうか…? 旦那様に喜んで戴けるのでしょうか?」
焼き上がった物を見ても、僕はどうしようもなく不安でなりません。
「やはり、星様のお屋敷で竈をお借り…いえ、それでは焼きたてとは行きませんし…」
卓袱台の前で、お行儀悪くうろうろとしていましたら、玄関の戸をがらがらと引く音が聴こえて来ました。
「ああ、今日は早いんだな。雪緒、帰ったぞ」
「あっ、お帰りなさいませ!」
続く旦那様のお声に、僕はわたわたとしながら、お迎えにと向かいました。
◇
『今日は』と、旦那様が仰ったのには訳があります。
ここ数日の僕は、帰りが遅かったのです。
え? いいえ、旦那様と喧嘩をしましたとか、そう云う事では無いのです。
ただ、どうしても成したい事がありまして、その所為で帰りが遅くなっていたのです。
遅いと言いましても、深夜になるとかそう云う事ではありません。
少し、本当の本当に、ほんのすこぅしですが、夕餉の時間が遅くなってしまう、その様な遅さです。
旦那様に申し訳ありませんと思いながらも、どうしても僕は初めて知ったそれを旦那様に振る舞いたかったのです。
事の発端は星様でした。
「ゆきお、ゆきお、これ食べろ!」
学び舎での事でした。
二月も下旬とは云え、未だ未だ寒い日が続いています。
教室で、僕と星様と倫太郎様と瑠璃子様の四人、机を並べ合わせて昼餉をと、なりました時です。
星様がその様な事を仰いながら、紙で出来た四角い箱を、どん、と合わせた机の真ん中に置いたのです。
「なんだこれ?」
と、首を傾げるのは星様のお隣に座ります倫太郎様です。
「紙で出来たお弁当箱?」
顎に人差し指をあてますのは、僕のお隣に座ります瑠璃子様です。
「星様、こちらは?」
僕も机の上に置いた両手を軽く握りまして、首を傾げて疑問を口にしました。
瑠璃子様が仰いました様に、もし、こちらが本当にお弁当箱なのでしたら、何て勿体無いのでしょうと思いました。だって、紙では洗う事が出来ません。毎日毎日、捨ててしまう事になります。それは、とても贅沢な事ですし、空になりましたお弁当箱を見て今日も全部食べて戴けましたと、お弁当箱を洗いながら、頬を緩ませる事も出来ないのです。それは、とても寂しい事なのです。
「ん? おいらの弁当はちゃんとあるぞ!」
それが、顔に出ていたのでしょうか? 星様が白い歯を見せながら、教室の後ろにあります物置き用の棚を指差しました。星様の視線と指が示す先を見ましたら、一際大きな風呂敷包みが目に入りました。ええ、星様のお弁当を包んであります風呂敷ですね。それはそれで安心なのですけれど…。
「それでしたら、こちらは一体…?」
「ん! 本当は皿に乗せて持って来たかったんだけど、うっかり落としたら割れるだろ? だから、こうして箱に入れて来た!」
ああ、成程です。しっかりとした理由があったのですね。
それですのに、僕はそこまで考えが至らずに、星様を責める様な事を思ってしまいました。
「申し訳ございません」
「ん?」
「へ?」
「え?」
いきなり頭を下げました僕の耳に、星様、倫太郎様、瑠璃子様の不思議そうなお声が届きます。
「僕は、未だ未だ未熟者です。その様な理由がありますのに、その様な思考に至る事が出来ませんで、星様を…」
「ん? んー!? んんーっ!! なんか、わかねけど! ゆきおは悪くない! とにかく、食え! りんたろもるりこも、食え! あったかい内に食べんのがいんだけど、冷めてもんまいから!」
僕の謝罪を星様は笑顔で切りまして、四角い箱の中からまあるい物を取り出しました。
「なんだ、これ? 黄色いな?」
「狐色って言うんだよ。この赤いのはなあに?」
「くれぇぷ…とは違いますね…?」
それは、くるくると巻かれる前のくれぇぷかと思いましたが、厚みが違いますし、甘い匂いもしません。
「へっへーん! ピッツァだ! こないだ親父殿が作ってくれたんだ! んまかったから、ゆきおに食べさせたくて、教わって作って持って来た!」
不思議がる僕達の前で、星様がどんと胸を張りました。
「クレープより厚い生地にソース、あ、ケチャップな! それを塗って、好きな具を乗せんだ! んで、チーズを乗せて竈で焼いてできんだぞ! ほら、弁当の蓋だせ! 切ってあるから! こう、手掴みで食べんだぞ!」
さあさあと、星様が僕達のお弁当箱の蓋を開け、引っ繰り返したそこへと、お箸を使い、ぴ、ぴっ…ちゃを乗せて行きます。
「ほんとだ。チーズの匂いがする」
「赤いのはケチャップなんだね。あ、トマトもある」
「こちらの白い物は何でしょう?」
僕達はぴっちゃが乗せられた蓋を手に取り、じっくりと観察します。
「トマトだけじゃないぞ! ピーマンに玉ねぎ、その白いのはマッシュ…きのこだ! ほら、食え!」
僕達が中々口にしようとしないからでしょうか? 星様がお手本の様に片手でぴっちゃを持って、大きく口を開けてばくりと齧り付きました。
「~~~~~ん! このな、トマトの汁がぶしゅって来るのがたまんないんだ!」
ごくりとぴっちゃを飲み込んだ星様がそう笑いながら、またぴっちゃへと手を伸ばすのを見て、僕と倫太郎様と瑠璃子様は大きく頷いた後『戴きます』と声を揃えてぴっちゃを口へと運びました。手掴みだなんてお行儀が悪いと思いましたが、それが、このぴっちゃの正しい食べ方なのでしたら、それに倣うべきですよね?
「ん? んんんん!?」
「え、何、これ!?」
「!」
ぴっちゃを食べた僕達は目を丸くしました。
ちぃずは固まっていましたが、温かい内にと星様が仰いました様に、きっと、その時にはこのちぃずはぐぅん、と伸びるのだと思います。生地は、くれぇぷとは違いまして、もちもちとはしていますが、弾力が全然違います。じゅわっと零れるとまとのお汁が、ちぃずのくどさを中和している様な気がしますし、水分補給の役割を果たしている様な気もします。ぴぃまんや玉葱の辛みも良いですね。茸は食感が楽しいです。
「ふわ…とても…美味しいです…」
「だろ!! これな、酒のつまみにもいんだって! おっきくなったら、おいら、これで親父殿と酒呑むんだ!」
お酒のお摘み?
「うわ、出たよ、親父殿ばか」
「じゃあ、倫太郎君はもう食べないのね? これは、星君のお父さんのおかげでしょ?」
「げっ!? 食う、まだ食う!! 星、ありがとな! 親父殿にも言っといて!!」
「んっ!」
こてんと首を傾げます僕とは反対に、星様達は楽しそうにぴっちゃを口へと運んでいます。
ですが、僕は星様の仰った事が頭から離れなかったのです。
お酒のお摘み、と云う言葉が。
二月も下旬です。
二月が終われば、三月が来るのです。
そう、三月が来るのです。
「星様、お願いがあります! 僕に、ぴっちゃの作り方を教えて下さい!」
気が付きましたら、僕はぴっちゃを手に強い声を出していました。
◇
「いや、驚いたな。お前がこう云った物を作るとはな」
卓袱台を挟みまして向かいに座ります旦那様が、感嘆の息を零します。
「こちら、星様に教えて戴いたのですよ。旦那様を驚かせてみたかったのです。今日は、旦那様のお誕生日ですから」
そうなのです。今日、三月三日は旦那様のお誕生日なのです。
毎年、心を籠めて趣向を凝らしているつもりではあるのですが、毎年これで良いのかと悩んでもいたのですよね。偶には変化もあった方が良いのではないのかと。ですので、星様のぴっちゃはとても都合が良かったのです。
「いや、お前には何時も驚かさ…ごほっ!!」
言葉の途中で咳き込んだ旦那様に、僕は首を傾げます。
「旦那様?」
「あ、いや。そうか、それでここ数日帰りが遅かったのか」
何でもないと言う様に、旦那様は右の掌を僕の方へと向けました。
「はい、申し訳ございません。お酒のお摘みに良いと聞きましたら、居ても立っても居られず…」
旦那様はお酒がお好きですからね。
そのお好きなお酒に合うお料理となりましたら、見過ごす訳には行きません。
お酒が進み過ぎましたら問題ではありますが、今日は特別な日なのですから、目を瞑る事にします。
「謝る事は無い。ありがとう。ほら、食おう」
「はい。お誕生日おめでとうございます、旦那様」
笑顔でお猪口を差し出します旦那様に、僕も満面の笑みを浮かべて徳利を持ち上げました。
焼き上がった物を見ても、僕はどうしようもなく不安でなりません。
「やはり、星様のお屋敷で竈をお借り…いえ、それでは焼きたてとは行きませんし…」
卓袱台の前で、お行儀悪くうろうろとしていましたら、玄関の戸をがらがらと引く音が聴こえて来ました。
「ああ、今日は早いんだな。雪緒、帰ったぞ」
「あっ、お帰りなさいませ!」
続く旦那様のお声に、僕はわたわたとしながら、お迎えにと向かいました。
◇
『今日は』と、旦那様が仰ったのには訳があります。
ここ数日の僕は、帰りが遅かったのです。
え? いいえ、旦那様と喧嘩をしましたとか、そう云う事では無いのです。
ただ、どうしても成したい事がありまして、その所為で帰りが遅くなっていたのです。
遅いと言いましても、深夜になるとかそう云う事ではありません。
少し、本当の本当に、ほんのすこぅしですが、夕餉の時間が遅くなってしまう、その様な遅さです。
旦那様に申し訳ありませんと思いながらも、どうしても僕は初めて知ったそれを旦那様に振る舞いたかったのです。
事の発端は星様でした。
「ゆきお、ゆきお、これ食べろ!」
学び舎での事でした。
二月も下旬とは云え、未だ未だ寒い日が続いています。
教室で、僕と星様と倫太郎様と瑠璃子様の四人、机を並べ合わせて昼餉をと、なりました時です。
星様がその様な事を仰いながら、紙で出来た四角い箱を、どん、と合わせた机の真ん中に置いたのです。
「なんだこれ?」
と、首を傾げるのは星様のお隣に座ります倫太郎様です。
「紙で出来たお弁当箱?」
顎に人差し指をあてますのは、僕のお隣に座ります瑠璃子様です。
「星様、こちらは?」
僕も机の上に置いた両手を軽く握りまして、首を傾げて疑問を口にしました。
瑠璃子様が仰いました様に、もし、こちらが本当にお弁当箱なのでしたら、何て勿体無いのでしょうと思いました。だって、紙では洗う事が出来ません。毎日毎日、捨ててしまう事になります。それは、とても贅沢な事ですし、空になりましたお弁当箱を見て今日も全部食べて戴けましたと、お弁当箱を洗いながら、頬を緩ませる事も出来ないのです。それは、とても寂しい事なのです。
「ん? おいらの弁当はちゃんとあるぞ!」
それが、顔に出ていたのでしょうか? 星様が白い歯を見せながら、教室の後ろにあります物置き用の棚を指差しました。星様の視線と指が示す先を見ましたら、一際大きな風呂敷包みが目に入りました。ええ、星様のお弁当を包んであります風呂敷ですね。それはそれで安心なのですけれど…。
「それでしたら、こちらは一体…?」
「ん! 本当は皿に乗せて持って来たかったんだけど、うっかり落としたら割れるだろ? だから、こうして箱に入れて来た!」
ああ、成程です。しっかりとした理由があったのですね。
それですのに、僕はそこまで考えが至らずに、星様を責める様な事を思ってしまいました。
「申し訳ございません」
「ん?」
「へ?」
「え?」
いきなり頭を下げました僕の耳に、星様、倫太郎様、瑠璃子様の不思議そうなお声が届きます。
「僕は、未だ未だ未熟者です。その様な理由がありますのに、その様な思考に至る事が出来ませんで、星様を…」
「ん? んー!? んんーっ!! なんか、わかねけど! ゆきおは悪くない! とにかく、食え! りんたろもるりこも、食え! あったかい内に食べんのがいんだけど、冷めてもんまいから!」
僕の謝罪を星様は笑顔で切りまして、四角い箱の中からまあるい物を取り出しました。
「なんだ、これ? 黄色いな?」
「狐色って言うんだよ。この赤いのはなあに?」
「くれぇぷ…とは違いますね…?」
それは、くるくると巻かれる前のくれぇぷかと思いましたが、厚みが違いますし、甘い匂いもしません。
「へっへーん! ピッツァだ! こないだ親父殿が作ってくれたんだ! んまかったから、ゆきおに食べさせたくて、教わって作って持って来た!」
不思議がる僕達の前で、星様がどんと胸を張りました。
「クレープより厚い生地にソース、あ、ケチャップな! それを塗って、好きな具を乗せんだ! んで、チーズを乗せて竈で焼いてできんだぞ! ほら、弁当の蓋だせ! 切ってあるから! こう、手掴みで食べんだぞ!」
さあさあと、星様が僕達のお弁当箱の蓋を開け、引っ繰り返したそこへと、お箸を使い、ぴ、ぴっ…ちゃを乗せて行きます。
「ほんとだ。チーズの匂いがする」
「赤いのはケチャップなんだね。あ、トマトもある」
「こちらの白い物は何でしょう?」
僕達はぴっちゃが乗せられた蓋を手に取り、じっくりと観察します。
「トマトだけじゃないぞ! ピーマンに玉ねぎ、その白いのはマッシュ…きのこだ! ほら、食え!」
僕達が中々口にしようとしないからでしょうか? 星様がお手本の様に片手でぴっちゃを持って、大きく口を開けてばくりと齧り付きました。
「~~~~~ん! このな、トマトの汁がぶしゅって来るのがたまんないんだ!」
ごくりとぴっちゃを飲み込んだ星様がそう笑いながら、またぴっちゃへと手を伸ばすのを見て、僕と倫太郎様と瑠璃子様は大きく頷いた後『戴きます』と声を揃えてぴっちゃを口へと運びました。手掴みだなんてお行儀が悪いと思いましたが、それが、このぴっちゃの正しい食べ方なのでしたら、それに倣うべきですよね?
「ん? んんんん!?」
「え、何、これ!?」
「!」
ぴっちゃを食べた僕達は目を丸くしました。
ちぃずは固まっていましたが、温かい内にと星様が仰いました様に、きっと、その時にはこのちぃずはぐぅん、と伸びるのだと思います。生地は、くれぇぷとは違いまして、もちもちとはしていますが、弾力が全然違います。じゅわっと零れるとまとのお汁が、ちぃずのくどさを中和している様な気がしますし、水分補給の役割を果たしている様な気もします。ぴぃまんや玉葱の辛みも良いですね。茸は食感が楽しいです。
「ふわ…とても…美味しいです…」
「だろ!! これな、酒のつまみにもいんだって! おっきくなったら、おいら、これで親父殿と酒呑むんだ!」
お酒のお摘み?
「うわ、出たよ、親父殿ばか」
「じゃあ、倫太郎君はもう食べないのね? これは、星君のお父さんのおかげでしょ?」
「げっ!? 食う、まだ食う!! 星、ありがとな! 親父殿にも言っといて!!」
「んっ!」
こてんと首を傾げます僕とは反対に、星様達は楽しそうにぴっちゃを口へと運んでいます。
ですが、僕は星様の仰った事が頭から離れなかったのです。
お酒のお摘み、と云う言葉が。
二月も下旬です。
二月が終われば、三月が来るのです。
そう、三月が来るのです。
「星様、お願いがあります! 僕に、ぴっちゃの作り方を教えて下さい!」
気が付きましたら、僕はぴっちゃを手に強い声を出していました。
◇
「いや、驚いたな。お前がこう云った物を作るとはな」
卓袱台を挟みまして向かいに座ります旦那様が、感嘆の息を零します。
「こちら、星様に教えて戴いたのですよ。旦那様を驚かせてみたかったのです。今日は、旦那様のお誕生日ですから」
そうなのです。今日、三月三日は旦那様のお誕生日なのです。
毎年、心を籠めて趣向を凝らしているつもりではあるのですが、毎年これで良いのかと悩んでもいたのですよね。偶には変化もあった方が良いのではないのかと。ですので、星様のぴっちゃはとても都合が良かったのです。
「いや、お前には何時も驚かさ…ごほっ!!」
言葉の途中で咳き込んだ旦那様に、僕は首を傾げます。
「旦那様?」
「あ、いや。そうか、それでここ数日帰りが遅かったのか」
何でもないと言う様に、旦那様は右の掌を僕の方へと向けました。
「はい、申し訳ございません。お酒のお摘みに良いと聞きましたら、居ても立っても居られず…」
旦那様はお酒がお好きですからね。
そのお好きなお酒に合うお料理となりましたら、見過ごす訳には行きません。
お酒が進み過ぎましたら問題ではありますが、今日は特別な日なのですから、目を瞑る事にします。
「謝る事は無い。ありがとう。ほら、食おう」
「はい。お誕生日おめでとうございます、旦那様」
笑顔でお猪口を差し出します旦那様に、僕も満面の笑みを浮かべて徳利を持ち上げました。
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