50 / 86
やがて
【十六】旦那様と結ぶもの
しおりを挟む
「ゆきおは、おじさんのどんなとこがすきなんだ?」
「ふえっ!?」
「いつからすきだったんだ? どうしてすきになったんだ?」
星様はべっどへ。僕はそのべっどの脇に敷いてありますお布団へと横になっています。
えみちゃん様がお出掛けになられまして、自分の帰りは気にしないで休みなさいと言われましたので『じゃ、寝よっか』と、星様がお客様用のお布団を両手に持ちまして、二階にあります星様のお部屋へと戻って参りました。
そうして、それぞれ眠りの体制を取りまして、眠くなるまでお話をとなりましたのですが。
いきなりのその問いに、僕は声が裏返ってしまいました。
「すきになったきっかけとか。何か色々あるんだろ? そういうすきって、おいらわかんないから、教えて欲しいな」
「…ふええと…」
困りました。
何時からとか、どうしてとか、何故なのかとか、僕にも良くは解りません。
「だめ、か?」
ですが、星様の声にはからかうとか、その様な響きは無くて。
とても静かで。
普段の快活さは無くて。
べっどの上に居ますので、どの様なお顔をされているのかは解りませんが。
ただ、何故か不安そうな…何処か迷子の様な…そんな感じがしました。
「…僕にも…良くは解らないのですが…それでも…宜しいのであれば…」
僕が星様のお力になれるのかは解りませんが。
それでも。
少しでも。
その不安を取り除く事が出来るのであれば。
「ん。なんでもいいぞ! ゆきおの思った事を話してくれれば!」
「…はい…。…旦那様に、あの大きな手で、鼻を摘まれるのが好きなのです…」
「…鼻…」
恐らくは、鼻に手を触れたのでしょうか?
もぞもぞとした音が聞こえて来ました。
その様子を想像して、僕の口元が綻びます。
目元も緩ませて、僕は続けます。
鼻だけで無く、頭も触られるのが好きだと、気持ちが良いのだとも気付きました。
手を握るのも。
その、温もりを感じられるのも。
僕が用意した食事を文句も言わずに、残さずに美味しそうに食べて下さるのも。
本当は温めのお風呂に長く浸かるのがお好きですのに、僕が後から入るから、何時も熱めに沸かして置けと言います処も。
僕が団扇で風を送りますと、そっと微笑む処も。
毎夜、僕が眠った後に、奥様に一日の出来事を報告されます処も。
僕が居ない時に、勉強机の上にちょこれいとを置いて下さるのも。相楽様からとか、天野様からとか、はたまたみくちゃん様からとか言いますが、それが嘘だと云う事を知っています。
素直にご自分からだと言い出せない、そんな照れ屋さんな処とか。
怒る時は、何時も本気で僕の心配をして下さっているのだと解っています。まあ、それ以外でも、縁談の話が来た時には塩を蒔けと怒鳴ったりもしますが。
そう、そんな怒りん坊さんな処とか。
お酒を何時も美味しそうに呑む処とか。
何時も真っ直ぐな背筋ですとか。
ああ、数え上げたらきりがありませんね。
そうですね、兎にも角にも。
そんな旦那様が好きなのです。
何時からかだなんて解りません。
ただ、ただ、気が付けば。
旦那様のお傍に居たいと。
もっと近くに寄りたいと。
もっと鼻を摘まんで欲しい。
もっと頭を撫でて欲しい。
どんどん欲張りになっていました。
そして、身の程知らずにも、奥様の代わりになりたいだなんて。
そう、思っていただなんて。
あんな風に口にしてから気付くだなんて。
自分で自分が解らなくて。
そんな自分が信じられなくて。
だから。
『旦那様はお馬鹿ちんさんです』
なんて事を言って、逃げ出してしまったのです…。
本当のお馬鹿ちんは僕の方ですのに。
あれは、八つ当たり以外の何物でもありませんよね。
僕は本当に子供です。
誰かに諭されなければ、気が付く事が出来ません。
誰かに手を引いて貰わないと、真っ直ぐと歩く事も出来ません。
こんな僕ですから、旦那様が『大人しく守られていろ』と云うのも無理はありません。
ですのに、そう言われても僕は、その理由に気付かずに居て。
情けないですね。
僕がもう少し…いえ、それ以上に頭が良ければ、きっと気付けたのでしょうが。えみちゃん様に教えられて気付くだなんて。
こんな僕が、旦那様をお守りしたいとか、本当におかしいです。あれです。お臍でお茶が沸かせると云う物です。
それでも。
星様が言って下さった様に、もし、もしも、まだ旦那様が僕を見捨てて下さっていないのなら。本当に、そうだとしたのなら。お願いしても良いのでしょうか?
『鼻を摘まんで下さい』
そう、口にしても良いのでしょうか?
もげてしまうのは困りますが、沢山摘まんで欲しいです。
後は出来ましたら、くしゃくしゃになるくらいに、頭を撫でて欲しいです。
…ですが…そうで無いとしたのでしたら…。
『…緒は結ぶものよ…』
…旦那様が結んで下さった緒です…。
それを、切るのも、解くのも、旦那様の手で…。
あの大きな優しい手で、そうして戴きましょうね…。
僕は…僕からは…やはり、それを出来そうにありません。
僕は…この緒を結んだままで居たいのです…。
情けない事この上ないですが。
我が侭ですが。
それでも、やはり。
『…だって、ね? 雪が降り続ける限り…』
何時の間にか落ちていた夢の中で、穏やかに笑う奥様の声が聞こえた気がしました。
◇
朝が来て、目が覚めましたら、僕の身体の上には星様が使ってらした薄手の毛布がありました。寝相が悪いとはお聞きしましたが…。
「…ふわ…」
身体を起こしてべっどを見ましたら、柔らかそうな枕の上には星様の足が乗っていました。そして、本来足があるべき位置に、星様のお顔がありました。不思議です。どうして、こうなってしまったのでしょうか?
壁に掛けてあります時計を見ましたら、六時を過ぎた処でした。かなり眠ってしまいましたね。ですが、たまには良いのかも知れません。
さて、どう致しましょう?
星様は、まだ眠っていらっしゃいますし。
勝手に台所を使用しても大丈夫でしょうか?
一宿一飯の恩義です。
朝餉の支度をしたいのですが…良いですよね? 良い事に致しましょう。
一人納得して、僕は身支度を整えて台所へと向かいました。
それにしても、何時の間に眠ってしまったのでしょう?
何処か懐かしい夢を見た様な気もしますが。
僕は最後までお話し出来たのでしょうか?
星様は静かに僕の話を聞きながら、たまに相槌を打って下さったりしました。
否定的な言葉はなくて、とても話しやすかったです。
好きと云う気持ちが伝わりましたでしょうか?
自信はありませんが。
ふわふわときらきらとぽかぽかと、たまには、泣きたくなる様な…泣きましたけど…そんな事もありますが…それでも…きっと…これが"特別な好き"と云う事なのでしょうね…。
こう云った想いがある事も、きっと、あの日、旦那様に出会わなければ知らないままだったのでしょう。
…そうですね…緒を切られなくても、切られてしまったとしても…僕のこの想いを旦那様にお伝えしましょう。
旦那様には奥様がいらっしゃいますからね。
伝えるだけ伝えて、それで終わりにしましょう。
そして、もう鼻を摘まないで下さい、と。頭も触らないで下さいとお願いしましょうか…。
…それは…何処か寂しい気もしますが…。
「…痛…っ…!」
そんな事を思いながら、包丁を使っていたからでしょうか?
指を切ってしまいました。
うぅん、注意力散漫ですね。
困ったものです。
切ってしまった左手の人差し指を口に含んだ時です。
「切ったのか!?」
何時ものお馬さんの尻尾の星様ではなく、背中よりも下にあります長い髪を揺らせて、星様が僕の元まで足早に来ました。
「見せてみろ!」
「ひゃいひょうびゅれしゅよ」
僕の腕を掴む星様に、大丈夫ですとお伝えしたのですが。
「なに言ってんのか、わかんねっ! 指、離せ!」
指を銜えているせいで、上手く伝わらなかった様です。
「にゃめてれびゃ、ちょひゃりやしゅ」
「おじさんに怒られるだろ!! おいらが!!」
「ふえっ!?」
驚いて指から口を離しましたら、その指を星様に取られました。
「ん。洗って赤チンつけとけばだいじょぶかな? 後はおいらがやるから、ゆきおは座ってろ」
「ですが、お泊め戴いたお礼を…」
お礼をしようとしましたのに、逆に手を煩わせてしまうだなんて情けないです。
「ん? んー…。じゃ、今度ゆきおの家に泊めて貰おっかな! そんでおあいこな!」
ですが、白い歯を見せて笑います星様に、僕は素直に頷きます。
それは楽しそうですと、僕は思いました。
えみちゃん様はかなり遅くにお戻りになられた様で、まだまだ起きて来そうにないと、様子を見て来た星様が仰いまして、二人きりで朝餉を戴きました。
そうして、昨日話しました様に、お屋敷へ戻ろうとして玄関の戸を開けましたら。
「ふえっ!?」
「雪緒…って、おいっ!?」
目の前に旦那様が居まして、僕は思わず直ぐ近くにありますお部屋の中へと逃げ込んでしまいました。
「ふえっ!?」
「いつからすきだったんだ? どうしてすきになったんだ?」
星様はべっどへ。僕はそのべっどの脇に敷いてありますお布団へと横になっています。
えみちゃん様がお出掛けになられまして、自分の帰りは気にしないで休みなさいと言われましたので『じゃ、寝よっか』と、星様がお客様用のお布団を両手に持ちまして、二階にあります星様のお部屋へと戻って参りました。
そうして、それぞれ眠りの体制を取りまして、眠くなるまでお話をとなりましたのですが。
いきなりのその問いに、僕は声が裏返ってしまいました。
「すきになったきっかけとか。何か色々あるんだろ? そういうすきって、おいらわかんないから、教えて欲しいな」
「…ふええと…」
困りました。
何時からとか、どうしてとか、何故なのかとか、僕にも良くは解りません。
「だめ、か?」
ですが、星様の声にはからかうとか、その様な響きは無くて。
とても静かで。
普段の快活さは無くて。
べっどの上に居ますので、どの様なお顔をされているのかは解りませんが。
ただ、何故か不安そうな…何処か迷子の様な…そんな感じがしました。
「…僕にも…良くは解らないのですが…それでも…宜しいのであれば…」
僕が星様のお力になれるのかは解りませんが。
それでも。
少しでも。
その不安を取り除く事が出来るのであれば。
「ん。なんでもいいぞ! ゆきおの思った事を話してくれれば!」
「…はい…。…旦那様に、あの大きな手で、鼻を摘まれるのが好きなのです…」
「…鼻…」
恐らくは、鼻に手を触れたのでしょうか?
もぞもぞとした音が聞こえて来ました。
その様子を想像して、僕の口元が綻びます。
目元も緩ませて、僕は続けます。
鼻だけで無く、頭も触られるのが好きだと、気持ちが良いのだとも気付きました。
手を握るのも。
その、温もりを感じられるのも。
僕が用意した食事を文句も言わずに、残さずに美味しそうに食べて下さるのも。
本当は温めのお風呂に長く浸かるのがお好きですのに、僕が後から入るから、何時も熱めに沸かして置けと言います処も。
僕が団扇で風を送りますと、そっと微笑む処も。
毎夜、僕が眠った後に、奥様に一日の出来事を報告されます処も。
僕が居ない時に、勉強机の上にちょこれいとを置いて下さるのも。相楽様からとか、天野様からとか、はたまたみくちゃん様からとか言いますが、それが嘘だと云う事を知っています。
素直にご自分からだと言い出せない、そんな照れ屋さんな処とか。
怒る時は、何時も本気で僕の心配をして下さっているのだと解っています。まあ、それ以外でも、縁談の話が来た時には塩を蒔けと怒鳴ったりもしますが。
そう、そんな怒りん坊さんな処とか。
お酒を何時も美味しそうに呑む処とか。
何時も真っ直ぐな背筋ですとか。
ああ、数え上げたらきりがありませんね。
そうですね、兎にも角にも。
そんな旦那様が好きなのです。
何時からかだなんて解りません。
ただ、ただ、気が付けば。
旦那様のお傍に居たいと。
もっと近くに寄りたいと。
もっと鼻を摘まんで欲しい。
もっと頭を撫でて欲しい。
どんどん欲張りになっていました。
そして、身の程知らずにも、奥様の代わりになりたいだなんて。
そう、思っていただなんて。
あんな風に口にしてから気付くだなんて。
自分で自分が解らなくて。
そんな自分が信じられなくて。
だから。
『旦那様はお馬鹿ちんさんです』
なんて事を言って、逃げ出してしまったのです…。
本当のお馬鹿ちんは僕の方ですのに。
あれは、八つ当たり以外の何物でもありませんよね。
僕は本当に子供です。
誰かに諭されなければ、気が付く事が出来ません。
誰かに手を引いて貰わないと、真っ直ぐと歩く事も出来ません。
こんな僕ですから、旦那様が『大人しく守られていろ』と云うのも無理はありません。
ですのに、そう言われても僕は、その理由に気付かずに居て。
情けないですね。
僕がもう少し…いえ、それ以上に頭が良ければ、きっと気付けたのでしょうが。えみちゃん様に教えられて気付くだなんて。
こんな僕が、旦那様をお守りしたいとか、本当におかしいです。あれです。お臍でお茶が沸かせると云う物です。
それでも。
星様が言って下さった様に、もし、もしも、まだ旦那様が僕を見捨てて下さっていないのなら。本当に、そうだとしたのなら。お願いしても良いのでしょうか?
『鼻を摘まんで下さい』
そう、口にしても良いのでしょうか?
もげてしまうのは困りますが、沢山摘まんで欲しいです。
後は出来ましたら、くしゃくしゃになるくらいに、頭を撫でて欲しいです。
…ですが…そうで無いとしたのでしたら…。
『…緒は結ぶものよ…』
…旦那様が結んで下さった緒です…。
それを、切るのも、解くのも、旦那様の手で…。
あの大きな優しい手で、そうして戴きましょうね…。
僕は…僕からは…やはり、それを出来そうにありません。
僕は…この緒を結んだままで居たいのです…。
情けない事この上ないですが。
我が侭ですが。
それでも、やはり。
『…だって、ね? 雪が降り続ける限り…』
何時の間にか落ちていた夢の中で、穏やかに笑う奥様の声が聞こえた気がしました。
◇
朝が来て、目が覚めましたら、僕の身体の上には星様が使ってらした薄手の毛布がありました。寝相が悪いとはお聞きしましたが…。
「…ふわ…」
身体を起こしてべっどを見ましたら、柔らかそうな枕の上には星様の足が乗っていました。そして、本来足があるべき位置に、星様のお顔がありました。不思議です。どうして、こうなってしまったのでしょうか?
壁に掛けてあります時計を見ましたら、六時を過ぎた処でした。かなり眠ってしまいましたね。ですが、たまには良いのかも知れません。
さて、どう致しましょう?
星様は、まだ眠っていらっしゃいますし。
勝手に台所を使用しても大丈夫でしょうか?
一宿一飯の恩義です。
朝餉の支度をしたいのですが…良いですよね? 良い事に致しましょう。
一人納得して、僕は身支度を整えて台所へと向かいました。
それにしても、何時の間に眠ってしまったのでしょう?
何処か懐かしい夢を見た様な気もしますが。
僕は最後までお話し出来たのでしょうか?
星様は静かに僕の話を聞きながら、たまに相槌を打って下さったりしました。
否定的な言葉はなくて、とても話しやすかったです。
好きと云う気持ちが伝わりましたでしょうか?
自信はありませんが。
ふわふわときらきらとぽかぽかと、たまには、泣きたくなる様な…泣きましたけど…そんな事もありますが…それでも…きっと…これが"特別な好き"と云う事なのでしょうね…。
こう云った想いがある事も、きっと、あの日、旦那様に出会わなければ知らないままだったのでしょう。
…そうですね…緒を切られなくても、切られてしまったとしても…僕のこの想いを旦那様にお伝えしましょう。
旦那様には奥様がいらっしゃいますからね。
伝えるだけ伝えて、それで終わりにしましょう。
そして、もう鼻を摘まないで下さい、と。頭も触らないで下さいとお願いしましょうか…。
…それは…何処か寂しい気もしますが…。
「…痛…っ…!」
そんな事を思いながら、包丁を使っていたからでしょうか?
指を切ってしまいました。
うぅん、注意力散漫ですね。
困ったものです。
切ってしまった左手の人差し指を口に含んだ時です。
「切ったのか!?」
何時ものお馬さんの尻尾の星様ではなく、背中よりも下にあります長い髪を揺らせて、星様が僕の元まで足早に来ました。
「見せてみろ!」
「ひゃいひょうびゅれしゅよ」
僕の腕を掴む星様に、大丈夫ですとお伝えしたのですが。
「なに言ってんのか、わかんねっ! 指、離せ!」
指を銜えているせいで、上手く伝わらなかった様です。
「にゃめてれびゃ、ちょひゃりやしゅ」
「おじさんに怒られるだろ!! おいらが!!」
「ふえっ!?」
驚いて指から口を離しましたら、その指を星様に取られました。
「ん。洗って赤チンつけとけばだいじょぶかな? 後はおいらがやるから、ゆきおは座ってろ」
「ですが、お泊め戴いたお礼を…」
お礼をしようとしましたのに、逆に手を煩わせてしまうだなんて情けないです。
「ん? んー…。じゃ、今度ゆきおの家に泊めて貰おっかな! そんでおあいこな!」
ですが、白い歯を見せて笑います星様に、僕は素直に頷きます。
それは楽しそうですと、僕は思いました。
えみちゃん様はかなり遅くにお戻りになられた様で、まだまだ起きて来そうにないと、様子を見て来た星様が仰いまして、二人きりで朝餉を戴きました。
そうして、昨日話しました様に、お屋敷へ戻ろうとして玄関の戸を開けましたら。
「ふえっ!?」
「雪緒…って、おいっ!?」
目の前に旦那様が居まして、僕は思わず直ぐ近くにありますお部屋の中へと逃げ込んでしまいました。
57
あなたにおすすめの小説
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
六年目の恋、もう一度手をつなぐ
高穂もか
BL
幼なじみで恋人のつむぎと渉は互いにオメガ・アルファの親公認のカップルだ。
順調な交際も六年目――最近の渉はデートもしないし、手もつながなくなった。
「もう、おればっかりが好きなんやろか?」
馴ればっかりの関係に、寂しさを覚えるつむぎ。
そのうえ、渉は二人の通う高校にやってきた美貌の転校生・沙也にかまってばかりで。他のオメガには、優しく甘く接する恋人にもやもやしてしまう。
嫉妬をしても、「友達なんやから面倒なこというなって」と笑われ、遂にはお泊りまでしたと聞き……
「そっちがその気なら、もういい!」
堪忍袋の緒が切れたつむぎは、別れを切り出す。すると、渉は意外な反応を……?
倦怠期を乗り越えて、もう一度恋をする。幼なじみオメガバースBLです♡
もう一度言って欲しいオレと思わず言ってしまったあいつの話する?
藍音
BL
ある日、親友の壮介はおれたちの友情をぶち壊すようなことを言い出したんだ。
なんで?どうして?
そんな二人の出会いから、二人の想いを綴るラブストーリーです。
片想い進行中の方、失恋経験のある方に是非読んでもらいたい、切ないお話です。
勇太と壮介の視点が交互に入れ替わりながら進みます。
お話の重複は可能な限り避けながら、ストーリーは進行していきます。
少しでもお楽しみいただけたら、嬉しいです。
(R4.11.3 全体に手を入れました)
【ちょこっとネタバレ】
番外編にて二人の想いが通じた後日譚を進行中。
BL大賞期間内に番外編も完結予定です。
【完結】男の後輩に告白されたオレと、様子のおかしくなった幼なじみの話
須宮りんこ
BL
【あらすじ】
高校三年生の椿叶太には女子からモテまくりの幼なじみ・五十嵐青がいる。
二人は顔を合わせば絡む仲ではあるものの、叶太にとって青は生意気な幼なじみでしかない。
そんなある日、叶太は北村という一つ下の後輩・北村から告白される。
青いわく友達目線で見ても北村はいい奴らしい。しかも青とは違い、素直で礼儀正しい北村に叶太は好感を持つ。北村の希望もあって、まずは普通の先輩後輩として付き合いをはじめることに。
けれど叶太が北村に告白されたことを知った青の様子が、その日からおかしくなって――?
※本編完結済み。後日談連載中。
前世が俺の友人で、いまだに俺のことが好きだって本当ですか
Bee
BL
半年前に別れた元恋人だった男の結婚式で、ユウジはそこではじめて二股をかけられていたことを知る。8年も一緒にいた相手に裏切られていたことを知り、ショックを受けたユウジは式場を飛び出してしまう。
無我夢中で車を走らせて、気がつくとユウジは見知らぬ場所にいることに気がつく。そこはまるで天国のようで、そばには7年前に死んだ友人の黒木が。黒木はユウジのことが好きだったと言い出して――
最初は主人公が別れた男の結婚式に参加しているところから始まります。
死んだ友人との再会と、その友人の生まれ変わりと思われる青年との出会いへと話が続きます。
生まれ変わり(?)21歳大学生×きれいめな48歳おっさんの話です。
※軽い性的表現あり
短編から長編に変更しています
【完結】雨降らしは、腕の中。
N2O
BL
獣人の竜騎士 × 特殊な力を持つ青年
Special thanks
表紙:meadow様(X:@into_ml79)
挿絵:Garp様(X:garp_cts)
※素人作品、ご都合主義です。温かな目でご覧ください。
【完結】余四郎さまの言うことにゃ
かずえ
BL
太平の世。国を治める将軍家の、初代様の孫にあたる香山藩の藩主には四人の息子がいた。ある日、藩主の座を狙う弟とのやり取りに疲れた藩主、玉乃川時成は宣言する。「これ以上の種はいらぬ。梅千代と余四郎は男を娶れ」と。
これは、そんなこんなで藩主の四男、余四郎の許婚となった伊之助の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる