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攻略されていたのは、俺
【17】
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「…まあ、このまま君がメゴロウの気持ちも考えずに、決められたと思っている道を辿ろうとするのなら、君はやはり断罪されるのだろうな。メゴロウの気持ちを苛む者として。そうして、世界は滅ぶのだろう」
は!?
何言い出すんだ、こいつは!?
「そんな、乱暴な…っ…!」
だって、俺はヒロインじゃない!
主人公は、ヒロインとイチャイチャして世界を救うんだぞ!?
それに、ガディシス様は俺にあんな夢を見させて、メゴロウを嫌う様に仕向けてるんだからな!
「そんな乱暴な事を先に口にしたのは、君だ。未来への道が提示されているのに、敢えて何も無い、絶望しかない道を選ぼうとしている君だ。素直に、明るい道を選べば良い物を。何を迷う必要がある? 今の君はただ自分が傷付き、メゴロウをも傷付けている、傍迷惑な自殺願望者だ。そんな物に俺達を巻き込まないで貰おうか」
「…っ、な、ん、な…っ…!」
容赦のない生徒会長の言葉に、俺はただ口をパクパクと動かすだけで、とてもじゃないが、まともな言葉なんて出なかった。
メゴロウを傷付けてるって、何だよ!?
メゴロウが離れて寂しいのは…傷付いたのは俺だぞ!?
「もう一度、良く考えるんだな。君が前世を思い出した意味を」
…意味…?
意味って…そんなの、偶然だろ…?
「これを飲んだら帰るぞ」
「あ、はい…」
素直に返事をして、マグカップと言うよりは丼と呼んだ方が相応しいカップを見て、思わず口元が引き攣る。
…俺、夕飯も要らないな…。
「…あの…聞いても良いですか…?」
会話もしないで、この量を飲むのはキツいなと、俺は気になった事を聞いた。
「何だ?」
「私の話を…信じてくれたと思って良いのですか?」
色々と考えて、アドバイス的な物をしてくれたから、そうだと思うが…何か、信じられないな。
「…そうだな」
カチャリと音を立てて、生徒会長がマグカップをソーサーへと戻した。
そして、軽く腰を浮かせて俺の方へと右手を伸ばして来る。
クイッと、親指と人差し指で顎を持ち上げられて、妙に近くにある生徒会長の細い瞳と視線が合った。
「…え?」
何だ、これ?
何で、顎クイされてんだ?
「ゲームの世界が嘘か真実かはともかく。君が嘘を吐いても、意味が無いし、君の嘘は直ぐにバレるからな。話を信じたと言うよりは、君を信じたと云う処だな」
何だって?
それは、喜んで良い事なのか?
解りやすく言えよと思った処で、何かめっちゃ刺さる視線を感じた。
そろりと視線を右へ動かせば、通行人達が足を止めて、頬や口に手をあてて、俺達を見ている。
そろそろと左へ視線を動かせば、店のやたらと曇ったガラスに店員や客達がへばりついて、俺達を見ていた。
何だこの地獄!?
◇
「あ! テ・リヤアの袋!」
「テ・リヤアに行ったんですか!?」
生徒会長と二人で園芸部に顔を出したら、双子二人が俺達が持つ紙袋を見て、速攻で食い付いて来た。
あー、この無邪気さ、何か癒やされるわー。疲れた心に滲みるわー。あの後、飲みかけで悪かったが、急いで会計して店を出た。とてもじゃないが、あれ以上、居られる筈が無い。
『今の君は、本当に面白い』
とか、喉の奥で笑う生徒会長を、思いっ切りじっとりと睨んでやったら、頭を撫でられて、何かもう、遣る瀬無い気持ちになって『ソウデスカ』と、ちょっと遠くを見てしまった。
「ああ。量が凄くてね。持ち帰りが出来ると云うから、包んで貰った。差し入れだよ。ほら、こんなに大きなゆで卵なんて、私も初めて見たよ」
と言いながら、俺は袋から取り出したダチョウのゆで卵をメゴロウに渡した。
「…うわぁ…」
目を丸くしてメゴロウは卵を受け取るけど、何か思ってた反応と違うな?
「ほわあああ!」
「おっきい!」
うん、こんな反応を期待してたんだが…。もしかして、ダチョウの卵は美味しくないのか? メゴロウは食べた事があるのか?
「それだけ驚いて貰えると、差し入れに来た甲斐があるよ」
「では、俺はこれで」
「え? どちらへ?」
立ち去ろうとする生徒会長を俺は引き止めた。
全員で食べるんじゃないのか?
「君達、園芸部が休日でも活動している様に、我々生徒会も活動している。役員の皆に、種を蒔いた報告をしなければならないからな。悪いが、俺のこれは、生徒会の皆への差し入れとさせて貰う」
「あ、はい。今日はありがとうございました」
「…生徒会長以外に、役員居たんだ…」
「…生徒会長しか、見た事ない…」
首を傾げる双子の言葉に、何を言ってるんだかと笑いそうになって、俺も首を傾げた。
…そう云えば、俺も生徒会長以外の生徒会の人間を知らない…な?
生徒会室には、生徒会長しか居なかったし…そもそも、ゲームには出て来て居ないし…。
いや、でも、居るんだよな? 双子の事を役員が調べたって、生徒会長言ってたよな? 今だって、皆に差し入れって、持って行ったもんな?
「あの…生徒会長と二人で実家へ?」
ん?
ブオの言葉に、俺は首を傾げそうになって、慌てて戻した。
そうだった。
実家へ行くって話してたんだった。
「うん。私は一人で行こうと思っていたのだけどね。生徒会長が私一人だと不安だからと、付いて来てくれたんだよ。それで、まだ時間が早いから、朝食をね、ここのカフェで摂る事になったんだ」
良し。嘘は言ってないぞ。
「ほら。夕食までは、まだ時間がある。小腹が空いただろう? サービスで紙の小皿と木のフォークも付けてくれたんだ。皆で食べよう?」
「はい!」
「あ、私、道具箱からブルーシート持って来ます!」
「ほら、メゴロウ。卵を割って。かなり硬いらしいから、力を入れて、ね?」
「あ、はい…」
? 元気無いな?
メゴロウなら言わなくても、真っ先に割って、バリバリ剥いて食べていそうな感じなんだが…?
「何処か具合が悪いのかい?」
と、メゴロウの前髪を掻き上げて、俺は自分の額をぺとりとくっつけた。
は!?
何言い出すんだ、こいつは!?
「そんな、乱暴な…っ…!」
だって、俺はヒロインじゃない!
主人公は、ヒロインとイチャイチャして世界を救うんだぞ!?
それに、ガディシス様は俺にあんな夢を見させて、メゴロウを嫌う様に仕向けてるんだからな!
「そんな乱暴な事を先に口にしたのは、君だ。未来への道が提示されているのに、敢えて何も無い、絶望しかない道を選ぼうとしている君だ。素直に、明るい道を選べば良い物を。何を迷う必要がある? 今の君はただ自分が傷付き、メゴロウをも傷付けている、傍迷惑な自殺願望者だ。そんな物に俺達を巻き込まないで貰おうか」
「…っ、な、ん、な…っ…!」
容赦のない生徒会長の言葉に、俺はただ口をパクパクと動かすだけで、とてもじゃないが、まともな言葉なんて出なかった。
メゴロウを傷付けてるって、何だよ!?
メゴロウが離れて寂しいのは…傷付いたのは俺だぞ!?
「もう一度、良く考えるんだな。君が前世を思い出した意味を」
…意味…?
意味って…そんなの、偶然だろ…?
「これを飲んだら帰るぞ」
「あ、はい…」
素直に返事をして、マグカップと言うよりは丼と呼んだ方が相応しいカップを見て、思わず口元が引き攣る。
…俺、夕飯も要らないな…。
「…あの…聞いても良いですか…?」
会話もしないで、この量を飲むのはキツいなと、俺は気になった事を聞いた。
「何だ?」
「私の話を…信じてくれたと思って良いのですか?」
色々と考えて、アドバイス的な物をしてくれたから、そうだと思うが…何か、信じられないな。
「…そうだな」
カチャリと音を立てて、生徒会長がマグカップをソーサーへと戻した。
そして、軽く腰を浮かせて俺の方へと右手を伸ばして来る。
クイッと、親指と人差し指で顎を持ち上げられて、妙に近くにある生徒会長の細い瞳と視線が合った。
「…え?」
何だ、これ?
何で、顎クイされてんだ?
「ゲームの世界が嘘か真実かはともかく。君が嘘を吐いても、意味が無いし、君の嘘は直ぐにバレるからな。話を信じたと言うよりは、君を信じたと云う処だな」
何だって?
それは、喜んで良い事なのか?
解りやすく言えよと思った処で、何かめっちゃ刺さる視線を感じた。
そろりと視線を右へ動かせば、通行人達が足を止めて、頬や口に手をあてて、俺達を見ている。
そろそろと左へ視線を動かせば、店のやたらと曇ったガラスに店員や客達がへばりついて、俺達を見ていた。
何だこの地獄!?
◇
「あ! テ・リヤアの袋!」
「テ・リヤアに行ったんですか!?」
生徒会長と二人で園芸部に顔を出したら、双子二人が俺達が持つ紙袋を見て、速攻で食い付いて来た。
あー、この無邪気さ、何か癒やされるわー。疲れた心に滲みるわー。あの後、飲みかけで悪かったが、急いで会計して店を出た。とてもじゃないが、あれ以上、居られる筈が無い。
『今の君は、本当に面白い』
とか、喉の奥で笑う生徒会長を、思いっ切りじっとりと睨んでやったら、頭を撫でられて、何かもう、遣る瀬無い気持ちになって『ソウデスカ』と、ちょっと遠くを見てしまった。
「ああ。量が凄くてね。持ち帰りが出来ると云うから、包んで貰った。差し入れだよ。ほら、こんなに大きなゆで卵なんて、私も初めて見たよ」
と言いながら、俺は袋から取り出したダチョウのゆで卵をメゴロウに渡した。
「…うわぁ…」
目を丸くしてメゴロウは卵を受け取るけど、何か思ってた反応と違うな?
「ほわあああ!」
「おっきい!」
うん、こんな反応を期待してたんだが…。もしかして、ダチョウの卵は美味しくないのか? メゴロウは食べた事があるのか?
「それだけ驚いて貰えると、差し入れに来た甲斐があるよ」
「では、俺はこれで」
「え? どちらへ?」
立ち去ろうとする生徒会長を俺は引き止めた。
全員で食べるんじゃないのか?
「君達、園芸部が休日でも活動している様に、我々生徒会も活動している。役員の皆に、種を蒔いた報告をしなければならないからな。悪いが、俺のこれは、生徒会の皆への差し入れとさせて貰う」
「あ、はい。今日はありがとうございました」
「…生徒会長以外に、役員居たんだ…」
「…生徒会長しか、見た事ない…」
首を傾げる双子の言葉に、何を言ってるんだかと笑いそうになって、俺も首を傾げた。
…そう云えば、俺も生徒会長以外の生徒会の人間を知らない…な?
生徒会室には、生徒会長しか居なかったし…そもそも、ゲームには出て来て居ないし…。
いや、でも、居るんだよな? 双子の事を役員が調べたって、生徒会長言ってたよな? 今だって、皆に差し入れって、持って行ったもんな?
「あの…生徒会長と二人で実家へ?」
ん?
ブオの言葉に、俺は首を傾げそうになって、慌てて戻した。
そうだった。
実家へ行くって話してたんだった。
「うん。私は一人で行こうと思っていたのだけどね。生徒会長が私一人だと不安だからと、付いて来てくれたんだよ。それで、まだ時間が早いから、朝食をね、ここのカフェで摂る事になったんだ」
良し。嘘は言ってないぞ。
「ほら。夕食までは、まだ時間がある。小腹が空いただろう? サービスで紙の小皿と木のフォークも付けてくれたんだ。皆で食べよう?」
「はい!」
「あ、私、道具箱からブルーシート持って来ます!」
「ほら、メゴロウ。卵を割って。かなり硬いらしいから、力を入れて、ね?」
「あ、はい…」
? 元気無いな?
メゴロウなら言わなくても、真っ先に割って、バリバリ剥いて食べていそうな感じなんだが…?
「何処か具合が悪いのかい?」
と、メゴロウの前髪を掻き上げて、俺は自分の額をぺとりとくっつけた。
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