10 / 38
裏
甘い毒
しおりを挟む
『…あ…あ、あぁ…っ…!』
ビクビクと、彼の身体が私の腕の中で震える。
私の胸に後頭部を押し付け、彼は宙をぼんやりと見ていた。
熱い吐息を溢しながら、肩を揺らし呼吸を落ち着けようとする彼の柔らかな黒い髪に、私は軽く唇を落とした。
左手は彼の男根に伸び、右手は更にその奥の蕾の中だ。
やや彼の息が落ち着いて来た処で、中にある指を再び動かし始めた。
『あぁ…っ…!? や、ま…っ…!?』
まだ、身体は漣の様に震えていたから、得た快感が引かないのは、解っていた。解っていたが、それでも、私は彼を追い詰めて行く。
『…はあっ…!?』
一度指を抜いて、用意していた香油を纏い、一息に貫けば、開かれたままの彼の両足が跳ねた。
そろりと、再び首を擡げて来た男根に指を這わせれば、ぬめりのある汁がとろとろと溢れて来ている。
ゆっくりと指を抜いて、彼から身体を離し、そっとその背中を布団へと横たわらせる。
これで終わりなのかと、濡れた瞳で問い掛ける彼に、私は軽く唇を笑みの形にした。
これで終わりにする筈が無い。
再び溜まって来た熱を開放して差し上げねば。
『あ、嘘…っ…!?』
私は立ち上がり、彼の脚の間へと移動をし、身を屈め、彼の男根を口に含み、右手の指はまた、彼の蕾の中へと忍ばせた。
彼の男根を手で慰めた事はあったが、口に含むのは初めてだ。お館様の物とは違い、とても慎ましい物ではあるが、これを誰かに使った事があるのは、見て解った。だが、これが誰かの中に挿入る事は、もう二度と無いだろう。もう、このお方はお館様の…ホウ様のモノなのだから…。
『…あ、あ、も、嫌だ…っ…』
私の口の中で震え、涙を流すそれを舌を使い、慰める。
蕾の中に忍ばせた指も、三本。それをバラバラに動かして、熱を昂ぶらせて行く。
だが、それは私も同じ事…。
…身体が熱い…。
…もう…限界だ…。
…この…杭を彼の中に沈める事が出来たら、どれだけ楽になれる事だろうか?
だが、それは許されない事。
ただの餌に過ぎない私には、烏滸がましい事。
仲間に頼んで、戒めて貰った私の男根が開放を今か今かと待ち望み、震えて苦しい。しかし、戒めを解く訳には行かない。
…蜘蛛とは、恐ろしい物だ。
気が付けば、その無数に張り巡らされた細いが強い糸に絡め取られてしまっている。
私達、蝶とは違い、彼は特に容姿に秀でた特徴がある訳では無かった。
その髪が黒いと云う意外は、特に記憶に留まる程の容姿では、無い。
だが、彼は蜘蛛だ。
お館様の心を動かした。
お館様の言霊に逆らう事が出来ない彼は、正しく蜘蛛なのだ。
蜂であるお館様が、種を、卵を、植え付ける事が出来る、唯一の存在。
それが、我々蝶を喰らう、蜘蛛だ。
蜘蛛は白く光る糸を張り巡らせ、その紋様に魅入られた蝶を捕まえ、喰らう。
我々は、蜘蛛の為に集められた贄なのだから…――――――――。
『…あっ、…あ、あ…で、出る…また…あ…』
こちらで快楽を悦楽を得る事を覚えさせる様にと、この行為に慣れさせろとの言葉を貰い、こうしてこのお方に触れている。
戸惑い、逃げようとしていたのが夢だったかの様に、今の彼は、快楽を得る事に必死だ。
もっと奥まで満たせてやりたいが、それは禁じられている。張形を使えば、もっと拡げる事が出来るのに。本来であれば、この私の指が挿入される事すら業腹であろう。しかし、お館様がこの様なまどろっこしい作業を延々と続けられる筈が無い。お館様の熱を下げる事に呼ばれる事がある我々は、何時も自分で事前に準備をしているのだから。
日毎、夜毎に姿を変えて行く彼を目の当たりにして、お館様が冷静で居られる物か。その鋭い針で殺してしまうやも知れぬ。お館様も、それが解っているから、こうして命じられたのだろうが…。
空が白んじて来た頃、眠りに落ちた彼の、涙で濡れる頬を拭い、浴衣を纏わせて、私は離れにある自室へと向かった。
そこへ戻る途中で、厠から戻って来たのであろう、紫の色を持つ蝶と擦れ違おうとした処、腕を掴まれ、彼の部屋へと引き摺り込まれた。
「あ"…」
顔を指差され、心配そうに覗き込んで来る紫に、私は苦笑する。
…ああ、私はそれ程に酷い顔色をしているのかと。
「…あ"う"…」
私は腰の帯を解き、着物を開けて見せる。
それを、そこを見た紫の目は驚きに見開かれ、直ぐに部屋の隅へと走り、そこに置いてある道具箱の中から鋏を取り出して来た。
『あ"あ"っ"!!』
紫が怒りを露わにしながら、私の前に膝を付き、そこに鋏をあてる。
私は、今日…いや、もう昨夜か…の務めの前に自身の男根を紐で縛っていたのだ。簡単に解けない様に、解く事の無い様にと、きつく、固く、結んだのだ。褌の上から。間違って、彼を穢してしまわぬ様に、と。
紐も褌までも鋏で切られ、開放されたそこは、見るに耐えない色をしていた。だが、これで良いのだ。贄の分際で、彼に…蜘蛛に惹かれてしまった私の罪なのだから。
紫が痛ましそうに眉を、目を、口元を歪めて私を見上げて来るが、私はただ静かに首を振った。
そんな私に、紫は一つ息を吐くと、私の男根に唇を寄せ、舌を這わせた。
「あ"…っ"!?」
慰めようと云うのか、こんな私を。
だが、それは要らない。
そんな物よりも。
私は紫の頭を両手で掴んで、引き剥がすと私も畳の上に膝をついて、そして、紫の腰の帯を解き、着物を開けさせ、右手をその中へと忍び込ませた。
「あ"あ"…」
それよりも、こちらが欲しいと、男根を掴む指を動かしながら、紫の目を見詰める。
どうか、罰を。
私を裁いておくれと。
この杭で私を貫いてと。
かの方への務めがある私は、お館様に呼ばれる事は無い。だから、ここ暫く、後ろの穴は弄ってはいない。さぞ、固くきつくなっている事だろう。紫にも辛い思いをさせる事になるが。
それでも。
それでも、どうか。
私に、裁きを。
ほろほろと、はらはらと目から雫が溢れ零れて行く。その雫は、紫の舌に絡め取られ、飲み込まれて行った。
「あ"、う"、あ"…っ"…!」
熱い息を吐きながら、腹の中を抉られながら、私は思う。
やがて、彼は卵を植え付けられ、孕む事になるだろう。そうなれば、子の為に彼は栄養を滋養を求める事になる。
その時に、真っ先に贄に選ばれるのは、私の筈だ。お館様様より、先に、指だけとは云え、彼の中に入った私を許す筈も無い。それを指示したのはお館様だが、彼はそう云うお方なのだ。
蜘蛛は獲物を喰らう時に、催淫効果のある毒を獲物に流すと云う。
…それは、きっと甘く…とても甘美な物なのだろう…――――――。
ビクビクと、彼の身体が私の腕の中で震える。
私の胸に後頭部を押し付け、彼は宙をぼんやりと見ていた。
熱い吐息を溢しながら、肩を揺らし呼吸を落ち着けようとする彼の柔らかな黒い髪に、私は軽く唇を落とした。
左手は彼の男根に伸び、右手は更にその奥の蕾の中だ。
やや彼の息が落ち着いて来た処で、中にある指を再び動かし始めた。
『あぁ…っ…!? や、ま…っ…!?』
まだ、身体は漣の様に震えていたから、得た快感が引かないのは、解っていた。解っていたが、それでも、私は彼を追い詰めて行く。
『…はあっ…!?』
一度指を抜いて、用意していた香油を纏い、一息に貫けば、開かれたままの彼の両足が跳ねた。
そろりと、再び首を擡げて来た男根に指を這わせれば、ぬめりのある汁がとろとろと溢れて来ている。
ゆっくりと指を抜いて、彼から身体を離し、そっとその背中を布団へと横たわらせる。
これで終わりなのかと、濡れた瞳で問い掛ける彼に、私は軽く唇を笑みの形にした。
これで終わりにする筈が無い。
再び溜まって来た熱を開放して差し上げねば。
『あ、嘘…っ…!?』
私は立ち上がり、彼の脚の間へと移動をし、身を屈め、彼の男根を口に含み、右手の指はまた、彼の蕾の中へと忍ばせた。
彼の男根を手で慰めた事はあったが、口に含むのは初めてだ。お館様の物とは違い、とても慎ましい物ではあるが、これを誰かに使った事があるのは、見て解った。だが、これが誰かの中に挿入る事は、もう二度と無いだろう。もう、このお方はお館様の…ホウ様のモノなのだから…。
『…あ、あ、も、嫌だ…っ…』
私の口の中で震え、涙を流すそれを舌を使い、慰める。
蕾の中に忍ばせた指も、三本。それをバラバラに動かして、熱を昂ぶらせて行く。
だが、それは私も同じ事…。
…身体が熱い…。
…もう…限界だ…。
…この…杭を彼の中に沈める事が出来たら、どれだけ楽になれる事だろうか?
だが、それは許されない事。
ただの餌に過ぎない私には、烏滸がましい事。
仲間に頼んで、戒めて貰った私の男根が開放を今か今かと待ち望み、震えて苦しい。しかし、戒めを解く訳には行かない。
…蜘蛛とは、恐ろしい物だ。
気が付けば、その無数に張り巡らされた細いが強い糸に絡め取られてしまっている。
私達、蝶とは違い、彼は特に容姿に秀でた特徴がある訳では無かった。
その髪が黒いと云う意外は、特に記憶に留まる程の容姿では、無い。
だが、彼は蜘蛛だ。
お館様の心を動かした。
お館様の言霊に逆らう事が出来ない彼は、正しく蜘蛛なのだ。
蜂であるお館様が、種を、卵を、植え付ける事が出来る、唯一の存在。
それが、我々蝶を喰らう、蜘蛛だ。
蜘蛛は白く光る糸を張り巡らせ、その紋様に魅入られた蝶を捕まえ、喰らう。
我々は、蜘蛛の為に集められた贄なのだから…――――――――。
『…あっ、…あ、あ…で、出る…また…あ…』
こちらで快楽を悦楽を得る事を覚えさせる様にと、この行為に慣れさせろとの言葉を貰い、こうしてこのお方に触れている。
戸惑い、逃げようとしていたのが夢だったかの様に、今の彼は、快楽を得る事に必死だ。
もっと奥まで満たせてやりたいが、それは禁じられている。張形を使えば、もっと拡げる事が出来るのに。本来であれば、この私の指が挿入される事すら業腹であろう。しかし、お館様がこの様なまどろっこしい作業を延々と続けられる筈が無い。お館様の熱を下げる事に呼ばれる事がある我々は、何時も自分で事前に準備をしているのだから。
日毎、夜毎に姿を変えて行く彼を目の当たりにして、お館様が冷静で居られる物か。その鋭い針で殺してしまうやも知れぬ。お館様も、それが解っているから、こうして命じられたのだろうが…。
空が白んじて来た頃、眠りに落ちた彼の、涙で濡れる頬を拭い、浴衣を纏わせて、私は離れにある自室へと向かった。
そこへ戻る途中で、厠から戻って来たのであろう、紫の色を持つ蝶と擦れ違おうとした処、腕を掴まれ、彼の部屋へと引き摺り込まれた。
「あ"…」
顔を指差され、心配そうに覗き込んで来る紫に、私は苦笑する。
…ああ、私はそれ程に酷い顔色をしているのかと。
「…あ"う"…」
私は腰の帯を解き、着物を開けて見せる。
それを、そこを見た紫の目は驚きに見開かれ、直ぐに部屋の隅へと走り、そこに置いてある道具箱の中から鋏を取り出して来た。
『あ"あ"っ"!!』
紫が怒りを露わにしながら、私の前に膝を付き、そこに鋏をあてる。
私は、今日…いや、もう昨夜か…の務めの前に自身の男根を紐で縛っていたのだ。簡単に解けない様に、解く事の無い様にと、きつく、固く、結んだのだ。褌の上から。間違って、彼を穢してしまわぬ様に、と。
紐も褌までも鋏で切られ、開放されたそこは、見るに耐えない色をしていた。だが、これで良いのだ。贄の分際で、彼に…蜘蛛に惹かれてしまった私の罪なのだから。
紫が痛ましそうに眉を、目を、口元を歪めて私を見上げて来るが、私はただ静かに首を振った。
そんな私に、紫は一つ息を吐くと、私の男根に唇を寄せ、舌を這わせた。
「あ"…っ"!?」
慰めようと云うのか、こんな私を。
だが、それは要らない。
そんな物よりも。
私は紫の頭を両手で掴んで、引き剥がすと私も畳の上に膝をついて、そして、紫の腰の帯を解き、着物を開けさせ、右手をその中へと忍び込ませた。
「あ"あ"…」
それよりも、こちらが欲しいと、男根を掴む指を動かしながら、紫の目を見詰める。
どうか、罰を。
私を裁いておくれと。
この杭で私を貫いてと。
かの方への務めがある私は、お館様に呼ばれる事は無い。だから、ここ暫く、後ろの穴は弄ってはいない。さぞ、固くきつくなっている事だろう。紫にも辛い思いをさせる事になるが。
それでも。
それでも、どうか。
私に、裁きを。
ほろほろと、はらはらと目から雫が溢れ零れて行く。その雫は、紫の舌に絡め取られ、飲み込まれて行った。
「あ"、う"、あ"…っ"…!」
熱い息を吐きながら、腹の中を抉られながら、私は思う。
やがて、彼は卵を植え付けられ、孕む事になるだろう。そうなれば、子の為に彼は栄養を滋養を求める事になる。
その時に、真っ先に贄に選ばれるのは、私の筈だ。お館様様より、先に、指だけとは云え、彼の中に入った私を許す筈も無い。それを指示したのはお館様だが、彼はそう云うお方なのだ。
蜘蛛は獲物を喰らう時に、催淫効果のある毒を獲物に流すと云う。
…それは、きっと甘く…とても甘美な物なのだろう…――――――。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
処女姫Ωと帝の初夜
切羽未依
BL
αの皇子を産むため、男なのに姫として後宮に入れられたΩのぼく。
七年も経っても、未だに帝に番われず、未通(おとめ=処女)のままだった。
幼なじみでもある帝と仲は良かったが、Ωとして求められないことに、ぼくは不安と悲しみを抱えていた・・・
『紫式部~実は、歴史上の人物がΩだった件』の紫式部の就職先・藤原彰子も実はΩで、男の子だった!?というオメガバースな歴史ファンタジー。
歴史や古文が苦手でも、だいじょうぶ。ふりがな満載・カッコ書きの説明大量。
フツーの日本語で書いています。
【BL】オメガ魔王~運命の番は宿敵の最強剣士でした~
衣草 薫
BL
「魔王である我が下等なオメガである訳がなかろうっ!」
暴君魔王ルシファーはアルファであるはずの自分の体が突然オメガのヒート(発情)を起こしたことに戸惑う。
魔王城へたった一人で攻め込んできた剣士リヒトは、対立する王国側が異世界より召喚したルシファーの弱点であったのだ。ルシファーはリヒトの強烈なフェロモンに反応してオメガ化してしまったのだ。
本能により気持ちとは裏腹に憎き人間であるリヒトと体を重ねずにいられなかったルシファーだったが、次第にリヒトの人柄や考え方にも惹かれていく。
ルシファーはリヒトを元の世界に帰すことでアルファに戻り、魔王として返り咲こうと奮闘するが……。
おっさん家政夫は自警団独身寮で溺愛される
月歌(ツキウタ)
BL
妻に浮気された上、離婚宣告されたおっさんの話。ショックか何かで、異世界に転移してた。異世界の自警団で、家政夫を始めたおっさんが、色々溺愛される話。
☆表紙絵
AIピカソとAIイラストメーカーで作成しました。
この恋は運命
大波小波
BL
飛鳥 響也(あすか きょうや)は、大富豪の御曹司だ。
申し分のない家柄と財力に加え、頭脳明晰、華やかなルックスと、非の打ち所がない。
第二性はアルファということも手伝って、彼は30歳になるまで恋人に不自由したことがなかった。
しかし、あまたの令嬢と関係を持っても、世継ぎには恵まれない。
合理的な響也は、一年たっても相手が懐妊しなければ、婚約は破棄するのだ。
そんな非情な彼は、社交界で『青髭公』とささやかれていた。
海外の昔話にある、娶る妻を次々に殺害する『青髭公』になぞらえているのだ。
ある日、新しいパートナーを探そうと、響也はマッチング・パーティーを開く。
そこへ天使が舞い降りるように現れたのは、早乙女 麻衣(さおとめ まい)と名乗る18歳の少年だ。
麻衣は父に連れられて、経営難の早乙女家を救うべく、資産家とお近づきになろうとパーティーに参加していた。
響也は麻衣に、一目で惹かれてしまう。
明るく素直な性格も気に入り、プライベートルームに彼を誘ってみた。
第二性がオメガならば、男性でも出産が可能だ。
しかし麻衣は、恋愛経験のないウブな少年だった。
そして、その初めてを捧げる代わりに、響也と正式に婚約したいと望む。
彼は、早乙女家のもとで働く人々を救いたい一心なのだ。
そんな麻衣の熱意に打たれ、響也は自分の屋敷へ彼を婚約者として迎えることに決めた。
喜び勇んで響也の屋敷へと入った麻衣だったが、厳しい現実が待っていた。
一つ屋根の下に住んでいながら、響也に会うことすらままならないのだ。
ワーカホリックの響也は、これまで婚約した令嬢たちとは、妊娠しやすいタイミングでしか会わないような男だった。
子どもを授からなかったら、別れる運命にある響也と麻衣に、波乱万丈な一年間の幕が上がる。
二人の間に果たして、赤ちゃんはやって来るのか……。
美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした
亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。
カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。
(悪役モブ♀が出てきます)
(他サイトに2021年〜掲載済)
初恋はおしまい
佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。
高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。
※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。
今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。
魔法菓子職人ティハのアイシングクッキー屋さん
古森きり
BL
魔力は豊富。しかし、魔力を取り出す魔門眼《アイゲート》が機能していないと診断されたティハ・ウォル。
落ちこぼれの役立たずとして実家から追い出されてしまう。
辺境に移住したティハは、護衛をしてくれた冒険者ホリーにお礼として渡したクッキーに強化付加効果があると指摘される。
ホリーの提案と伝手で、辺境の都市ナフィラで魔法菓子を販売するアイシングクッキー屋をやることにした。
カクヨムに読み直しナッシング書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLove、魔法Iらんどにも掲載します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる