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続・教えてストーカーのストーカー
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あ、どうも、こんにちは、カラヲです。
え?
オニキス様のお願いですか?
え?
それを聞くのですか?
私に?
仕方が無いですね。
出血大サービスですよ?
まずは『あ~ん』ですね。
あつあつのお汁粉をですね?
ライザー様が、お餅をふーふーしまして、お箸でちぎってオニキス様の口元へと運びました。
そうしましたら、オニキス様は違うと一言。
首を傾げますライザー様に、まずはそのお餅を食べろと。
おやおや。
まさかの毒味ですか?
そんな馬鹿な事がある訳ないじゃないですか、失礼ですね。
まあ、ライザー様は素直でいらっしゃいますから、そのお餅をお口に含みました。
そうしましたら。
そうしましたらば、ですよ?
オニキス様が秒でライザー様の後頭部に手を回しまして引き寄せましてですよ?
「んん~~~~~~~~~~~~~~~っ!?」
ええ、もう、何をしているのでしょうかね?
こんな大勢の前で、何を見せ付けてくれてるのでしょうかね?
食べさせて欲しいって、口移しって意味だったのですか。
流石ですね、流石オニキス様です。
流石年季の入ったストーカーです。ぶれませんね。
まあ、それは良いとしまして。
「カラヲ、カラヲ、俺も俺も」
と、ニャンタが口の中にお餅を入れて待機してくれているのですけど?
どうしてくれるんですか、これ?
私はオニキス様達と違いまして、他人に見せ付ける趣味は無いのですけどね?
まあ、この様な良き日ですし、たまには良いですかね?
期待に瞳を輝かせるニャンタの顔に、少しだけ背伸びをしまして顔を近付けて行きまして、その薄い唇に自分のそれを重ねますと同時に舌を差し込めば、すかさずあんこの付いたお餅が口の中に入って来ました。
ううん、甘いですね。
「けっ!」
「へっ!」
と、マリエル様とレン様の舌打ちが聞こえて来ました。
元勇者一行として、その態度は如何な物なのでしょうか?
ふと、視線をずらせばオニキス様が地面とキスをしていました。
おや? ライザー様は?
あ、ドテラを翻して屋敷の中へと入って行く後ろ姿が見えます。
そのまま頭から布団を被って、ぷるぷると震える姿が想像出来ますね。
そして、その夜ですね。
「…あのさ…動けるんだよな…。…俺が、お前の身体を拭く意味あるの?」
寝所の前を通りましたら、そんな声が聞こえて来ました。
とてもぶっきらぼうな声ですが、きっとライザー様のお顔は真っ赤だと想像されます。
「は!? え、そ、そこは自分で拭けよ…っ…! お、おい、手を掴むなよ…っ…!!」
ふふと、微笑を漏らして居間へと行きましたら、レン様とマリエル様が、またも酔い潰れていました。
ううん、ハムヲがレン様に興味を持って居る事をお伝えするべきなのでしょうか?
マリエル様は、確か何人かの殿方とお見合いしましたとお聞きしましたが…やはり、ライザー様が宜しいのでしょうかね?
それから数日経った、とある夜の事です。
レン様とマリエル様は、実家へと帰って行きましたし、私もニャンタと自宅へと戻って来ました。
久しぶりの休日なのですけどね?
やはり、お二人の事が心配ですので、こっそり、こっそりと遠見の魔法を使いまして、寝所の様子を見守っていました。
お渡しした媚薬の効果も気になる処でありますし。
まさか、ライザー様が媚薬を欲しがるだなんて、夢にも思いませんでしたよ。
愛されていますね、オニキス様。
背後のニャンタが重いですが、そこは無視です。
こら、動かないで下さい。
今、良い処なんですから。
何時まで充電する気なんですか。
ライザー様が恥じらいながら、オニキス様の肩に手を置いて、ゆっくりと腰を落として行きます。
そこに待ち構える物は、言わずと知れたオニキス様の立派なプラグですね。
オニキス様の両手は、ライザー様の差込口を支え…いや、広げています。
『…あ…っ…』
少々先の開いたプラグを挿そうとして、ライザー様の背中がぷるぷると震えました。
ううん、もう十分に準備は出来ているのですから、そのまま静電気が飛ぶ勢いで一気に挿し込んで…。
「あばばばばばばば!?」
「カラヲー!? んにゃっ!? 凄い締め付けにゃん!? あばば最高にゃんっ!?」
「あばばばばばばばばばばばばばば!!」
「凄いにゃん! 電流が迸るにゃ…っ…んんんん――――――――…っ!!」
オニキス様、ニャンタガ新タナプレイ二目覚メマシタ。責任取ッテ下サイ。
え?
オニキス様のお願いですか?
え?
それを聞くのですか?
私に?
仕方が無いですね。
出血大サービスですよ?
まずは『あ~ん』ですね。
あつあつのお汁粉をですね?
ライザー様が、お餅をふーふーしまして、お箸でちぎってオニキス様の口元へと運びました。
そうしましたら、オニキス様は違うと一言。
首を傾げますライザー様に、まずはそのお餅を食べろと。
おやおや。
まさかの毒味ですか?
そんな馬鹿な事がある訳ないじゃないですか、失礼ですね。
まあ、ライザー様は素直でいらっしゃいますから、そのお餅をお口に含みました。
そうしましたら。
そうしましたらば、ですよ?
オニキス様が秒でライザー様の後頭部に手を回しまして引き寄せましてですよ?
「んん~~~~~~~~~~~~~~~っ!?」
ええ、もう、何をしているのでしょうかね?
こんな大勢の前で、何を見せ付けてくれてるのでしょうかね?
食べさせて欲しいって、口移しって意味だったのですか。
流石ですね、流石オニキス様です。
流石年季の入ったストーカーです。ぶれませんね。
まあ、それは良いとしまして。
「カラヲ、カラヲ、俺も俺も」
と、ニャンタが口の中にお餅を入れて待機してくれているのですけど?
どうしてくれるんですか、これ?
私はオニキス様達と違いまして、他人に見せ付ける趣味は無いのですけどね?
まあ、この様な良き日ですし、たまには良いですかね?
期待に瞳を輝かせるニャンタの顔に、少しだけ背伸びをしまして顔を近付けて行きまして、その薄い唇に自分のそれを重ねますと同時に舌を差し込めば、すかさずあんこの付いたお餅が口の中に入って来ました。
ううん、甘いですね。
「けっ!」
「へっ!」
と、マリエル様とレン様の舌打ちが聞こえて来ました。
元勇者一行として、その態度は如何な物なのでしょうか?
ふと、視線をずらせばオニキス様が地面とキスをしていました。
おや? ライザー様は?
あ、ドテラを翻して屋敷の中へと入って行く後ろ姿が見えます。
そのまま頭から布団を被って、ぷるぷると震える姿が想像出来ますね。
そして、その夜ですね。
「…あのさ…動けるんだよな…。…俺が、お前の身体を拭く意味あるの?」
寝所の前を通りましたら、そんな声が聞こえて来ました。
とてもぶっきらぼうな声ですが、きっとライザー様のお顔は真っ赤だと想像されます。
「は!? え、そ、そこは自分で拭けよ…っ…! お、おい、手を掴むなよ…っ…!!」
ふふと、微笑を漏らして居間へと行きましたら、レン様とマリエル様が、またも酔い潰れていました。
ううん、ハムヲがレン様に興味を持って居る事をお伝えするべきなのでしょうか?
マリエル様は、確か何人かの殿方とお見合いしましたとお聞きしましたが…やはり、ライザー様が宜しいのでしょうかね?
それから数日経った、とある夜の事です。
レン様とマリエル様は、実家へと帰って行きましたし、私もニャンタと自宅へと戻って来ました。
久しぶりの休日なのですけどね?
やはり、お二人の事が心配ですので、こっそり、こっそりと遠見の魔法を使いまして、寝所の様子を見守っていました。
お渡しした媚薬の効果も気になる処でありますし。
まさか、ライザー様が媚薬を欲しがるだなんて、夢にも思いませんでしたよ。
愛されていますね、オニキス様。
背後のニャンタが重いですが、そこは無視です。
こら、動かないで下さい。
今、良い処なんですから。
何時まで充電する気なんですか。
ライザー様が恥じらいながら、オニキス様の肩に手を置いて、ゆっくりと腰を落として行きます。
そこに待ち構える物は、言わずと知れたオニキス様の立派なプラグですね。
オニキス様の両手は、ライザー様の差込口を支え…いや、広げています。
『…あ…っ…』
少々先の開いたプラグを挿そうとして、ライザー様の背中がぷるぷると震えました。
ううん、もう十分に準備は出来ているのですから、そのまま静電気が飛ぶ勢いで一気に挿し込んで…。
「あばばばばばばば!?」
「カラヲー!? んにゃっ!? 凄い締め付けにゃん!? あばば最高にゃんっ!?」
「あばばばばばばばばばばばばばば!!」
「凄いにゃん! 電流が迸るにゃ…っ…んんんん――――――――…っ!!」
オニキス様、ニャンタガ新タナプレイ二目覚メマシタ。責任取ッテ下サイ。
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