62 / 93
石の壁の章
安息日に向けて☆
しおりを挟む
「行ってきます!」
「では行ってまいります」
「ライト殿、それでは」
リディア達はそれぞれ仕事に向かっていった。
今の俺は彼女達の許可無く村の外に出ることが出来ない。
うーん、俺の村なのになぁ。
しかし今は好都合だと思っている。
他の仕事に費やせる時間が増えたことだ。
そこで今まで停滞していたことをやってみようと思っている。
「さてと……」
俺は村を囲む壁の修復を終え、デュパがいる溜め池に向かった。
彼は昨日と同じように鼻歌を歌いながら魚の世話をしていた。
「ラーラー。ララララー。グルルー。ラララー」
ははは。ちょっとアレンジしてるじゃん。
でもそれじゃ鐘一つだな。
「おはよ。すまんが邪魔するぞ」
「グルル。ライトか。今日も手伝いに来たのか?」
いや、悪いが違うんだ。
俺は溜め池の横で壁を生成する。
【壁っ】
――ズズンッ
「グルル。何をするのだ? 竹壁など出しおって」
「ははは、ちょっとやりたいことがあってね。俺のことは気にせず作業しててくれ。でもなるべく歌は歌っててくれ」
「歌だと?」
「あぁ。頼む」
「おかしな奴だ」
「俺もそう思うよ」
デュパは少し戸惑っているようだが、再び歌いながら作業に戻る。
それじゃ俺も始めるかな。
竹壁の根元を消すと支えを失った竹はバラバラと地面に転がる。
器用な村民はこの竹を使って家具や生活用品を作ったりしているのだ。
俺は細目の竹を拾い、ダイヤモンドから作ったナイフで切る。
――スパッ
おぉ、いい切れ味だな。
長さは50㎝程度。こんなものだろ。
「グルル?」
「ははは、気にするなって」
チラチラと俺を見るデュパに適当なことを言いつつ作業を進める。
竹は中にも節があるからな。
このままでは俺の目的のものにはならない。
多少無理やりではあるがナイフを突っ込み強引に穴を開けた。
よし、とりあえずこんなものだろ。
次だ。唄口になる部分を慎重にナイフで削る。
これでよし。ちょっと試してみるか。
俺は息を吸ってから、唄口に空気を吹き込む。
――ボェー
うーん、変な音。これは失敗だな。
「グルル? お前はさっきから何をしているのだ? もしかして笛でも作っているのか?」
「正解だ。上手く作れたらデュパの歌に合わせて吹いてみたくてね」
――ザバッ
デュパは溜め池から上がってきた。
そして俺の横にドカッと座る。
「手伝おう」
「あんたが? ははは、蜥蜴が笛なんか作れるのかよ」
「お前よりは器用だと思うがな」
「言ったな? ならどっちが上手く作れるか勝負だ!」
俺達は二人で笛を作り始めるかな。
素人のおっさんが二人集まったところでまともな笛が作れるとは思えないけどな。
まぁ、やってみないことには始まらんだろ。
作業をしつつデュパが聞いてきた。
「しかし何故笛など作るのだ?」
「んー、特にこれといった理由はないんだけどね。強いて言えば娯楽のためかな?」
生きることに精一杯で、さらに夜には俺達の命を脅かす化け物が毎日のようにやって来る。
今までそこまで考える余裕が無かった。
でもシャニの歌を聞いて思った。
娯楽は心の栄養だ。それがあるだけで心の糧となる。
過酷な環境だからこそ娯楽は必要なんだ。
それにこれはシャニのためにもなることなんだ。
「あのさ、後二日もすれば新月になるだろ? その日はみんな好きなことをすればいい。月に一回しかない休日になるんだ。俺達の安息日だな」
「グルル、安息日か。その日にこの笛はその日のためのものか? 良い考えだ。だが……。ははは、お前に笛が吹けるのか?」
この蜥蜴野郎が。これでも中学校では吹奏楽部員やってたんだぞ。担当はトロンボーンだけどね。
まぁ、それなりに音楽の成績は良かったしな。なんとかなるだろ? 多分。
失敗を繰り返すこと十数回。
ようやく納得出来るものが仕上がってきた。
むふふ、それでは御披露目してやるか。
「よし、試してみるか。なぁ、歌い手さんよ。綺麗な歌声を聞かせてくれよ」
「グルル、承知した」
デュパは立ち上がり、ノコギリで木を引くようなダミ声で歌い始める。
ははは、その声でよく俺を馬鹿にしたもんだよ。
――ラーラー ララララー ラーラー ラララー
デュパの歌に合わせて俺は笛を吹き始める。
旋律に想いを込めて音を乗せる。
――ラーラー♪ ララララー♪ ラーラー♪ ラララー♪
歌と笛の音が交じり合う。
こんな蜥蜴のおっさんの声ですら、二つも三つも上手く聞こえるようになるのが不思議だな。
ならばシャニの歌声ならばどうだろうか?
もしかしたらこれがシャニと村民の間にある壁を壊してくれるかもしれない。
これが俺が思い付いたことなんだ。
「……ラララー♪ ラーラー……♪ ライトよ、中々やるではないか」
「あんたに誉められてもなぁ。ふふ、まぁあんたの歌も中々だったぜ。手伝ってくれてありがとな。ってもうこんな時間か」
いつの間に夕方になっていた。
結局出来上がった笛はこの一本だけか。
まぁ器用なものが作れば、これ以上のものが出来上がるだろうさ。
「グルル。ライトよ、帰る前に一曲聞いていくか?」
「だな。行くか」
俺とデュパは牧草地に向かう。
そして櫓の上で歌うシャニの声に耳を傾けた。
――ラーラー ララララー ラーラー ラララー
夕日に向かって歌う彼女の透明な声。
いつの間に俺はシャニの歌に心をとらわれていることに気付く。
歌が終わり、俺はデュパに別れを告げ家に帰ることにした。
「迎えには行かぬのか?」
「あぁ」
それだけ言って家路に着く。
今彼女に会えば余計なことを言ってしまいそうだからな。
シャニより先に家に戻るとリディア達が夕食を用意して待っていてくれた。
「ライトさん、お帰りなさい!」
「ごはんが出来てますよ」
「ただいま。そうだ、二人にも言っておかなくちゃ。二日後は新月だからな。せっかくだから好きなことをしようか。リディアは何をしたい?」
先にリディアに聞いてみた。
「え? 何をしたいかですか……? 難しいですね。そうだ! ライトさんと一日裸で過ごしたいです!」
「リディアさん、ずるい! 私も混ぜてください!」
いや、裸で過ごすのはさ、ほとんど毎晩してるじゃん。
そうじゃなくて、もっと心に残るものをさ。
「んー、なら美味しいものが食べたいです!」
「いいですね! ライト様の世界の食べ物とか興味があります! 作ってください!」
ん? 俺の手料理ってことか?
ははは、それぐらい別に構わないさ。
よし、二人には美味しいものを作ってやるか。
それともう一つ言っておかないとな。
「あ、あのさ……。悪いんだけど、夜の時間はシャニのために使ってあげたいんだ。一緒にいられないかもしれないんだが……」
言い辛いことではあるが、シャニがここで心穏やかに暮らすためだ。
「ふふ、もちろん大丈夫ですよ。シャニは可愛い妹ですから」
「私も賛成です。シャニとは仲良くなりましたが、まだあの子はどこか心を閉ざしていると思うんです。それを取り払えるのは私達では無理です。ライト様でなくてはいけないんです」
リディア、アーニャ……。
二人とも俺には過ぎた女だよ。
彼女達を抱きしめてキスをしておいた。
「ん……。ふふ、嬉しいです。でもせっかくの貴重な時間をシャニにあげるんですから」
「今夜はいっぱい可愛がってください……」
「もちろんだよ。二人ともありがとな。シャニが帰ってくるまで少し時間があるよな?」
リディア達を抱き抱え二階に向かう。
キスをしながら彼女達の服を脱がせていく。
「リディア、アーニャ……。愛してるよ」
「はい……。私もです……」
「ライトさん、大好き……」
短い時間ではあるが、想いを込めて二人を抱いた。
果てを迎えた俺達はベッドでイチャイチャしながら今日は何があったとか、安息日には何が食べたいとかくだらないことを話し平和な時間を過ごす。
「ふふ、私はラーメンっていう料理が食べてみたいな!」
「んー。なら私は甘いものがいいです。シュークリームってすごく美味しそうですね!」
「なら私はスイートポテトという菓子に興味があります」
ほうほう。リディアはラーメンね。ナババの実があれば何とかなるだろ。
シュークリームも今はミルクが手に入るからな。アーニャに食べさせてやれるはずだ。
んでシャニはスイートポテト……って、シャニの声がする!?
ここは二階のリディアとアーニャの部屋だ。
一階には俺のベッドがあるが帰ってきたシャニにエッチな場面を見せないためにも二階に来たんだけど。
っていうか、シャニがリディア達の部屋に!?
いつ入ってきたの!?
「お、お帰り。いつからそこに?」
「いつからと言われましたら2時間前からです」
ってことは全部見てたの!?
俺がリディアのあんなところをペロペロしてるところとか、アーニャのそんなところをツンツンしてるところとか!?
「はい、見ました。全て拝見しています」
「忘れてくれ……」
俺は恥ずかしかったけど、リディア達は笑ってたな。
そしてさらに二日が経ち、村民達と過ごす初めての安息日がやってきた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ここまで読んで頂き誠にありがとうございます!
お気に召しましたらお気に入り登録お願いいたします!
「では行ってまいります」
「ライト殿、それでは」
リディア達はそれぞれ仕事に向かっていった。
今の俺は彼女達の許可無く村の外に出ることが出来ない。
うーん、俺の村なのになぁ。
しかし今は好都合だと思っている。
他の仕事に費やせる時間が増えたことだ。
そこで今まで停滞していたことをやってみようと思っている。
「さてと……」
俺は村を囲む壁の修復を終え、デュパがいる溜め池に向かった。
彼は昨日と同じように鼻歌を歌いながら魚の世話をしていた。
「ラーラー。ララララー。グルルー。ラララー」
ははは。ちょっとアレンジしてるじゃん。
でもそれじゃ鐘一つだな。
「おはよ。すまんが邪魔するぞ」
「グルル。ライトか。今日も手伝いに来たのか?」
いや、悪いが違うんだ。
俺は溜め池の横で壁を生成する。
【壁っ】
――ズズンッ
「グルル。何をするのだ? 竹壁など出しおって」
「ははは、ちょっとやりたいことがあってね。俺のことは気にせず作業しててくれ。でもなるべく歌は歌っててくれ」
「歌だと?」
「あぁ。頼む」
「おかしな奴だ」
「俺もそう思うよ」
デュパは少し戸惑っているようだが、再び歌いながら作業に戻る。
それじゃ俺も始めるかな。
竹壁の根元を消すと支えを失った竹はバラバラと地面に転がる。
器用な村民はこの竹を使って家具や生活用品を作ったりしているのだ。
俺は細目の竹を拾い、ダイヤモンドから作ったナイフで切る。
――スパッ
おぉ、いい切れ味だな。
長さは50㎝程度。こんなものだろ。
「グルル?」
「ははは、気にするなって」
チラチラと俺を見るデュパに適当なことを言いつつ作業を進める。
竹は中にも節があるからな。
このままでは俺の目的のものにはならない。
多少無理やりではあるがナイフを突っ込み強引に穴を開けた。
よし、とりあえずこんなものだろ。
次だ。唄口になる部分を慎重にナイフで削る。
これでよし。ちょっと試してみるか。
俺は息を吸ってから、唄口に空気を吹き込む。
――ボェー
うーん、変な音。これは失敗だな。
「グルル? お前はさっきから何をしているのだ? もしかして笛でも作っているのか?」
「正解だ。上手く作れたらデュパの歌に合わせて吹いてみたくてね」
――ザバッ
デュパは溜め池から上がってきた。
そして俺の横にドカッと座る。
「手伝おう」
「あんたが? ははは、蜥蜴が笛なんか作れるのかよ」
「お前よりは器用だと思うがな」
「言ったな? ならどっちが上手く作れるか勝負だ!」
俺達は二人で笛を作り始めるかな。
素人のおっさんが二人集まったところでまともな笛が作れるとは思えないけどな。
まぁ、やってみないことには始まらんだろ。
作業をしつつデュパが聞いてきた。
「しかし何故笛など作るのだ?」
「んー、特にこれといった理由はないんだけどね。強いて言えば娯楽のためかな?」
生きることに精一杯で、さらに夜には俺達の命を脅かす化け物が毎日のようにやって来る。
今までそこまで考える余裕が無かった。
でもシャニの歌を聞いて思った。
娯楽は心の栄養だ。それがあるだけで心の糧となる。
過酷な環境だからこそ娯楽は必要なんだ。
それにこれはシャニのためにもなることなんだ。
「あのさ、後二日もすれば新月になるだろ? その日はみんな好きなことをすればいい。月に一回しかない休日になるんだ。俺達の安息日だな」
「グルル、安息日か。その日にこの笛はその日のためのものか? 良い考えだ。だが……。ははは、お前に笛が吹けるのか?」
この蜥蜴野郎が。これでも中学校では吹奏楽部員やってたんだぞ。担当はトロンボーンだけどね。
まぁ、それなりに音楽の成績は良かったしな。なんとかなるだろ? 多分。
失敗を繰り返すこと十数回。
ようやく納得出来るものが仕上がってきた。
むふふ、それでは御披露目してやるか。
「よし、試してみるか。なぁ、歌い手さんよ。綺麗な歌声を聞かせてくれよ」
「グルル、承知した」
デュパは立ち上がり、ノコギリで木を引くようなダミ声で歌い始める。
ははは、その声でよく俺を馬鹿にしたもんだよ。
――ラーラー ララララー ラーラー ラララー
デュパの歌に合わせて俺は笛を吹き始める。
旋律に想いを込めて音を乗せる。
――ラーラー♪ ララララー♪ ラーラー♪ ラララー♪
歌と笛の音が交じり合う。
こんな蜥蜴のおっさんの声ですら、二つも三つも上手く聞こえるようになるのが不思議だな。
ならばシャニの歌声ならばどうだろうか?
もしかしたらこれがシャニと村民の間にある壁を壊してくれるかもしれない。
これが俺が思い付いたことなんだ。
「……ラララー♪ ラーラー……♪ ライトよ、中々やるではないか」
「あんたに誉められてもなぁ。ふふ、まぁあんたの歌も中々だったぜ。手伝ってくれてありがとな。ってもうこんな時間か」
いつの間に夕方になっていた。
結局出来上がった笛はこの一本だけか。
まぁ器用なものが作れば、これ以上のものが出来上がるだろうさ。
「グルル。ライトよ、帰る前に一曲聞いていくか?」
「だな。行くか」
俺とデュパは牧草地に向かう。
そして櫓の上で歌うシャニの声に耳を傾けた。
――ラーラー ララララー ラーラー ラララー
夕日に向かって歌う彼女の透明な声。
いつの間に俺はシャニの歌に心をとらわれていることに気付く。
歌が終わり、俺はデュパに別れを告げ家に帰ることにした。
「迎えには行かぬのか?」
「あぁ」
それだけ言って家路に着く。
今彼女に会えば余計なことを言ってしまいそうだからな。
シャニより先に家に戻るとリディア達が夕食を用意して待っていてくれた。
「ライトさん、お帰りなさい!」
「ごはんが出来てますよ」
「ただいま。そうだ、二人にも言っておかなくちゃ。二日後は新月だからな。せっかくだから好きなことをしようか。リディアは何をしたい?」
先にリディアに聞いてみた。
「え? 何をしたいかですか……? 難しいですね。そうだ! ライトさんと一日裸で過ごしたいです!」
「リディアさん、ずるい! 私も混ぜてください!」
いや、裸で過ごすのはさ、ほとんど毎晩してるじゃん。
そうじゃなくて、もっと心に残るものをさ。
「んー、なら美味しいものが食べたいです!」
「いいですね! ライト様の世界の食べ物とか興味があります! 作ってください!」
ん? 俺の手料理ってことか?
ははは、それぐらい別に構わないさ。
よし、二人には美味しいものを作ってやるか。
それともう一つ言っておかないとな。
「あ、あのさ……。悪いんだけど、夜の時間はシャニのために使ってあげたいんだ。一緒にいられないかもしれないんだが……」
言い辛いことではあるが、シャニがここで心穏やかに暮らすためだ。
「ふふ、もちろん大丈夫ですよ。シャニは可愛い妹ですから」
「私も賛成です。シャニとは仲良くなりましたが、まだあの子はどこか心を閉ざしていると思うんです。それを取り払えるのは私達では無理です。ライト様でなくてはいけないんです」
リディア、アーニャ……。
二人とも俺には過ぎた女だよ。
彼女達を抱きしめてキスをしておいた。
「ん……。ふふ、嬉しいです。でもせっかくの貴重な時間をシャニにあげるんですから」
「今夜はいっぱい可愛がってください……」
「もちろんだよ。二人ともありがとな。シャニが帰ってくるまで少し時間があるよな?」
リディア達を抱き抱え二階に向かう。
キスをしながら彼女達の服を脱がせていく。
「リディア、アーニャ……。愛してるよ」
「はい……。私もです……」
「ライトさん、大好き……」
短い時間ではあるが、想いを込めて二人を抱いた。
果てを迎えた俺達はベッドでイチャイチャしながら今日は何があったとか、安息日には何が食べたいとかくだらないことを話し平和な時間を過ごす。
「ふふ、私はラーメンっていう料理が食べてみたいな!」
「んー。なら私は甘いものがいいです。シュークリームってすごく美味しそうですね!」
「なら私はスイートポテトという菓子に興味があります」
ほうほう。リディアはラーメンね。ナババの実があれば何とかなるだろ。
シュークリームも今はミルクが手に入るからな。アーニャに食べさせてやれるはずだ。
んでシャニはスイートポテト……って、シャニの声がする!?
ここは二階のリディアとアーニャの部屋だ。
一階には俺のベッドがあるが帰ってきたシャニにエッチな場面を見せないためにも二階に来たんだけど。
っていうか、シャニがリディア達の部屋に!?
いつ入ってきたの!?
「お、お帰り。いつからそこに?」
「いつからと言われましたら2時間前からです」
ってことは全部見てたの!?
俺がリディアのあんなところをペロペロしてるところとか、アーニャのそんなところをツンツンしてるところとか!?
「はい、見ました。全て拝見しています」
「忘れてくれ……」
俺は恥ずかしかったけど、リディア達は笑ってたな。
そしてさらに二日が経ち、村民達と過ごす初めての安息日がやってきた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ここまで読んで頂き誠にありがとうございます!
お気に召しましたらお気に入り登録お願いいたします!
0
お気に入りに追加
440
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる