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石の壁の章
家畜 リディア達の気持ち
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ここは魔の森の中。来人は三人の美女を連れて進む。
本日の目的は遭難者を発見すること、野生の羊や牛などの動物の発見と捕獲だ。
家畜として生け捕りにしようと新入りのシャニが言ってきたのだ。
前を歩く来人とシャニを見て二人は小声で何やら話している。
「良かったね。やっぱりこうなるんじゃないかって思ったの」
「ふふ、私もです」
と二人はとても和やかだ。
リディアもアーニャも来人の恋人なのに、どういうことだろうか?
二人とも何気に独占欲は強く、もし他の女が来人を寝盗ろうとするならば相手を殺すぐらいの覚悟は持っていた。
おぉ、怖い。
そんな二人はシャニが自分達の家に住むことをあっさり了承した。
それには理由がある。
(シャニもきっと苦労してたんだね。でももう大丈夫だよ)
(私達が初めて知った愛し愛されることの喜びを貴女にも感じてもらいたい)
そう、二人はシャニにシンパシーを感じていたからだ。
亜種というのは犬人の中では嫌われている存在だ。人でもない、獣でもないその姿は犬人の中では嫌悪の対象だ。
王都で暮らしていた時、彼女達は見てきた。
居場所を無くし、貧民街でゴミのように扱われている亜種の犬人を。
手をさしのべることは出来なかった。なぜなら他の種族の慣習に口を出さないという暗黙のルールが存在していたからだ。
魔王セタが作った都市、王都には様々な種族が混在していた。
だが1000年を超える歴史の中で、種族同士のいざこざはほとんど起こらなかった。
普通であったら戦争の一つでも起こっても不思議ではないだろうに。
それは種族同士で過多な干渉がなかったからだ。
【我々は争わない。だから種族の問題に口を出すな】
このような考えが王都には存在していた。
だからこそ様々な種族で構成される王都は絶大な繁栄を遂げる。
しかし光があれば闇もある。
その一つが亜種という存在なのだ。
二人は見て見ぬふりをしてきた自身への罪滅ぼしと考えている。
不幸な人生を送ってきたであろうシャニにも自分達が感じている幸せを知って欲しかった。
目が覚めたら愛する者がいる幸せを。
一緒に寝てくれる者がいる安心感を。
肌を合わせることで得られる暖かさを。
二人はシャニにも味わって欲しいと思ったのだ。
「でもシャニさんってずいぶん静かな人ですよね」
「まだ緊張してるのかもね。そうだ!」
リディアは何やら思い付いたようだ。
前を歩く来人の腕を掴む。
「ねえライトさん」
「何?」
「ちょっとお花を摘みに行きたいのですが」
「お花を? そこら中に生えてるぞ」
これはおしっこに行きたいという隠語である。
「もう、言わせないでください」
「ん? あぁ、そういうことね」
「ふふ、一緒に行きますか? 見ててもいいんですよ?」
「遠慮しておく」
何度も来人の前で失禁してるからなぁ。
ちょっと変な性癖が芽生えてしまったのかもしれない。
それはアーニャも同じなのだが。
「シャニ、あなたも行く?」
「私は大丈……」
「我慢は良くありません! 出す時は出しておかないと! シャニさん! 行きますよ!」
とアーニャは強引にシャニの手を引いて茂みの中に消えていった。
これぐらい離れれば来人には聞こえないだろう。
二人はシャニを前にして笑顔で話し始めた。
だがシャニはそうは思っていなかったようで。
(二人はライト殿の恋人。私を良く思ってはいないのだろう。筋力、魔力、技量から察するに私が受ける傷は擦過傷4、切創2、亀裂骨折8くらい。ギリギリ死にはしないはず)
しめられると思っていたようだ。
恋人の家に強引に押し掛けるのだ。
多少の制裁は甘んじて受ける覚悟はあった。
「ふふ、ちょっとお話したくなってね」
「シャニさん、私達はあなたを歓迎します。むしろ一緒に住めて嬉しいですよ」
と二人はシャニが考えいたことと真逆のことを言った。
意外なことにシャニは混乱している。
犬人ほどではないが他種族も亜種のことを良くは思っていないのに。
多少偏見の薄い者はいるにはいるが、この二人のようなことを言ってくれる者には初めてであった。
そして二人はこんなことを聞いてくる。
「シャニってライトさんのことをどう思う?」
「どうとは?」
何と答えればいいのだろう。シャニは思った。
シャニ自身もまだ来人に対しての想いを図りかねている。
それはシャニが恋愛対象として誰かを好きになったことがないからだ。
来人を思うだけで芽生える胸の暖かさは何なのか理解出来ていなかった。
なので今自分が思っていることを素直に話すことにした。
「強い人。そう思います」
「強い? ふふ、そうですよね。でもそれだけかしら?」
とアーニャはさらに質問を被せてくる。
(二人はライト殿の恋人。これは言わないほうがいいだろう)
シャニは三人の和合を見ている。
その際自分も強い雄である来人に抱かれたいと思ってしまった。
より強い雄を好む。獣人の本能故、それは仕方のないことではあるが、それを言うのは二人の怒りを買うことになる。
――チクッ
(ん……? 胸が痛い……?)
シャニは初めて感じる感覚に戸惑いを覚えた。
言いたい。自分の気持ちを伝えたい。
来人に受け入れてもらいたい。
自分を力一杯抱きしめてもらいたい。
目の前にいる二人にしていたように。
リディア達はシャニの様子が変わったことを察する。
この時点で気付いていた。シャニが来人に好意を抱いていることを。
(リディアさん)
(うん)
二人は声を出さずにお互いの顔を見て頷く。
――スッ
リディアはシャニの肩に優しく手を置く。
「リディアさん?」
「ふふ、ちょっと聞いてね。もしシャニさえ良かったらなんだけどね。あなたもライトさんの恋人になってみない?」
意外だった。
まさかこのようなことを言ってくれるなんて。
意外過ぎてシャニは言葉の続きが出てこなかった。
「いきなり過ぎましたよね。少し急ぎ過ぎたかもしれません。ちょっと考える時間は必要ですよね。でもシャニさんさえ良ければライト様の恋人になれるように協力しますよ」
今度はアーニャがシャニの肩に手を置いた。
シャニの胸に来人を想う暖かさとは別の暖かさが芽生える。
予想外の展開にシャニは混乱していた。
(状況を理解しないと。でも……。無理。今は無理)
――ブンブンブンブンッ!
シャニの尻尾は激しく動く!
めっちゃ嬉しいのだ!
しかし理解が追い付いていないので、答えは口には出せなかったのだ。
少なくともリディア達は自分の味方だ。
それだけは理解した。
そしてシャニはこんなことを口にしてしまう。
「リディアさん達をリディア姉《ねえ》と呼んで良いでしょうか?」
「姉? あはは、妹が出来たみたいだね。別にいいよ」
「なら私はアーニャ姉ですね」
と二人は笑ってくれた。
これも獣人としての本能からくるものだ。
その群れの中で序列、力が上の者を本能的に敬う。
だからシャニは二人の名前の後に姉をつけたのだ。
――パキッ
突如リディア達の背後から枝を踏みしめる音がする。
「リディア姉、静かに。獣が近くにいます」
「獣……。猪かな?」
「見てきます。羊や牛でしたら眠らせてきます。運ぶのは手伝ってください」
シャニは一人で前に出る。
リディア達より力は弱いが、これでもかつては王都最強と謳われたシャニだ。
獣を前に遅れを取るようなことはまずないだろう。
それにシャニは気配を完全に殺すという業もある。
(心頭滅却)
心を静め、気配が消える。
そしてシャニは森の奥に駆けていった。
「あ、あれ? シャニが消えちゃった」
「一瞬でしたよね。大丈夫かな……」
と二人は心配するがシャニは五分も経たない内に戻ってきた。
「手伝ってください。向こうに若い羊の雄、雌が全部で四匹眠っています」
「本当に!?」
「すごい……。ラ、ライト様も呼んできましょう!」
四人はシャニが言った場所に向かう。
そこには地面に白目を剥いた羊が横たわっていた。
「おぉ、羊だ! でもなんか角が六本あるんだけど」
「え? 普通ですよ」
「そうなんだー。異世界に来たんだなーって改めて思うよ」
そんな会話をしながら四人は羊を引きずって村に戻るのだった。
後日、同じようにシャニが野生の牛を捕獲し、ラベレ村での牧畜がスタートするのであった。
◇◆◇
総配偶者満足度:15042/100000
リディア:8020/100000
アーニャ:7022/100000
☆総村民数50人
・エルフ:14人
・ラミア:10人
・コボルト:6人
・リザードマン:20人
☆総村民満足:1958/10000
☆現在のラベレ村
・石壁
・敷地面積:8000㎡
☆設備
・村長宅:シャニが住むようになったので三階建てに改装。
・家屋:15棟
・倉庫:4棟
・櫓:8基
・畑:2000㎡
・牧草地:2000㎡
・露天風呂:2つ
・水路
・養殖場
・兵器廠:金剛石の矢と槍
☆生産品
・ナババ:パンの原料。
・ミンゴ:果物。
・ヤマイモ:生食可。ねっとりしてる。
・茶葉:薬の原料。嗜好品としても優秀。
・カエデ:樹液が貴重な甘味となる。
・豆:保存がきく。大豆に近い。
・キャ采:葉野菜。鍋にいれたい味。
・牛乳:地球のものより濃厚。
☆総村民数50人。各仕事の人員配置。
・農業:二割の村民に担当してもらう。雑草の除去、作物の収穫が主な仕事。
・狩猟:一割の村民に担当してもらう。肉はまだ生産出来ないので狩りは継続。
・服飾:一割の村民に担当してもらう。狩りで得た毛皮を服、寝具に加工。
・製造:三割の村民に担当してもらう。食事作り、竹を使った生活用品や家具の生産、武器の生産も含む。
・探索:一割の村民に担当してもらう。森を探索し遭難者を見つける。他に村にとって有効な動植物がいたら取得、または報告してもらう。
・村の整備:一割の村民に担当してもらう。壁の痛み、櫓の補修を見つけ修繕、または報告してもらう。
・牧畜:軌道に乗るまではシャニが一人で担当する。
・養殖などその種族にしか任せられない仕事は要相談。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ここまで読んで頂き誠にありがとうございます!
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本日の目的は遭難者を発見すること、野生の羊や牛などの動物の発見と捕獲だ。
家畜として生け捕りにしようと新入りのシャニが言ってきたのだ。
前を歩く来人とシャニを見て二人は小声で何やら話している。
「良かったね。やっぱりこうなるんじゃないかって思ったの」
「ふふ、私もです」
と二人はとても和やかだ。
リディアもアーニャも来人の恋人なのに、どういうことだろうか?
二人とも何気に独占欲は強く、もし他の女が来人を寝盗ろうとするならば相手を殺すぐらいの覚悟は持っていた。
おぉ、怖い。
そんな二人はシャニが自分達の家に住むことをあっさり了承した。
それには理由がある。
(シャニもきっと苦労してたんだね。でももう大丈夫だよ)
(私達が初めて知った愛し愛されることの喜びを貴女にも感じてもらいたい)
そう、二人はシャニにシンパシーを感じていたからだ。
亜種というのは犬人の中では嫌われている存在だ。人でもない、獣でもないその姿は犬人の中では嫌悪の対象だ。
王都で暮らしていた時、彼女達は見てきた。
居場所を無くし、貧民街でゴミのように扱われている亜種の犬人を。
手をさしのべることは出来なかった。なぜなら他の種族の慣習に口を出さないという暗黙のルールが存在していたからだ。
魔王セタが作った都市、王都には様々な種族が混在していた。
だが1000年を超える歴史の中で、種族同士のいざこざはほとんど起こらなかった。
普通であったら戦争の一つでも起こっても不思議ではないだろうに。
それは種族同士で過多な干渉がなかったからだ。
【我々は争わない。だから種族の問題に口を出すな】
このような考えが王都には存在していた。
だからこそ様々な種族で構成される王都は絶大な繁栄を遂げる。
しかし光があれば闇もある。
その一つが亜種という存在なのだ。
二人は見て見ぬふりをしてきた自身への罪滅ぼしと考えている。
不幸な人生を送ってきたであろうシャニにも自分達が感じている幸せを知って欲しかった。
目が覚めたら愛する者がいる幸せを。
一緒に寝てくれる者がいる安心感を。
肌を合わせることで得られる暖かさを。
二人はシャニにも味わって欲しいと思ったのだ。
「でもシャニさんってずいぶん静かな人ですよね」
「まだ緊張してるのかもね。そうだ!」
リディアは何やら思い付いたようだ。
前を歩く来人の腕を掴む。
「ねえライトさん」
「何?」
「ちょっとお花を摘みに行きたいのですが」
「お花を? そこら中に生えてるぞ」
これはおしっこに行きたいという隠語である。
「もう、言わせないでください」
「ん? あぁ、そういうことね」
「ふふ、一緒に行きますか? 見ててもいいんですよ?」
「遠慮しておく」
何度も来人の前で失禁してるからなぁ。
ちょっと変な性癖が芽生えてしまったのかもしれない。
それはアーニャも同じなのだが。
「シャニ、あなたも行く?」
「私は大丈……」
「我慢は良くありません! 出す時は出しておかないと! シャニさん! 行きますよ!」
とアーニャは強引にシャニの手を引いて茂みの中に消えていった。
これぐらい離れれば来人には聞こえないだろう。
二人はシャニを前にして笑顔で話し始めた。
だがシャニはそうは思っていなかったようで。
(二人はライト殿の恋人。私を良く思ってはいないのだろう。筋力、魔力、技量から察するに私が受ける傷は擦過傷4、切創2、亀裂骨折8くらい。ギリギリ死にはしないはず)
しめられると思っていたようだ。
恋人の家に強引に押し掛けるのだ。
多少の制裁は甘んじて受ける覚悟はあった。
「ふふ、ちょっとお話したくなってね」
「シャニさん、私達はあなたを歓迎します。むしろ一緒に住めて嬉しいですよ」
と二人はシャニが考えいたことと真逆のことを言った。
意外なことにシャニは混乱している。
犬人ほどではないが他種族も亜種のことを良くは思っていないのに。
多少偏見の薄い者はいるにはいるが、この二人のようなことを言ってくれる者には初めてであった。
そして二人はこんなことを聞いてくる。
「シャニってライトさんのことをどう思う?」
「どうとは?」
何と答えればいいのだろう。シャニは思った。
シャニ自身もまだ来人に対しての想いを図りかねている。
それはシャニが恋愛対象として誰かを好きになったことがないからだ。
来人を思うだけで芽生える胸の暖かさは何なのか理解出来ていなかった。
なので今自分が思っていることを素直に話すことにした。
「強い人。そう思います」
「強い? ふふ、そうですよね。でもそれだけかしら?」
とアーニャはさらに質問を被せてくる。
(二人はライト殿の恋人。これは言わないほうがいいだろう)
シャニは三人の和合を見ている。
その際自分も強い雄である来人に抱かれたいと思ってしまった。
より強い雄を好む。獣人の本能故、それは仕方のないことではあるが、それを言うのは二人の怒りを買うことになる。
――チクッ
(ん……? 胸が痛い……?)
シャニは初めて感じる感覚に戸惑いを覚えた。
言いたい。自分の気持ちを伝えたい。
来人に受け入れてもらいたい。
自分を力一杯抱きしめてもらいたい。
目の前にいる二人にしていたように。
リディア達はシャニの様子が変わったことを察する。
この時点で気付いていた。シャニが来人に好意を抱いていることを。
(リディアさん)
(うん)
二人は声を出さずにお互いの顔を見て頷く。
――スッ
リディアはシャニの肩に優しく手を置く。
「リディアさん?」
「ふふ、ちょっと聞いてね。もしシャニさえ良かったらなんだけどね。あなたもライトさんの恋人になってみない?」
意外だった。
まさかこのようなことを言ってくれるなんて。
意外過ぎてシャニは言葉の続きが出てこなかった。
「いきなり過ぎましたよね。少し急ぎ過ぎたかもしれません。ちょっと考える時間は必要ですよね。でもシャニさんさえ良ければライト様の恋人になれるように協力しますよ」
今度はアーニャがシャニの肩に手を置いた。
シャニの胸に来人を想う暖かさとは別の暖かさが芽生える。
予想外の展開にシャニは混乱していた。
(状況を理解しないと。でも……。無理。今は無理)
――ブンブンブンブンッ!
シャニの尻尾は激しく動く!
めっちゃ嬉しいのだ!
しかし理解が追い付いていないので、答えは口には出せなかったのだ。
少なくともリディア達は自分の味方だ。
それだけは理解した。
そしてシャニはこんなことを口にしてしまう。
「リディアさん達をリディア姉《ねえ》と呼んで良いでしょうか?」
「姉? あはは、妹が出来たみたいだね。別にいいよ」
「なら私はアーニャ姉ですね」
と二人は笑ってくれた。
これも獣人としての本能からくるものだ。
その群れの中で序列、力が上の者を本能的に敬う。
だからシャニは二人の名前の後に姉をつけたのだ。
――パキッ
突如リディア達の背後から枝を踏みしめる音がする。
「リディア姉、静かに。獣が近くにいます」
「獣……。猪かな?」
「見てきます。羊や牛でしたら眠らせてきます。運ぶのは手伝ってください」
シャニは一人で前に出る。
リディア達より力は弱いが、これでもかつては王都最強と謳われたシャニだ。
獣を前に遅れを取るようなことはまずないだろう。
それにシャニは気配を完全に殺すという業もある。
(心頭滅却)
心を静め、気配が消える。
そしてシャニは森の奥に駆けていった。
「あ、あれ? シャニが消えちゃった」
「一瞬でしたよね。大丈夫かな……」
と二人は心配するがシャニは五分も経たない内に戻ってきた。
「手伝ってください。向こうに若い羊の雄、雌が全部で四匹眠っています」
「本当に!?」
「すごい……。ラ、ライト様も呼んできましょう!」
四人はシャニが言った場所に向かう。
そこには地面に白目を剥いた羊が横たわっていた。
「おぉ、羊だ! でもなんか角が六本あるんだけど」
「え? 普通ですよ」
「そうなんだー。異世界に来たんだなーって改めて思うよ」
そんな会話をしながら四人は羊を引きずって村に戻るのだった。
後日、同じようにシャニが野生の牛を捕獲し、ラベレ村での牧畜がスタートするのであった。
◇◆◇
総配偶者満足度:15042/100000
リディア:8020/100000
アーニャ:7022/100000
☆総村民数50人
・エルフ:14人
・ラミア:10人
・コボルト:6人
・リザードマン:20人
☆総村民満足:1958/10000
☆現在のラベレ村
・石壁
・敷地面積:8000㎡
☆設備
・村長宅:シャニが住むようになったので三階建てに改装。
・家屋:15棟
・倉庫:4棟
・櫓:8基
・畑:2000㎡
・牧草地:2000㎡
・露天風呂:2つ
・水路
・養殖場
・兵器廠:金剛石の矢と槍
☆生産品
・ナババ:パンの原料。
・ミンゴ:果物。
・ヤマイモ:生食可。ねっとりしてる。
・茶葉:薬の原料。嗜好品としても優秀。
・カエデ:樹液が貴重な甘味となる。
・豆:保存がきく。大豆に近い。
・キャ采:葉野菜。鍋にいれたい味。
・牛乳:地球のものより濃厚。
☆総村民数50人。各仕事の人員配置。
・農業:二割の村民に担当してもらう。雑草の除去、作物の収穫が主な仕事。
・狩猟:一割の村民に担当してもらう。肉はまだ生産出来ないので狩りは継続。
・服飾:一割の村民に担当してもらう。狩りで得た毛皮を服、寝具に加工。
・製造:三割の村民に担当してもらう。食事作り、竹を使った生活用品や家具の生産、武器の生産も含む。
・探索:一割の村民に担当してもらう。森を探索し遭難者を見つける。他に村にとって有効な動植物がいたら取得、または報告してもらう。
・村の整備:一割の村民に担当してもらう。壁の痛み、櫓の補修を見つけ修繕、または報告してもらう。
・牧畜:軌道に乗るまではシャニが一人で担当する。
・養殖などその種族にしか任せられない仕事は要相談。
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