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竹の壁の章
大雨
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エルフの生き残りの二人を見つけてから10日が経つ。
今日も森を四人がかりで他に生き残っている者がいないか探している……んだが。
「んー、やっぱり簡単には見つかりませんね」
横を歩くリディアがため息をついている。
まぁ、リディアやミァンを見つけられたのは運が良かっただけなのかもな。
「ライトさん、あれを……」
「またか。最近良く見かけるな」
俺達の進む先に骨が転がっている。
頭蓋骨だ。他にもあちこちに腕や足の骨が散乱している。
獣の類いが食い散らかしたんだろうな。
俺達は名も知らぬこの世界のかつての住人を弔う。
骨は地面に埋めてから花を供えておいた。
こんな墓しか用意出来なくてごめんな。
そう思いながら墓に手を合わせた。
「成仏しなよ」
「アメンドウズ様、迷える魂に安らぎをお与え下さい……」
リディアは聖職者らしく、掌を組んで祈る。
様になってはいるが、祈る神がなぁ。
俺をこの世界に送りこんだバカ神様だし。
どうやらアメンドウズはこの世界の主神らしいので不用意な発現は控えておいた。
リディアとは恋人にはなったが、彼女の信仰を否定するつもりはないし。
「まぁ、最近食われたとするならさ。まだ生き残っている者がいるってことさ」
「だといいのですが。ん?」
リディアが言葉を止め、自分の頬を触る。
どうした?
「雨ですね。ライトさん、まだお昼くらいですがどうしますか?」
「雨か……。濡れるのは嫌だからな。悔しいが拠点に戻ろうか」
雨具は用意していないので、雨が降ってきたらびしょ濡れになる。
体温が下がったままで森歩きをするのは危険だろう。
そうなる前に俺達は森を出ることにした。
「ラルクさん達は大丈夫でしょうか?」
「多分ね。二人が戻ってきたら温かいお茶を用意してあげような」
なんて会話をしつつ森を駆ける。
1時間もするとようやく拠点に到着した。
昼は二人が自由に出入り出来るよう、壁の一部を消している。
捜索は範囲を広げるために別行動を取っているのだ。
戻ってるかな?
俺達はラルク達の小屋を覗いてみるが……。
「なっ!? 何をしてるんですか!?」
「yaaary!?」
リディアが顔を赤くし、ミァンが叫び声をあげる。
ラルクの上に全裸で跨がるミァンと目があったからだ。
あちゃー。お楽しみ中でしたか。
どうやら一雨来る前に戻れたみたいだな。
「まぁ、そのままでいいよ。俺達のことは気にしないで続けてくれ。ほらリディア、行くよ」
「は、はい」
リディアの手を引いて小屋に戻る。
彼女はまだ恥ずかしそうにしているが、俺は平常運転だ。
まぁ夜は二人がイチャイチャする声をいつも聞いているので、今さらって気もするしな。
だがリディアは二人に感化されたのか、二人の声を聞きつつお股に手を伸ばしモゾモゾしていた。
やっぱりリディアってエロいよな。聖職者というより性職者だ。
なんてことを思いながら森で採れたものを確認することにした。
「ラ、ライトさんは何とも思わないんですか?」
リディアは息を荒げながら聞いてくる。彼女が言うにはミァンはエルフの中ではかなりの美人らしい。
でも彼女の裸を見ても何とも思わないなぁ。
不思議と性的興奮は覚えないのだ。
別に彼女のおっぱいが小さいからではないぞ。
俺はペッタンコでも余裕で興奮出来る男なのだ。
「綺麗な顔はしてると思うけどね。それじゃそろそろ風呂でも沸かすかね」
一戦終えたら汗を流したいだろ。
二人のために早めに風呂を沸かすことにした。
今では屋外にある風呂場の上には壁を利用した屋根がある。
雨でも風呂を楽しめるようにしてあるのだ。
他にも竹壁を加工した雨樋や排水設備なんかもあるぞ。
倉庫に置いてある薪を取りに向かうが……。
――ザー……
「よく降るな」
雨足が強くなってきた。
風呂や炊事場は屋根はあるが、湿気のせいかどうしても火力が弱くなるな。
石を焼いていると隣の小屋から申し訳無さそうにラルク達が出てきた。
「ははは、気にしないでくれ」
と言葉を交わす。俺と二人は言葉は通じないが、表情でも気持ちは伝わるからな。
二人は少し恥ずかしそうにしながらも石を焼くのを手伝ってくれた。
「そろそろ沸きそうだな。先に入ってくれ」
とジェスチャーを交えながら伝えると、二人は手と顔を横に振る。
むしろ一番風呂は譲ると言っているらしい。
強引に二人を風呂に入れ、俺とリディアは夕食の支度に取りかかった。
その夜……。
雨が降りしきる中、異形の襲撃に備える。
雨が降っても奴らが来ることに変わりはないらしい。
「来ます! 10体程です!」
やはり数が増えてきたな。
どうやら月の満ち欠けが異形の数に関係しているのだろう。
だとすると、注意すべきは五日後だ。
五日後には満月になるはずだ。
しかし今は仲間は増え、壁も以前に比べ格段に頑丈になっている。
10体程度ならさほど苦労することなく撃退出来るはずだ。
リディア達エルフは小屋の屋根から一方的に異形を撃ち抜いていく。
これなら楽勝だな。と思ったその時……。
『ウバァッ!』
――バキッ ガランッ
壁が破られただと!?
「ライトさん!」
「修復は任せろ! 二人にも伝えろ! 手を休めるな!」
俺は急ぎ壁を修復する!
幸い今回は異形の侵入は許さなかった。
だが何故大群でもないのに壁を破られたのか?
疑問に思いつつ、異形達を攻撃し続ける。
『ウバァァッ……』
『ウルルォォォィッ……』
どうやら襲撃は終わったようだ。
異形達は踵を返し、森へと去っていった。
「や、やっと終わりましたね。って、きゃあ!?」
――ズルッ ベチャッ
屋根から降りてきたリディアが泥に足を取られ転んでしまう。
「大丈夫か?」
「あーん、泥だらけですぅ……」
そんなリディアを見てラルク達は笑っていた。
リディアを起こし、何故壁が破られたのか確認することに。
原因はすぐに分かった。
雨のせいだ。ここは川沿いであり、土地が低い。
窪地になっているんだ。
なるべく平らな場所を拠点に選んだつもりだった。
だが雨で地盤が弱くなることは想定していなかった。
壁は地面にから生える。だが支えとなる地盤が雨で弱くなれば防御力も下がるということだ。
ここにきて俺は自分の能力の弱点を知ることになる。
そして雨は翌日も降り続けた。
今日も森を四人がかりで他に生き残っている者がいないか探している……んだが。
「んー、やっぱり簡単には見つかりませんね」
横を歩くリディアがため息をついている。
まぁ、リディアやミァンを見つけられたのは運が良かっただけなのかもな。
「ライトさん、あれを……」
「またか。最近良く見かけるな」
俺達の進む先に骨が転がっている。
頭蓋骨だ。他にもあちこちに腕や足の骨が散乱している。
獣の類いが食い散らかしたんだろうな。
俺達は名も知らぬこの世界のかつての住人を弔う。
骨は地面に埋めてから花を供えておいた。
こんな墓しか用意出来なくてごめんな。
そう思いながら墓に手を合わせた。
「成仏しなよ」
「アメンドウズ様、迷える魂に安らぎをお与え下さい……」
リディアは聖職者らしく、掌を組んで祈る。
様になってはいるが、祈る神がなぁ。
俺をこの世界に送りこんだバカ神様だし。
どうやらアメンドウズはこの世界の主神らしいので不用意な発現は控えておいた。
リディアとは恋人にはなったが、彼女の信仰を否定するつもりはないし。
「まぁ、最近食われたとするならさ。まだ生き残っている者がいるってことさ」
「だといいのですが。ん?」
リディアが言葉を止め、自分の頬を触る。
どうした?
「雨ですね。ライトさん、まだお昼くらいですがどうしますか?」
「雨か……。濡れるのは嫌だからな。悔しいが拠点に戻ろうか」
雨具は用意していないので、雨が降ってきたらびしょ濡れになる。
体温が下がったままで森歩きをするのは危険だろう。
そうなる前に俺達は森を出ることにした。
「ラルクさん達は大丈夫でしょうか?」
「多分ね。二人が戻ってきたら温かいお茶を用意してあげような」
なんて会話をしつつ森を駆ける。
1時間もするとようやく拠点に到着した。
昼は二人が自由に出入り出来るよう、壁の一部を消している。
捜索は範囲を広げるために別行動を取っているのだ。
戻ってるかな?
俺達はラルク達の小屋を覗いてみるが……。
「なっ!? 何をしてるんですか!?」
「yaaary!?」
リディアが顔を赤くし、ミァンが叫び声をあげる。
ラルクの上に全裸で跨がるミァンと目があったからだ。
あちゃー。お楽しみ中でしたか。
どうやら一雨来る前に戻れたみたいだな。
「まぁ、そのままでいいよ。俺達のことは気にしないで続けてくれ。ほらリディア、行くよ」
「は、はい」
リディアの手を引いて小屋に戻る。
彼女はまだ恥ずかしそうにしているが、俺は平常運転だ。
まぁ夜は二人がイチャイチャする声をいつも聞いているので、今さらって気もするしな。
だがリディアは二人に感化されたのか、二人の声を聞きつつお股に手を伸ばしモゾモゾしていた。
やっぱりリディアってエロいよな。聖職者というより性職者だ。
なんてことを思いながら森で採れたものを確認することにした。
「ラ、ライトさんは何とも思わないんですか?」
リディアは息を荒げながら聞いてくる。彼女が言うにはミァンはエルフの中ではかなりの美人らしい。
でも彼女の裸を見ても何とも思わないなぁ。
不思議と性的興奮は覚えないのだ。
別に彼女のおっぱいが小さいからではないぞ。
俺はペッタンコでも余裕で興奮出来る男なのだ。
「綺麗な顔はしてると思うけどね。それじゃそろそろ風呂でも沸かすかね」
一戦終えたら汗を流したいだろ。
二人のために早めに風呂を沸かすことにした。
今では屋外にある風呂場の上には壁を利用した屋根がある。
雨でも風呂を楽しめるようにしてあるのだ。
他にも竹壁を加工した雨樋や排水設備なんかもあるぞ。
倉庫に置いてある薪を取りに向かうが……。
――ザー……
「よく降るな」
雨足が強くなってきた。
風呂や炊事場は屋根はあるが、湿気のせいかどうしても火力が弱くなるな。
石を焼いていると隣の小屋から申し訳無さそうにラルク達が出てきた。
「ははは、気にしないでくれ」
と言葉を交わす。俺と二人は言葉は通じないが、表情でも気持ちは伝わるからな。
二人は少し恥ずかしそうにしながらも石を焼くのを手伝ってくれた。
「そろそろ沸きそうだな。先に入ってくれ」
とジェスチャーを交えながら伝えると、二人は手と顔を横に振る。
むしろ一番風呂は譲ると言っているらしい。
強引に二人を風呂に入れ、俺とリディアは夕食の支度に取りかかった。
その夜……。
雨が降りしきる中、異形の襲撃に備える。
雨が降っても奴らが来ることに変わりはないらしい。
「来ます! 10体程です!」
やはり数が増えてきたな。
どうやら月の満ち欠けが異形の数に関係しているのだろう。
だとすると、注意すべきは五日後だ。
五日後には満月になるはずだ。
しかし今は仲間は増え、壁も以前に比べ格段に頑丈になっている。
10体程度ならさほど苦労することなく撃退出来るはずだ。
リディア達エルフは小屋の屋根から一方的に異形を撃ち抜いていく。
これなら楽勝だな。と思ったその時……。
『ウバァッ!』
――バキッ ガランッ
壁が破られただと!?
「ライトさん!」
「修復は任せろ! 二人にも伝えろ! 手を休めるな!」
俺は急ぎ壁を修復する!
幸い今回は異形の侵入は許さなかった。
だが何故大群でもないのに壁を破られたのか?
疑問に思いつつ、異形達を攻撃し続ける。
『ウバァァッ……』
『ウルルォォォィッ……』
どうやら襲撃は終わったようだ。
異形達は踵を返し、森へと去っていった。
「や、やっと終わりましたね。って、きゃあ!?」
――ズルッ ベチャッ
屋根から降りてきたリディアが泥に足を取られ転んでしまう。
「大丈夫か?」
「あーん、泥だらけですぅ……」
そんなリディアを見てラルク達は笑っていた。
リディアを起こし、何故壁が破られたのか確認することに。
原因はすぐに分かった。
雨のせいだ。ここは川沿いであり、土地が低い。
窪地になっているんだ。
なるべく平らな場所を拠点に選んだつもりだった。
だが雨で地盤が弱くなることは想定していなかった。
壁は地面にから生える。だが支えとなる地盤が雨で弱くなれば防御力も下がるということだ。
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