5 / 93
木の壁の章
なんか耳の長い女の子
しおりを挟む
「ふんふふーん。らららー」
鼻歌なじりに森の中を歩く。
今なら森の熊さんとかが出てきても「ご機嫌よう」とか挨拶出来ちゃいそうな気分だ。
嘘です。熊、怖いです。
俺は大量のミンゴの実をゲットし、一度森を出て拠点を構えることにした。
どうやら俺の能力である【壁】を使えば、簡易的ではあるが住居を作れるみたいだ。
昨日は壁を横に走らせ、屋根を作ることも出来たし。
森も平原の境目を拠点にすれば、食糧確保も容易になるだろう。
そしてさらに嬉しいことに水を見つけたのだ。
ナショジオでエドが言っていたように森では水は窪地に溜まるようだ。
最近雨が降ったのかそこそこ大きい水溜まりがあった。
だが所詮水溜まり。地面の泥がしっかり溶け込んでいる茶色の泥水なのだ。
うーん、これを飲むには濾過してから煮沸しないと怖いな。
しかし泥水とはいえ、体を拭くのに使えるしさ。
とにかく手を加えれば飲み水として利用出来る。命を繋げる手段が増えたことが嬉しいんだ。
ちなみに水はスキルで作った入れ物に入れてある。
隙間から水が溢れることはないみたいで一安心だ。
少し明るい未来が見えたことで足取りは軽い。
さっさと森を出て、マイスイートホームの建設に取りかかるとしますか……?
――パキッ
ん? な、何かいるな。
茂みがガサガサと動いている。
も、もしかして獣の類いか?
逃げなくては……と思ったのだが、さらに試してみたいこともあったのを思い出した。
例えば獣なんかの俺に害をなす奴が現れたとする。
悲しいことに俺に戦う力は無い。だって出来るのは壁を作り出すことだけですし。
しかしだよ? もしかしたら俺を襲おうとする獣なんかを壁で囲ってしまえば、逃げる時間は稼げるかもしれない。
それに壁を壊すことが出来なければ、一方的に攻撃することだって可能だ。
例えば獣を見つけて壁で囲い閉じ込める。
ある程度ではあるが、壁の加工は自由自在。
穴を作って槍なんかで安全なところからチクチクすれば、怪我一つ負うことなくお肉をゲット出来るかもしれないじゃない!?
今のところ武器になるものは無い。お肉を食べるのは少し先になるだろう。
だが俺の豪華なディナーになるであろう獣がどんな姿をしているのか見てみたくなった。
一度鑑定して食べられるかどうかも調べてみたいしね。
ちょっと怖いが、勇気を振り絞って茂みを覗いてみる。
そこには……。
「あう……。ああぁ……」
そこにいたのは獣ではなかった。
っていうか、これって……。
人じゃん!
「女? って君! 大丈夫か!?」
地面に這いつくばり、呻き声をあげる女の子がいるではないか!?
ボロのような服を纏い、髪も肌も泥で汚れている。
助けなくちゃ。
俺は水を地面に置いて、女の子のもとに駆け寄る。
ん? 近くに寄って気付いたけど、この子ってなんか耳が長いな……。
もしかしたら彼女はファンタジーでお馴染みのエルフという種族なのかもしれん!
あくまでイメージでしかないが、エルフというのはスレンダーな美人さんだ。
ちょっと期待しつつも、発見した第一村人ならぬ第一異世界人を抱き起こす!
だが……。
「うあぁ……」
とエルフっぽい女の子は呻くばかり。
美人なのかもしれんが、服と体も泥だらけだなぁ。あんまりキュンと来なかった。
って違うだろ!? そんな邪なことを考えている場合ではない!
女の子が行き倒れてるんだから助けないと!
「き、君。大丈夫か? とにかく森から出よう。乗れるか?」
「あぅあー……」
俺はしゃがみつつ、背を向ける。
おんぶしてここから連れだそうとしたのだが、理解していないようだ。
言葉が通じないのだろうか?
だとしたら困ったぞ。異世界言語を覚える必要があるのかな? 学生の頃から英語すらまともに話せない俺に異世界言語習得なんて無理ゲー過ぎる。
仕方ないので多少強引に彼女を背負う。
――ムニュッ
「あばばっ!? ご、ごめん!」
「あぅぅ……」
焦ってしまった。このエルフっぽい女の子はかなりご立派なものをお持ちのようだ。
久しくこの素晴らしく柔らかい、男の夢が詰まったものは触っていないのだ。
前回エッチなことをしたのは何年前なのだろう?
40になってセカンド童貞街道まっしぐらな俺にとって、巨乳の刺激は強すぎるものだった。
幸いなことに女の子は俺が焦っていることに気がついていないようだし、このまま森の外に向かおうかな。
何とか彼女とコミュニケーションが取れるといいのだが。
そんなことを思いつつ、歩くこと一時間。
ようやく森の切れ目が見えてきた。
ふー、半日ぶりの広野だ。
ここなら森の中よりは安全かな? 壁も建てやすいし。
彼女を下ろし、俺は壁を作り出す……前に。
今日は俺一人じゃないし、少し広めに作ったほうがいいだろうな。
そうだ! いいこと思い付いたぞ!
「君、ちょっと待っててね」
「あぅあー?」
女の子を座らせ、能力を発動!
「壁! 壁! 壁!」
――ズゴォンッ!
連続して壁を作り出す。一辺が五メートルはある大きな壁が出来上がった。
同じように四方を壁で囲う。この壁は柵として利用するのだ。
もし獣や未知の魔物が出たとしても柵と住居で二重の防御が出来る。
そして囲いの中に簡易的な住居を建てる。
昨日は天井も作れたので、今回は床板も作ってみた。
ちなみに明かり取りのため、三方のみ壁で囲う。もし柵が破られたら即座に壁を作り出せばいい。
「出来たー。ねえ、君。中に入っていいよ」
「あうぁー」
うーん、伝わってないなー。
仕方ない。彼女の手を引いて中に入ることにした。
それにしても彼女は汚れているな。
せめて泥を落としてあげないと。
俺は森から持ってきた水を使い、彼女を拭いてあげることにした。
タオルは無いので、仕方なくインナーを脱いで水に浸す。
軽く絞ってから……。
「ちょっとごめんね」
「あうぅ」
まずは泥に汚れた顔を拭く。
ははは、なんか子供にしてるみたいだな。
結婚なんかしたことないけど、家庭を持っていたらこんなことをしたのかもな……なんて思っていた時期が俺にもありました。
「ちょっ……。き、君って……」
「あうぁ?」
言葉を失った俺を彼女は不思議そうに俺を見つめる。
綺麗に汚れを落とした彼女。
艶やかな金色の髪、吸い込まれるような水色の瞳。そして溢れんばかりのたわわな胸。
めっちゃ美人だった。
鼻歌なじりに森の中を歩く。
今なら森の熊さんとかが出てきても「ご機嫌よう」とか挨拶出来ちゃいそうな気分だ。
嘘です。熊、怖いです。
俺は大量のミンゴの実をゲットし、一度森を出て拠点を構えることにした。
どうやら俺の能力である【壁】を使えば、簡易的ではあるが住居を作れるみたいだ。
昨日は壁を横に走らせ、屋根を作ることも出来たし。
森も平原の境目を拠点にすれば、食糧確保も容易になるだろう。
そしてさらに嬉しいことに水を見つけたのだ。
ナショジオでエドが言っていたように森では水は窪地に溜まるようだ。
最近雨が降ったのかそこそこ大きい水溜まりがあった。
だが所詮水溜まり。地面の泥がしっかり溶け込んでいる茶色の泥水なのだ。
うーん、これを飲むには濾過してから煮沸しないと怖いな。
しかし泥水とはいえ、体を拭くのに使えるしさ。
とにかく手を加えれば飲み水として利用出来る。命を繋げる手段が増えたことが嬉しいんだ。
ちなみに水はスキルで作った入れ物に入れてある。
隙間から水が溢れることはないみたいで一安心だ。
少し明るい未来が見えたことで足取りは軽い。
さっさと森を出て、マイスイートホームの建設に取りかかるとしますか……?
――パキッ
ん? な、何かいるな。
茂みがガサガサと動いている。
も、もしかして獣の類いか?
逃げなくては……と思ったのだが、さらに試してみたいこともあったのを思い出した。
例えば獣なんかの俺に害をなす奴が現れたとする。
悲しいことに俺に戦う力は無い。だって出来るのは壁を作り出すことだけですし。
しかしだよ? もしかしたら俺を襲おうとする獣なんかを壁で囲ってしまえば、逃げる時間は稼げるかもしれない。
それに壁を壊すことが出来なければ、一方的に攻撃することだって可能だ。
例えば獣を見つけて壁で囲い閉じ込める。
ある程度ではあるが、壁の加工は自由自在。
穴を作って槍なんかで安全なところからチクチクすれば、怪我一つ負うことなくお肉をゲット出来るかもしれないじゃない!?
今のところ武器になるものは無い。お肉を食べるのは少し先になるだろう。
だが俺の豪華なディナーになるであろう獣がどんな姿をしているのか見てみたくなった。
一度鑑定して食べられるかどうかも調べてみたいしね。
ちょっと怖いが、勇気を振り絞って茂みを覗いてみる。
そこには……。
「あう……。ああぁ……」
そこにいたのは獣ではなかった。
っていうか、これって……。
人じゃん!
「女? って君! 大丈夫か!?」
地面に這いつくばり、呻き声をあげる女の子がいるではないか!?
ボロのような服を纏い、髪も肌も泥で汚れている。
助けなくちゃ。
俺は水を地面に置いて、女の子のもとに駆け寄る。
ん? 近くに寄って気付いたけど、この子ってなんか耳が長いな……。
もしかしたら彼女はファンタジーでお馴染みのエルフという種族なのかもしれん!
あくまでイメージでしかないが、エルフというのはスレンダーな美人さんだ。
ちょっと期待しつつも、発見した第一村人ならぬ第一異世界人を抱き起こす!
だが……。
「うあぁ……」
とエルフっぽい女の子は呻くばかり。
美人なのかもしれんが、服と体も泥だらけだなぁ。あんまりキュンと来なかった。
って違うだろ!? そんな邪なことを考えている場合ではない!
女の子が行き倒れてるんだから助けないと!
「き、君。大丈夫か? とにかく森から出よう。乗れるか?」
「あぅあー……」
俺はしゃがみつつ、背を向ける。
おんぶしてここから連れだそうとしたのだが、理解していないようだ。
言葉が通じないのだろうか?
だとしたら困ったぞ。異世界言語を覚える必要があるのかな? 学生の頃から英語すらまともに話せない俺に異世界言語習得なんて無理ゲー過ぎる。
仕方ないので多少強引に彼女を背負う。
――ムニュッ
「あばばっ!? ご、ごめん!」
「あぅぅ……」
焦ってしまった。このエルフっぽい女の子はかなりご立派なものをお持ちのようだ。
久しくこの素晴らしく柔らかい、男の夢が詰まったものは触っていないのだ。
前回エッチなことをしたのは何年前なのだろう?
40になってセカンド童貞街道まっしぐらな俺にとって、巨乳の刺激は強すぎるものだった。
幸いなことに女の子は俺が焦っていることに気がついていないようだし、このまま森の外に向かおうかな。
何とか彼女とコミュニケーションが取れるといいのだが。
そんなことを思いつつ、歩くこと一時間。
ようやく森の切れ目が見えてきた。
ふー、半日ぶりの広野だ。
ここなら森の中よりは安全かな? 壁も建てやすいし。
彼女を下ろし、俺は壁を作り出す……前に。
今日は俺一人じゃないし、少し広めに作ったほうがいいだろうな。
そうだ! いいこと思い付いたぞ!
「君、ちょっと待っててね」
「あぅあー?」
女の子を座らせ、能力を発動!
「壁! 壁! 壁!」
――ズゴォンッ!
連続して壁を作り出す。一辺が五メートルはある大きな壁が出来上がった。
同じように四方を壁で囲う。この壁は柵として利用するのだ。
もし獣や未知の魔物が出たとしても柵と住居で二重の防御が出来る。
そして囲いの中に簡易的な住居を建てる。
昨日は天井も作れたので、今回は床板も作ってみた。
ちなみに明かり取りのため、三方のみ壁で囲う。もし柵が破られたら即座に壁を作り出せばいい。
「出来たー。ねえ、君。中に入っていいよ」
「あうぁー」
うーん、伝わってないなー。
仕方ない。彼女の手を引いて中に入ることにした。
それにしても彼女は汚れているな。
せめて泥を落としてあげないと。
俺は森から持ってきた水を使い、彼女を拭いてあげることにした。
タオルは無いので、仕方なくインナーを脱いで水に浸す。
軽く絞ってから……。
「ちょっとごめんね」
「あうぅ」
まずは泥に汚れた顔を拭く。
ははは、なんか子供にしてるみたいだな。
結婚なんかしたことないけど、家庭を持っていたらこんなことをしたのかもな……なんて思っていた時期が俺にもありました。
「ちょっ……。き、君って……」
「あうぁ?」
言葉を失った俺を彼女は不思議そうに俺を見つめる。
綺麗に汚れを落とした彼女。
艶やかな金色の髪、吸い込まれるような水色の瞳。そして溢れんばかりのたわわな胸。
めっちゃ美人だった。
0
お気に入りに追加
440
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる