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10.リザードマンのお仕事
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村中のリザードマン達と大騒ぎした翌朝。
俺はリーサや子供達、リードと穏やかな時間を過ごしていた。
ちなみにリードは急に笑い出すおかしなリザードマンとして、子供二人のお気に入りだ。
もちろん、リードが子供達に危害を加えようとしても、その前に抑止力がかかるので、子供達がケガをする心配はない。
リードは抵抗を諦めたのか、子供達の相手を渋々しようとするのだが、そうやって普通になると子供達は退屈するようで。
「……ほら、だっこしてやる。こちらへ来い」
「えー、ふつうすぎてつまんなーい。もっとおもしろいことして!」
「お、おもしろいって……オレはおもちゃじゃねえ……って、あひゃひゃひゃ!?」
「あはは! やっぱりリードおじちゃん、おもしろーい!」
どうやらリードが唐突に笑い出すのがお気に入りみたいだな。
リードはそう言われる度に、一層イライラするのか、何かを言おうとして、またあひゃひゃと一層大きく笑い出す。
……いい加減、学習しないんだろうか、この元ワニは。
俺がそんなリード達のやり取りを呆れた様子で眺めていると、外から声が聞こえてきた。
「おーい、リザーク! 狩りに行くぞー!」
どうやら、リザードマンとしての仕事の時間が来たみたいだ。
狩りとはいうが、一体どんなことをするんだろうか?
とにかく、行ってみるとしよう。
「それじゃリーサ、俺は出かけてくる。何かあったらリードをこき使ってくれ。どんな雑用でもしっかりやってくれるだろう。な、リード?」
「お、オレが雑用係だと!? お前、なめた口を……あひゃひゃひゃ!?」
いつものように笑いが止まらないリードを呆れた目で見た後、俺はリーサ達に見送られながら外へと出ていく。
外に出ると、三人のリザードマン達が待っていた。
「随分楽しそうにやってるようで何よりだな! それより、もう準備は大丈夫そうか、リザーク?」
「準備……といっても、正直俺には何が必要なのかも分かってなかったりするんだよな……」
「そりゃそうか。なら、今回はおれの道具を貸してやる。きっとリザークの家にも道具がしまってあるはずだから、次回からは自分のを持って来いよ!」
「ああ、分かった。恩に着る」
どうやらこれから行う狩りには道具が必要らしい。
一応リザークの死骸が当時身に着けていた武器、防具は身に着けているのだが、それとは別の道具が必要みたいだな。
三人のリザードマンとも、長い槍のようなものを持っているから、槍が必要だったのかもしれない。
リザードマン達についてしばらく歩いていくと、小さな池のような所にたどり着く。
……げっ、この流れからして、池に潜ることになるんじゃ!?
俺がそんな嫌な予感を感じていると、リザードマンの中の一人が、腰につけているロープのようなものを他のリザードマンに渡す。
それからためらうことなく池の中に飛び込んでいった!?
「……だっ、大丈夫なのか!?」
「ああ、見ていなって」
池に飛び込んだリザードマンを心配した俺だったのだが、他の二人は全く心配する素振りは見せていない。
恐らく、これは彼らの日常だし、相当慣れているから心配ないことなんだろう。
そのまま待つこと数分。
リザードマンが持っているロープが三回ほど震えたのが確認できた。
その瞬間、ロープを持っているリザードマンが一気にロープを引き上げると、大きな魚を抱えたリザードマンが池から出てくる!
「おお、随分な大物じゃねえか!」
「だろ? こんな大物は久しぶりだぜ」
ヘヘッと得意気な様子を見せるリザードマンだったが、池から引き揚げた魚を素早く網のようなものに入れて、逃げられないようにしていた。
一連の動作は手慣れていて、本当に池の魚狩りに慣れている様子がうかがえる。
それからもう一人のリザードマンが池に潜り、そして引き上げても何も魚を持っていないで帰ってきたようだ。
どうやら、そう簡単に狩りは成功しないものらしい。
そして、三人目のリザードマンが池に潜ろうとした時。
「それじゃ、今度はおれの番な! リザーク、引き上げるのは任せるぞ!」
「えっ!? えーと、ロープが三回震えたら、引き上げれば良いんだな?」
「さすが、覚えが早いな! それじゃ、行ってくる!」
ザブンと池に飛び込んでいくリザードマン。
そして数分経つと、ロープが三回ほど震えたので、思いっきり引っ張ってみた。
……うっ、なかなか重い!?
予想以上の重さに堪える俺だったが、何とか池からリザードマンを引き上げることができた。
池からあがったリザードマンの手には、手のひらサイズの小さな魚があった。
「……ちぇっ、こんなやつしか捕れなかったよ。それじゃ、今度はいよいよリザークの番な!」
「うっ、ずいぶんといきなりだな……」
「まあ、最初は捕れなくて当たり前だから、気を楽にしていこーぜ! とりあえず潜るのに慣れる所から始められたら十分だ。苦しくなりそうだったら、早めにロープを引っ張って知らせるんだぞ!」
「ああ、分かった。……頑張ってみる」
みんな一回ずつ潜りに行ってるから、次は俺の番かと思っていたら、案の定だった。
やっぱりこういう流れになったか。
嫌な予感って当たるものだよなぁ……。
まあ、仕方ない。
やれるだけやってみるか。
もしかしたら、やれる可能性があるかもしれないしな。
全く気は進まないけど。
俺は防具をぬぎ、身軽な格好になった後、リザードマンの一人から狩り用の槍、ロープ、網などを受け取り、身につける。
そして、深呼吸して気持ちを落ち着かせてから、池に潜ることにした!
―――ちなみに俺、人間の頃はカナヅチである。
だから、分かってはいたけど……。
「……すまない。俺にはこの狩りはできないみたいだ」
潜ってすぐにおぼれそうになった俺は、すぐさま助けを求め、何の成果もないまま、狩りを終えることになった。
……人には向き不向きってあるよな。
スライムに転生しても、どうやら俺のカナヅチは変わりないようだった。
転生したら、もしかしていける可能性があるかもしれないと微かに思ったが、そう現実は甘くなかったようだな。
残念。
「……リザークにもできないことってあるんだな。ちょっと安心した」
「えっ、安心したってなんだよ!? できないことがあるのは当然じゃないか!?」
「いや、気にしないでくれ。それより、陸上での狩りもこれからやるそうだ。それに参加してみるか?」
「陸上での狩り……それなら俺にもできそうだな。是非参加させてくれ!」
なんかまるで俺が最初からそういう狩りをできるものだと思っていたみたいだな、リザードマン達は。
そんな訳ないのにな。
それにしても、陸上での狩りか。
それなら潜る必要もないし、カナヅチである俺でもできそうだよな。
名誉挽回のチャンスだ!
「随分とやる気があるんだな。なら、狩りする連中に伝えておくから、リザークは一旦家に戻って休んでくるといい」
「ありがとな。そうさせてもらうことにするよ」
お言葉に甘えて、道具の返却などをした後、家まで戻った俺。
俺が家まで戻ると、リーサが待っていて、すぐに体を拭いてくれた。
「おかえりなさい。初めての狩りだったんでしょう? どうだった?」
「いや、ダメだった。俺、泳げないから、水中の狩りはできないみたいだ」
「そうなの……? ふふっ、なんでもできそうなあなたにも弱点ってあるものなのね」
「えっ? いや、俺、そんな万能なヤツだと思われていたのか? 全然苦手なことだってたくさんあるんだが……」
「ええ。だってリザーク、たった一人でクロコダイルやレッドベアを倒しちゃうし、傷だって癒せちゃうんでしょ? なんか、リザークがはるか高みにいるように思えちゃって。だから少し安心したの」
そう言って微笑むリーサ。
……なるほど、みんな俺のことをそんな風に思っていたのか。
確かにやったことだけを羅列されると、確かに普通のリザードマン離れしているように聞こえる。
でも、それは俺がスライムだからってだけだし、スライムだからこそ、できないこともあると思う。
さっきの水中での狩りとかもそうだ。
……まあ、それは俺が個人的に泳げないだけなんだけど。
できないことはできる人に任せれば良い。
別に全てを俺一人でやる必要はないんだからな。
俺はリーサや子供達、リードと穏やかな時間を過ごしていた。
ちなみにリードは急に笑い出すおかしなリザードマンとして、子供二人のお気に入りだ。
もちろん、リードが子供達に危害を加えようとしても、その前に抑止力がかかるので、子供達がケガをする心配はない。
リードは抵抗を諦めたのか、子供達の相手を渋々しようとするのだが、そうやって普通になると子供達は退屈するようで。
「……ほら、だっこしてやる。こちらへ来い」
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どうやらリードが唐突に笑い出すのがお気に入りみたいだな。
リードはそう言われる度に、一層イライラするのか、何かを言おうとして、またあひゃひゃと一層大きく笑い出す。
……いい加減、学習しないんだろうか、この元ワニは。
俺がそんなリード達のやり取りを呆れた様子で眺めていると、外から声が聞こえてきた。
「おーい、リザーク! 狩りに行くぞー!」
どうやら、リザードマンとしての仕事の時間が来たみたいだ。
狩りとはいうが、一体どんなことをするんだろうか?
とにかく、行ってみるとしよう。
「それじゃリーサ、俺は出かけてくる。何かあったらリードをこき使ってくれ。どんな雑用でもしっかりやってくれるだろう。な、リード?」
「お、オレが雑用係だと!? お前、なめた口を……あひゃひゃひゃ!?」
いつものように笑いが止まらないリードを呆れた目で見た後、俺はリーサ達に見送られながら外へと出ていく。
外に出ると、三人のリザードマン達が待っていた。
「随分楽しそうにやってるようで何よりだな! それより、もう準備は大丈夫そうか、リザーク?」
「準備……といっても、正直俺には何が必要なのかも分かってなかったりするんだよな……」
「そりゃそうか。なら、今回はおれの道具を貸してやる。きっとリザークの家にも道具がしまってあるはずだから、次回からは自分のを持って来いよ!」
「ああ、分かった。恩に着る」
どうやらこれから行う狩りには道具が必要らしい。
一応リザークの死骸が当時身に着けていた武器、防具は身に着けているのだが、それとは別の道具が必要みたいだな。
三人のリザードマンとも、長い槍のようなものを持っているから、槍が必要だったのかもしれない。
リザードマン達についてしばらく歩いていくと、小さな池のような所にたどり着く。
……げっ、この流れからして、池に潜ることになるんじゃ!?
俺がそんな嫌な予感を感じていると、リザードマンの中の一人が、腰につけているロープのようなものを他のリザードマンに渡す。
それからためらうことなく池の中に飛び込んでいった!?
「……だっ、大丈夫なのか!?」
「ああ、見ていなって」
池に飛び込んだリザードマンを心配した俺だったのだが、他の二人は全く心配する素振りは見せていない。
恐らく、これは彼らの日常だし、相当慣れているから心配ないことなんだろう。
そのまま待つこと数分。
リザードマンが持っているロープが三回ほど震えたのが確認できた。
その瞬間、ロープを持っているリザードマンが一気にロープを引き上げると、大きな魚を抱えたリザードマンが池から出てくる!
「おお、随分な大物じゃねえか!」
「だろ? こんな大物は久しぶりだぜ」
ヘヘッと得意気な様子を見せるリザードマンだったが、池から引き揚げた魚を素早く網のようなものに入れて、逃げられないようにしていた。
一連の動作は手慣れていて、本当に池の魚狩りに慣れている様子がうかがえる。
それからもう一人のリザードマンが池に潜り、そして引き上げても何も魚を持っていないで帰ってきたようだ。
どうやら、そう簡単に狩りは成功しないものらしい。
そして、三人目のリザードマンが池に潜ろうとした時。
「それじゃ、今度はおれの番な! リザーク、引き上げるのは任せるぞ!」
「えっ!? えーと、ロープが三回震えたら、引き上げれば良いんだな?」
「さすが、覚えが早いな! それじゃ、行ってくる!」
ザブンと池に飛び込んでいくリザードマン。
そして数分経つと、ロープが三回ほど震えたので、思いっきり引っ張ってみた。
……うっ、なかなか重い!?
予想以上の重さに堪える俺だったが、何とか池からリザードマンを引き上げることができた。
池からあがったリザードマンの手には、手のひらサイズの小さな魚があった。
「……ちぇっ、こんなやつしか捕れなかったよ。それじゃ、今度はいよいよリザークの番な!」
「うっ、ずいぶんといきなりだな……」
「まあ、最初は捕れなくて当たり前だから、気を楽にしていこーぜ! とりあえず潜るのに慣れる所から始められたら十分だ。苦しくなりそうだったら、早めにロープを引っ張って知らせるんだぞ!」
「ああ、分かった。……頑張ってみる」
みんな一回ずつ潜りに行ってるから、次は俺の番かと思っていたら、案の定だった。
やっぱりこういう流れになったか。
嫌な予感って当たるものだよなぁ……。
まあ、仕方ない。
やれるだけやってみるか。
もしかしたら、やれる可能性があるかもしれないしな。
全く気は進まないけど。
俺は防具をぬぎ、身軽な格好になった後、リザードマンの一人から狩り用の槍、ロープ、網などを受け取り、身につける。
そして、深呼吸して気持ちを落ち着かせてから、池に潜ることにした!
―――ちなみに俺、人間の頃はカナヅチである。
だから、分かってはいたけど……。
「……すまない。俺にはこの狩りはできないみたいだ」
潜ってすぐにおぼれそうになった俺は、すぐさま助けを求め、何の成果もないまま、狩りを終えることになった。
……人には向き不向きってあるよな。
スライムに転生しても、どうやら俺のカナヅチは変わりないようだった。
転生したら、もしかしていける可能性があるかもしれないと微かに思ったが、そう現実は甘くなかったようだな。
残念。
「……リザークにもできないことってあるんだな。ちょっと安心した」
「えっ、安心したってなんだよ!? できないことがあるのは当然じゃないか!?」
「いや、気にしないでくれ。それより、陸上での狩りもこれからやるそうだ。それに参加してみるか?」
「陸上での狩り……それなら俺にもできそうだな。是非参加させてくれ!」
なんかまるで俺が最初からそういう狩りをできるものだと思っていたみたいだな、リザードマン達は。
そんな訳ないのにな。
それにしても、陸上での狩りか。
それなら潜る必要もないし、カナヅチである俺でもできそうだよな。
名誉挽回のチャンスだ!
「随分とやる気があるんだな。なら、狩りする連中に伝えておくから、リザークは一旦家に戻って休んでくるといい」
「ありがとな。そうさせてもらうことにするよ」
お言葉に甘えて、道具の返却などをした後、家まで戻った俺。
俺が家まで戻ると、リーサが待っていて、すぐに体を拭いてくれた。
「おかえりなさい。初めての狩りだったんでしょう? どうだった?」
「いや、ダメだった。俺、泳げないから、水中の狩りはできないみたいだ」
「そうなの……? ふふっ、なんでもできそうなあなたにも弱点ってあるものなのね」
「えっ? いや、俺、そんな万能なヤツだと思われていたのか? 全然苦手なことだってたくさんあるんだが……」
「ええ。だってリザーク、たった一人でクロコダイルやレッドベアを倒しちゃうし、傷だって癒せちゃうんでしょ? なんか、リザークがはるか高みにいるように思えちゃって。だから少し安心したの」
そう言って微笑むリーサ。
……なるほど、みんな俺のことをそんな風に思っていたのか。
確かにやったことだけを羅列されると、確かに普通のリザードマン離れしているように聞こえる。
でも、それは俺がスライムだからってだけだし、スライムだからこそ、できないこともあると思う。
さっきの水中での狩りとかもそうだ。
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