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第1章〜仮入部〜
楽器決めに起こった事件
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友達が欲しい!!
いや私は決してぼっちではない海唯菜とは昔からの親友だし他にも友達はいるよ。でも私って昔から人を疑っちゃうっていうかなんか人を信用出来ないんだよね。だから楽器が決まって同じパートになった子とは仲良くなって信じ合える友達になれたらいいなって思ってるの!
「海唯菜っ!おはよー」
「あっ柚子!おはよ今日私本入部届けを出そうと思うの早く自分の楽器決まりたいし!」
「えっ!偶然!私も今日出そうと思ってたの!」
「ほんとー?笑」
今日もそんな会話をしながら学校へ向かう
「早く放課後にならないかな」
そんなことを思いながら授業を受ける柚子であった
放課後
「今日は本入部届けを出してくれた人が3人もいました!先生とっても嬉しいです仮入部期間は明日で終わりなので皆さん明日には本入部する部活を決めましょう」
『はーい』
帰り道
「柚子ーもう1人って誰かな?」
「うーん。わかんなーい。明日になればわかるでしょ」
「そうだね!何人くらい吹部はいるのかな」
海唯菜とそんな話をしながら帰る私は家に帰りスマホを手に取った。すると1件のメールが届いてることに気がついた
「えっ?渚先輩?!なんで私のメアド知ってるの?/////」
柚子は嬉しくてメールを開いてみた。本文を見てみると
【柚子!渚です!勝手にメアド追加してごめんな🙏これ友達に教えてもらったのよ!これから色々連絡すると思うからよろしくな!】
柚子は嬉しすぎてその場に立ち尽くした
「先輩!嬉しすぎます!」
柚子はそのまま眠りについた
次の日
「紗希おはよ」
「柚子!柚子は本入部もうした?」
「うん吹部だよー紗希は?」
「私も今日吹部に本入部だよ希望の楽器とか決めた?」
「うん!第1希望はHr!第2がユーフォかな?」
「そっか!私は第1希望Percで第2希望はHr!トランペットとチューバは絶対にやだ!」
「そっかーじゃあまた放課後部活で会おうねー」
「はーい!また後でね」
そう言って別れた私たち。そして今日は運命の楽器決めの日である。
放課後
「吹奏楽部新入部員の皆さんこんにちは!吹奏楽部部長の新井結芽奈です!皆さんよろしくお願いします!今年は新入部員が10人も入ってくれました!とても嬉しいです!皆さん一緒にがんばりましょう!」
『はい!よろしくお願いします!』
今年吹部に入ったのは
蒼井 夏南
石川 蓮
如月 柚子
佐藤 美月
高橋 海唯菜
野村 優太
前川 紗希
桃園麻衣
柳木 結衣
吉川 麗奈
の男子2人女子8人の計10人だ
その中でも高橋海唯菜と前川紗希とは小学校の頃からの友達だ
パンパンッ
ガヤガヤしていた音楽室に注目の声がかかった。
「新入部員の皆さんこんにちは。顧問の湯本茜です。皆さんとは3年間楽しくやって行けたらいいなと思っています。そこでまず新入部員の皆さんにミッションです。楽器を決めるにあたってどれだけ楽譜を読めるのかなどを知りたいので今から配る《リズムパターン》の譜面を今から一週間後顧問2人の前でやってもらいます。」
『えっ…?!』
みんなはびっくりした。
その日の帰り道私は海唯菜と一緒に帰っていた。
「今から一週間後にテスト?!海唯菜どうしよう…。」
「柚子なら大丈夫だって!一緒に頑張ろ!!」
「うん!そうだね!一緒に頑張ろう!」
家に帰ると1件のメールが届いていた
【蓮です!柚子!よろしくな!勝手に追加してゴメンな🙏突然だけどリズムパターン教えて貰ってもいい?柚子そういうの得意そうじゃん!おねがい!】
「えっ!蓮…くん?」
私は急いでメールを打った
【柚子です!これからよろしくね!リズムパターン私も怪しいけれど一緒に頑張ろ!!】
一週間後
「さて皆さん今日は楽器決めと、リズムパターンのテストの日ですよでは皆さん名前順で廊下に一人づつリズムパターンの紙をもって来てください」
「柚子緊張するねどうしよう…」
「海唯菜なら行けるって!あれ?紗希…紗希!どうしたの?」
「あっ…なんでもない。大丈夫だから。それで麻衣ちゃん…」
嫌な感じ…小学校の頃はあんなに仲が良かったのに中学校に入ってから何か変だな紗希。
そんなことを思いながら待っていると蓮君から「柚子!次柚子の番だよ!頑張って」
と呼ばれた
「うん!ありがと!頑張ってくるね!」
そう言って私は廊下に出た。
「これから楽器決め兼リズムパターンのテストを始めます。よろしくお願いします」
「よっ…よろしくお願いします!」
「ではまず。希望の楽器を第1希望から第5希望まで教えてください。」
「はい。第1希望はHrで第2希望はユーフォ。第3希望は…」
「佐藤さん?次佐藤さんの番だよ!」
「あっ…ありがとう」
緊張の中楽器決めとテストが終わった。
「柚子ー!緊張した?」
「海唯菜!めっちゃ緊張したよー!でもね普段通りにやってれば絶対平気だよ!頑張れ!」
そんなことを話しながら海唯菜の番も終わり柳木結衣ちゃんの番になった時事件は起こった。
キャ━━━━━━ァァ!!!
「えっと…この声は麻衣ちゃん?どうしたの?」
慌てて麻衣ちゃんのところへ駆け寄ってみると麻衣ちゃんは半泣きの状態で紗希のことを睨みつけていた。
「麻衣ちゃん?どうしたの?よければ私に話を聞かせてくれる?」
「えっと…あなたは柚子ちゃん?あのね私紗希ちゃんに『私リズムパターンの紙を忘れたから貸してくれない?』って言われたの。私気が弱いからさ嫌だって言えなくてこんな大事な日に大切な紙を忘れるなんて吹部失格だと思ったけど紙を貸したの。そして返してもらったんだけど返される時にありがとうも言われないで無言で投げられるように返されたの。それだけでもひどいと思うよね?」
「うん…」
紗希こんな人だっけ?と海唯菜と話しながら麻衣ちゃんの話を聞く。
「続きを聞かせて」
と海唯菜が聞く
「うん…。それで紙を返されて紗希ちゃんの次私の番だから廊下に行ったのそしたら先生に『なんであなたが紗希さんの紙をもっているのですか?』って聞かれてえっ?!って思って名前の書くところを確認したのそしたらそこに私の名前をわざわざかき消して上から《前川紗希》って書いたあとがあったの」
『えっ?!』
私達は麻衣ちゃんが言っていることが信じられなかった
「先生に相談しよう」
海唯菜が口を開いた
私達は先生に相談しに行った。先生はその事も考えたのか分からないけど担当楽器の発表は次の日に伸ばした
いや私は決してぼっちではない海唯菜とは昔からの親友だし他にも友達はいるよ。でも私って昔から人を疑っちゃうっていうかなんか人を信用出来ないんだよね。だから楽器が決まって同じパートになった子とは仲良くなって信じ合える友達になれたらいいなって思ってるの!
「海唯菜っ!おはよー」
「あっ柚子!おはよ今日私本入部届けを出そうと思うの早く自分の楽器決まりたいし!」
「えっ!偶然!私も今日出そうと思ってたの!」
「ほんとー?笑」
今日もそんな会話をしながら学校へ向かう
「早く放課後にならないかな」
そんなことを思いながら授業を受ける柚子であった
放課後
「今日は本入部届けを出してくれた人が3人もいました!先生とっても嬉しいです仮入部期間は明日で終わりなので皆さん明日には本入部する部活を決めましょう」
『はーい』
帰り道
「柚子ーもう1人って誰かな?」
「うーん。わかんなーい。明日になればわかるでしょ」
「そうだね!何人くらい吹部はいるのかな」
海唯菜とそんな話をしながら帰る私は家に帰りスマホを手に取った。すると1件のメールが届いてることに気がついた
「えっ?渚先輩?!なんで私のメアド知ってるの?/////」
柚子は嬉しくてメールを開いてみた。本文を見てみると
【柚子!渚です!勝手にメアド追加してごめんな🙏これ友達に教えてもらったのよ!これから色々連絡すると思うからよろしくな!】
柚子は嬉しすぎてその場に立ち尽くした
「先輩!嬉しすぎます!」
柚子はそのまま眠りについた
次の日
「紗希おはよ」
「柚子!柚子は本入部もうした?」
「うん吹部だよー紗希は?」
「私も今日吹部に本入部だよ希望の楽器とか決めた?」
「うん!第1希望はHr!第2がユーフォかな?」
「そっか!私は第1希望Percで第2希望はHr!トランペットとチューバは絶対にやだ!」
「そっかーじゃあまた放課後部活で会おうねー」
「はーい!また後でね」
そう言って別れた私たち。そして今日は運命の楽器決めの日である。
放課後
「吹奏楽部新入部員の皆さんこんにちは!吹奏楽部部長の新井結芽奈です!皆さんよろしくお願いします!今年は新入部員が10人も入ってくれました!とても嬉しいです!皆さん一緒にがんばりましょう!」
『はい!よろしくお願いします!』
今年吹部に入ったのは
蒼井 夏南
石川 蓮
如月 柚子
佐藤 美月
高橋 海唯菜
野村 優太
前川 紗希
桃園麻衣
柳木 結衣
吉川 麗奈
の男子2人女子8人の計10人だ
その中でも高橋海唯菜と前川紗希とは小学校の頃からの友達だ
パンパンッ
ガヤガヤしていた音楽室に注目の声がかかった。
「新入部員の皆さんこんにちは。顧問の湯本茜です。皆さんとは3年間楽しくやって行けたらいいなと思っています。そこでまず新入部員の皆さんにミッションです。楽器を決めるにあたってどれだけ楽譜を読めるのかなどを知りたいので今から配る《リズムパターン》の譜面を今から一週間後顧問2人の前でやってもらいます。」
『えっ…?!』
みんなはびっくりした。
その日の帰り道私は海唯菜と一緒に帰っていた。
「今から一週間後にテスト?!海唯菜どうしよう…。」
「柚子なら大丈夫だって!一緒に頑張ろ!!」
「うん!そうだね!一緒に頑張ろう!」
家に帰ると1件のメールが届いていた
【蓮です!柚子!よろしくな!勝手に追加してゴメンな🙏突然だけどリズムパターン教えて貰ってもいい?柚子そういうの得意そうじゃん!おねがい!】
「えっ!蓮…くん?」
私は急いでメールを打った
【柚子です!これからよろしくね!リズムパターン私も怪しいけれど一緒に頑張ろ!!】
一週間後
「さて皆さん今日は楽器決めと、リズムパターンのテストの日ですよでは皆さん名前順で廊下に一人づつリズムパターンの紙をもって来てください」
「柚子緊張するねどうしよう…」
「海唯菜なら行けるって!あれ?紗希…紗希!どうしたの?」
「あっ…なんでもない。大丈夫だから。それで麻衣ちゃん…」
嫌な感じ…小学校の頃はあんなに仲が良かったのに中学校に入ってから何か変だな紗希。
そんなことを思いながら待っていると蓮君から「柚子!次柚子の番だよ!頑張って」
と呼ばれた
「うん!ありがと!頑張ってくるね!」
そう言って私は廊下に出た。
「これから楽器決め兼リズムパターンのテストを始めます。よろしくお願いします」
「よっ…よろしくお願いします!」
「ではまず。希望の楽器を第1希望から第5希望まで教えてください。」
「はい。第1希望はHrで第2希望はユーフォ。第3希望は…」
「佐藤さん?次佐藤さんの番だよ!」
「あっ…ありがとう」
緊張の中楽器決めとテストが終わった。
「柚子ー!緊張した?」
「海唯菜!めっちゃ緊張したよー!でもね普段通りにやってれば絶対平気だよ!頑張れ!」
そんなことを話しながら海唯菜の番も終わり柳木結衣ちゃんの番になった時事件は起こった。
キャ━━━━━━ァァ!!!
「えっと…この声は麻衣ちゃん?どうしたの?」
慌てて麻衣ちゃんのところへ駆け寄ってみると麻衣ちゃんは半泣きの状態で紗希のことを睨みつけていた。
「麻衣ちゃん?どうしたの?よければ私に話を聞かせてくれる?」
「えっと…あなたは柚子ちゃん?あのね私紗希ちゃんに『私リズムパターンの紙を忘れたから貸してくれない?』って言われたの。私気が弱いからさ嫌だって言えなくてこんな大事な日に大切な紙を忘れるなんて吹部失格だと思ったけど紙を貸したの。そして返してもらったんだけど返される時にありがとうも言われないで無言で投げられるように返されたの。それだけでもひどいと思うよね?」
「うん…」
紗希こんな人だっけ?と海唯菜と話しながら麻衣ちゃんの話を聞く。
「続きを聞かせて」
と海唯菜が聞く
「うん…。それで紙を返されて紗希ちゃんの次私の番だから廊下に行ったのそしたら先生に『なんであなたが紗希さんの紙をもっているのですか?』って聞かれてえっ?!って思って名前の書くところを確認したのそしたらそこに私の名前をわざわざかき消して上から《前川紗希》って書いたあとがあったの」
『えっ?!』
私達は麻衣ちゃんが言っていることが信じられなかった
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