たった一分の勇気。

 好きなあの娘にただ「好きだ」と伝えることが出来なくて、いつしか失恋する日々。
 あの日、あの時、あの場所で、あともう少しの勇気さえあれば未来は変わっていたかもしれない。

 そんなボクがある日一冊の本と出会った。

 タイトルに惹かれ、ふと手に取ったその本がボクを『勇者』へと導いてくれるなんてその時のボクには思いもよらなかった。

<<この物語は少しの勇気が無かったために、迷い傷つきながら遠回りをして、そして『勇者』になった少年の物語>>
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