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本編
18.樹海の店と狐面店主
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しばらく景色を見ながら歩いていると案内役の鹿が立ち止まった
"ここから先に向かわれますとお店に着くことができます、では私はこれで失礼します"
といい一瞬の瞬きの間に居なくなっていた
『妖精とか精霊とかの一種なのかな?』
「どうなんだろうな…」
鹿と別れ数分、視界が開けた場所にでた
「何もないぞ?」
『え?』
ただぽっかりと木の生えてない地面が広がっていた
"システム適合、導を確認………ダウンロードします"
ゴゴゴゴ
『!?』
「は!?ダウンロード…?」
"ダウンロード完了、神秘の店・創りやクートが現れました"
アナウンスとともに魔女の家のような見た目の建物が現れた
『は…え?』
「…さっきまで何も無い所だったのに…」
『えっと…鑑定』
"創りやクート…ゲーム世界でのものを買うことが出来る
主に装飾品や食物、種などの非戦闘用物資のみ扱っている
支払いはゲーム内硬貨か現金"
『色々買えるみたいだね』
「じゃあ行ってみるか」
カランコロン♪
扉を開けると中は見た目よりも広く様々な物で棚が埋めつくされていた
『すみませんー?どなたかいらっしゃいますか?』
「はーーーい!!今行きまーす!」
ドタバタと音がし狐面を被った男性がでてきた
「いらっしゃいませ、こんな時間に珍しいですね、なにかお探しでしょうか?」
『えっと…あークラフターズオンライン内でここの事が書いてあったので来たんですが』
「…クラフターズオンライン内…?ああ!なるほど」
「ここは戦闘用以外のものがある感じか」
「そうですよー、食料品や衣服、調理器具や実験器具、非戦闘用のものならなんでもありますよ」
『じゃあ、ゲーム内にもあったんだけど…隠蔽の耳飾りってあります?』
「隠蔽の耳飾りですか…ちょっときてもらいますね」
「きてもらう…?」
「…彼の者の望みしもの…おいでませ…」
そう狐面の店主が呟くと棚の一角が光り小さな箱が飛んできた
『わぁ…』
「おぉ…」
「さて、こちらのものでどうでしょうか?」
小さな箱を開けると中には赤いしずく型の宝石がついた耳飾りが1つあった
『これは片耳だけで大丈夫なんですか?』
「んー、大丈夫ですよ、気になるのでしたら鑑定を使ってみてもいいですよ」
『じゃあ…鑑定』
"隠蔽の耳飾り…隠蔽の魔法が掛かった純度の高い魔石が使われている
魔力2000を消費することで丸一日使うことが出来る"
「いい品でしょ?なかなか貴重でねー、つける相手も選ぶし…まぁお客さんなら大丈夫でしょ?」
鑑定も弾かれなかったし、と言う
"ここから先に向かわれますとお店に着くことができます、では私はこれで失礼します"
といい一瞬の瞬きの間に居なくなっていた
『妖精とか精霊とかの一種なのかな?』
「どうなんだろうな…」
鹿と別れ数分、視界が開けた場所にでた
「何もないぞ?」
『え?』
ただぽっかりと木の生えてない地面が広がっていた
"システム適合、導を確認………ダウンロードします"
ゴゴゴゴ
『!?』
「は!?ダウンロード…?」
"ダウンロード完了、神秘の店・創りやクートが現れました"
アナウンスとともに魔女の家のような見た目の建物が現れた
『は…え?』
「…さっきまで何も無い所だったのに…」
『えっと…鑑定』
"創りやクート…ゲーム世界でのものを買うことが出来る
主に装飾品や食物、種などの非戦闘用物資のみ扱っている
支払いはゲーム内硬貨か現金"
『色々買えるみたいだね』
「じゃあ行ってみるか」
カランコロン♪
扉を開けると中は見た目よりも広く様々な物で棚が埋めつくされていた
『すみませんー?どなたかいらっしゃいますか?』
「はーーーい!!今行きまーす!」
ドタバタと音がし狐面を被った男性がでてきた
「いらっしゃいませ、こんな時間に珍しいですね、なにかお探しでしょうか?」
『えっと…あークラフターズオンライン内でここの事が書いてあったので来たんですが』
「…クラフターズオンライン内…?ああ!なるほど」
「ここは戦闘用以外のものがある感じか」
「そうですよー、食料品や衣服、調理器具や実験器具、非戦闘用のものならなんでもありますよ」
『じゃあ、ゲーム内にもあったんだけど…隠蔽の耳飾りってあります?』
「隠蔽の耳飾りですか…ちょっときてもらいますね」
「きてもらう…?」
「…彼の者の望みしもの…おいでませ…」
そう狐面の店主が呟くと棚の一角が光り小さな箱が飛んできた
『わぁ…』
「おぉ…」
「さて、こちらのものでどうでしょうか?」
小さな箱を開けると中には赤いしずく型の宝石がついた耳飾りが1つあった
『これは片耳だけで大丈夫なんですか?』
「んー、大丈夫ですよ、気になるのでしたら鑑定を使ってみてもいいですよ」
『じゃあ…鑑定』
"隠蔽の耳飾り…隠蔽の魔法が掛かった純度の高い魔石が使われている
魔力2000を消費することで丸一日使うことが出来る"
「いい品でしょ?なかなか貴重でねー、つける相手も選ぶし…まぁお客さんなら大丈夫でしょ?」
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