487 / 505
二部1章 ラビニット
龍人は・・・
しおりを挟む
6時になったので、金龍を起こして墓所から魔石を何個か持って来てもらう事を命令してから、朝食の準備に入った。
今の住人が68人で、捕虜が7535人だ。
食糧が持つのは2日ぐらいになる。
今後の事や、相談役が必要になったのだ。
面倒な場所に家を建てたのが、失敗だった。
何せ龍を倒して龍に戻る事が、龍人の望みとは。
馬鹿だよな、お使いしか役に立たないのに。
篤郎は悩みながら、今後の事を考えなくてはならないのか?不条理であり、不愉快な状況だ。
戦争などは、勝手にやって勝手に死んだら良い。
戦争をして、何が残るのか身を持って知るのが良い。
負けたら不幸なのでは無い。
負けたら、死ぬだけなのだから。
そして、搾取しか出来ない国は滅びるだけだ。
国自体が母体となって稼ぎ、国民も働いて稼ぐ。
その中から税として納めてもらった物と国が稼いだ上がりを国民に還元する。
国民に頼らない国家こそが、国には必要だと理解しないと差別は無くならない。
民族だ国だ何だと騒いでいるのは、古臭い。
また、至上主義も最悪だ。
民族や肌の色なんかは、意味が無い。
生きて、生活が出来る事が大事であり、思想や宗教は要らない。
ま、今の俺にはだが。他人は知らん。他人を考える前に、こんな事になっているのだから。
色んな事を考える篤郎だが、リバクゼル王の記憶から国とこの世界の事がだいたい解った。
この世界は龍人が権力を持った、軍事国家の集まりだ。
生きるか、死ぬかの二択しか考えない、腐った考えの人が多い。
人が弱いのは、他の種族が肉体的に強いからだ。
よって、弱い人は奴隷として生きるしか無いと考える。
依存だな。強い者の恭順しとけば生きられる、依存だ。
龍人は龍の宝に執着してる。獣人や昆虫人も龍人へ恭順してる。
「アホな集団ではないか!」
机を叩いていたので、静まりかえった食堂の居た人達の目が篤郎に集まった。
「あ!すまん、食事を続けてくれ。」
根本的に、この世界のシステムは合わない。
反吐で心を壊すよりも、整理して打開策を練るシステムを作る方が良い。
もう、国は要らない。
異世界を生きるのだが、のんびりと暮らしがしたい。
でも1人は寂しい、誰かは居てもらいたい。
いや!人の奴隷だよ!対等な人が居ないぞ!
あー、うーと悩みながら、金龍を待って居た。
畑仕事は、奴隷達が頑張っている。
一キロ四方程度で広大な畑になるらしいが、かなりの開墾が進んでいる。
食糧も軍隊の物が手に入ったが、此れは軍隊奴隷に食わす。
前の世界でもそうだが、日本よりも食の文化レベルは低い!塩コショウ程度も無いのは、怠慢でしかないぞ。
甘い物の取り方も分かって無いし。
この世界の果物は、甘く無い。水分だけは有るのだが、甘味とは言うものの言えない。
原初のみかんとかリンゴと同じだな。
そう、みかんとかリンゴは、最初は甘味では無い。水分の変わり程度の酸っぱい食べ物だった。それを、品種改良や肥料、気象条件を見つけて、長い年月を掛けて甘味にしてきた。日本だけでは無いが、日本ほどの甘味に特化した食べ物を作る国は無い!
それに比べたら、ここの食べ物は悲惨でしか無い。
だから、三時のおやつに群がる大人の意味も理解した。
よって、ストレージに入っている種を改良してるのだ。
異世界に居た私だからこそ、知識が大事だと理解も重要性も知っている。インターネットでの情報収集は、偉大であった。
調合の正しいやり方や、金属の採取から加工までの方法。火力や冷やす事による科学変化と化学式。ダイヤを超える物質と化学式と質量。そして、海や土から取れる化学式。
品種改良された化学式さえも載って要るのだから、インターネットとは万能である。
もちろん、それだけではない。
ルナ達が、それらの知識から新たな公式を作り、1人アーカイブの術式を施していたのも有り難い。
もしかしたらだったのか、聞けないが助かっては要る。
で、約7千人が畑仕事をしているのだ。残りを掃除や洗い物をしている。
俺は、これからリバクゼルと家の屋上に向かっている。
「地面が!地面が動いていますよ!」
うるさい程にビックリしてる、王の間抜けな姿を見ながらエレベーターに乗っている。
チンッの音で驚き怯えているのだから、龍人とは腰抜けだ。
「ご主人様、あれは?」
「おっ、戻ってきたな。」
「あっ、あれは・・・龍ですよ!龍!」
「龍だよ?」
「り、龍!」
リバクゼルの変顔が、奇声と共に変わる。
国を治める王としては、落第だ。
「ん、一匹増えているな?」
番なのだろうか?あんなのでも、俺に迫ったのだが?はっ、もしや両刀使いか!
と無粋な考えをしながら、到着を待った。
もちろん、リバクゼルは絶賛怯えたいた。
なんだこれ?面倒くせー!
今の住人が68人で、捕虜が7535人だ。
食糧が持つのは2日ぐらいになる。
今後の事や、相談役が必要になったのだ。
面倒な場所に家を建てたのが、失敗だった。
何せ龍を倒して龍に戻る事が、龍人の望みとは。
馬鹿だよな、お使いしか役に立たないのに。
篤郎は悩みながら、今後の事を考えなくてはならないのか?不条理であり、不愉快な状況だ。
戦争などは、勝手にやって勝手に死んだら良い。
戦争をして、何が残るのか身を持って知るのが良い。
負けたら不幸なのでは無い。
負けたら、死ぬだけなのだから。
そして、搾取しか出来ない国は滅びるだけだ。
国自体が母体となって稼ぎ、国民も働いて稼ぐ。
その中から税として納めてもらった物と国が稼いだ上がりを国民に還元する。
国民に頼らない国家こそが、国には必要だと理解しないと差別は無くならない。
民族だ国だ何だと騒いでいるのは、古臭い。
また、至上主義も最悪だ。
民族や肌の色なんかは、意味が無い。
生きて、生活が出来る事が大事であり、思想や宗教は要らない。
ま、今の俺にはだが。他人は知らん。他人を考える前に、こんな事になっているのだから。
色んな事を考える篤郎だが、リバクゼル王の記憶から国とこの世界の事がだいたい解った。
この世界は龍人が権力を持った、軍事国家の集まりだ。
生きるか、死ぬかの二択しか考えない、腐った考えの人が多い。
人が弱いのは、他の種族が肉体的に強いからだ。
よって、弱い人は奴隷として生きるしか無いと考える。
依存だな。強い者の恭順しとけば生きられる、依存だ。
龍人は龍の宝に執着してる。獣人や昆虫人も龍人へ恭順してる。
「アホな集団ではないか!」
机を叩いていたので、静まりかえった食堂の居た人達の目が篤郎に集まった。
「あ!すまん、食事を続けてくれ。」
根本的に、この世界のシステムは合わない。
反吐で心を壊すよりも、整理して打開策を練るシステムを作る方が良い。
もう、国は要らない。
異世界を生きるのだが、のんびりと暮らしがしたい。
でも1人は寂しい、誰かは居てもらいたい。
いや!人の奴隷だよ!対等な人が居ないぞ!
あー、うーと悩みながら、金龍を待って居た。
畑仕事は、奴隷達が頑張っている。
一キロ四方程度で広大な畑になるらしいが、かなりの開墾が進んでいる。
食糧も軍隊の物が手に入ったが、此れは軍隊奴隷に食わす。
前の世界でもそうだが、日本よりも食の文化レベルは低い!塩コショウ程度も無いのは、怠慢でしかないぞ。
甘い物の取り方も分かって無いし。
この世界の果物は、甘く無い。水分だけは有るのだが、甘味とは言うものの言えない。
原初のみかんとかリンゴと同じだな。
そう、みかんとかリンゴは、最初は甘味では無い。水分の変わり程度の酸っぱい食べ物だった。それを、品種改良や肥料、気象条件を見つけて、長い年月を掛けて甘味にしてきた。日本だけでは無いが、日本ほどの甘味に特化した食べ物を作る国は無い!
それに比べたら、ここの食べ物は悲惨でしか無い。
だから、三時のおやつに群がる大人の意味も理解した。
よって、ストレージに入っている種を改良してるのだ。
異世界に居た私だからこそ、知識が大事だと理解も重要性も知っている。インターネットでの情報収集は、偉大であった。
調合の正しいやり方や、金属の採取から加工までの方法。火力や冷やす事による科学変化と化学式。ダイヤを超える物質と化学式と質量。そして、海や土から取れる化学式。
品種改良された化学式さえも載って要るのだから、インターネットとは万能である。
もちろん、それだけではない。
ルナ達が、それらの知識から新たな公式を作り、1人アーカイブの術式を施していたのも有り難い。
もしかしたらだったのか、聞けないが助かっては要る。
で、約7千人が畑仕事をしているのだ。残りを掃除や洗い物をしている。
俺は、これからリバクゼルと家の屋上に向かっている。
「地面が!地面が動いていますよ!」
うるさい程にビックリしてる、王の間抜けな姿を見ながらエレベーターに乗っている。
チンッの音で驚き怯えているのだから、龍人とは腰抜けだ。
「ご主人様、あれは?」
「おっ、戻ってきたな。」
「あっ、あれは・・・龍ですよ!龍!」
「龍だよ?」
「り、龍!」
リバクゼルの変顔が、奇声と共に変わる。
国を治める王としては、落第だ。
「ん、一匹増えているな?」
番なのだろうか?あんなのでも、俺に迫ったのだが?はっ、もしや両刀使いか!
と無粋な考えをしながら、到着を待った。
もちろん、リバクゼルは絶賛怯えたいた。
なんだこれ?面倒くせー!
0
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
せっかく異世界に転生できたんだから、急いで生きる必要なんてないよね?ー明日も俺はスローなライフを謳歌したいー
ジミー凌我
ファンタジー
日夜仕事に追われ続ける日常を毎日毎日繰り返していた。
仕事仕事の毎日、明日も明後日も仕事を積みたくないと生き急いでいた。
そんな俺はいつしか過労で倒れてしまった。
そのまま死んだ俺は、異世界に転生していた。
忙しすぎてうわさでしか聞いたことがないが、これが異世界転生というものなのだろう。
生き急いで死んでしまったんだ。俺はこの世界ではゆっくりと生きていきたいと思った。
ただ、この世界にはモンスターも魔王もいるみたい。
この世界で最初に出会ったクレハという女の子は、細かいことは気にしない自由奔放な可愛らしい子で、俺を助けてくれた。
冒険者としてゆったり生計を立てていこうと思ったら、以外と儲かる仕事だったからこれは楽な人生が始まると思った矢先。
なぜか2日目にして魔王軍の侵略に遭遇し…。
異世界でのんびり暮らしたい!?
日向墨虎
ファンタジー
前世は孫もいるおばちゃんが剣と魔法の異世界に転生した。しかも男の子。侯爵家の三男として成長していく。家族や周りの人たちが大好きでとても大切に思っている。家族も彼を溺愛している。なんにでも興味を持ち、改造したり創造したり、貴族社会の陰謀や事件に巻き込まれたりとやたらと忙しい。学校で仲間ができたり、冒険したりと本人はゆっくり暮らしたいのに・・・無理なのかなぁ?
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。
大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。
ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。
主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。
マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。
しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。
主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。
これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる