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第11章 モンスター
面倒な逃避 2
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「良い場所が有りました、魔王様!」
「じゃ、連れて行って。」
「了解です!」
頑張ってくれる、ぬらりひょん。
何か、鬼◯郎でのぬらりひょんはムカつく奴だったが、ここのぬらりひょんは勤勉だと思う。
ぬらりひょんの姿も美男子だが、元の姿と違うのだ。人族でも多種族とも違う生き物になる。
どちらかといえば、宇宙人の方が近いのだ。と言っても、異世界では分からないだろう。
猫又と九尾の狐は獣人に近いのだが、同じ姿の獣人は居ない。
妖怪を新たなカテゴリー種族として登録しなくては成らないが、この世界に残っている妖怪は3人になる。滅亡種族としては確定になる。
ま、良いか。
篤郎は、馬車を操りぬらりひょんの後を追った。
やがてぬらりひょんが到着した。
そこは、か細い木の下に平らな空き地があり、岩棚により雨露が凌げるようだ。
「おー、なかなかやるね。」
「ありがとうございます。」
馬車を止めて、夜営の準備に取り掛かる。
先ずは、台所の設営だ。
簡単だが、土系魔法で作る。オープンキッチンになるが、特別な造りにはしない。ま、ステンレス製にはしておく。屋根だけは、パラソルよりも確りとした造りにはしたい。
石造りのパルテノみたいなのにしておこう。
「ほほー、此が魔法ですか?」
「ん、お前達にも使っただろう?」
「はい。でも、こんな風に使用できるとは思いもしてません。」
「そっか。倒すか倒されるかだもんな。」
「お恥ずかしながら、済みません。」
「昔の事だろ?」
「ありがとうございます。」
「あ、ルナから預かった鞄を出してくれ。」
「承知しました。」
ルナの鞄とは、四次元部屋の一角で食材類が保存してる場所と繋がっている。食材関係を言えば、倉庫ゴーレムが出してくれるのだ。
そう、俺は四次元部屋が使えないままなのだから。
この件は、ルナ達が解決してくれるだろう。
どうせ、クダラナイ事を残したアルテウルかミネルシルバが関係してるだろう。それは間違い無い。異次元を越える術式を与えるのは、神なのだから。
何故なら、人が次元を考える為には文明が進んで無いと不可能であり、天才と呼ばれる人物であっても法則までは見つける事が可能だ。その為には、人では不可能。神の権限を使う為の道具とか、神の許可を貰わないと駄目なのだ。
だから、アルテウルがミネルシルバの権限を行使していた事が考えられる。又は、考え無しに権限を使っていた可能性もある。
考えるに、ずさんな管理をしていたミネルシルバの責任が大きい。
考えても仕方ないので、今日の晩飯を作る事にしよう。
「先ずは、エメリアの分を作るか。んーイギリス料理か。そうだ!フィッシュパイにするか。」
そうなると、手抜きが必要になる。
「ホワイトソースが一缶に、マッシュポテトも一缶。サーモンと鱈に鯛を3切れづつと、ブラックタイガーを5匹。」
カバンから献上された。
先ずは魚とエビを茹でる。水は多くなく、魚が浸る位で茹でる。
目安は、エビや魚に火が入るのが良い。上げてから、茹で汁をホワイトソースと混ぜて一煮立ちさせる。少し冷ましてから耐熱皿に流して、魚とエビを加えてマッシュポテトで蓋をする。
そんで、250度のオーブンに入れる!
が使えないので、竃で代行する。
因みに、別名フィッシャーマンズパイとも呼ばれる。
簡単で美味しいとか。
知らんけど。
を、作っておく。
「次は、俺達の食う分だな!あ、海鮮鍋にしよう。蟹をメインにして、最後に雑炊でもするかな。」
と、始める篤郎だった。
エメリアは、馬車から降りて篤郎の行動を見て固まった。思考が停止してしまったのだ。
突然、キッチンが出来て屋根と柱が建ち食材が揃い、料理を始めたのを見て止まったのだ。
何故なら、人族でそんな魔法を使える人が居ないからだ。
現に、今までそんな魔法を使った者は居ない。ボールの攻撃魔法を見ても、7回使って終わりなのが高位の魔法使いで、僧侶でも回復魔法が7回使えれば高位なのだ。
それなのに、篤郎は平然と魔法で屋根つきキッチンや食材を料理するのだから驚いたのだろう。
「ほほー、今夜は鍋ですな。」
「お酒はあるのかえ?」
「鍋ニャ!鍋島ニャ!」
健康優良児達は、小躍りをしていた。
美男美女なのに・・・・・
「じゃ、連れて行って。」
「了解です!」
頑張ってくれる、ぬらりひょん。
何か、鬼◯郎でのぬらりひょんはムカつく奴だったが、ここのぬらりひょんは勤勉だと思う。
ぬらりひょんの姿も美男子だが、元の姿と違うのだ。人族でも多種族とも違う生き物になる。
どちらかといえば、宇宙人の方が近いのだ。と言っても、異世界では分からないだろう。
猫又と九尾の狐は獣人に近いのだが、同じ姿の獣人は居ない。
妖怪を新たなカテゴリー種族として登録しなくては成らないが、この世界に残っている妖怪は3人になる。滅亡種族としては確定になる。
ま、良いか。
篤郎は、馬車を操りぬらりひょんの後を追った。
やがてぬらりひょんが到着した。
そこは、か細い木の下に平らな空き地があり、岩棚により雨露が凌げるようだ。
「おー、なかなかやるね。」
「ありがとうございます。」
馬車を止めて、夜営の準備に取り掛かる。
先ずは、台所の設営だ。
簡単だが、土系魔法で作る。オープンキッチンになるが、特別な造りにはしない。ま、ステンレス製にはしておく。屋根だけは、パラソルよりも確りとした造りにはしたい。
石造りのパルテノみたいなのにしておこう。
「ほほー、此が魔法ですか?」
「ん、お前達にも使っただろう?」
「はい。でも、こんな風に使用できるとは思いもしてません。」
「そっか。倒すか倒されるかだもんな。」
「お恥ずかしながら、済みません。」
「昔の事だろ?」
「ありがとうございます。」
「あ、ルナから預かった鞄を出してくれ。」
「承知しました。」
ルナの鞄とは、四次元部屋の一角で食材類が保存してる場所と繋がっている。食材関係を言えば、倉庫ゴーレムが出してくれるのだ。
そう、俺は四次元部屋が使えないままなのだから。
この件は、ルナ達が解決してくれるだろう。
どうせ、クダラナイ事を残したアルテウルかミネルシルバが関係してるだろう。それは間違い無い。異次元を越える術式を与えるのは、神なのだから。
何故なら、人が次元を考える為には文明が進んで無いと不可能であり、天才と呼ばれる人物であっても法則までは見つける事が可能だ。その為には、人では不可能。神の権限を使う為の道具とか、神の許可を貰わないと駄目なのだ。
だから、アルテウルがミネルシルバの権限を行使していた事が考えられる。又は、考え無しに権限を使っていた可能性もある。
考えるに、ずさんな管理をしていたミネルシルバの責任が大きい。
考えても仕方ないので、今日の晩飯を作る事にしよう。
「先ずは、エメリアの分を作るか。んーイギリス料理か。そうだ!フィッシュパイにするか。」
そうなると、手抜きが必要になる。
「ホワイトソースが一缶に、マッシュポテトも一缶。サーモンと鱈に鯛を3切れづつと、ブラックタイガーを5匹。」
カバンから献上された。
先ずは魚とエビを茹でる。水は多くなく、魚が浸る位で茹でる。
目安は、エビや魚に火が入るのが良い。上げてから、茹で汁をホワイトソースと混ぜて一煮立ちさせる。少し冷ましてから耐熱皿に流して、魚とエビを加えてマッシュポテトで蓋をする。
そんで、250度のオーブンに入れる!
が使えないので、竃で代行する。
因みに、別名フィッシャーマンズパイとも呼ばれる。
簡単で美味しいとか。
知らんけど。
を、作っておく。
「次は、俺達の食う分だな!あ、海鮮鍋にしよう。蟹をメインにして、最後に雑炊でもするかな。」
と、始める篤郎だった。
エメリアは、馬車から降りて篤郎の行動を見て固まった。思考が停止してしまったのだ。
突然、キッチンが出来て屋根と柱が建ち食材が揃い、料理を始めたのを見て止まったのだ。
何故なら、人族でそんな魔法を使える人が居ないからだ。
現に、今までそんな魔法を使った者は居ない。ボールの攻撃魔法を見ても、7回使って終わりなのが高位の魔法使いで、僧侶でも回復魔法が7回使えれば高位なのだ。
それなのに、篤郎は平然と魔法で屋根つきキッチンや食材を料理するのだから驚いたのだろう。
「ほほー、今夜は鍋ですな。」
「お酒はあるのかえ?」
「鍋ニャ!鍋島ニャ!」
健康優良児達は、小躍りをしていた。
美男美女なのに・・・・・
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