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第11章 モンスター
ワンブーヘ国の侵略開始
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ワンブーヘ王は、徴兵を急いだ。
内政に時間を取られたが、権力を取り戻したが、この乱世に生き残るには、軍力強化しかない。
力を着けて、内政を充実する余裕なんかは無い。四方八方が、戦争を繰り返している今は軍事が必要なのだ。
奪い奪われの今を生きるからだ。
その為には徴兵が必要になった。
国民も現状を知って、ほぼ協力的になっている。
そして、男だけの戦争から女も戦争に従事する事がワンブーヘ国は着手しなくてはいけなかった。
理由は、聖女の存在である。
「私も戦うの?じゃあ、女性も戦うのよね?」
と聞かれた事が、参戦理由になる。
しかし、これが意外に人気となり、女性部隊が出来たのだ。
いや、女性の怒りがワンブーヘ国の力となっていた。
リザリテも意外な戦力で徴兵が成功した事に有頂天となった。
ザムス国のワルレント領を皮切りに、少しづつ領地を増やしながら、食糧を奪い奴隷を増やす事になった。
そう、アルテウル神国が力を振るっていた時は、人を奴隷にしてはならないとあったが、力が無くなった今では他国の人は奴隷となった。
15歳からの健康な男女は戦争奴隷として、60歳以上と15歳未満は農業奴隷としたのだ。
どんなに最新の事をやろうが、戦争には最新の事が出来ない。
このやり方では、自国の民しか国民が居なくなり、最後には民が消えてしまう恐ろしき事とは理解していない。
だが、進まなくてはならない現実。
聖女を後方にして、戦線の事はワンブーヘ王とリザリテ宰相が行い、内政には優秀な人物を当てていた。
最悪な戦争とボロボロな内政。
何処かで立ち止まらないと、未来も無い。
それは今では無い。
走り出した、今は国土の拡大が急務なのだから。
だから、
「リザリテ、ザムスはほぼ旨味が無いな。」
「そうですね。砦と作り奴隷兵を配備します。」
「次は南部か?」
「コクラスク、ラポーネの国土を半分程を手に入れてやっとスタート地点です。」
「むう。やはり向こうのラキラックフが次の障害になるのか。」
「そこまでの先に追いつける様にしましょう。」
「分かった。それでは、砦を作る手筈を頼む。」
「はっ、滞りなく。」
この時は有頂天であった。
戦争が拡大して長くなると、どうなるのか。
そう、平和な時には駄目な未来を容易に理解出来るが、戦時中になった時は、それを理解出来ない。
狂うとは感じないのが、戦争なのだから。
内政に時間を取られたが、権力を取り戻したが、この乱世に生き残るには、軍力強化しかない。
力を着けて、内政を充実する余裕なんかは無い。四方八方が、戦争を繰り返している今は軍事が必要なのだ。
奪い奪われの今を生きるからだ。
その為には徴兵が必要になった。
国民も現状を知って、ほぼ協力的になっている。
そして、男だけの戦争から女も戦争に従事する事がワンブーヘ国は着手しなくてはいけなかった。
理由は、聖女の存在である。
「私も戦うの?じゃあ、女性も戦うのよね?」
と聞かれた事が、参戦理由になる。
しかし、これが意外に人気となり、女性部隊が出来たのだ。
いや、女性の怒りがワンブーヘ国の力となっていた。
リザリテも意外な戦力で徴兵が成功した事に有頂天となった。
ザムス国のワルレント領を皮切りに、少しづつ領地を増やしながら、食糧を奪い奴隷を増やす事になった。
そう、アルテウル神国が力を振るっていた時は、人を奴隷にしてはならないとあったが、力が無くなった今では他国の人は奴隷となった。
15歳からの健康な男女は戦争奴隷として、60歳以上と15歳未満は農業奴隷としたのだ。
どんなに最新の事をやろうが、戦争には最新の事が出来ない。
このやり方では、自国の民しか国民が居なくなり、最後には民が消えてしまう恐ろしき事とは理解していない。
だが、進まなくてはならない現実。
聖女を後方にして、戦線の事はワンブーヘ王とリザリテ宰相が行い、内政には優秀な人物を当てていた。
最悪な戦争とボロボロな内政。
何処かで立ち止まらないと、未来も無い。
それは今では無い。
走り出した、今は国土の拡大が急務なのだから。
だから、
「リザリテ、ザムスはほぼ旨味が無いな。」
「そうですね。砦と作り奴隷兵を配備します。」
「次は南部か?」
「コクラスク、ラポーネの国土を半分程を手に入れてやっとスタート地点です。」
「むう。やはり向こうのラキラックフが次の障害になるのか。」
「そこまでの先に追いつける様にしましょう。」
「分かった。それでは、砦を作る手筈を頼む。」
「はっ、滞りなく。」
この時は有頂天であった。
戦争が拡大して長くなると、どうなるのか。
そう、平和な時には駄目な未来を容易に理解出来るが、戦時中になった時は、それを理解出来ない。
狂うとは感じないのが、戦争なのだから。
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