330 / 505
第10章 アルテウル
自重しない三姉妹
しおりを挟む
それは1日の出来事だった。
空から大きな羽を広げたモンスターが、多数襲来した。魔物から、小さな羽を持った魔物が産み出され地上に降り注いだ。
防衛を行える町は無く、人々はただ見ていた。
剣も矢も魔法も効かない、人形の魔物達は俊足に町を村を占拠し、王城も僅かな抵抗だけで落としたのだ。
城を落とされて、魔物に支配された人々は嘆いた。
「と、瓦版にはありますな。」
ダクネトは馬鹿になっていた。
自国の王が、魔国の王だったと誰が思うだろう。
馬鹿にならなくては、意識が保てない。
「うーん、やっぱり例のやつしとく?」
「その方が、混乱は治まり、此方の思う通りに出来ます。」
「隣国に接した地域のみ、そのままにしましょう。生活は地下に移しましょう。」
「空軍の拠点を増やしたいのですが。」
キューレ城の王の間で、篤郎達は会議をしていた。
「混乱対策採用!では。」
篤郎は目を閉じて、右の人差し指を掲げた。
「奴隷紋章ー、終わり。」
『おー!』パチパチ。
「では、次の議題です。」
「ちょっと待てー!」
キューレ王(元)が叫んだ。強制(?)イベントについていけないのだ。
「私(余)が、貴方様(貴様の)下僕なのですか?、あれ?」
「そうだろう?」
「はい。マスターの下僕になりました。お茶を出してみなさい。」
「はい。(誰が!・・・・)」
キューレ元王は自覚するよりも、体の勝手な行動に驚いていた。
メイド服の女性の言葉に従っているからだ。
いや、むしろ誰も飲んだ事が無い最上級な入れ方を考えていたのだ。
気持ち的には、反発しているのに。
「鎧を着たメイド。流行るかな?」
「・・・・需要、ありますね。」
「ぶっつけ本番は駄目だと思いますね。キチンと訓練をしてホールに昇格させる制度なら、良いと思います。」
「鎧は、シルバー、ゴールド?」
「ホワイトとかブルーやレッドの原色カラーの方が宜しいかと。」
「おお!」
「流石、お姉様ですわ!」
新たな国よりも、新たな鎧メイル喫茶店に思いを寄せる四人。
「盾と剣は?」
「ゲートガードだけ持たせて、中はいらないでしょう。」
「マントは?」
「ハーフとか?」
「無しです!後ろにも美学を持たせるべきです!」
「おお!」
「マントで隠すのは邪道です!後ろも綺麗に見せるのです!」
アイによる、鎧道を力説している。
良いと言うよりも、力説に感動してる。アイさん・・・・
この中で、キューレ元王は執事よりも、静かで丁寧で音を立てない様にお茶を出したのだ。
その動作は、綺麗で感動さえ覚える。
「これです!この所作を基本にするべきです!」
「うむ。キューレは新たなサ店のホールリーダーに任命な!」
「はっ!(嫌だー)」
「うおおお!次の本が作れるるるる!」
「ア、アイ!」
「駄目です!」
篤郎(お父さん)には伝えてはならない事なんだろうと、篤郎は静かに聞いてない振りをした。
女の思いも分かる分、男に知られてはならない事が多い。煩わしいが、男の立場として聞かない振りをするのが良い時もあるのだ。
いや、聞かない立ち入らない方が楽なのだ。
入ったら、逃がされない蟻地獄が待っているのだ。聞いて後悔したいは、一般的で良いが、本当の後悔をしいれられるなら、聞かない方が良い。
「じゃ、後の子細はお前達でしてくれ。」
『はい!』
「王公貴族からも選出してみるか?」
「それは、最高です!」
人(?)は、内面を知りたいだろうが、内面に深入りしてはならない。
そこには、大きな闇が有るからだ。
闇を見たい思い学校あったとしても、闇を覗いてはならない。
どんな深い闇を見たとしても、毛色の違う闇はヤバいからだ。
ましてや、男と女の闇は違う事も記しておく。
「他の議題は?」
「ダクネトは、アイが管理します。」
「反対は?」
にこやかにしてる二人に、この闇の深さが異常だと知った。
「では、解散。」
篤郎は、ダクネトの未来を心配しなくてはならなくなってしまった。
もしかしたら、ヤオイ文化(※)を入れたかもしれないから。
※ ヤオイ文化とは今のBLの原型でもある。別名ヲタク女子の意味。腐女子の前の文化で、アニメ女子の集大成でもある。ここから、アニメ女子、腐女子、BL等に別れる。死語になったが、根が深いので、発言には注意が必要。
空から大きな羽を広げたモンスターが、多数襲来した。魔物から、小さな羽を持った魔物が産み出され地上に降り注いだ。
防衛を行える町は無く、人々はただ見ていた。
剣も矢も魔法も効かない、人形の魔物達は俊足に町を村を占拠し、王城も僅かな抵抗だけで落としたのだ。
城を落とされて、魔物に支配された人々は嘆いた。
「と、瓦版にはありますな。」
ダクネトは馬鹿になっていた。
自国の王が、魔国の王だったと誰が思うだろう。
馬鹿にならなくては、意識が保てない。
「うーん、やっぱり例のやつしとく?」
「その方が、混乱は治まり、此方の思う通りに出来ます。」
「隣国に接した地域のみ、そのままにしましょう。生活は地下に移しましょう。」
「空軍の拠点を増やしたいのですが。」
キューレ城の王の間で、篤郎達は会議をしていた。
「混乱対策採用!では。」
篤郎は目を閉じて、右の人差し指を掲げた。
「奴隷紋章ー、終わり。」
『おー!』パチパチ。
「では、次の議題です。」
「ちょっと待てー!」
キューレ王(元)が叫んだ。強制(?)イベントについていけないのだ。
「私(余)が、貴方様(貴様の)下僕なのですか?、あれ?」
「そうだろう?」
「はい。マスターの下僕になりました。お茶を出してみなさい。」
「はい。(誰が!・・・・)」
キューレ元王は自覚するよりも、体の勝手な行動に驚いていた。
メイド服の女性の言葉に従っているからだ。
いや、むしろ誰も飲んだ事が無い最上級な入れ方を考えていたのだ。
気持ち的には、反発しているのに。
「鎧を着たメイド。流行るかな?」
「・・・・需要、ありますね。」
「ぶっつけ本番は駄目だと思いますね。キチンと訓練をしてホールに昇格させる制度なら、良いと思います。」
「鎧は、シルバー、ゴールド?」
「ホワイトとかブルーやレッドの原色カラーの方が宜しいかと。」
「おお!」
「流石、お姉様ですわ!」
新たな国よりも、新たな鎧メイル喫茶店に思いを寄せる四人。
「盾と剣は?」
「ゲートガードだけ持たせて、中はいらないでしょう。」
「マントは?」
「ハーフとか?」
「無しです!後ろにも美学を持たせるべきです!」
「おお!」
「マントで隠すのは邪道です!後ろも綺麗に見せるのです!」
アイによる、鎧道を力説している。
良いと言うよりも、力説に感動してる。アイさん・・・・
この中で、キューレ元王は執事よりも、静かで丁寧で音を立てない様にお茶を出したのだ。
その動作は、綺麗で感動さえ覚える。
「これです!この所作を基本にするべきです!」
「うむ。キューレは新たなサ店のホールリーダーに任命な!」
「はっ!(嫌だー)」
「うおおお!次の本が作れるるるる!」
「ア、アイ!」
「駄目です!」
篤郎(お父さん)には伝えてはならない事なんだろうと、篤郎は静かに聞いてない振りをした。
女の思いも分かる分、男に知られてはならない事が多い。煩わしいが、男の立場として聞かない振りをするのが良い時もあるのだ。
いや、聞かない立ち入らない方が楽なのだ。
入ったら、逃がされない蟻地獄が待っているのだ。聞いて後悔したいは、一般的で良いが、本当の後悔をしいれられるなら、聞かない方が良い。
「じゃ、後の子細はお前達でしてくれ。」
『はい!』
「王公貴族からも選出してみるか?」
「それは、最高です!」
人(?)は、内面を知りたいだろうが、内面に深入りしてはならない。
そこには、大きな闇が有るからだ。
闇を見たい思い学校あったとしても、闇を覗いてはならない。
どんな深い闇を見たとしても、毛色の違う闇はヤバいからだ。
ましてや、男と女の闇は違う事も記しておく。
「他の議題は?」
「ダクネトは、アイが管理します。」
「反対は?」
にこやかにしてる二人に、この闇の深さが異常だと知った。
「では、解散。」
篤郎は、ダクネトの未来を心配しなくてはならなくなってしまった。
もしかしたら、ヤオイ文化(※)を入れたかもしれないから。
※ ヤオイ文化とは今のBLの原型でもある。別名ヲタク女子の意味。腐女子の前の文化で、アニメ女子の集大成でもある。ここから、アニメ女子、腐女子、BL等に別れる。死語になったが、根が深いので、発言には注意が必要。
0
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
別に構いませんよ、離縁するので。
杉本凪咲
恋愛
父親から告げられたのは「出ていけ」という冷たい言葉。
他の家族もそれに賛同しているようで、どうやら私は捨てられてしまうらしい。
まあいいですけどね。私はこっそりと笑顔を浮かべた。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
夫から国外追放を言い渡されました
杉本凪咲
恋愛
夫は冷淡に私を国外追放に処した。
どうやら、私が使用人をいじめたことが原因らしい。
抵抗虚しく兵士によって連れていかれてしまう私。
そんな私に、被害者である使用人は笑いかけていた……
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる