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第9章 ミネルシルバ
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お笑い道場が終わって、次の日に一人づつの話し合いになった。
てか、一人何分とかあるの?何日掛けるつもりだよ?
まぁ、始まった。
「お久しぶりです、魔王様。」
「あ、ユミエールさんだよね。」
「まぁ、名前を覚えてくれたのですか?」
「うん。」
あ、俺って魔王設定だっけ?昨日の件で忘れていたわ。
「ま、砕けてくれまして、ありがとございます。」
「ども。」
悪い訳でも無いが、好印象の滑りだしだが。
「その顔は?」
「ああ、素顔ね。」
今日は仮面を外している。でも、Tシャツにニッカポッカ姿は変えない。魔王だと信じてもらう為に。
「普通、なんですね。」
「普通?醜男だろ?」
「・・・いえ。」
「ふふっ。気を使うな。どうせ、親か一族から言われて来たのだろ?」
心臓の鼓動が上がったのだろう。汗や頬の赤みが出てる。うっすらなのは王族だからだろうか。化かし合いが出来なくては青い血ではないのだから。
「いえ、私の意思です。」
鼓動を抑えている様だ。耳が良くないと分からない程度だ。(※間違ってます。)
「せっかく『青い血』の呪縛から逃げれたのに、戻れると思うか?半年でも街に降りて働いたのであろう。あの楽しさを捨てれるか?」
「いえ、はい。」
顔に陰りが出てきた。
どうせ実験なら、捨てても良い人物にしたい。権力は渡さんのだから。
「好きな男が出来なかったか?ときめく男とか?」
お!当たりね♪
「人並みの人生か、針の筵の人生か。前者の方が楽だぞ?」
「でも、家族が・・・・」
「あ、俺と結婚しても、何も特典無いから。」
「え?」
「好きでも無い醜男と結婚して、子供産んだら終わりだよ?」
「そんな・・・」
「若い花をそんな事で困る事も無いさ。どうせ、振られた男いや、魔王とかニュースにでもなるだけよ。」
「・・・・・」
「好きな人との生活が、どうなるにせよ、間違った選択だけはするなよ?」
「はい!」
ん、笑顔だ。
「ルナ!今の映像を流して、候補者に見せろ。」
『解りました。』
「では、貴方は何故、魔王になったのですか?」
一番聞かれたく無い質問だ。素直に話す?か。
「ま、ちょっと事情があってな。」
「事情?」
「アルテウルをしばく為さ。」
「まぁ、神にですか?その為に魔王に?」
「そう。信じ無くても、その馬鹿げた夢の為かね。あ、ついでにミネルシルバもどつかなきゃね。」
「・・・・・分かりました。」
「おう。お疲れさん。」
笑って別れる分は良い。残りはミーハー軍団だろうね。屑過ぎても嫌だし、手玉に取ろうとしても許さんけどね。
時短には出来たかもね。
『マスター。』
「んっ?」
『減りました。』
「当然。」
『残りは少ないですよ?』
「その残りは調べといてくれ。腹を貸してくれる被験者だけを残したいからな。」
『解りました。』
長く無い見合いが終わった。
と、終わらしタイのは、結果が酷だけではない。
酷話をしたからだ。
特に打算と自己満足のおんなは質が悪い。男も変わらないが、こうも狂喜的におべっかいを使えるのか。
煽てられるのを理解して話を聞く。
これが出来ていれば、本当の好印か分かる。騙す気がある男なら、魅力的な言葉を使うし、女なら性を与える錯覚に落とす。
単純だが、効果的な言葉になる。
散々な性アピールをかわして、残念な人を見つけた。一人だけ来た、一族の厄介者なのだろう。
彼女の名は、タルホック・ゼイペック。
一般的に言う知恵遅れと言われる脳障害だ。勿論、魔法や薬で効くものは試した結果か、別な要因も考えられる。残ったら、ルナ達の実験体になる。悪い事にはならないが、何か闇を感じる。
でも、彼女は天才だ。間違い無く、考えられない程の天才なのは間違い無い。パンドラの箱か、アークなのかは分からないが、欲しい人材である。
もう1人は、最年少のエリーゼ・ライラックだ。
彼女には、別の意味での被験者になるだろう。
てか、アルテウルって、この世界を崩壊させたいのか?
考えたくは無い。
他はアバンガルドの住人達が残ったよ。
ルナと交渉はする。
出来るなら肌を合わさない方法をお願いしたい。
サンプルは提供するので。
・・・・駄目?
てか、一人何分とかあるの?何日掛けるつもりだよ?
まぁ、始まった。
「お久しぶりです、魔王様。」
「あ、ユミエールさんだよね。」
「まぁ、名前を覚えてくれたのですか?」
「うん。」
あ、俺って魔王設定だっけ?昨日の件で忘れていたわ。
「ま、砕けてくれまして、ありがとございます。」
「ども。」
悪い訳でも無いが、好印象の滑りだしだが。
「その顔は?」
「ああ、素顔ね。」
今日は仮面を外している。でも、Tシャツにニッカポッカ姿は変えない。魔王だと信じてもらう為に。
「普通、なんですね。」
「普通?醜男だろ?」
「・・・いえ。」
「ふふっ。気を使うな。どうせ、親か一族から言われて来たのだろ?」
心臓の鼓動が上がったのだろう。汗や頬の赤みが出てる。うっすらなのは王族だからだろうか。化かし合いが出来なくては青い血ではないのだから。
「いえ、私の意思です。」
鼓動を抑えている様だ。耳が良くないと分からない程度だ。(※間違ってます。)
「せっかく『青い血』の呪縛から逃げれたのに、戻れると思うか?半年でも街に降りて働いたのであろう。あの楽しさを捨てれるか?」
「いえ、はい。」
顔に陰りが出てきた。
どうせ実験なら、捨てても良い人物にしたい。権力は渡さんのだから。
「好きな男が出来なかったか?ときめく男とか?」
お!当たりね♪
「人並みの人生か、針の筵の人生か。前者の方が楽だぞ?」
「でも、家族が・・・・」
「あ、俺と結婚しても、何も特典無いから。」
「え?」
「好きでも無い醜男と結婚して、子供産んだら終わりだよ?」
「そんな・・・」
「若い花をそんな事で困る事も無いさ。どうせ、振られた男いや、魔王とかニュースにでもなるだけよ。」
「・・・・・」
「好きな人との生活が、どうなるにせよ、間違った選択だけはするなよ?」
「はい!」
ん、笑顔だ。
「ルナ!今の映像を流して、候補者に見せろ。」
『解りました。』
「では、貴方は何故、魔王になったのですか?」
一番聞かれたく無い質問だ。素直に話す?か。
「ま、ちょっと事情があってな。」
「事情?」
「アルテウルをしばく為さ。」
「まぁ、神にですか?その為に魔王に?」
「そう。信じ無くても、その馬鹿げた夢の為かね。あ、ついでにミネルシルバもどつかなきゃね。」
「・・・・・分かりました。」
「おう。お疲れさん。」
笑って別れる分は良い。残りはミーハー軍団だろうね。屑過ぎても嫌だし、手玉に取ろうとしても許さんけどね。
時短には出来たかもね。
『マスター。』
「んっ?」
『減りました。』
「当然。」
『残りは少ないですよ?』
「その残りは調べといてくれ。腹を貸してくれる被験者だけを残したいからな。」
『解りました。』
長く無い見合いが終わった。
と、終わらしタイのは、結果が酷だけではない。
酷話をしたからだ。
特に打算と自己満足のおんなは質が悪い。男も変わらないが、こうも狂喜的におべっかいを使えるのか。
煽てられるのを理解して話を聞く。
これが出来ていれば、本当の好印か分かる。騙す気がある男なら、魅力的な言葉を使うし、女なら性を与える錯覚に落とす。
単純だが、効果的な言葉になる。
散々な性アピールをかわして、残念な人を見つけた。一人だけ来た、一族の厄介者なのだろう。
彼女の名は、タルホック・ゼイペック。
一般的に言う知恵遅れと言われる脳障害だ。勿論、魔法や薬で効くものは試した結果か、別な要因も考えられる。残ったら、ルナ達の実験体になる。悪い事にはならないが、何か闇を感じる。
でも、彼女は天才だ。間違い無く、考えられない程の天才なのは間違い無い。パンドラの箱か、アークなのかは分からないが、欲しい人材である。
もう1人は、最年少のエリーゼ・ライラックだ。
彼女には、別の意味での被験者になるだろう。
てか、アルテウルって、この世界を崩壊させたいのか?
考えたくは無い。
他はアバンガルドの住人達が残ったよ。
ルナと交渉はする。
出来るなら肌を合わさない方法をお願いしたい。
サンプルは提供するので。
・・・・駄目?
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