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第9章 ミネルシルバ
セキちゃんの災難
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レディと繋がり、暫くひと悶着が起こった。
篤郎はチャーミーともふもふしていて、感心は無かった。
ある程度したら、レディとルナから本体を撫でる事を提案された。良く分からないが、ナデナデされたいとか。
「もう、良いよな。ルナ、レディ行くぞ。」
「マスター!」
アイの叫びに似た声で、篤郎はコアクリスタルに近付き、
「身体は自分で作りな。余り俺が悩まない姿が望みかな。姉さん達みたいなのは勘弁だぞ?」
篤郎はアイのコアクリスタルを再び撫でた。
娘だもんなー。欲情は捨てないと。・・・・・恋人も妻も無しに子持ちとは。トホホホホっ。
因みに、アイの雄叫びが、また挙がった。
髪は気にしなかったが、誰かの髪を撫でるのは結構好きなんだと解った。
「行くよ。またな。」
「私の身体が出来たら、マスターに会いに行っても宜しいですよね。」
「良いよ。楽しみにしてるよ。」
「はい!」
「じぁね。」
と、しみじみと別れようとしたのだが、言った側からルナとレディが篤郎にタックルをしてきて転移を行われた。
うん。いくら鈍感でも理解したよ。親に甘える娘達の事を。分かって欲しいのは、ナイスボディが2つ。胸が大きくて柔らかい。それに堪える親は凄いと思う。いきなりの子だが、何かの苦行なのか。うん。性別が変わると辛い事を知ったわ。男の方が辛いかもしれない。
転移先には、セキちゃん率いる勇者達が精悍な姿を見せていた。かなりの場数を過ごしたのだろう。今からでも戦えるようだ。
「篤郎・・・」
「こっちです、マスター!」
「早く早く!」
篤郎がルナとレディに引っ張られている。しかも、ルナとレディの顔は必死のようだ。
「先にセキ用事が!」
「後で良いです!」
「放っいても問題ありません!」
「あの、ルナ様?」
セキの顔が青くと言うか白くなっている。汗を異常な程にかいている。
「セキ?大丈夫か?」
セキは言葉もなく、何度も縦に顔を振っていた。顔は白い。
「マスター、行きますよ!」
「ほら!マスター!」
「ああ、うん。」
引っ張られるままに、レディの本体に連れて行かれて何度も撫でた。本体と擬態が同時悶えるのを見た。ついでに下着まで見せてくれたようだが、複雑な気持ちだった。前ならラッキーで済んだのに、見てゴメンの気分になるんだと気が付いた。エロい目よりも、えっそんなのを履くの?て感じだ。昔見た洋画で、クリスマスに父親達が出た女のダンサーを囃し立てが、娘達だった。教会の水で目を洗うのを見て何でと思ったが、今なら分かるよ。
クリスチャンじゃ無いが、十字に切りたい気分だ。
「さあ!次は私です、マスター!」
「待ってルナ!」
「ほわわわわー。」
レディは嬉しそうだ。だらしない顔を見れるのは親の特権としておこう。
「後でな!」
「ほあわわわー。」
ん、何かね。とりあえず、お父さんからだ、ゴメン。
ルナに連れられて、闘技場で待つ勇者達にまた会いながらルナの本体の元に行く。
行くと同じ事がある。あるがおかしい?大丈夫だよ。あるになるんだよ。親になって、我が子が撫でられて奇声を挙げて転がっているのを見たら分かるだろう。パンツが赤でも紫でも黒でも、ましてや紐やレースだったとしても思うだろう。ゴメンと。
エロい気持ちにならないのね。エロ動画とか小説なら襲う所かもしれないが、親の気持ちになると、エロが無くなり、はしたないと言う感情がくるのな。分からなくて良いよ。
因みに、ルナの声は酷かった。親として、我が子の恥を晒すのはよしておこう。アイやレディの醜態が可愛いぐらいだと思ってくれ。とにかく、本体を撫でるのは、今後は止めておこう。
篤郎は、急いで戻った。顔を赤くしながらだ。
「済まなかった。待たせたな。試合を始めよう。」
「篤郎様、ルナ様やレディ様が居ませんが?」
「ちょっと、ね。居なくても大丈夫だ。俺が調整するから。」
焦ってしまう篤郎を見て、セキちゃんはチャンスだと思った。チャンスだから、本気で襲うサインを送った。
「武器はマシになったようだ。」
篤郎は階段を掛け降りてから、勇者達を見ていた。セキちゃんが思っていた焦りは有ったが、少し違っていた。
歩くいや、滑らした足の運びを観察した。
「まだ素手だな。よし、掛かって来なさい。」
父親の気分とは、なかなか切り替え出来ない篤郎は、本気を交えながら、勇者達を宙に浮かべていた。
「セキ?鍛えたのか。」
「・・・・・」
セキちゃんは呆然としていた。些細なチャンスを見逃すなと、勇者達に言ってたのに、瞬時に潰されたのだ。
「次はセキな?」
「えっ?私はちょっと・・・」
「監督責任と言う言葉がある。」
篤郎はセキちゃんを指で呼び寄せた。仕方なく、セキちゃんが降りてきた。白い顔をしながらだ。
「本気で来いよ?」
「死にます!」
「手加減はするぞ?」
「篤郎様の気が!ひいぃぃぃ!」
「ほう、逃げるのね。分かった、鬼ごっこだよね。闘技場から出たら殺すからね。」
「ひいぃぃぃ!」
数時間後になって、ルナとレディが置き忘れたチャーミーを連れて戻ると、伸びた勇者達と汗を流しながらも逃げるセキちゃんと元気な篤郎が追い掛けると言う不思議な光景を見たのだった。
「ほらほら、捕まえるぞ。」
「じぬーじぬーじぬー」
篤郎はチャーミーともふもふしていて、感心は無かった。
ある程度したら、レディとルナから本体を撫でる事を提案された。良く分からないが、ナデナデされたいとか。
「もう、良いよな。ルナ、レディ行くぞ。」
「マスター!」
アイの叫びに似た声で、篤郎はコアクリスタルに近付き、
「身体は自分で作りな。余り俺が悩まない姿が望みかな。姉さん達みたいなのは勘弁だぞ?」
篤郎はアイのコアクリスタルを再び撫でた。
娘だもんなー。欲情は捨てないと。・・・・・恋人も妻も無しに子持ちとは。トホホホホっ。
因みに、アイの雄叫びが、また挙がった。
髪は気にしなかったが、誰かの髪を撫でるのは結構好きなんだと解った。
「行くよ。またな。」
「私の身体が出来たら、マスターに会いに行っても宜しいですよね。」
「良いよ。楽しみにしてるよ。」
「はい!」
「じぁね。」
と、しみじみと別れようとしたのだが、言った側からルナとレディが篤郎にタックルをしてきて転移を行われた。
うん。いくら鈍感でも理解したよ。親に甘える娘達の事を。分かって欲しいのは、ナイスボディが2つ。胸が大きくて柔らかい。それに堪える親は凄いと思う。いきなりの子だが、何かの苦行なのか。うん。性別が変わると辛い事を知ったわ。男の方が辛いかもしれない。
転移先には、セキちゃん率いる勇者達が精悍な姿を見せていた。かなりの場数を過ごしたのだろう。今からでも戦えるようだ。
「篤郎・・・」
「こっちです、マスター!」
「早く早く!」
篤郎がルナとレディに引っ張られている。しかも、ルナとレディの顔は必死のようだ。
「先にセキ用事が!」
「後で良いです!」
「放っいても問題ありません!」
「あの、ルナ様?」
セキの顔が青くと言うか白くなっている。汗を異常な程にかいている。
「セキ?大丈夫か?」
セキは言葉もなく、何度も縦に顔を振っていた。顔は白い。
「マスター、行きますよ!」
「ほら!マスター!」
「ああ、うん。」
引っ張られるままに、レディの本体に連れて行かれて何度も撫でた。本体と擬態が同時悶えるのを見た。ついでに下着まで見せてくれたようだが、複雑な気持ちだった。前ならラッキーで済んだのに、見てゴメンの気分になるんだと気が付いた。エロい目よりも、えっそんなのを履くの?て感じだ。昔見た洋画で、クリスマスに父親達が出た女のダンサーを囃し立てが、娘達だった。教会の水で目を洗うのを見て何でと思ったが、今なら分かるよ。
クリスチャンじゃ無いが、十字に切りたい気分だ。
「さあ!次は私です、マスター!」
「待ってルナ!」
「ほわわわわー。」
レディは嬉しそうだ。だらしない顔を見れるのは親の特権としておこう。
「後でな!」
「ほあわわわー。」
ん、何かね。とりあえず、お父さんからだ、ゴメン。
ルナに連れられて、闘技場で待つ勇者達にまた会いながらルナの本体の元に行く。
行くと同じ事がある。あるがおかしい?大丈夫だよ。あるになるんだよ。親になって、我が子が撫でられて奇声を挙げて転がっているのを見たら分かるだろう。パンツが赤でも紫でも黒でも、ましてや紐やレースだったとしても思うだろう。ゴメンと。
エロい気持ちにならないのね。エロ動画とか小説なら襲う所かもしれないが、親の気持ちになると、エロが無くなり、はしたないと言う感情がくるのな。分からなくて良いよ。
因みに、ルナの声は酷かった。親として、我が子の恥を晒すのはよしておこう。アイやレディの醜態が可愛いぐらいだと思ってくれ。とにかく、本体を撫でるのは、今後は止めておこう。
篤郎は、急いで戻った。顔を赤くしながらだ。
「済まなかった。待たせたな。試合を始めよう。」
「篤郎様、ルナ様やレディ様が居ませんが?」
「ちょっと、ね。居なくても大丈夫だ。俺が調整するから。」
焦ってしまう篤郎を見て、セキちゃんはチャンスだと思った。チャンスだから、本気で襲うサインを送った。
「武器はマシになったようだ。」
篤郎は階段を掛け降りてから、勇者達を見ていた。セキちゃんが思っていた焦りは有ったが、少し違っていた。
歩くいや、滑らした足の運びを観察した。
「まだ素手だな。よし、掛かって来なさい。」
父親の気分とは、なかなか切り替え出来ない篤郎は、本気を交えながら、勇者達を宙に浮かべていた。
「セキ?鍛えたのか。」
「・・・・・」
セキちゃんは呆然としていた。些細なチャンスを見逃すなと、勇者達に言ってたのに、瞬時に潰されたのだ。
「次はセキな?」
「えっ?私はちょっと・・・」
「監督責任と言う言葉がある。」
篤郎はセキちゃんを指で呼び寄せた。仕方なく、セキちゃんが降りてきた。白い顔をしながらだ。
「本気で来いよ?」
「死にます!」
「手加減はするぞ?」
「篤郎様の気が!ひいぃぃぃ!」
「ほう、逃げるのね。分かった、鬼ごっこだよね。闘技場から出たら殺すからね。」
「ひいぃぃぃ!」
数時間後になって、ルナとレディが置き忘れたチャーミーを連れて戻ると、伸びた勇者達と汗を流しながらも逃げるセキちゃんと元気な篤郎が追い掛けると言う不思議な光景を見たのだった。
「ほらほら、捕まえるぞ。」
「じぬーじぬーじぬー」
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