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第8章 魔王討伐

進化した勇者達

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文雄は今回の事には感動していた。
式典で、アルテウル神から唐突に力を与えられたのだが、アルテウル神からの言葉はなかった。
これには、文雄は不満を持った。

ステータスの能力に関しては2倍の能力とレベルの解放を四人に貰えた。他に個別の勇者としての進化が有るらしい。
恩恵を今頃になって渡すのは、気になる処ではあるが、概ねは安心したのだ。
その後の各国との話し合いでは、厚木によると思いきや、荒木による無双が行われた。特に、

「従者の必要性を見ても、我々より優秀な人材はいませんね。」

「兵士を連れて行軍?だったら貴殿方が討伐に出たらどうですか?私達と同調するのは辞めて頂きたい。」

「奴隷?奴隷を推奨するのは勝手ですが、我々は認めません。」

と、バッサリと各国の王に、付いてくるな!と言えたのだ。

流石は将来は弁護士を目指しただけの事はあるが、その後の控え室では、腰が抜けた様に座り込み、凄い汗が流れるという、身内騒動が起きたのは、良い思い出になるだろう。
ま、男荒木の株が上がったから良いのだが、奴隷は惜しかったと思う。ま、気持ちでは理解出来るが、触手が動かないかと云えば動いた。知られるとヤバイが。

「文雄。」

「は、はい!」

「何を焦ってるの?馬車に荷物の積み込みするよ。」

「あ、はい。」

セーフ!気持ちと下半身は別物になりそうだったは、気を付けないと。
文雄は、荷物の積み込みを、終始笑顔で終えた。バレたら即死なのだから。
理由は一つ。能力の差になる。

◼️
名 前:ユキエ・タケシタ

性 別:女

種 族:人間

生年月日:ーーーー年8月11日

所属ギルド:チーム勇者

職 業:癒しの勇者

レベル:99

体 力:405

魔法力:386

耐久値:404

素早値:384

器用値:418

知力値:336

魔力値:336

幸運値:55

スキル:・勇者の剣・剣術・格闘術・回避術・体力的回復(中)・魔力回復(小)・回復魔法(精霊級)・生活魔法(中級)



◼️
名前:マユコ・アツギ

性別:女

種族:人間

生年月日:ーーーー年6月18日

所属ギルド:チーム勇者

職業:力の勇者

レベル:99

体 力:500

魔法力:384

耐久値:510

素早値:374

器用値:386

知力値:308

魔力値:430

幸運値:71

スキル:・勇者の剣・剣術・格闘術・回避(小)・魔法回復(中)・攻撃魔法(上級)・支配者の心・魅力・話術・小心者の心


◼️
名前:シンヤ・アラキ

性別:男

種族:人間

生年月日:ーーーー年7月24日

所属ギルド:チーム勇者

職業:義勇の勇者

レベル:99

体 力:325

魔法力:338

耐久値:335

素早値:335

器用値:332

知力値:338

魔力値:303

幸運値:65

スキル:剣(上級)・格闘(上級)・回避(上級)・体力回復(上級)・魔力回復(上級)・勇気の心・勇者の剣



◼️
名前:フミオ・タブチ

性別:男

種族:人間

生年月日:ーーーー年9月12日

所属ギルド:チーム勇者

職業:お母さん勇者

レベル:99

体 力:286

魔法力:294

耐久値:282

素早値:230

器用値:252

知力値:234

魔力値:218

幸運値:15

スキル:剣術(中級)・格闘(中級)・回避(下級)・生活魔法(帝級)・料理・掃除・裁縫・洗濯・馬術・勇者の剣



鼻水をぶちまけた文雄。
男らしいとか、勇者らしい職業も得れれないからだ。心から、何でこうなった?と考えるしかなかった。

まず、お母さん勇者だ。他も勇者の前に有るのだが、お兄さんやお姉さんは付いてない。本当に何でこんな職業になった?
スキルも攻撃や攻撃魔法も平凡だが、下男としては一流になったようだ。
しかも、勇者としても癒し、力、義勇だ。聖女、剣士、勇者で、文雄は賢者か魔法使いなのに、小間使いなのだ。
世界が間違っているしか云えなかった。

と、言うのも最強のお手伝いさんが居るからの後付けになったからだ。
当然、笑われる結果になった。
文雄だけが、魂が抜けた様に呆けている。
帰るのには時間が掛かるようだ。竹下は笑いながらお世話しているようだ。もちろん、厚木、荒木は多いに笑っている。
暖かい一時になったのだ。

ただ一人、この立ち位置はあっ君だったのにと、怨むばかりだったそうな。

「えっくひゅん!」
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