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第7章 魔王進行
中二病
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戦争が起こった。
ほとんどの西側諸国が独自に兵を挙げたのだ。最初は千名程度で、次に五千名。魔国に進行している。もちろん、魔国からは一切の攻撃をしていない。怖いのは他国で、いきなり応援国からの往来が無くなるのだ。そして、兵を送ったが、兵は帰らないのだ。魔法も使って調べたが、何も分からないのだ。ティムモンスターを送っては、通信が途絶えてるのだ。
守っているのが、いつの間にか緩やかに進軍している事になった。捕まえて、紋章を施して、話を聞いた。結局は兵隊になった者の言い分から、家族を迎える為に町を呑み込んだのだ。
『魔国は良い国だぞ!』
の報が持たされたのは、2ヶ月半後の事なのだが、理解されなかった。
理由は、悪魔探知の魔法をしても反応が無いためである。悪魔がいないのに、魔国とは?と、たかをくくった国が滅びてしまう。
3ヶ月目で、何かが変であると気が付いた人もいたが、程なく捕まっていた。
勝手に領土が広がっているのだが、篤郎は知らない。
篤郎は目下、『悠久のダンジョン』の地下253階にて、リザイアをスパルタに鍛えていた。
「剣を振れ!そんな事では真のリザイデント流が身に付かないぞ!」
「そ、そんな~。腕が上がりません!」
ゆったりとリザイアを教育している。
何故きつく鍛えているのか?前も言ったが、性に目覚めた。きっかけは些細な事であった。ある村に寄った時に、宿屋の井戸に行った時に見た、水浴びをしている女性の背中に欲情したのだ。
何てことない風景だったのに、急激に目覚めたのだ。目覚めると、女性とは距離を取る、目を見て話す事が出来ない、触れるのが怖くなる。そして、急に変な行動をとってしまう。
性の知識があろうとも、自分の変化に心がついて来ない。女性に近寄るだけで反応する。触れるなどは出来なくなるのだ。
分かっている。女性から見た、チェリーボーイはからかうモノだった。なって分かったのは、めっちゃ辛い。女に触れない意味が分かる。いや、理解した。
「きちっと、振って。敵を見れないのか!倒れた時が大事なんだ。」
「む、無理でーす!」
グーで大牛のモンスターを殴り跳ばす。牛を止める予定が、力加減を間違えて後ろにいたモンスターを巻き込み、壁を破壊し続けた。
「この程度で弱音をはくとは。」
「で、でも!」
「そら、倒したモンスターから魔石を回収してこい。急げ!」
慌てて立ち去るリザイアを見ながら、中二病の様に格好をつけている自分がいる。実に恥ずかしいが、今だけは違う。何故だかカッコいいのだから。
問題はモッコリした股間だけなんだがな。
ほとんどの西側諸国が独自に兵を挙げたのだ。最初は千名程度で、次に五千名。魔国に進行している。もちろん、魔国からは一切の攻撃をしていない。怖いのは他国で、いきなり応援国からの往来が無くなるのだ。そして、兵を送ったが、兵は帰らないのだ。魔法も使って調べたが、何も分からないのだ。ティムモンスターを送っては、通信が途絶えてるのだ。
守っているのが、いつの間にか緩やかに進軍している事になった。捕まえて、紋章を施して、話を聞いた。結局は兵隊になった者の言い分から、家族を迎える為に町を呑み込んだのだ。
『魔国は良い国だぞ!』
の報が持たされたのは、2ヶ月半後の事なのだが、理解されなかった。
理由は、悪魔探知の魔法をしても反応が無いためである。悪魔がいないのに、魔国とは?と、たかをくくった国が滅びてしまう。
3ヶ月目で、何かが変であると気が付いた人もいたが、程なく捕まっていた。
勝手に領土が広がっているのだが、篤郎は知らない。
篤郎は目下、『悠久のダンジョン』の地下253階にて、リザイアをスパルタに鍛えていた。
「剣を振れ!そんな事では真のリザイデント流が身に付かないぞ!」
「そ、そんな~。腕が上がりません!」
ゆったりとリザイアを教育している。
何故きつく鍛えているのか?前も言ったが、性に目覚めた。きっかけは些細な事であった。ある村に寄った時に、宿屋の井戸に行った時に見た、水浴びをしている女性の背中に欲情したのだ。
何てことない風景だったのに、急激に目覚めたのだ。目覚めると、女性とは距離を取る、目を見て話す事が出来ない、触れるのが怖くなる。そして、急に変な行動をとってしまう。
性の知識があろうとも、自分の変化に心がついて来ない。女性に近寄るだけで反応する。触れるなどは出来なくなるのだ。
分かっている。女性から見た、チェリーボーイはからかうモノだった。なって分かったのは、めっちゃ辛い。女に触れない意味が分かる。いや、理解した。
「きちっと、振って。敵を見れないのか!倒れた時が大事なんだ。」
「む、無理でーす!」
グーで大牛のモンスターを殴り跳ばす。牛を止める予定が、力加減を間違えて後ろにいたモンスターを巻き込み、壁を破壊し続けた。
「この程度で弱音をはくとは。」
「で、でも!」
「そら、倒したモンスターから魔石を回収してこい。急げ!」
慌てて立ち去るリザイアを見ながら、中二病の様に格好をつけている自分がいる。実に恥ずかしいが、今だけは違う。何故だかカッコいいのだから。
問題はモッコリした股間だけなんだがな。
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