鴉喰の華 ～日本に転生したのに、異世界に転移させられた！～

第７章 魔王進行

魔国の内情

魔国の進行は、沈黙の中で進んでいた。

リディシから始まった、魔王の進行は早く、バイシュ国を占領して、プレデート国、ブレラ国、ガーナ国、エルブエント国と進行している。
戦争や争いは起こさず、奴隷紋章を人民に施して、強制に改革しているのだ。
侵略と変わらない事を断行している。高圧的な貴族や王族にとっては侵略であり、民と生活を合わした生活をしていた者にとっては、新たな改革になり、煩わしい貴族の付き合いも、貴族の風習もなくなった。慣れるのには時間は掛かるが、それに困る事はない。

新しい改革だけが社会に入るだけでなく、食、衣、住に関しても入っているのだ。武具に関しても、町の入口近くに移り、町の平穏が増えた。
また、現行の奴隷は廃止になり、犯罪奴隷のみが残ったのだ。

町には、仕事を求める人が増えた。
貧乏人や元奴隷などに対して魔国は仕事を与えた。国営の農場や牧場、工場に医療と役場関係に対して門を開いたし、人が足らない場所にも人を宛がい、新事業も行われる。
３日もあると、働く者の顔や服装も変わるので、他の者が新事業に参入した。古い事業と新しい事業の融合も果たして、更に融合した新事業も構想されていた。

商業の新たな事業も打ち立てられて、混乱よりも新しい仕事に進んで参加していた。
国が商売をしてはいけないと考えず、商売を率先して行い、雇用の確保も行う。働く事を有効利用していた。

医療は充実をしており、大抵の者を治している。
欠損や病気は直ぐに治している。老衰以外は治すスタンスだ。

住も、家の変更や上下水道の整備も進んだ。
石鹸なども充実している。
風呂も直ぐに広めた。

服は好みが有るが、王族が着ていた生地を、誰もが着れる様にした。もちろん、庶民が好まれる服にしてだが。下着は大好評である。(特に女性が。)

学べる場所があると、誰もが通った。国の方針として、３ヶ月から半年は勉学の為の休養を認めたのだ。新たな改革に対する保証をしっかりしていた。

また、町や村には人形ゴーレムが仕切っている。一体だけではなく、１０体のゴーレムが最低でも居るのだ。村や町中を歩いて居ると見つけれるので、必要な事は直ぐに応じて貰えた。

魔国に入って幸せになる者が増えたが、幸せにならない者もいた。それらは他国に追放となった。

行き先は、何処に落ち着くかは知らない。
それが良いのかは、人民しか知らない。

しかし、税金が無くなってはいるので、文句も無いが大儲けする人も居ない。

魔国は、王族、貴族、大商人などにとっては、侵略。他の者にとっては歓迎となっている。

魔国の行動は、他国にとっての脅威になるのは、魔国と分かってから３ヶ月後だった。