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第1章 転生しました!
悪魔の囁き
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次の日の登校は、クラス中が噂で賑わっていた。
噂の元は、篤郎であった。
優等生の休んだ理由で持ちきりなのは、文雄と竹下の話とゴッチャになったのだろうが、噂の真相を知りたがるクラスメイトはいなかった。
篤郎も噂を打ち消すつもりも、真相言える友達もいないので無視をしていた。
篤郎にとっては何時もの風景があった。
昨日の悪夢の一夜から想像出来ないが、食材を購入したり晩に向けての準備を一生懸命した。
恵美子さんと幸枝さんは帰るまで喋り倒していた。竹下と文雄は昼頃に解放されたが兄弟姉妹に追撃されて甘い一時は味わえなかった。
信太郎さんと鉄雄さんのコンビに更なる追撃で死んでいたが、関係ない。
終始、私の乾いた笑いには誰も無視でした。
そんな理不尽を味わい、礼を言われても片付けもしない方々にはドン引きですよ。
迷惑の一点張りでした。
ゴールデンウィークが近いので、噂とかで盛り上がり気味でした。
私には関係ありません。
普通に授業も終わり帰宅したら、そこには竹下と文雄が待っていた。
迷惑と言いたいが、モジモジしているので話してみる。
「こんばんは、お二人さん。」
「うっ、お帰り。」
「お帰り、あっ君。」
「で、なに?」
「改めて、報告をしにきた。」
「報告?」
「俺は雪絵と付き合います!」
二人は頭を下げた。
「知っているし、何で報告?」
「えっ、いや、俺等が勉強出来て進学校に行けたのあっ君のおかげだし。それで報告を、ね。」
「そうよ、ね。」
やはり、基本の馬鹿なのは変わらないのか。
謝らないなら即終了だ。
「あぁ、それとキャンプするじゃん?」
「キャンプ?あぁ、ゴールデンウィークにな。」
「それ、私達も一緒に連れて行って。」
「いやです。」
本当に嫌だわ。家に入ろう。
「待て待て、あっ君待って!此れには深い理由があるんだ。」
面倒だな。
「嫌。」
「少し聞いてよ!あっ君にも悪い事じゃないから。」
「実は聖進と凰価の進学校同士の交流で、生徒会だけで親睦キャンプが決まったんだけど、誰もキャンプの知識がないのよ。そこで、我等が先生のあっ君に白羽の矢を建てたのよ!」
「うん、もっと嫌。」
「まま、あっ君にも良い事は此処から!私達の聖進から、人気NO.1の厚木真由子会長が参加しまーす!」
「わー!」パチパチ。
「乙かれ!」
「わー!待て待て、凰価からも美女が来るんだぜ!人数だって、男が二人で後は女ばかり。俺と雪絵はカップルだが、会長とお前はフリーだ。選り取りだぞー!」
「そうそう、良い子ばかりよー。」
二人は必死のアピールしてくる。
「何か怪しい。そんな理由では誘わないよね?」
「うーむ。すまん!」
文雄と竹下は土下座をしてきた。
「実はキャンプを提案をしたのが俺で、企画が雪絵になって、二人で色々調べていたんだ。そうして、身延山の登山で二泊三日に決まって、ハタッと気が付いたんだよ。」
「ま、まさか。」
「全員キャンプ未経験者だったのよ!」
「いや、竹下も文雄もキャンプは経験してよね。」
「む、あっ君、俺と雪絵がキャンプで何していたのか覚えてるか。」
「ん、んー。何にもしてなかったな。」
「そうだ!何も出来ない。」
偉そうにふんぞり返る二人。
「頑張れ!じゃあな。」
即座に家に帰る事を阻まれる。
「そんな面倒事は嫌だ!」
「「あっ君~。友達だろ~。」」
「うわっ!やめーロー!」
「「助けて~、あっ君~。」」
「何で必死なの!」
「だって荒木会長に頼まれたから。」
「わたしは浅水さんに頼まれたもん。」
「「て、言う訳で、助けて~!」」
「服が伸びる!ズボンを引っ張るな!あーもう!分かった!」
「「本当?」」
「本当!」
「「イエーイ!」」
服から放して、パンと手を打ち合う。
くそ、疫病神達め!
「じゃ、先に日程の予定表と行動の予定表を見せて。」
「「えっ?」」
「ん?」
篤郎は服を直しながら、二人は不思議そうにしていた。
「あっ君、行動予定表ってなに?」
「まさか、作ってないのか?」
「「う、うん。」」
「俺にキャンプを教えたのはお前らですけど?!」
「「てへっ。」」
二人の頭に拳骨が落ちる。
「家に入れ!日程と場所を詳しく話せ!」
「「はーい。」」
嫌な予感しかないキャンプを改善すべく行動する篤郎と、ただ楽にキャンプを仕切らす人をGETした二人は、家に入って行った。
その後、日が変わるまで鬼の形相で作成する篤郎と受験前を思い出した竹下と文雄の青白い顔があった。
「キャンプ場を取れてないのかー!」
「「ごめんなさーい!」」
噂の元は、篤郎であった。
優等生の休んだ理由で持ちきりなのは、文雄と竹下の話とゴッチャになったのだろうが、噂の真相を知りたがるクラスメイトはいなかった。
篤郎も噂を打ち消すつもりも、真相言える友達もいないので無視をしていた。
篤郎にとっては何時もの風景があった。
昨日の悪夢の一夜から想像出来ないが、食材を購入したり晩に向けての準備を一生懸命した。
恵美子さんと幸枝さんは帰るまで喋り倒していた。竹下と文雄は昼頃に解放されたが兄弟姉妹に追撃されて甘い一時は味わえなかった。
信太郎さんと鉄雄さんのコンビに更なる追撃で死んでいたが、関係ない。
終始、私の乾いた笑いには誰も無視でした。
そんな理不尽を味わい、礼を言われても片付けもしない方々にはドン引きですよ。
迷惑の一点張りでした。
ゴールデンウィークが近いので、噂とかで盛り上がり気味でした。
私には関係ありません。
普通に授業も終わり帰宅したら、そこには竹下と文雄が待っていた。
迷惑と言いたいが、モジモジしているので話してみる。
「こんばんは、お二人さん。」
「うっ、お帰り。」
「お帰り、あっ君。」
「で、なに?」
「改めて、報告をしにきた。」
「報告?」
「俺は雪絵と付き合います!」
二人は頭を下げた。
「知っているし、何で報告?」
「えっ、いや、俺等が勉強出来て進学校に行けたのあっ君のおかげだし。それで報告を、ね。」
「そうよ、ね。」
やはり、基本の馬鹿なのは変わらないのか。
謝らないなら即終了だ。
「あぁ、それとキャンプするじゃん?」
「キャンプ?あぁ、ゴールデンウィークにな。」
「それ、私達も一緒に連れて行って。」
「いやです。」
本当に嫌だわ。家に入ろう。
「待て待て、あっ君待って!此れには深い理由があるんだ。」
面倒だな。
「嫌。」
「少し聞いてよ!あっ君にも悪い事じゃないから。」
「実は聖進と凰価の進学校同士の交流で、生徒会だけで親睦キャンプが決まったんだけど、誰もキャンプの知識がないのよ。そこで、我等が先生のあっ君に白羽の矢を建てたのよ!」
「うん、もっと嫌。」
「まま、あっ君にも良い事は此処から!私達の聖進から、人気NO.1の厚木真由子会長が参加しまーす!」
「わー!」パチパチ。
「乙かれ!」
「わー!待て待て、凰価からも美女が来るんだぜ!人数だって、男が二人で後は女ばかり。俺と雪絵はカップルだが、会長とお前はフリーだ。選り取りだぞー!」
「そうそう、良い子ばかりよー。」
二人は必死のアピールしてくる。
「何か怪しい。そんな理由では誘わないよね?」
「うーむ。すまん!」
文雄と竹下は土下座をしてきた。
「実はキャンプを提案をしたのが俺で、企画が雪絵になって、二人で色々調べていたんだ。そうして、身延山の登山で二泊三日に決まって、ハタッと気が付いたんだよ。」
「ま、まさか。」
「全員キャンプ未経験者だったのよ!」
「いや、竹下も文雄もキャンプは経験してよね。」
「む、あっ君、俺と雪絵がキャンプで何していたのか覚えてるか。」
「ん、んー。何にもしてなかったな。」
「そうだ!何も出来ない。」
偉そうにふんぞり返る二人。
「頑張れ!じゃあな。」
即座に家に帰る事を阻まれる。
「そんな面倒事は嫌だ!」
「「あっ君~。友達だろ~。」」
「うわっ!やめーロー!」
「「助けて~、あっ君~。」」
「何で必死なの!」
「だって荒木会長に頼まれたから。」
「わたしは浅水さんに頼まれたもん。」
「「て、言う訳で、助けて~!」」
「服が伸びる!ズボンを引っ張るな!あーもう!分かった!」
「「本当?」」
「本当!」
「「イエーイ!」」
服から放して、パンと手を打ち合う。
くそ、疫病神達め!
「じゃ、先に日程の予定表と行動の予定表を見せて。」
「「えっ?」」
「ん?」
篤郎は服を直しながら、二人は不思議そうにしていた。
「あっ君、行動予定表ってなに?」
「まさか、作ってないのか?」
「「う、うん。」」
「俺にキャンプを教えたのはお前らですけど?!」
「「てへっ。」」
二人の頭に拳骨が落ちる。
「家に入れ!日程と場所を詳しく話せ!」
「「はーい。」」
嫌な予感しかないキャンプを改善すべく行動する篤郎と、ただ楽にキャンプを仕切らす人をGETした二人は、家に入って行った。
その後、日が変わるまで鬼の形相で作成する篤郎と受験前を思い出した竹下と文雄の青白い顔があった。
「キャンプ場を取れてないのかー!」
「「ごめんなさーい!」」
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