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本章
女子Aリリース
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キャンプ地(?)に戻って来た。
と言っても帰宅しても誰も居ないので、気絶している少女A(ルミエッタ)をベッドに寝かせてアイにコンタクトをした。
(アイ、今いいか?)
[問題ありません。]
(少女なんだが、どうするの?)
[どうされても良いです。]
(ん?えっ?)
[マスター、私はマスターのサポートAIなのです。マスターの為に存在意義があり、それ以外は意味がありません。マスターの邪魔なら排除しますし、人材確保もします。]
(は、はい。)
[検討に迷われているなら、ルミエッタが居た場合は使いますが、居なければ別な方を使う様に進言します。]
(なるほど。)
[ただ、置いて行く場合は記憶を消して置いて下さい。]
(分かった。)
[では、失礼します。]
面倒なので、記憶を消す事にした。
不毛な恋愛にのめり込む人に嫌悪感を持っただけなのだが、無いわーの気持ちで消した。
身柄は都の警備員に渡して消えた方が良いと考えてサックリと少女A(ルミエッタ)を触って転移をした。
皇都の番所横に少女A(ルミエッタ)を置いて役人に、
「お姉ちゃんが倒れているよ?」
子供らしく、女の子ぽい仕草で言ってみた。
「おぉ、偉いねー。何処で倒れてる?」
おっさんは優しく対応してくれたし、笑顔であった。
仲間も好意的に見てくれていたから、問題はないだろう。
「あそこ!」
可愛いお子さま攻撃で指を少女A(ルミエッタ)に向ける。
おっさんは笑顔で指先からゆっくりと少女A(ルミエッタ)を見つけるが、ナインの顔をもう一度見てから、少女A(ルミエッタ)の方に振り返り、
「えぇえー!!」
と大声で叫び、
「だ、大丈夫か!お嬢ちゃん!」
と慌てて駆け寄り少女の顔を見る。
「えっ!おい!誰か来てくれ!」
その声に駆け寄る役人達。
「どうした!あっ、何だ行き倒れか?」
「ち、違う!多分だが行方不明のルミエッタ様だ!私は一度だけお会いしただけだが間違いないぞ!」
「「なにー!」」
詰所及び皇都中がてんやわんやの大騒ぎとなったのだが、ナインはさっさと転移をして砂漠に近い砦横に出現した。
幌馬車とゴーレム馬を出して砦を気にせずに砂漠へと進めたのであった。
「あー、面倒だった。さっさと砂漠片付けて神国かー。長いよー。面倒だよー。」
ナインの嘆きと面倒な仕事はまだまだ終わらない。
と言っても帰宅しても誰も居ないので、気絶している少女A(ルミエッタ)をベッドに寝かせてアイにコンタクトをした。
(アイ、今いいか?)
[問題ありません。]
(少女なんだが、どうするの?)
[どうされても良いです。]
(ん?えっ?)
[マスター、私はマスターのサポートAIなのです。マスターの為に存在意義があり、それ以外は意味がありません。マスターの邪魔なら排除しますし、人材確保もします。]
(は、はい。)
[検討に迷われているなら、ルミエッタが居た場合は使いますが、居なければ別な方を使う様に進言します。]
(なるほど。)
[ただ、置いて行く場合は記憶を消して置いて下さい。]
(分かった。)
[では、失礼します。]
面倒なので、記憶を消す事にした。
不毛な恋愛にのめり込む人に嫌悪感を持っただけなのだが、無いわーの気持ちで消した。
身柄は都の警備員に渡して消えた方が良いと考えてサックリと少女A(ルミエッタ)を触って転移をした。
皇都の番所横に少女A(ルミエッタ)を置いて役人に、
「お姉ちゃんが倒れているよ?」
子供らしく、女の子ぽい仕草で言ってみた。
「おぉ、偉いねー。何処で倒れてる?」
おっさんは優しく対応してくれたし、笑顔であった。
仲間も好意的に見てくれていたから、問題はないだろう。
「あそこ!」
可愛いお子さま攻撃で指を少女A(ルミエッタ)に向ける。
おっさんは笑顔で指先からゆっくりと少女A(ルミエッタ)を見つけるが、ナインの顔をもう一度見てから、少女A(ルミエッタ)の方に振り返り、
「えぇえー!!」
と大声で叫び、
「だ、大丈夫か!お嬢ちゃん!」
と慌てて駆け寄り少女の顔を見る。
「えっ!おい!誰か来てくれ!」
その声に駆け寄る役人達。
「どうした!あっ、何だ行き倒れか?」
「ち、違う!多分だが行方不明のルミエッタ様だ!私は一度だけお会いしただけだが間違いないぞ!」
「「なにー!」」
詰所及び皇都中がてんやわんやの大騒ぎとなったのだが、ナインはさっさと転移をして砂漠に近い砦横に出現した。
幌馬車とゴーレム馬を出して砦を気にせずに砂漠へと進めたのであった。
「あー、面倒だった。さっさと砂漠片付けて神国かー。長いよー。面倒だよー。」
ナインの嘆きと面倒な仕事はまだまだ終わらない。
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