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山から離れた村で、ナインは怒られていた。
一応、俺って救世主とかでなかったっけ?
辛辣に怒られてます。
「女の子が一人でどっか行っては駄目でしょ!」
うん、女の子を退けたら心配かけたと思うんだけどさ。だけどさ!
「たとえ強いのは知ってるけど、貴女は女なんだから、誰にも何も言わないで消えては駄目よ。」
涙を流しながらおばちゃんが、注意してくれます。
優しくも厳しく怒られるのは良いのよ。
嬉しい様な何かが削られていく様な...落ち込んでます。
俺は男なんですよ?!
否定される俺。
「私も心配してたんだよ!」
ええ、おばちゃんと二人で大泣きしましたよ。
外に出て、アドラとイシャナが着いて来ました。
おまえら?
決して俺を見ない様にしていますよ?
あとでおぼえておけ。
で、村のギルドでは余り役に立たないけど、近場のダンジョンは聞けたよ。
「近くに傲慢のダンジョンがあるよ。」
はい!消えた!
てか、ダンジョン名も捻りも無く、そのままって!おかしいよね!
取り敢えず、別のダンジョン名も聞きました。
「強欲と憤怒ってのが近いかな?」
オーケーオーケー。
泣かないからな。
村を離れる事にしましたよ。
執事が迎えに来たので帰りますとしました。
おばちゃんに手を振られると涙が出そうになるよ。
もう、二度と来ないけど。
村から離れて誰も居ない事を確認してから、馬車を出す。
久しぶりのゴーレム馬です。ん?何か忘れてる?
ま、良いさ。
馬車ほ普通の幌馬車にしました。
走る方が楽なんですが、やり過ぎると嫌なので馬車でカモフラージュです。
なのに、周りの目が!
だ、駄目だ!
よ、よし!
アイの新しい身体を作ろう!
そうだ!そ、そうしよう!
(アイ○も○~!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
街道沿いを進む馬車は綺麗だった。
日本のサラブレッドの様な馬に白い幌が張ってある馬車。
タイヤも横に無い仕様の荷馬車など見たことも無い様相で歩いてるのだから、すれ違う人が見ない訳がなかった。
砂漠でも紹介したが、この世界の馬は魔物なのだ。
貴重な馬ではあるが、肉食ではなく草食でもない。水を有する植物系の魔物が主流になる。
なお、貴族に人気のバトルホースは肉食で魔物の肉を与えて育てるのが一般的なのだ。
よって、サラブレッド見たいに綺麗な馬がいない。筋肉隆々なガタイが良いバトルホースか、太くカバに似たエルモホースしか居ないが一般の知識である。
知らないナインは、ただ恥ずかしがっていたのだ。目立っている事に...
馬車を執事アドラが操作する振りをして、イシャナは久しぶりの外の風景に興味深い面持ちで走っていた。
小型犬が馬車を追い越したり抜かれたりと付かず離れずの行動にも見る人を癒してはいたが、どれだけ休まずに走り回っているのか。
イシャナは花に触れ、草に戯れ、虫に刺されながらも嬉しいのだ。人生を謳歌していた。
暗い闇の中で何万年過ごしたのか。
ただ、気づいていないが触れる事に嬉しかったのだ。
わんわんわんわん!
声も違うが、最高な出来事を噛み締めていた。
ーーーーーーーーーーー
ナインは飽きれと呆然と感動を織り混ぜた感情の中にいた。
アイは今までの姿ではない姿を見せていた。
多分、こんなやついねーって言えるレベル。
不細工じゃなくて美人。
パーツだけでもって、貴女はっ。
ごめんね、不満あったのね。
赤らめた頬がキュンとしてしまう。
胸もありがたいDです!
お、拝んでおこう!手を合わせてしまう。
多分、レブルに目を付けられるレベルだな。
今までの中でも最高の機体とか。
何でも俺以外に壊せ無いとか。
無敵の女執事を目指したとか。
くっ、俺の隠していた性癖をついてきたか!
スカートも良いが、パンツ姿は最高なんですよ。
お尻のラインと太股から足先迄を服で表現されるのは、最強っす。ジーンズ履いて欲しいよねー。
後ろからニマニマして見ていたい。
だが!知られてはいけない!
張れても、知られていても、知らない振りをする男の矜持を解って欲しい!
[無理です。]
.....アイさん?
[マスターの好きな姿も理解していますから。]
!!!!!!
[確か、このポージングが好きでしたね。]
ぶしゅーーーー。
[これも。]
ばびゅーーーー。
[これも出来ます。]
「ああぁぁぁぁぁぁ!!」
ナインの名誉の為に終了ー(笑)
一応、俺って救世主とかでなかったっけ?
辛辣に怒られてます。
「女の子が一人でどっか行っては駄目でしょ!」
うん、女の子を退けたら心配かけたと思うんだけどさ。だけどさ!
「たとえ強いのは知ってるけど、貴女は女なんだから、誰にも何も言わないで消えては駄目よ。」
涙を流しながらおばちゃんが、注意してくれます。
優しくも厳しく怒られるのは良いのよ。
嬉しい様な何かが削られていく様な...落ち込んでます。
俺は男なんですよ?!
否定される俺。
「私も心配してたんだよ!」
ええ、おばちゃんと二人で大泣きしましたよ。
外に出て、アドラとイシャナが着いて来ました。
おまえら?
決して俺を見ない様にしていますよ?
あとでおぼえておけ。
で、村のギルドでは余り役に立たないけど、近場のダンジョンは聞けたよ。
「近くに傲慢のダンジョンがあるよ。」
はい!消えた!
てか、ダンジョン名も捻りも無く、そのままって!おかしいよね!
取り敢えず、別のダンジョン名も聞きました。
「強欲と憤怒ってのが近いかな?」
オーケーオーケー。
泣かないからな。
村を離れる事にしましたよ。
執事が迎えに来たので帰りますとしました。
おばちゃんに手を振られると涙が出そうになるよ。
もう、二度と来ないけど。
村から離れて誰も居ない事を確認してから、馬車を出す。
久しぶりのゴーレム馬です。ん?何か忘れてる?
ま、良いさ。
馬車ほ普通の幌馬車にしました。
走る方が楽なんですが、やり過ぎると嫌なので馬車でカモフラージュです。
なのに、周りの目が!
だ、駄目だ!
よ、よし!
アイの新しい身体を作ろう!
そうだ!そ、そうしよう!
(アイ○も○~!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
街道沿いを進む馬車は綺麗だった。
日本のサラブレッドの様な馬に白い幌が張ってある馬車。
タイヤも横に無い仕様の荷馬車など見たことも無い様相で歩いてるのだから、すれ違う人が見ない訳がなかった。
砂漠でも紹介したが、この世界の馬は魔物なのだ。
貴重な馬ではあるが、肉食ではなく草食でもない。水を有する植物系の魔物が主流になる。
なお、貴族に人気のバトルホースは肉食で魔物の肉を与えて育てるのが一般的なのだ。
よって、サラブレッド見たいに綺麗な馬がいない。筋肉隆々なガタイが良いバトルホースか、太くカバに似たエルモホースしか居ないが一般の知識である。
知らないナインは、ただ恥ずかしがっていたのだ。目立っている事に...
馬車を執事アドラが操作する振りをして、イシャナは久しぶりの外の風景に興味深い面持ちで走っていた。
小型犬が馬車を追い越したり抜かれたりと付かず離れずの行動にも見る人を癒してはいたが、どれだけ休まずに走り回っているのか。
イシャナは花に触れ、草に戯れ、虫に刺されながらも嬉しいのだ。人生を謳歌していた。
暗い闇の中で何万年過ごしたのか。
ただ、気づいていないが触れる事に嬉しかったのだ。
わんわんわんわん!
声も違うが、最高な出来事を噛み締めていた。
ーーーーーーーーーーー
ナインは飽きれと呆然と感動を織り混ぜた感情の中にいた。
アイは今までの姿ではない姿を見せていた。
多分、こんなやついねーって言えるレベル。
不細工じゃなくて美人。
パーツだけでもって、貴女はっ。
ごめんね、不満あったのね。
赤らめた頬がキュンとしてしまう。
胸もありがたいDです!
お、拝んでおこう!手を合わせてしまう。
多分、レブルに目を付けられるレベルだな。
今までの中でも最高の機体とか。
何でも俺以外に壊せ無いとか。
無敵の女執事を目指したとか。
くっ、俺の隠していた性癖をついてきたか!
スカートも良いが、パンツ姿は最高なんですよ。
お尻のラインと太股から足先迄を服で表現されるのは、最強っす。ジーンズ履いて欲しいよねー。
後ろからニマニマして見ていたい。
だが!知られてはいけない!
張れても、知られていても、知らない振りをする男の矜持を解って欲しい!
[無理です。]
.....アイさん?
[マスターの好きな姿も理解していますから。]
!!!!!!
[確か、このポージングが好きでしたね。]
ぶしゅーーーー。
[これも。]
ばびゅーーーー。
[これも出来ます。]
「ああぁぁぁぁぁぁ!!」
ナインの名誉の為に終了ー(笑)
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