134 / 253
本章
ほんきはダメです
しおりを挟む
「ひゃほー!」
ナインはハシャイでいた。
初めてリミッターを外した肉体とスキルを好きなように使えるからだ。
獣国ではリミッターをかけるか魔力のみでの戦いがほとんどなので、実力が分からないでいたのだ。
今回は自由に戦えるので、剣を沢山使う予定なのだ。
冒険好きなのはゲームだけに留まらなかった前の人生を知らない。
ただ、拗れた中毒患者はテーブルトークを経て、単独キャンプを好み、仕事をしても休日の大半を秘境にキャンプをするようになり、長期の休みには世界各国に出向くキャンプをしていたのだ。結婚が出来ない過去も自分の趣味が講じてるとはナインには分からない事なのだ。
で、今回の相手はワームタイプなのだが、かなり狂暴になっている。
封印の関係が多いのだろうか、負の力が魔物に影響しているのだろう。
体長も大きくなってしまい、狩る以外に道がない。
まぁ、それよりも力を楽しんでいる。
走り、跳んでいたからだ。
魔物との距離も接触時間も速くなってしまっていたのはご愛敬。
「お、居たねー。」
宙に飛んでいた時に魔物を発見した。刀を抜き、臨戦態勢になっていた。
先ずは先制攻撃を行う為に斬撃を放つ。
「スキル『雷斬り』」
スキルを出すが余裕があるので、もう一つ、
「スキル『吹雪』」
のスキルを使った技をつかったのだ。
そして後悔をした。
「空の振りとスキルで大災害とかありえんよな。」
砂が氷に当てられ薔薇の花が沢山と咲いていた。氷で出来た薔薇の花が数キロも四方に広がっていた。
「やっぱりリミッターを付けないと行けないかな。」
寒さでなのか分からないが、涙を浮かべてしまう。実力を知るのは神界でやるかとため息をついた。
前神龍にアイから連絡がもたらされ、大慌てになるのは別のお話し。
転移が出来ないと不便な事が多いのた。
氷を溶かしてから身体を触れば回収出来るのだが、溶けなかったのだよ。普通の炎では。
おかげで、別の実験を兼ねた魔力調査をしてしまい、氷を溶ける温度は千度とか、砂を硬化出来るのが四千度でガラスは七千度で取り出す事が出来ると解るのだか、朝日が登ってしまい戻って皆に怒られてしまうのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神国では、首都は神都かみのみやこと読んでいる。
唯一の神が人を作り育てたとした教義がこの国の根本となっている。人以外は家畜の部類として奴隷を認めていたのだ。
『来世は人に生れる様に現世で人に尽くせ。』としている。
人は神に尽くすとして教会に尽くさせているのが実態である。
教会に教皇に尽くすとゆう図式を作りあげ、教皇の教えが神の言葉として伝わっているのだ。
神国の神。
イルミナを唯一神として崇めていた。信徒の国、イルミナ神国があるのだ。
イルミナの敵が邪神イグミサルなのだ。
神国では、邪神と戦い勝つ話しが出来ていた。
その邪神イグミサルを信仰しているのが皇国なのである。
名前もイグミサル皇国としていた。
イグミサル皇国は東と南は海で北に山脈を背負い西にサラニ砂漠があるので航海を主力に貿易をしていたのだ。良い国ではなく、皇族や王族、貴族が支配していたのだ。
そんな社会だが、神話はある。
何でも遥か昔にイルミナとイグミサルの兄妹神がいて、結婚をして沢山の子供を授かるのだが、その内争う様になり仲違いを起こすのだが、子供達がイルミナ側とイグミサル側に着いてしまい争いが拡大してしまう。勝負はつかないものの山を隔てて別れたそうだ。と伝わっている。
イグミサルの直系の子孫が皇国の皇帝をしているとなっている。
そんなボケナスに従っているのは神界でも変わりがないのだから今回の件は根が深いのだ。
そんな事も分からずに人の世界も動いていた。
この中に放り込まれるナインは不幸と思っていた。
もっとも、不幸になるのは誰なのかは.....
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ご免なさい。」
と謝ってます。
理不尽にも怒られてます。
テントを取られるわ、晩飯を供給するわ、酒を奢らされるわで大変だったし、襲ってくる予定も狩ったのにねー。
「聞いてるの!」
メアリさんが怒っているのですが、何故か子供の母親が揃って居ます。人工密度が増えているので暑いよね。
話の途中で氷を作ってしまう。
「心配したんだから。」
二時間の正座に抱いてくるメアリさん。
感動?
「いたたたたたたた!」
結果なんてこんなもんです。
痛みに耐えれないのが現実ですよ。
「おい!ここは無事か!」
の声が聞こえる。
「どうしたの大声出して、あんた?」
「おう、ナインは帰ってるのか?」
「帰ってるよ?」
「無事か!良かったー。」
ヘナヘナと座り込むガオンに、慰めるテトがいた。
「どうかしました?」
そこに、足がしびれた涙目のナインがテントから出てきた。
「いや、先程緑のキャラバンが来てたのだが、地面が割れていたと聞いてしまい、ナインが心配になって来てしまったのだよ。はー、無事で良かったよー。」
「よしよし。」
疲れた顔のガオンと心配してるテト、それを笑顔でみているメアリさん。
俺は絶賛冷や汗中だ。
薔薇は消去したけど、地面がそうなってるとは思っていませんでした!アイに確認を頼んで、親子を見てました。
ごめんよー。でも言わないでねー。的な事を心で願ってました。
[ピローン。報告。地面の亀裂は百二十三メーターに届いてました。被害状況は地下に封印も在りましたが、存在ごと消し飛びました。地面を直されるのなら魔法で直しますが?]
(よろしく頼みます。)
[肯定。]
やっちゃいましたね。
あはははは。
はーぁ。
ナインは疲れがどっと襲って来てしまい、その場で倒れて寝てしまったとさ。
ナインはハシャイでいた。
初めてリミッターを外した肉体とスキルを好きなように使えるからだ。
獣国ではリミッターをかけるか魔力のみでの戦いがほとんどなので、実力が分からないでいたのだ。
今回は自由に戦えるので、剣を沢山使う予定なのだ。
冒険好きなのはゲームだけに留まらなかった前の人生を知らない。
ただ、拗れた中毒患者はテーブルトークを経て、単独キャンプを好み、仕事をしても休日の大半を秘境にキャンプをするようになり、長期の休みには世界各国に出向くキャンプをしていたのだ。結婚が出来ない過去も自分の趣味が講じてるとはナインには分からない事なのだ。
で、今回の相手はワームタイプなのだが、かなり狂暴になっている。
封印の関係が多いのだろうか、負の力が魔物に影響しているのだろう。
体長も大きくなってしまい、狩る以外に道がない。
まぁ、それよりも力を楽しんでいる。
走り、跳んでいたからだ。
魔物との距離も接触時間も速くなってしまっていたのはご愛敬。
「お、居たねー。」
宙に飛んでいた時に魔物を発見した。刀を抜き、臨戦態勢になっていた。
先ずは先制攻撃を行う為に斬撃を放つ。
「スキル『雷斬り』」
スキルを出すが余裕があるので、もう一つ、
「スキル『吹雪』」
のスキルを使った技をつかったのだ。
そして後悔をした。
「空の振りとスキルで大災害とかありえんよな。」
砂が氷に当てられ薔薇の花が沢山と咲いていた。氷で出来た薔薇の花が数キロも四方に広がっていた。
「やっぱりリミッターを付けないと行けないかな。」
寒さでなのか分からないが、涙を浮かべてしまう。実力を知るのは神界でやるかとため息をついた。
前神龍にアイから連絡がもたらされ、大慌てになるのは別のお話し。
転移が出来ないと不便な事が多いのた。
氷を溶かしてから身体を触れば回収出来るのだが、溶けなかったのだよ。普通の炎では。
おかげで、別の実験を兼ねた魔力調査をしてしまい、氷を溶ける温度は千度とか、砂を硬化出来るのが四千度でガラスは七千度で取り出す事が出来ると解るのだか、朝日が登ってしまい戻って皆に怒られてしまうのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神国では、首都は神都かみのみやこと読んでいる。
唯一の神が人を作り育てたとした教義がこの国の根本となっている。人以外は家畜の部類として奴隷を認めていたのだ。
『来世は人に生れる様に現世で人に尽くせ。』としている。
人は神に尽くすとして教会に尽くさせているのが実態である。
教会に教皇に尽くすとゆう図式を作りあげ、教皇の教えが神の言葉として伝わっているのだ。
神国の神。
イルミナを唯一神として崇めていた。信徒の国、イルミナ神国があるのだ。
イルミナの敵が邪神イグミサルなのだ。
神国では、邪神と戦い勝つ話しが出来ていた。
その邪神イグミサルを信仰しているのが皇国なのである。
名前もイグミサル皇国としていた。
イグミサル皇国は東と南は海で北に山脈を背負い西にサラニ砂漠があるので航海を主力に貿易をしていたのだ。良い国ではなく、皇族や王族、貴族が支配していたのだ。
そんな社会だが、神話はある。
何でも遥か昔にイルミナとイグミサルの兄妹神がいて、結婚をして沢山の子供を授かるのだが、その内争う様になり仲違いを起こすのだが、子供達がイルミナ側とイグミサル側に着いてしまい争いが拡大してしまう。勝負はつかないものの山を隔てて別れたそうだ。と伝わっている。
イグミサルの直系の子孫が皇国の皇帝をしているとなっている。
そんなボケナスに従っているのは神界でも変わりがないのだから今回の件は根が深いのだ。
そんな事も分からずに人の世界も動いていた。
この中に放り込まれるナインは不幸と思っていた。
もっとも、不幸になるのは誰なのかは.....
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ご免なさい。」
と謝ってます。
理不尽にも怒られてます。
テントを取られるわ、晩飯を供給するわ、酒を奢らされるわで大変だったし、襲ってくる予定も狩ったのにねー。
「聞いてるの!」
メアリさんが怒っているのですが、何故か子供の母親が揃って居ます。人工密度が増えているので暑いよね。
話の途中で氷を作ってしまう。
「心配したんだから。」
二時間の正座に抱いてくるメアリさん。
感動?
「いたたたたたたた!」
結果なんてこんなもんです。
痛みに耐えれないのが現実ですよ。
「おい!ここは無事か!」
の声が聞こえる。
「どうしたの大声出して、あんた?」
「おう、ナインは帰ってるのか?」
「帰ってるよ?」
「無事か!良かったー。」
ヘナヘナと座り込むガオンに、慰めるテトがいた。
「どうかしました?」
そこに、足がしびれた涙目のナインがテントから出てきた。
「いや、先程緑のキャラバンが来てたのだが、地面が割れていたと聞いてしまい、ナインが心配になって来てしまったのだよ。はー、無事で良かったよー。」
「よしよし。」
疲れた顔のガオンと心配してるテト、それを笑顔でみているメアリさん。
俺は絶賛冷や汗中だ。
薔薇は消去したけど、地面がそうなってるとは思っていませんでした!アイに確認を頼んで、親子を見てました。
ごめんよー。でも言わないでねー。的な事を心で願ってました。
[ピローン。報告。地面の亀裂は百二十三メーターに届いてました。被害状況は地下に封印も在りましたが、存在ごと消し飛びました。地面を直されるのなら魔法で直しますが?]
(よろしく頼みます。)
[肯定。]
やっちゃいましたね。
あはははは。
はーぁ。
ナインは疲れがどっと襲って来てしまい、その場で倒れて寝てしまったとさ。
0
お気に入りに追加
905
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
催眠術師は眠りたい ~洗脳されなかった俺は、クラスメイトを見捨ててまったりします~
山田 武
ファンタジー
テンプレのように異世界にクラスごと召喚された主人公──イム。
与えられた力は面倒臭がりな彼に合った能力──睡眠に関するもの……そして催眠魔法。
そんな力を使いこなし、のらりくらりと異世界を生きていく。
「──誰か、養ってくれない?」
この物語は催眠の力をR18指定……ではなく自身の自堕落ライフのために使う、一人の少年の引き籠もり譚。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
嫌われ聖女さんはとうとう怒る〜今更大切にするなんて言われても、もう知らない〜
𝓝𝓞𝓐
ファンタジー
13歳の時に聖女として認定されてから、身を粉にして人々のために頑張り続けたセレスティアさん。どんな人が相手だろうと、死にかけながらも癒し続けた。
だが、その結果は悲惨の一言に尽きた。
「もっと早く癒せよ! このグズが!」
「お前がもっと早く治療しないせいで、後遺症が残った! 死んで詫びろ!」
「お前が呪いを防いでいれば! 私はこんなに醜くならなかったのに! お前も呪われろ!」
また、日々大人も気絶するほどの魔力回復ポーションを飲み続けながら、国中に魔物を弱らせる結界を張っていたのだが……、
「もっと出力を上げんか! 貴様のせいで我が国の騎士が傷付いたではないか! とっとと癒せ! このウスノロが!」
「チッ。あの能無しのせいで……」
頑張っても頑張っても誰にも感謝されず、それどころか罵られるばかり。
もう我慢ならない!
聖女さんは、とうとう怒った。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる