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本章
砂漠
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日差しが強い為、布で顔を隠している人々と馬車の群がゆっくりと移動している。
砂漠のなかを歩いているのだから、しょうがなかった。
ここは獣国から約一万八千キロ離れた場所で通称サラニ砂漠と呼ばれる場所で、東西約三千キロで南北約六千キロもある。
国家としての骨格もない、不毛な土地の為に国に狙われる事がないが、オアシスを巡って戦闘が多い土地ではある。人と魔物、人と人、魔物と魔物が争う地域だ。その為、人と魔物の共存もある。
その一つが馬である。
サラニ砂漠は魔物でも人間を襲わない珍しく平和的な馬がいる。
馬と云っても肥満な体型で、日差しに強く砂漠に特化した特殊な生物であった。
少しの水があれば良くて、数ヶ月に一度与えるだけで良い。飼い葉等も必要なく、何を食べて何の為に生息しているのかも謎な生き物となっている。
もちろん、人も魔物も襲わない程の大人しいが、馬としての能力は優れているのだ。
さて、この一行に空から向かって来る物体が墜ちてきたのは、昼休みの最中であった。
それはもう、レザーの如く一直線に来たのに驚き
、逃げたのだが間に合わずに巻き込まれてしまうのだ。
「キャー!」
爆心地からは衝撃波と土砂が当たり一面を覆った。回避不可能な事態なのに不思議と誰一人として無傷であった事に驚くしかなかった。
時間は掛かったが、爆心地には小さな子供が倒れていた。
とにかくこの子を連れてオアシスを目指したのである。
「しかし、この子はなんだろう。」
水が貴重な為に汚れを落とすことなく、馬車に転がされていた。
その日の晩にナインは目を覚ました。
[お疲れ様です、マスター。]
(何時だ、喉が渇いたようだ。声が出せない。)
右手に水が入ったコップが現れて、それを飲み干した。
[時間は午後8時25分です。]
「すーはー。」
何度か息をすると落ち着きを取り戻した。
何処からか焚き火の音が聞こえてきた。
お腹もぐーとなったので、飯を取り出すことにした。
何が良いのか悩んで、肉まんや角煮まんを取り出して食べていた。
もちろん、飲み物はウーロン茶である。
アイには向こうの様子を聞き、こちらの事も教えた。
が、アイさん。
知ってるなら教えてくれません?
恥ずかしじゃないか!
と、ムシャムシャと食べてますよ。
ふっと、気が付くと子供が此方を見ていました。
腹を空かしているのか指を咥えて涎まで溢れていました。そんな顔で見られたら、おっちゃんは困りますよ。
肉まんを一つ持ち、子供に向かって、
「食べる?」
聞いてしまいますよ。
ほっとけ?無理です。
子供に物欲しそうな顔を向けられ耐えれますか?
向こうもよじ登って来ました。
よじ登って?
ここ何処?
子供は肉まんを奪い取ると匂いを嗅いで口に一口入れて噛み締めてから一気に食べ出しました。
「あぁ、そんなに慌てて食べたらあかんやん。」
水が入ったコップを出す前に、子供が喉に詰まったのか胸を叩き出しました。
コップを渡して、喉の中を流さしました。
子供の咳を聞いて大人達が集まってきました。
「テト!大丈夫か!」
「おい、なんだこの匂い?」
「あれを見て!食べ物じゃない!?」
「おいおい、落ちて来た子が目を覚ましたぞ!」
と、まぁ賑やかになりましたわ。
男は子供を抱き抱えると、その背中を擦ってからナインを見ていた。
「起きたのか、お前の食料を分けて貰い感謝はするが、お前は誰だ?」
そうだよねー、貴殿方も誰ですかと聞きたいが此処が何処か知りましたから。
えぇ、アイさんに聞きましたよ。
あの管理者には、いつか御返しを考えておきましょうか。
「何処から来た?」
「うん。獣国って知ってるかい?」
「知らない。」
マジか!知られてないの!
「...遠くに来たな。名前はナインだ。」
頭が痛いよ。
「ナインか。では、何故天から落ちて来たのだ?」
「はっ?」
ラ○タ的なイベントでもあったのか?
詳しく聞いた。
アイから詳しく聞いてなかったのを後悔したね。
あの管理者は見つけ次第に大釜の刑に落とす!絶対に落とすからなー!
それで、以外と汚れていたことも納得できたわ。
「ありがとう。あー、貴方の名前は?」
「俺はガオン。青のオアシスのガオンだ。」
何か、時代がインディアンみたいな感じになるよ。てか何が青のーだよ。
ダサいけど、郷に入ればなのよね。
てか、何歳なんだ?
立ち上がり、外に出た。
少し寒いな。
てか、砂丘か?なんだ此処は?
「良く見たら、服もボロボロだな。」
炎を纏い、服を燃やした後に水魔法で温かい水球に包まれる。
効率良く空気を中に入れて、頭や身体を洗い汚れを落としていく。
水球と水分を消して、服を取り出して着ていた。
「ねーちゃん、裸になったらメッだよ!」
「えぇ!はっ、居たの?ごめんねー。」
とのやり取りをしているのに、誰も彼も一同に口をあんぐりと開けて固まっていた。
ガオンの手から離れたテトがナインに怒っていた。
「もー、お母さんが裸は見せたらダメって言ってたもん!」
「やー、ごめんごめん。汚れた体が嫌でついね。てか、お前も汚いな。向こうで洗うか?」
「えっ?今のできるの!する!テトするー!」
「はいはい。あのー、ガオンさん?」
「はっ!な、何かな。」
「向こうでテトをお風呂に入れても良いですか?」
「おふろ?えっ?ど、どうぞ。」
「分かりました。テトおいでー。向こうに行こー。」
「はーい!」
二人で離れた場所に行くが、大人達は何が起きているのか分からなかった。
ただ、黒い焦げた子供は金髪の美少女だと認識していた。
「ここで良いかな。準備するよ。」
簡易の見えない用の囲いテントを張り巡らして、砂に簀を敷き詰めると、そこにテトを手招きして招いた。
服を脱がして風呂に入れると言っても、水球だがな。髪を洗うが一度で汚れが落ちない。
「テト!風呂に入らないのか?」
「ふろ?分かんない。水浴びはするよ!これより冷たいけど、気持ちいいよ。」
「そうなんだ。」
何度か洗うと髪の汚れが落ちるので、リンスを馴染ませる。
汚れもそうだが髪のダメージも気になるからな。
洗い流して、身体を洗う。
けっ。
毛もないガキんちょに欲情しないぞ?
したら、ロリコンやがな。
女の耐性出来とるなー。
まぁ、昔から入れてるからな。
スポンジで洗う。
力は入れて洗わないと汚れが落ちないからな。
何度か洗い、泡が立つ頃に優しく丁寧に洗う。
汗をかいたので、後で俺も入り直すか。
身体も洗い流してから水気を消してあげる。
服や靴を倉庫から取り出す。
もちろん、汚れもほつれもない、補修済みの服や靴だ。
新品に間違う程の仕上がりに満足して着さす。
次いでにカシミアの服を重ね着させる。
「凄ーい!あったかーい!」
喜んでくれたな。
戻る様に言って、俺も汗を流すべく服を脱いで汗を流した。
それらを消して、テントも倉庫に戻して馬車に戻る。
大人達は、まだ立ったままでいた。
「終わりましたよ?」
「ああ。」
「おねーちゃん!こっちで寝よー!」
「はいはい。行きますよー。それでは。」
ペコリと頭を下げて、テトの後を追いかける。
取り敢えず寒くなりそうだから、湯タンポや防寒具など出すか。
と、考えながらゲルみたいなテントに入って行った。
「なー、俺は夢を見てる?」
「壮大な夢だよね。」
「飲み過ぎたんだ、寝よう。」
「うん。」
其々の寝場所に引っ込んで行った。
砂漠のなかを歩いているのだから、しょうがなかった。
ここは獣国から約一万八千キロ離れた場所で通称サラニ砂漠と呼ばれる場所で、東西約三千キロで南北約六千キロもある。
国家としての骨格もない、不毛な土地の為に国に狙われる事がないが、オアシスを巡って戦闘が多い土地ではある。人と魔物、人と人、魔物と魔物が争う地域だ。その為、人と魔物の共存もある。
その一つが馬である。
サラニ砂漠は魔物でも人間を襲わない珍しく平和的な馬がいる。
馬と云っても肥満な体型で、日差しに強く砂漠に特化した特殊な生物であった。
少しの水があれば良くて、数ヶ月に一度与えるだけで良い。飼い葉等も必要なく、何を食べて何の為に生息しているのかも謎な生き物となっている。
もちろん、人も魔物も襲わない程の大人しいが、馬としての能力は優れているのだ。
さて、この一行に空から向かって来る物体が墜ちてきたのは、昼休みの最中であった。
それはもう、レザーの如く一直線に来たのに驚き
、逃げたのだが間に合わずに巻き込まれてしまうのだ。
「キャー!」
爆心地からは衝撃波と土砂が当たり一面を覆った。回避不可能な事態なのに不思議と誰一人として無傷であった事に驚くしかなかった。
時間は掛かったが、爆心地には小さな子供が倒れていた。
とにかくこの子を連れてオアシスを目指したのである。
「しかし、この子はなんだろう。」
水が貴重な為に汚れを落とすことなく、馬車に転がされていた。
その日の晩にナインは目を覚ました。
[お疲れ様です、マスター。]
(何時だ、喉が渇いたようだ。声が出せない。)
右手に水が入ったコップが現れて、それを飲み干した。
[時間は午後8時25分です。]
「すーはー。」
何度か息をすると落ち着きを取り戻した。
何処からか焚き火の音が聞こえてきた。
お腹もぐーとなったので、飯を取り出すことにした。
何が良いのか悩んで、肉まんや角煮まんを取り出して食べていた。
もちろん、飲み物はウーロン茶である。
アイには向こうの様子を聞き、こちらの事も教えた。
が、アイさん。
知ってるなら教えてくれません?
恥ずかしじゃないか!
と、ムシャムシャと食べてますよ。
ふっと、気が付くと子供が此方を見ていました。
腹を空かしているのか指を咥えて涎まで溢れていました。そんな顔で見られたら、おっちゃんは困りますよ。
肉まんを一つ持ち、子供に向かって、
「食べる?」
聞いてしまいますよ。
ほっとけ?無理です。
子供に物欲しそうな顔を向けられ耐えれますか?
向こうもよじ登って来ました。
よじ登って?
ここ何処?
子供は肉まんを奪い取ると匂いを嗅いで口に一口入れて噛み締めてから一気に食べ出しました。
「あぁ、そんなに慌てて食べたらあかんやん。」
水が入ったコップを出す前に、子供が喉に詰まったのか胸を叩き出しました。
コップを渡して、喉の中を流さしました。
子供の咳を聞いて大人達が集まってきました。
「テト!大丈夫か!」
「おい、なんだこの匂い?」
「あれを見て!食べ物じゃない!?」
「おいおい、落ちて来た子が目を覚ましたぞ!」
と、まぁ賑やかになりましたわ。
男は子供を抱き抱えると、その背中を擦ってからナインを見ていた。
「起きたのか、お前の食料を分けて貰い感謝はするが、お前は誰だ?」
そうだよねー、貴殿方も誰ですかと聞きたいが此処が何処か知りましたから。
えぇ、アイさんに聞きましたよ。
あの管理者には、いつか御返しを考えておきましょうか。
「何処から来た?」
「うん。獣国って知ってるかい?」
「知らない。」
マジか!知られてないの!
「...遠くに来たな。名前はナインだ。」
頭が痛いよ。
「ナインか。では、何故天から落ちて来たのだ?」
「はっ?」
ラ○タ的なイベントでもあったのか?
詳しく聞いた。
アイから詳しく聞いてなかったのを後悔したね。
あの管理者は見つけ次第に大釜の刑に落とす!絶対に落とすからなー!
それで、以外と汚れていたことも納得できたわ。
「ありがとう。あー、貴方の名前は?」
「俺はガオン。青のオアシスのガオンだ。」
何か、時代がインディアンみたいな感じになるよ。てか何が青のーだよ。
ダサいけど、郷に入ればなのよね。
てか、何歳なんだ?
立ち上がり、外に出た。
少し寒いな。
てか、砂丘か?なんだ此処は?
「良く見たら、服もボロボロだな。」
炎を纏い、服を燃やした後に水魔法で温かい水球に包まれる。
効率良く空気を中に入れて、頭や身体を洗い汚れを落としていく。
水球と水分を消して、服を取り出して着ていた。
「ねーちゃん、裸になったらメッだよ!」
「えぇ!はっ、居たの?ごめんねー。」
とのやり取りをしているのに、誰も彼も一同に口をあんぐりと開けて固まっていた。
ガオンの手から離れたテトがナインに怒っていた。
「もー、お母さんが裸は見せたらダメって言ってたもん!」
「やー、ごめんごめん。汚れた体が嫌でついね。てか、お前も汚いな。向こうで洗うか?」
「えっ?今のできるの!する!テトするー!」
「はいはい。あのー、ガオンさん?」
「はっ!な、何かな。」
「向こうでテトをお風呂に入れても良いですか?」
「おふろ?えっ?ど、どうぞ。」
「分かりました。テトおいでー。向こうに行こー。」
「はーい!」
二人で離れた場所に行くが、大人達は何が起きているのか分からなかった。
ただ、黒い焦げた子供は金髪の美少女だと認識していた。
「ここで良いかな。準備するよ。」
簡易の見えない用の囲いテントを張り巡らして、砂に簀を敷き詰めると、そこにテトを手招きして招いた。
服を脱がして風呂に入れると言っても、水球だがな。髪を洗うが一度で汚れが落ちない。
「テト!風呂に入らないのか?」
「ふろ?分かんない。水浴びはするよ!これより冷たいけど、気持ちいいよ。」
「そうなんだ。」
何度か洗うと髪の汚れが落ちるので、リンスを馴染ませる。
汚れもそうだが髪のダメージも気になるからな。
洗い流して、身体を洗う。
けっ。
毛もないガキんちょに欲情しないぞ?
したら、ロリコンやがな。
女の耐性出来とるなー。
まぁ、昔から入れてるからな。
スポンジで洗う。
力は入れて洗わないと汚れが落ちないからな。
何度か洗い、泡が立つ頃に優しく丁寧に洗う。
汗をかいたので、後で俺も入り直すか。
身体も洗い流してから水気を消してあげる。
服や靴を倉庫から取り出す。
もちろん、汚れもほつれもない、補修済みの服や靴だ。
新品に間違う程の仕上がりに満足して着さす。
次いでにカシミアの服を重ね着させる。
「凄ーい!あったかーい!」
喜んでくれたな。
戻る様に言って、俺も汗を流すべく服を脱いで汗を流した。
それらを消して、テントも倉庫に戻して馬車に戻る。
大人達は、まだ立ったままでいた。
「終わりましたよ?」
「ああ。」
「おねーちゃん!こっちで寝よー!」
「はいはい。行きますよー。それでは。」
ペコリと頭を下げて、テトの後を追いかける。
取り敢えず寒くなりそうだから、湯タンポや防寒具など出すか。
と、考えながらゲルみたいなテントに入って行った。
「なー、俺は夢を見てる?」
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