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本章
管理者
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「すみませーん、誰か居ませんかー。」
不思議な空間にいると思う。
何となく、居ちゃダメな場所だよね?
本当に分からない場所だ。
人の世界なら、赤青と色が言える。
神達の場所なら白に。
多分、邪神とかの場所なら黒だな。
ここの色が言えない場所なんだな。
色が言えないのも、この色が言えないだけで、目に入る色の情報は多いかな。
黒で緑で赤で青で白で黄で黒で・・・・・・・・・・・・と言葉にすると難しいのだ。
昔、スプレーアートをした事があるけど、一瞬なら何個も色を重ねた感じが似ているよ。
うん、アート?
........。
「で!何処!?」
アイも出て来ないし、俺の心が持ちそうにありません!
たしけてー。
「あぁ、お待たせして済みません。」
声の方に振り向くと、黒のスーツを着た黒髪で七三分けで黒淵眼鏡をした、男がいた。
高そうなスーツではなくて、見覚えのある○山のスーツを着ている。
ちょっと、親近感を持ってしまったよ。
「恐れいります。」
「ひょ!」
なんで?考えてる事に答えてる!
「あ!申し訳ございません。此ぐらいはご愛嬌で♪」
「余り勝手に、心を読むのは嫌いなんだけど?」
「えぇ、知ってますよ。でも、些細な事です。」
「なッ!」
「まー、まー。怒らずに聞いて下さい。」
テーブルや椅子が現れるし、テーブルの上にティーセットも存在してた。
「どうぞ。落ち着くならこれで良いのでしたね。」
「はぁ。」
とにかく座ってからコップから何かしらの液体を飲む。
「...旨い。」
飲んだ事のない旨さと言うべきだろう。
「ありがとうございます。」
男はいつの間にか椅子に座っていた。
「それでですね、今回の事ですが、暫く転移の禁止のお知らせをしますね。」
「へっ?なんで?」
「はい。ナインさんは時の神より申告が出ています。神の力を行使は別に咎めませんが、時に関してはペナルティが発生します。と、言いましても内容を確認した所、ペナルティも減らさないと時の女神や上級神の処罰もかなりきつくなります。それだと仕事に支障が出るための処置となってます。」
「ふーむ、その罰はどんなもんです?」
「えぇ、取り敢えず転移の使用を2ヶ月停止と戻す場所を離れた場所、になりますね。」
「微妙な日数と微妙な罰ですね。」
「あっはははは。そうなんですよ。でも、神の業務を2ヶ月停止すると大変な事になりますし、彼方も停止中は牢屋行きですから。あ、時の女神と龍神には業務を追加しましたから。」
ナインは飲み物を飲んでから、
「なるほど、それで許せと言うのですね。管理者殿。」
「あれ!張れてました?」
「まぁ、そんな事が言える立場を考えたら、何となく予想がね。ま、当たるとは思いませんでしたが。」
「ふーむ。やっぱり張れてしまいましたか。それにしても他の異界の方々よりも、今回は中々の出来ですね。」
「他にも居たんですか!」
「えぇ、何人かは居ますよ。来て頂いた方には文化レベルを上げて貰うのですが、なかなか難しいですね。あ、申し訳ない時間ですね。」
「そうなんですか。」
「済みませんね、話も途中になりまして。」
「いえ、構いませんよ。」
「あ、そうだ!地上に出ている神は懲らしめも良いです。後、神を名乗る天使や、堕天や邪神は滅してくれませんか。あれの対応は面倒なんですよ。」
「やるだけで。」
「構いませんよ。本当に地上に出れた頃は楽しかったのですが、今では管理職ですよ。あ、今の上級神とか言ってるの、神ではなくて本当は天使ですから。バシバシやっても良いですよ。本当に役に立ちませんから。それと、時は使用しないで下さいね。次は厳粛にしないと面倒なんでね。それでは、また。」
「は、はぁ。」
管理者が消えてしまうと、ナインは気を失ってしまう。
意外な事を聞いてしまったナインは、『神が天使かよー。』程度に思ってしまった。
何処に飛ばされるのかも心配はしていなかったのも、2ヶ月の期限を知ったからだろう。
心配出来なかった事は反省しようと、後のナインが思うこととなるのであった。
不思議な空間にいると思う。
何となく、居ちゃダメな場所だよね?
本当に分からない場所だ。
人の世界なら、赤青と色が言える。
神達の場所なら白に。
多分、邪神とかの場所なら黒だな。
ここの色が言えない場所なんだな。
色が言えないのも、この色が言えないだけで、目に入る色の情報は多いかな。
黒で緑で赤で青で白で黄で黒で・・・・・・・・・・・・と言葉にすると難しいのだ。
昔、スプレーアートをした事があるけど、一瞬なら何個も色を重ねた感じが似ているよ。
うん、アート?
........。
「で!何処!?」
アイも出て来ないし、俺の心が持ちそうにありません!
たしけてー。
「あぁ、お待たせして済みません。」
声の方に振り向くと、黒のスーツを着た黒髪で七三分けで黒淵眼鏡をした、男がいた。
高そうなスーツではなくて、見覚えのある○山のスーツを着ている。
ちょっと、親近感を持ってしまったよ。
「恐れいります。」
「ひょ!」
なんで?考えてる事に答えてる!
「あ!申し訳ございません。此ぐらいはご愛嬌で♪」
「余り勝手に、心を読むのは嫌いなんだけど?」
「えぇ、知ってますよ。でも、些細な事です。」
「なッ!」
「まー、まー。怒らずに聞いて下さい。」
テーブルや椅子が現れるし、テーブルの上にティーセットも存在してた。
「どうぞ。落ち着くならこれで良いのでしたね。」
「はぁ。」
とにかく座ってからコップから何かしらの液体を飲む。
「...旨い。」
飲んだ事のない旨さと言うべきだろう。
「ありがとうございます。」
男はいつの間にか椅子に座っていた。
「それでですね、今回の事ですが、暫く転移の禁止のお知らせをしますね。」
「へっ?なんで?」
「はい。ナインさんは時の神より申告が出ています。神の力を行使は別に咎めませんが、時に関してはペナルティが発生します。と、言いましても内容を確認した所、ペナルティも減らさないと時の女神や上級神の処罰もかなりきつくなります。それだと仕事に支障が出るための処置となってます。」
「ふーむ、その罰はどんなもんです?」
「えぇ、取り敢えず転移の使用を2ヶ月停止と戻す場所を離れた場所、になりますね。」
「微妙な日数と微妙な罰ですね。」
「あっはははは。そうなんですよ。でも、神の業務を2ヶ月停止すると大変な事になりますし、彼方も停止中は牢屋行きですから。あ、時の女神と龍神には業務を追加しましたから。」
ナインは飲み物を飲んでから、
「なるほど、それで許せと言うのですね。管理者殿。」
「あれ!張れてました?」
「まぁ、そんな事が言える立場を考えたら、何となく予想がね。ま、当たるとは思いませんでしたが。」
「ふーむ。やっぱり張れてしまいましたか。それにしても他の異界の方々よりも、今回は中々の出来ですね。」
「他にも居たんですか!」
「えぇ、何人かは居ますよ。来て頂いた方には文化レベルを上げて貰うのですが、なかなか難しいですね。あ、申し訳ない時間ですね。」
「そうなんですか。」
「済みませんね、話も途中になりまして。」
「いえ、構いませんよ。」
「あ、そうだ!地上に出ている神は懲らしめも良いです。後、神を名乗る天使や、堕天や邪神は滅してくれませんか。あれの対応は面倒なんですよ。」
「やるだけで。」
「構いませんよ。本当に地上に出れた頃は楽しかったのですが、今では管理職ですよ。あ、今の上級神とか言ってるの、神ではなくて本当は天使ですから。バシバシやっても良いですよ。本当に役に立ちませんから。それと、時は使用しないで下さいね。次は厳粛にしないと面倒なんでね。それでは、また。」
「は、はぁ。」
管理者が消えてしまうと、ナインは気を失ってしまう。
意外な事を聞いてしまったナインは、『神が天使かよー。』程度に思ってしまった。
何処に飛ばされるのかも心配はしていなかったのも、2ヶ月の期限を知ったからだろう。
心配出来なかった事は反省しようと、後のナインが思うこととなるのであった。
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