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本章
やぼう
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サンガ連合が二国を残して降伏の知らせてがタイク帝国に入ったのは、レント国が降伏を入れて一ヶ月後になる。
タイク帝国は日々の話し合いで進行軍を監視できていると思っていた。
フォゴット将軍の部隊を除いた軍隊は纏まっていた報告まである。
しかし、メアート国とファグリーク国を攻め降した後は進行軍の二軍が勝手に動いたりして帝国も手綱が効かない感じもあるが、現段階では満足出来る戦禍ではあった。
新たな報告でエレブル国を降した事とレント国、ダクレ国、テレート国、ファント国の降伏までの知らせだった。
当然、帝国議会は喜んでいた。
予定の半年を待たずしてサンガ連合を手に入れたも当然であったからだ。
議会では、少ない兵力での進行が成功したことにより、ライラック王国の進行も決まったのだ。
進行軍十万の兵力を準備を始めてだしていた。
サンガ進行軍も特段事も言われず、王族の宝は帝国に送り、支配地盤も固めずに、その国々の方針に任せていた。
云わば国と王だけが消えて他はそのままなのであった。
兵に縁のあるものは恨みもあるが、日々の生活に追われているので反乱に結び付かない。
それに、民衆に対しての被害が少ないからもある。戦争に負けたら奴隷になっても当然の世界である。下手したら魔物の餌だってある。
人が少なくから助け合いなんて精神は希薄だ。親族や村や町等の結束はあるが、他者には冷たいのだ。
この分の振り分けもしてないから、混乱もしてない。
キチンと法の遵守や取り締まりをすれば、混乱になるのだ。
ミヒット副官の策略なのだが、一番の理由は帝国の文官がいないのだ。
侵略だけして統治不可能なのである。
不可能だが、勝手に経済は回っていた。
商人の国と云われるだけあって制限が無い分、商売繁盛なのである。
フォゴット将軍とミヒット副官は進行先を悩んでいた。順当にファフレミア国か、それとも属国に成り下がった元レイク王国か。
帝国も獣国を攻めたいがフォゴット将軍は行きたくない。
其れよりもファフレミア国を攻めたいとしていた。
「将軍、一軍と二軍から要請来てますよ。」
「知らん。ファフレミアを攻めたい。」
「要望ですかね。多分、楽に勝ちたいのでしょう。我が隊は一人も欠けておりませんからね。本国に凱旋しずらいですしね。」
「他も国を落としてるのにか?」
フォゴットはビンごとワインを一口飲むと、苦そうな顔をする。
「仕方ありませんよ。何にしても将軍程の武功は立ててませんからね。ブレット国を落として点数を稼がないと分け前が少なくなりますからね。」
「どうでも良いことを。対策は?」
「ありません。」
呆けた顔で副官を見てしまう。
「珍しいですね、将軍がそんな顔をするなんて。」
「ちっ。」
「将軍は将軍らしく、自由にした方が良いですから。」
「ふん。そろそろ、エルフも食べたくなったな。」
「そうですか。ま、宜しいのではないですか。」
「良し、攻めるか。」
そう言い残すと部屋を出ていった。
副官は頭を下げながら、他の事を考えていた。
冒険者の時よりも儲かる算段を建てていた。
フォゴットは部屋に戻っていた。
部屋には女達がまっている。
あられもない姿でフォゴットの服を脱がしていく。
ワインが入ったコップを熟女が渡し、背中に取りつく。
そのまま椅子に座ると大小の女達がその回りに取りついた。
「ファフレミアに行く。」
ワインを飲み干した。
「そうですか。私も連れて行ってくれますよね。」
熟女が言った。
「私もお願いね。」
膝に取りついた女がねだる。
「私もお願いねー。」
もう一人の幼女もねだってきた。
「今日で最後だな。」
フォゴットが呟くと、言葉を言ってなかった女の口を吸うとベッドに移った。
「ずるいー。私もー。」
女達が後に続いた。
それが最後の逢瀬とも知らないで楽しんでいた。
次の日、エレブルではフォゴット将軍のファフレミア国の進軍が発表があった。
民衆が沸き立っていたのだ。
その裏で、人知れず元王妃と元王女達が王を追って亡くなったのであった。
タイク帝国は日々の話し合いで進行軍を監視できていると思っていた。
フォゴット将軍の部隊を除いた軍隊は纏まっていた報告まである。
しかし、メアート国とファグリーク国を攻め降した後は進行軍の二軍が勝手に動いたりして帝国も手綱が効かない感じもあるが、現段階では満足出来る戦禍ではあった。
新たな報告でエレブル国を降した事とレント国、ダクレ国、テレート国、ファント国の降伏までの知らせだった。
当然、帝国議会は喜んでいた。
予定の半年を待たずしてサンガ連合を手に入れたも当然であったからだ。
議会では、少ない兵力での進行が成功したことにより、ライラック王国の進行も決まったのだ。
進行軍十万の兵力を準備を始めてだしていた。
サンガ進行軍も特段事も言われず、王族の宝は帝国に送り、支配地盤も固めずに、その国々の方針に任せていた。
云わば国と王だけが消えて他はそのままなのであった。
兵に縁のあるものは恨みもあるが、日々の生活に追われているので反乱に結び付かない。
それに、民衆に対しての被害が少ないからもある。戦争に負けたら奴隷になっても当然の世界である。下手したら魔物の餌だってある。
人が少なくから助け合いなんて精神は希薄だ。親族や村や町等の結束はあるが、他者には冷たいのだ。
この分の振り分けもしてないから、混乱もしてない。
キチンと法の遵守や取り締まりをすれば、混乱になるのだ。
ミヒット副官の策略なのだが、一番の理由は帝国の文官がいないのだ。
侵略だけして統治不可能なのである。
不可能だが、勝手に経済は回っていた。
商人の国と云われるだけあって制限が無い分、商売繁盛なのである。
フォゴット将軍とミヒット副官は進行先を悩んでいた。順当にファフレミア国か、それとも属国に成り下がった元レイク王国か。
帝国も獣国を攻めたいがフォゴット将軍は行きたくない。
其れよりもファフレミア国を攻めたいとしていた。
「将軍、一軍と二軍から要請来てますよ。」
「知らん。ファフレミアを攻めたい。」
「要望ですかね。多分、楽に勝ちたいのでしょう。我が隊は一人も欠けておりませんからね。本国に凱旋しずらいですしね。」
「他も国を落としてるのにか?」
フォゴットはビンごとワインを一口飲むと、苦そうな顔をする。
「仕方ありませんよ。何にしても将軍程の武功は立ててませんからね。ブレット国を落として点数を稼がないと分け前が少なくなりますからね。」
「どうでも良いことを。対策は?」
「ありません。」
呆けた顔で副官を見てしまう。
「珍しいですね、将軍がそんな顔をするなんて。」
「ちっ。」
「将軍は将軍らしく、自由にした方が良いですから。」
「ふん。そろそろ、エルフも食べたくなったな。」
「そうですか。ま、宜しいのではないですか。」
「良し、攻めるか。」
そう言い残すと部屋を出ていった。
副官は頭を下げながら、他の事を考えていた。
冒険者の時よりも儲かる算段を建てていた。
フォゴットは部屋に戻っていた。
部屋には女達がまっている。
あられもない姿でフォゴットの服を脱がしていく。
ワインが入ったコップを熟女が渡し、背中に取りつく。
そのまま椅子に座ると大小の女達がその回りに取りついた。
「ファフレミアに行く。」
ワインを飲み干した。
「そうですか。私も連れて行ってくれますよね。」
熟女が言った。
「私もお願いね。」
膝に取りついた女がねだる。
「私もお願いねー。」
もう一人の幼女もねだってきた。
「今日で最後だな。」
フォゴットが呟くと、言葉を言ってなかった女の口を吸うとベッドに移った。
「ずるいー。私もー。」
女達が後に続いた。
それが最後の逢瀬とも知らないで楽しんでいた。
次の日、エレブルではフォゴット将軍のファフレミア国の進軍が発表があった。
民衆が沸き立っていたのだ。
その裏で、人知れず元王妃と元王女達が王を追って亡くなったのであった。
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